▼目次 – 韓国代表選手一覧 【1.投手】 【2.捕手】 【3.内野手】 【4.外野手】 【5.監督・コーチ】 【6.辞退した選手】 |
続きを読む アジアプロ野球チャンピオンシップ2023 ③韓国代表
カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023 という大会が今日(11月16日)から開催される。今大会には現在メジャー契約の選手は出場しないが、今後WBCやプレミア12などの選手名鑑を作成する予定なので、練習の意味合いも込めて急遽公開することとした。各国のロスター入りメンバーを選手名鑑らしく紹介していきたい。
▼目次 – 台湾代表選手一覧 【1.投手】 【2.捕手】 【3.内野手】 【4.外野手】 【5.監督・コーチ】 【6.辞退した選手】 |
続きを読む アジアプロ野球チャンピオンシップ2023 ①台湾代表
WBC開催まであと1カ月少し。本戦参加国の代表メンバーが徐々に固まってきた。MLB名鑑.comは選手名鑑という位置づけなので、各国のロスター入りメンバーを選手名鑑らしく紹介していきたい。
まずは合宿参加メンバーが先んじて決まった台湾代表から順次アップロードしていく。
プールA |
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1.台湾 https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster01/
2.オランダ https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster02/ 3.キューバ https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster03/ 4.イタリア https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster04/ 5.パナマ https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster05/ |
プールB |
6.日本
7.韓国 https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster07/ 8.オーストラリア https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster08/ 9.中国 https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster09/ 10.チェコ |
プールC |
11.アメリカ https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster11/
12.メキシコ https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster12/ 13.コロンビア 14.カナダ 15.イギリス |
プールC |
16.プエルトリコ https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster16/
17.ベネズエラ https://mlbmeikan.com/wbc2023-roster17/ 18.ドミニカ共和国 19.イスラエル 20.ニカラグア |
by【MLB名鑑.com専属コラムニスト】デッドボーラー
現地7月19日20:00(日本時間20日午前9:00)にドジャースタジアムで行われるオールスターゲームの出場選手が出揃いました。
2020年のオールスターゲームがドジャースタジアムでの開催予定でしたが、新型コロナにより中止になったことで改めて2022年の開催地となっています。
投票の仕組みが変わったほか、”レガシー・セレクション”の出場枠が作られました。アルバート・プーホルスとミゲル・カブレラの2人がこれまでの成果を称えられ、両リーグの”33番目の男”として選出されました。これでプーホルスは12回目、カブレラは11回目のオールスター選出です。
Embed from Getty Imagesア・リーグ
▼野手
先発出場(ファン投票で選出)
捕手:アレハンドロ・カーク (TOR)
一塁:ブラディミール・ゲレーロJr. (TOR)
二塁:ホゼ・アルトゥーベ (HOU)
三塁:ラファエル・ディバース (BOS)
遊撃:ティム・アンダーソン (CWS)
外野:アーロン・ジャッジ (NYY)…ア・リーグ最多得票
外野:マイク・トラウト (LAA)
