WBC2023(2)韓国代表 選手名鑑


WBC2006・09年大会で準優勝の強豪も、ここ2大会は1次ラウンドで敗退している韓国代表。メジャーリーグ経験者が多数参加しているが、最も招集したかったキーマンたちを入れられなかった。グループB突破は間違いないが投手陣が不安。トミー・ジョン手術のリハビリ中の柳賢振は仕方ないとして、昨季KBO最優秀投手の安佑鎭を招集できなかったのが痛い。韓国球界のスター選手となった李政厚と、トミー・エドマンと金河成の今大会最高の二遊間コンビは熱い。

▼目次 – 韓国代表選手一覧
【1.投手】
【2.捕手】
【3.内野手】
【4.外野手】
【5.監督・コーチ】
【6.参加できなかった有力選手】

【投手】
1 高永表(KTウィズ)
 東京オリンピックで先発投手を任された右のサイドスロー。日本戦でも登板しているので覚えている人もいるだろう(5回6被安打2失点)。兵役を終えてKBOへ復帰した2021・22年に2年続けて好成績を収めている。
 読み方は「コ・ヨンピョ」。最速で140km/hほどしか出ないが187cm/91kgの立派な体格をしている。
18 鄭又栄(LGツインズ)
 身長190cm超、長いリーチから横手投げで高速シンカーを多投するリリーバー。コントロールが悪いのが逆に武器になっていて、右打者に恐怖心を抱せるピッチングをする。
 LGツインズで#19高佑錫につなぐセットアップマンを務めていて、WBCでもそのまま鄭又栄→高佑錫のリレーが見られるかもしれない。
 読み方は「チョン・ウヨン」。
19 高佑錫(LGツインズ)
 150km/h台後半のファストボールが魅力の若きリリーフエース。2019年からLGツインズのクローザーを任され、昨季は42Sを挙げセーブ王に輝いた。2021年の東京オリンピックの日本戦で敗戦投手になっており雪辱に燃える。
 読み方は「コ・ウソク」。元中日ドラゴンズの李鐘範の娘(李政厚の妹ともいえる)と結婚した。
21 朴世雄(ロッテ・ジャイアンツ)
 視力が悪いためゴーグルを着けてマウンドへ上がる”メガネのエース”。140km/h台後半のフォーシームを投げ、変化球全般のレベルが高い。スプリッターの使い手でスライダーとカーブのコントロールも優れている。
 読み方は「パク・セウン」。メガネの寄付やレーシック手術の支援など社会貢献活動に力を注いでいる。
29 金廣鉉(SSGランダーズ)
 かつて日本キラーと警戒されていたことで有名な先発左腕。ポスティングシステムを使いセントルイス・カージナルスで2020~21年に在籍し、昨季古巣のSSGランダーズ(旧SKワイバーンズ)にKBO史上最高額となる4年1230万ドルで復帰した。
 メジャー2年間の成績は35試合(うち28先発)・10勝7敗2セーブ・防御率2.97。渡米1年目は新型コロナによる短縮シーズンで試合数が少なかったうえ、韓国復帰もロックアウトの影響で交渉できなかったためで、通常のシーズンであればもっと長く活躍できていた可能性は高い。
 日本キラーと言われた15年前は150km/h超を投げていたが、今年35歳を迎える現在は140km/h台前半をコース良く投げるベテランらしい投球になった。読み方は「キム・グァンヒョン」
30 蘇珩準(KTウィズ)
 2001年生まれ・2020年のKBO新人王の若い先発右腕。20年5月にプロ初先発を白星で飾ると鄭民哲(チョン・ミンチョル/元読売ジャイアンツ)以来の新人7連勝、高卒新人ながら2桁勝利を挙げ文句なしの新人王を受賞。21年は2年目のジンクスに嵌まりかけたが、昨季はコントロールを大きく向上させルーキーイヤーを上回る成績を残した。
 読み方は「ソ・ヒョンジュン」
34 金元中(ロッテ・ジャイアンツ)
 ロッテ・ジャイアンツ所属の長身右腕(192cm)。先発で投げていたが結果が出ず2020年からリリーフに転向して成功を収めた。奪三振能力が高いがフライになりやすい球質のため、WBCではパワー系との対戦が恐い。
 読み方は「キム・ウォンジュン」。元フィギュアスケーターのキム・ヨナの彼氏は同姓同名の別人。
45 李庸燦(NCダイノス)