外野:ジャンカルロ・スタントン (NYY)
指名:大谷翔平 (LAA)
レガシー・セレクション
指名:ミゲル・カブレラ (DET)
ベンチ入り
捕手:ホゼ・トレビーノ (NYY)
一塁:ルイス・アラエス (MIN)
二塁:アンドレス・ヒメネス (CLE)
三塁:ホゼ・ラミレス (CLE)
遊撃:ザンダー・ボガーツ (BOS)
遊撃:コーリー・シーガー (TEX)…代替選出
外野:バイロン・バクストン (MIN)
外野:カイル・タッカー (HOU)
外野:ジョージ・スプリンガー (TOR)…ケガにより辞退
外野:アンドリュー・ベニンテンディ (KC)
外野:フリオ・ロドリゲス (SEA)
指名:ヨーダン・アルバレス (HOU)…ケガにより辞退
指名:J.D.マルティネス (BOS)…代替選出
▼投手
スターター
・シェーン・マクラナハン (TB)
・ジャスティン・バーランダー (HOU)
・アレック・マノーア (TOR)
・ネスター・コルテスJr. (NYY)
・ゲリット・コール (NYY)
・大谷翔平 (LAA)
・ポール・ブラックバーン (OAK)
・マーティン・ペレス (TEX)
・フランバー・バルデス (HOU)
リリーバー
・クレイ・ホームズ (NYY)
・エマニュエル・クラッセ (CLE)
・ホルヘ・ロペス (BAL)
・グレゴリー・ソト (DET)
ナ・リーグ
▼野手
先発出場(ファン投票で選出)
捕手:ウィルソン・コントレラス (CHC)
一塁:ポール・ゴールドシュミット (STL)
二塁:ジャズ・チザムJr. (MIA)
三塁:マニー・マチャド (SD)
遊撃:トレイ・ターナー (LAD)
外野:ロナルド・アクーニャJr. (ATL) …ナ・リーグ最多得票
外野:ジョク・ピーダーソン (SF)
外野:ムーキー・ベッツ (LAD)
指名:ブライス・ハーパー (PHI)…ケガにより辞退
レガシー・セレクション
一塁:アルバート・プーホルス (STL)
ベンチ入り
捕手:トラビス・ダーノウ (ATL)
一塁:ピート・アロンソ (NYM)
一塁:C.J.クロン (COL)
二塁:ジェフ・マクニール (NYM)
三塁:ノーラン・アレナド (STL)
遊撃:ダンズビー・スワンソン (ATL)
外野:カイル・シュワーバー (PHI)
外野:スターリング・マーティ (NYM)
外野:イアン・ハップ (CHC)
外野:ホアン・ソト (WSH)
指名:ウィリアム・コントレラス (ATL)…ハーパーに替わりスタメン出場
指名:ギャレット・クーパー (MIA)…代替選出
▼投手
スターター
・サンディ・アルカンタラ (MIA)
・コルビン・バーンズ (MIL)
・ジョー・マスグローブ (SD)
・マックス・フリード (ATL)
・トニー・ゴンソリン (LAD)
・ルイス・カスティーヨ (CIN)
・クレイトン・カーショウ (LAD)
・カルロス・ロドン (SF)…代替選出
リリーバー
・ジョシュ・ヘイダー (MIL)…家族の事情により辞退
・エドウィン・ディアス (NYM)
・ライアン・ヘルズリー (STL)
・デービッド・ベドナー (PIT)
・ジョー・マンティプリー (ARI)
ファン投票で選出されたブライス・ハーパーはデッドボールを受けて骨折しており、ウィリアム・コントレラスが先発出場することになりました。兄のウィルソン・コントレラスもファン投票で選ばれているため、史上5組目の兄弟同時先発出場となる見込みです。
<MLB名鑑.com専属コラムニスト>デッドボーラー
デッドボーラーです!
今季の阪神タイガースにはスアレスとロハス、マルテという助っ人がいました。メジャーリーグには同じラストネームの選手が複数いるので、名前繋がりで紹介していきたいと思います。
◆エウヘニオ・スアレス
Embed from Getty Imagesシンシナティ・レッズのサードを守る主砲。2019年にベネズエラ人最多記録の49本塁打を放ち、2014年のメジャーデビューから6年連続でホームラン数を伸ばしました。ここ2年は低調で、特に今季は打率.200を下回りWARもマイナスを記録してしまいました。昨年レッズがショートの補強に失敗し、スアレスにショートを守らせる”暴挙”に出たことが悪影響を及ぼしたのかもしれません。
Embed from Getty Imagesエンゼルスの先発ローテーションに踏みとどまったサウスポーです。一昨年は派手に打ち込まれてDFA寸前の立場でしたが、ロングリリーフからやり直した昨季は8勝8敗・防御率3.75と予想以上の活躍を見せました。ベネズエラ出身。
Embed from Getty Images昨季100イニング強を投げて防御率1.36の好成績を治めたフィリーズの期待の左腕です。どの球種も同じ腕の振りからコントロールされた球を投げられるのが強みです。今季は1年通しての活躍を期待されていますが、打たれた場合は隔年投手と揶揄されてしまうかもしれません。ベネズエラ出身。
Embed from Getty Imagesマーリンズのキャプテン的存在のショート。2020年にリーダーだったマーティン・プラドの引退後、人望があるため自然とプラドの後継者に納まりました。短縮シーズンの2020年は打撃好調でOPS.888を記録しましたが、昨季は例年通り3割台の長打率に戻ってしまいました。
Embed from Getty Imagesザック・グレインキーのトレード要員としてダイヤモンドバックス入り。様々なポジションを守りながら出場機会を確保しています。アリゾナ育ちですがハワイの大学に通いました。
Embed from Getty Images5ツールプレーヤーとして一線級の活躍をしている外野手です。2019年までパイレーツに所属していました。センターを守れる外野手で一番の人気物件になっていて、ここ2年はシーズン途中でコンテンダーに引き抜かれています。今季は両リーグ最多の47盗塁を記録しましたが、ホームランは12本。かつては30-30を期待された時期もありましたがパワー面で難しくなってきました。また、30代中盤に差し掛かっているので2年後にはレフトへ移っているでしょう。
◆ケテル・マーテイ
Embed from Getty Images2019年に32本塁打・OPS.981を記録したダイヤモンドバックスの主軸。2021年は春先に右ハムストリングを痛めて長期離脱のせいで90試合出場にとどまりましたが、2年ぶりの打率3割超え・OPS9割超えを達成して2019年がフロックでなかったことを証明しました。セカンドとセンターを守れるのも魅力です。110敗を喫したDバックスは今年も負け越しそうですので、来年は秋には違うユニフォームを着て打棒を打棒を振るっているでしょう。
<MLB名鑑.com専属コラムニスト> デッドボーラー
◆ホゼ・ピレラ (三星ライオンズ)
Embed from Getty Images ピレラは2020年に広島カープに所属していた二塁手兼外野手です。ホームランバッターではありませんが広角に長打を打つ能力があります。明るく真面目な人格者で、カープを退団後、帰国する日にカープの主力選手たちが空港まで見送りに来たエピソードがあります。
今季は打率.284・28本塁打・95打点・OPS.847を記録し、バッティングは今でもAAA卒業レベルにあることを示しました。2022年は三星ライオンズから契約延長を勝ち取りましたが、次も好成績を残せば再来年は春季キャンプ招待選手か日本球界復帰を果たしているのではないでしょうか?
◆アリエル・ミランダ (斗山ベアーズ)
Embed from Getty Imagesミランダはソフトバンクで投げていたこともあるキューバ出身の先発投手です。2021年に斗山ベアーズと契約を交わし、シーズンではエース級のピッチングを披露しました。最優秀防御率と最多奪三振の二冠に輝き、元ヤクルトのデービッド・ブキャナンと最多勝争いを繰り広げる大活躍。特に225奪三振は37年ぶりにKBO歴代最多を更新する好成績となりました。
メジャーで最後に投げたのは2017年。マリナーズでローテーション投手でしたが、ア・リーグワースト2位の37ホーマーを被弾。球威不足を嫌われて大リーグを追われています。今回の大活躍によって、メジャーは無理でも日本の球団から声がかかるはずです。
ちなみに、韓国に来る前年はCPBL(台湾プロ野球)でプレーしたため3大アジアプロ野球を制覇したことになりますが、これはキューバ人では初めての快挙(?)です。
◆オドリサマー・デスパイネ (KTウィズ)
Embed from Getty Images デスパイネはメジャーで6年プレー経験があるベテラン右腕です。ソフトバンクのあのデスパイネと同じキューバ出身ですが血縁関係はありません。メジャー1年目の2014年はパドレスで16先発して防御率3.36と健闘しましたが、それ以降は成績を落とし、メジャーに定着することができませんでした。2020年から韓国でプレーする道を選び、KTウィズと契約を結びました。今季はエース格としてリーグ最多の33先発・188.2/3イニングを投げ、チーム創成以来初めてのチャンピオンに貢献しました。ちょっとだけ顔がデービッド・オルティスに似ています。
コントロールは悪くなく球種も豊富ですが空振りが取れる球種がなく、粘られるとフォアボールを出す傾向にあります。そのためメジャーで重要視されるK/BB(奪三振÷与四球)が低くなりがちで、今後のMLB復帰の障壁になっています。ただ、NPBに来れば140km/h前半のシンカーと110~125km/hの多彩な変化球で打者を翻弄できるのではないでしょうか?