 2008年プロデビューのベテランリリーフ右腕。斗山ベアーズで10年以上プレーし、2018年には15勝3敗を記録したがヒジを壊してトミー・ジョン手術を受け、21年からNCダイノスに移籍後はリリーフ専任になった。若かりし頃に飲酒運転とドーピング違反を犯している。
 読み方は「イ・ヨンチャン」。2019年のプレミア12で鈴木誠也にタイムリーを浴びている。
46 元兌仁(サムスン・ライオンズ)
 サムスンから唯一選出された若手先発右腕。イケメン。チェンジアップとスライダーをメインにカーブとカットボールも持っている軟投派。一昨年に14勝7敗・防御率3.06の好成績を挙げて年俸が130%アップした(1.3億→3億ウォン)。
 読み方は「ウォン・テイン」。サムスンの地元・大邱広域市で生まれ育ち、5歳の時にはサムスンの公式戦で始球式を務めた経験も。
48 李義理(起亜タイガース)
 一昨年に新人王を獲得した若干20歳の先発左腕。140km/h後半を計時するフォーシームとチェンジアップ、スライダーを持っている。コントロールがイマイチだが腕が遅れて出てくる投球フォームは良い。東京五輪では2度先発、アメリカ戦で好投した。
 読み方は「イ・ウィリ」
54 梁玹種(起亜タイガース)
 脂の乗った時期にメジャーで見たかった先発左腕。2017年にポスティングシステムを利用するも起亜が入札額に難色を示して破談になった。ようやくFAとなった2021年にテキサス・レンジャースと契約を漕ぎつけるもマイナー契約しか得られず。シーズン中にメジャー昇格は果たしたが冷遇され勝ち星を挙げることはできなかった。
 金廣鉉と同じ1988年生まれで高校時代から韓国球界最高の高校生コンビと注目されていた。起亜に入団後は期待通りエースとして活躍。チームの韓国シリーズ優勝やMVP受賞など輝かしいキャリアを重ね、すでに球団歴代最多の勝利数を積み上げている。
 読み方は「ヤン・ヒョンジョン」。極度の近眼のため度付きゴーグルをつけてプレーしている。
57 金允植(LGツインズ)
 昨季ブレイクしたコントロールの良いサウスポー。ファストボールの球速は140km/h前半だがチェンジアップを自在に操り右バッターを苦にしない。ボールの出所が見にくい良い投球フォームをしている。KBOでの実績は少なくても並み居る外国人スラッガー相手に好投するかもしれない。
 読み方は「キム・ユンシク」
59 具昌模(NCダイノス)
 出れば好投するがスペ体質のせいで評価を落としている先発左腕。145km/h前後の球筋がきれいなフォーシームとスライダー、チェンジアップに近いフォーク、カーブを投げ分ける。変化球のコントロールに優れ、球威に頼らないクレバーなピッチングをする。ここ4年間の成績は30勝12敗・防御率2.31と超優秀だが規定投球回到達はゼロ。腕やら腰やら毎年故障離脱しており、2021年に至っては全休している(左前腕の骨折)。
 読み方は「ク・チャンモ」。WBCでは大谷翔平を直球で仕留めたいと語っている。
61 郭彬(斗山ベアーズ)
 好調時は150km/h超を計時する速球派先発右腕。トミー・ジョン手術を受けて丸2年ブランクがあったが2021年に見事復帰した。コントロール・コマンド共に難があり、特に変化球はド真ん中に集まるシーンが目立つ。KBOでは三振を奪えているが中南米相手には危険大。
 読み方は「クァク・ピン」。またヒジを壊しそうな投げ方も気になる。
65 鄭哲元(斗山ベアーズ)
 150km/h超の快速球で押す長身リリーフ右腕。2018年にプロ入りも出番がないため早めに兵役を終わらせることを決意。21年のシーズン中に除隊後、一時は育成選手契約になったが昨季5月に念願のKBO初登板。ルーキーイヤーの最多記録を塗り替える23ホールドをマークして新人王を獲得した。
 読み方は「チョン・チョルウォン」
【捕手】
25 梁義智(斗山ベアーズ)
 韓国代表の精神的支柱。2022年シーズン終了時点で2度MVPに輝きKBO通算228本塁打・OPS.893をマークしている。昨季まで7年連続で四死球>三振の優れた選球眼も持ち合わせ、ゴールドグラブも7度受賞と穴の無い選手である。