なお、ヒザを高く上げる投げ方はキューバの至宝オーランド・ヘルナンデスを意識している、とデッドボーラーは勝手に解釈しています。。
◆ウィルマー・フォント (SSGランダース)
フォントはベネズエラ出身の先発・リリーフどちらもこなす右投げ投手です。まだ31歳ですが2006年にプロ入りしています。2012年にメジャーデビューしたあとは色々渡り歩いていて、独立リーグに在籍したこともあります。
昨年オフにSKワイバーンズ(現SSGランダース)入りを決めたフォントは、25試合すべて先発登板し8勝5敗・防御率3.46を記録。145回2/3に対して157奪三振、45与四球に抑えました。5回持たずに降板したのは2試合しかなく、1度だけ5点を取られた試合があるだけでそれ以外は4失点以内に抑えました。球数も1試合平均100球以上を投げ、フォントの安定したピッチングは主力の先発投手が相次いで故障離脱したSSGを救いました。
今でも150km/h以上のファストボールを投げていますので、まだまだ一線級でプレーできる力はあるはずです。
◆ニック・キンガム (ハンファ・イーグルス)
Embed from Getty Images キンガムはかつてピッツバーグ・パイレーツで将来の先発ローテ候補として期待されていた投手でした。メジャー公式の有望株ランキング100位以内にランクされたことがあるほどで、2018年のデビュー戦は7回途中までノーヒットピッチングの素晴らしい内容で初先発初勝利を挙げましたが、良かったのは最初だけ。同年の成績は18試合(先発15試合)・5勝7敗・防御率5.21に終わり、翌年シーズン中に解雇されると2020年から韓国SKワイバーンズでプレーすることになりました。
SKではヒジの故障で2試合しか登板できず解雇されましたが、ハンファ・イーグルスと契約を結び直した2021年はケガが癒えて10勝を挙げました。かつての期待値を考えるとKBOでは勿体ない投手ですので、圧倒的な成績を残してメジャー復帰を目指してほしいところです。
◆マイク・モンゴメリー (元 三星ライオンズ)
Embed from Getty Imagesモンゴメリーは2015年のロイヤルズ時代にワールドシリーズ優勝投手になったサウスポーです。今年から韓国に渡りましたがKBOがよほど肌に合わなかったのか、登板すればフォアボールを連発。最後はボークの判定にブチ切れ、主審にロジンバッグを投げつけて彼のKBOシーズンは終わりました。2022年は韓国以外のどこかでプレーすることになりますが、球威はそれほど落ちていないので環境が変わればまだやれるはず!
◆ウィル・クレイグ (キウム・ヒーローズ)
クレイグは長打が魅力の一塁手ですが、まずい守備を披露して全米の注目を浴びてしまいました。クレイグの名前を知らなくても問題のシーンなら覚えている人は少なくないはず。誰にでも失敗あるものなのに、懸命にプレーする若者が面白おかしくメディアに取り上げられて気の毒でした。
ところで、クレイグが所属していたキウム・ヒーローズは、空いた外国人枠に阪神タイガースのジェリー・サンズの再獲得を目指していると噂されています。もともとサンズはキウム時代の2018年、打点王に輝いたことでNPBに栄転した選手です。クレイグがタイガースに加入して、サンズとの交換トレードのようになれば面白いですよね?!
<文責:【MLB名鑑.com専属コラムニスト】デッドボーラー>
初めまして!デッドボーラーといいます。
このたび、MLB名鑑.comの専属コラムニストとして特集記事を執筆することになりました。野球好きだけどメジャーはちょっと… 外国人は覚えられない… といった方を中心に、メジャーリーグに興味を持ってもらえるような記事を書きたいと思います。
更新頻度は気まぐれになりそうですが、どうぞ宜しくお願いします。
さて、特集第1弾は、発音が難しいメジャーリーガーです。外国人の名前って難しいですよね。どう発音すればいいのか分からない選手を紹介したいと思います。
●DJ LeMahieu (ニューヨーク・ヤンキース)
Embed from Getty ImagesDJ・ルメイヒューは2019年からヤンキースでプレーしている巧打巧守の内野手です。ロッキーズ在籍時に首位打者に輝くなど実績を残しましたが、FA移籍したヤンキースでも欠かせない存在になりました。昨年首位打者になったことで、1900年以降では両リーグで首位打者になった初のメジャーリーガーとなりました。
MLB名鑑.comではルメイヒューに統一しておりますが、他サイトではルメイユ、ラメーヒューなどと表記されることもあります。
●Marc Rzepczynski (フリーエージェント)
Embed from Getty Images日本ではゼプチンスキーと訳されているリリーフ左腕です。インディアンス時代にテリー・フランコーナ監督から発音できないよと言われたことがあるそうです。左殺しのスペシャリストなので、2020年に適用された時短政策のせいで市場価値が下がり、最近はメジャーの舞台から遠ざかっています。
●Isiah Kiner-Falefa (テキサス・レンジャース)
Embed from Getty Imagesアイザイア・カイナー=ファレファはハワイのオアフ島出身の内野手です。2021年はショートを守りましたが球団がマーカス・セミエンとコーリー・シーガーを相次いで獲得したことにより、来季はサードとしてプレーすることになりそうです。メジャーデビュー当初はキャッチャーとして出場していました。アイザイアがマスクを被っていた試合でオースティン・ビベンズ=ダークスがマウンドに上がった時は、MLB史上初めて”ハイフン入り同士のバッテリー”が誕生したと話題になりました。元広島カープのキラ・カアイフーのように、ハワイの人は特徴的な名前が多いですね。
●Mark Grudzielanek
Embed from Getty Images現役選手ではありませんが、マーク・グルジラネックは1990年代後半~2000年代に活躍した元遊撃手・二塁手でした。グルジラネックの他にグラジラーネク、グレサローニクなどと訳されていました。殿堂入りこそしていませんが、通算5度の打率3割やゴールドグラブ賞などの輝かしい実績があり、サイクルヒットを達成したこともあります。2019年までホワイトソックス傘下のAAAシャーロット・ナイツで監督を務めていました。
なお、筆者デッドボーラーがもっとも発音が難しいと思ったのがこの選手。
●Kungkuan Giljegiljaw
読めませんよ。カンカン・ギリギラウ(?)は台湾原住民族の血を引くキャッチャーです。以前は台湾人っぽく朱立人(Li-Jen Chu)と名乗っていましたが、2019年にパイワン族の名前に変更しました。2020年に招待選手としてインディアンスのスプリングトレーニングで開幕メジャーロースター入りを争っていた矢先、新型コロナで開幕戦が延期に。先行きが見通せないなか、台湾国内リーグでプレーすることを選び、帰国してしまいました。
先述のSTではオープン戦でタイムリーを放つなど結果を残しつつあり、通常のシーズンであれば年内にメジャーデビューもあり得ただけに残念に思っています。
いかがでしたか?また記事を書きますので是非読みに来てください!
ドミニカ共和国戦で最終回に辛うじて逆転勝ちした侍ジャパン。次に当たるのはメキシコ代表。レベルの高い国内リーグを擁していて、最近では国を挙げて国際大会に力を入れてきており、侮れない相手だ。MLB名鑑.comでは今大会の注目すべき選手をピックアップしてみた。
Embed from Getty Images◆マニー・バニュエロス(先発)
10年以上前にヤンキースの有望株だったサウスポー。かつてMLB公式の有望株ランキング全体13位に入ったほど期待されていた。2012年のトミー・ジョン手術以降は輝きが失われてしまった。2019年に4年ぶりのメジャー復帰を果たしたが、ある試合では先頭から8人打ち取った後10打席連続被安打を浴びるなど、戦力になることはなかった。2020年に台湾リーグ入りしたが今オリンピックに出る目的でメキシカンリーグに移籍した。
◆テディ・スタンキビッチ(先発)
レッドソックスに2巡目指名で入団し有望株扱いされたが一度もメジャー昇格できず。2020年は台湾に活躍の場を求めた。統一ライオンズで登録名『泰迪』としてプレー。台湾2年目の今季は7先発・6勝1敗・防御率1.07と無双していたが、バニュエロスと同様に東京オリンピックに出るためにシーズン途中で台湾を離れた。プロに入るまで、生まれつき右の胸筋が無いことに気付かなかった。
◆ オリバー・ペレス(リリーフ)
メジャー歴19年の大ベテラン。メジャーデビューは2002年で初めて投げた相手打者はイチローだった。キャリアの前半は荒れ球系スターターとして3度の2桁勝利。後半はリリーフに転身して7年連続50試合以上登板を果たしている。今年も4月下旬にDFAとなるまでメジャーで投げていた。全盛期よりだいぶ球速は落ちたがスライダーの威力は健在。国際試合の経験も豊富でWBCには全大会に出場している。第3回大会(2013年)のメキシコ対カナダ戦では大乱闘の当事者として退場処分を受けた。
◆アリ・ソリス(捕手)
ここ数年カリビアンシリーズに毎年出場している守備型捕手。メキシコ代表はソリスと若手アレクシス・ウィルソンの2人体制でソリスがスタメンマスクをかぶる模様。20代後半になってから送球が安定しだし、マイナー時代の盗塁阻止率は33%、それ以外の海外リーグでは45%。今年もメキシカンリーグで44%と肩に衰えは見られない。メジャーリーグには2012・14年に昇格しているが通算10打数無安打6三振。
◆エイドリアン・ゴンザレス(指名打者/一塁手)
東京オリンピック全選手のなかで最大のレジェンド。打撃タイトルは打点王1回のみだが、オールスター5回出場・シルバースラッガー賞2度・ゴールドグラブ賞4度受賞の輝かしい実績を残している。2018年に引退したがオリンピックにあわせて3年ぶりに現役復帰。打高投低なメキシカンリーグではあるが打率3割・OPS9割以上を記録している。兄のエドガーは元巨人。
◆エフレン・ナバーロ(一塁手/外野手)
阪神タイガースで2018年途中から1年半プレーした一塁手。阪神では外国人枠の兼ね合いもあり不本意な結果に終わったが、打撃と一塁守備の実力は確かだ。外野両翼も平均レベルに守れる。対左投手相手の方が打率が高いが対右相手は長打が出る傾向にある。
◆ダニー・エスピノーザ(内野手)
ショートが本職の守備力がうまい内野手。セカンドも◎。東京オリンピックではショートのスタメンと予想される。メジャーで24本塁打を放ったシーズンがあるなどパワー面は問題ないが、フリースインガーで外角の変化球が弱点なのは一向に改善されない。カリフォルニア生まれだが親がメキシコにルーツがあり、国際大会にはメキシコ代表としてプレーしたいと語っている。
◆ジョーイ・メネセス(外野手/一塁手)
2019年にオリックス・バファローズに入団するが、ドーピングが発覚して退団してしまった。ただし実力の面では問題なく、薬物違反がなければ好成績を残していたかもしれない。2021年はレッドソックス傘下のAAに所属している。守れるポジションは両翼と一塁手。
上記のほかにもメジャー通算496試合登板のリリーフ右腕フェルナンド・サラス、ブランドン・レアードの辞退で代替選出された好守好打のライアン・ゴインズなどの実力者や、元メジャー経験者で独立リーグ・茨城アストロプラネッツのセサール・バルガス、元広島カープのラミロ・ペーニャといった日本に馴染みがある選手がいる。
一方で大会直前の20日にヘクター・ベラスケスとサミー・ソリスの2投手が新型コロナ感染により辞退することに。2投手とも比較的若いうえにメジャーで実績があり、来日していれば主力になるはずだっただけに残念だ。
7/31(土)に侍ジャパンと対戦する前に7/30にドミニカ共和国対メキシコ戦が行われる。それぞれバニュエロスかスタンキビッチのどちらかが先発登板し、早めの継投で強力リリーフ陣を注ぎ込んで来るだろう。初めてのメダル獲得を目指すメキシコ代表を返り討ちにできるか注目したい。
ベースボーラー <MLB名鑑.com専属コラムニスト>
大谷翔平のフィーバーに隠れてしまっているが、いよいよ東京オリンピック2021の開幕が近づいてきた。野球の参加国は6チームしかないうえ、メジャーのロースター入りしている選手は派遣されないなど、少々寂しい大会となりそうだ。それでも実績充分な元メジャーリーガーや、将来大物になりそうな有望株が多く出場予定である。MLB名鑑.comでは今大会の注目すべき選手をピックアップしてみた。
◆シメオン・ウッズ・リチャードソン(先発投手)
高卒でプロ入りしてから毎年評価を上げ、今年はメジャー公式サイトの有望株TOP100に選出された。メッツから2018年に指名されて入団したが翌年マーカス・ストローマンの交換要員としてブルージェイズに移籍した。背中のユニフォームに”WOODS RICHARDSON”の15文字が刺繍されれば、ジャロッド・サルタラマッキア(Saltalamacchia)を抜いてメジャー史上最長となる。
◆スコット・カズミアー(先発投手)
デビルレイズがお荷物球団だった時代にチームを支えた元エース。「マネー・ボール」の舞台となった2002年ドラフトの1巡目・全体15位指名でプロ入りしており、作品に名前が登場している。若手の頃はフォーシームで押すパワーピッチャーだったが技巧派に転身して現役を続けている。2度も独立リーグで投げた時期がある苦労人で、2021年はジャイアンツ傘下のAAAにいるが、5月に5年ぶりのメジャー復帰を果たした。
◆マーク・ゼプチンスキー(中継ぎ投手)
メジャー7球団で通算506試合に登板実績のある、かつての左殺しのスペシャリスト。MLBでは2020年から投手交代のルール変更があり、左のワンポイントリリーフが使いづらくなったことでゼプチンスキーのメジャー復帰はかなり難しい状況だ。オリンピックでも左の中軸相手に登板機会があるだろう。実績よりもどう発音すればいいかわからない名前(Rzepczynski)のおかげで知名度が高い。
◆アンソニー・ゴーズ(中継ぎ投手)
外野手として3年ほどメジャーでプレーした後ピッチャーに転向し、5年かけてメジャー再昇格目前のところまで来た左投げ投手。恐ろしく身体能力が高く、高校生ですでに97マイル(156km/h)を投げていた。現在も今年で31歳とは思えないほど身体が若い。
◆トリストン・カサス(一塁手)
レッドソックス傘下のマイナーに所属する左の長距離砲。2018年のドラフト1巡目指名。空振りが多いが逆方向に強い打球を飛ばす能力がある。ファーストの守備はうまいものの、たまに守るサードの動きが悪く、オリンピックでもサードを守る場面があると穴になるかもしれない。
◆マット・ケンプ(外野手)
今大会のメンバーで最も実績があるベテラン外野手。ドジャースを中心に長年活躍してホームラン287本・1031打点・184盗塁を残している。2021年はどの球団とも契約していない。2014年オフにパドレスにトレードに出された経験があるが、奇しくも一緒に移籍したティム・フェデロウィッツも今回アメリカ代表に選ばれている。
オリンピック最終予選では出場していた有望株で、マシュー・リバトーレとジャレン・デュランは所属球団の意向で選出見送りとなった。また、正捕手候補だったベテランのマット・ウィータースは選ばれなかった。
一方でNPBからはタイラー・オースティン(DeNA)、スコット・マクガフ(ヤクルト)、ニック・マルティネス(ソフトバンク)が、オリックスで8年半プレーしたブランドン・ディクソン、2014年日ハム所属のアンソニー・カーターも選ばれており日本球界と縁のある選手が多く代表入りしている。日本戦でどんな活躍を見せるのか注目したい。