 今年で35歳を迎えるが未だ衰えを知らず、昨オフには古巣斗山ベアーズと6年総額125億ウォンの大型契約を結んだ。
 読み方は「ヤン・ウィジ」。前回のWBCや東京オリンピック、プレミア12すべてに選出されている。
56 李知栄(キウム・ヒーローズ)
 WBC開催時には37歳を迎えるベテランキャッチャー。代表チーム最年長だが意外にも国際大会の出場経験は無し。守備力重視のキャッチャーで打撃はほとんど期待できず、出場機会は限られるだろう。
 読み方は「イ・ジヨン」。”知栄”は女性にも多く使われる名前なのでジヨン姉と呼ばれることもある。
【内野手】
2 金慧成(キウム・ヒーローズ)
 進化系ポケモンのように成長著しい俊足巧打の内野手。レギュラーに定着した2018年から毎年20盗塁以上をマークし、2021年には盗塁王を獲得。プロデビュー以降5年連続で打率をアップさせ、投高打低のなか昨季は.318のハイアベレージを記録した。
 ファンからはイーブイと呼ばれている。元大リーガーのアディソン・ラッセルが2020年に加入した際、遊撃手だった金は外野に挑戦。21年のラッセル退団にあわせて遊撃手に戻ったがラッセルが再入団した昨季は二塁手で出場。転向するたびに守備がうまくなり、2年連続でゴールドグラブを受賞。二塁手と遊撃手の両方でGG獲得はKBOで初めてだった。
 読み方は「キム・ヘソン」。WBCでは便利屋として重宝されるだろう。
7 金河成(サンディエゴ・パドレス)
 サンディエゴ・パドレスで昨季rWAR5.1を記録した有能内野手。2021年にポスティングを利用してパドレスに移籍すると堅実な守備力を武器に台頭。昨季はフェルナンド・タティスJr.の不祥事で空いた穴を埋める貴重な働きをした。ゴールドグラブのファイナリストにも選ばれ、徐々に実力相応の評価をされつつある。
 読み方は「キム・ハソン」
10 呉智煥(LGツインズ)
 ベテランの域に差し掛かった遊撃手。昨季キャリア最多の25ホーマーを放って20-20を達成した。LGツインズの正遊撃手に就いて長いが昨季初めてゴールドグラブを受賞した。
 読み方は「オ・ジファン」。過去に兵役免除をめぐってバッシングを浴びた時期があった。
14 崔廷(SSGランダーズ)
 ホームラン王3回を誇る、昨季もリーグ3位のホームランを放ったベテランスラッガー。10代でレギュラーを掴むと大きなケガもなく活躍を続け、これまで2000試合以上に出場。昨季までの通算OPS.917、2016・17・21年にホームラン王のタイトルを獲得し、右打者では歴代最多のKBO通算429本塁打を放っている。
 ポジションは三塁手を守り、昨季も2年連続8度目のゴールドグラブを受賞している。高校時代は投手中心の二刀流だったため肩が強く、公式戦で登板したことがある。
 また、韓国が誇る世界一の当たり屋でもある。20個以上デッドボールを受けた年が10シーズンもあり、昨季終了時点でプロリーグ最多の313個を記録している。※参考:清原和博は196個
 読み方は「チェ・ジョン」。韓国シリーズ(KBOのプレーオフ)でよく固め打ちをするため短期決戦に強いと評価されているが、反面、WBCや他の国際大会でエラーや打撃不振が目立ちチームの足を引っ張っている。今大会ではサードのスタメンを予想されており見返してやりたい。
50 姜白虎(KTウィズ)
 高校生のときに150km/h中盤の剛速球を投げていた若手外野手。右投げ左打ち。プロ入り前、強打を誇る投手兼捕手の大型高校生として国内外から注目を浴びた好素材だった。KTウィズから高校生野手の史上最高額となる4億5000万ウォンを積まれ、入団後に外野でプレーすると1年目から打率.290・29本塁打・84打点を記録し、周囲の熱い期待に即応えた。公式戦でも登板経験がある。
 一方で守備面では、プロ入り後にポジションをなかなか固定されなかった影響で苦労が続き、三塁手や両翼で使うのは心許なかったが一塁手に転向するとゴールドグラブを獲得するまでに落ち着いた。
 読み方は「カン・ベッコ」。東京オリンピックでは中軸を担ったが、劣勢の状況でチューインガムを噛んでいる姿をカメラに抜かれ炎上した。
52 朴炳鎬(KTウィズ)
 昨季35ホーマーで6回目のホームラン王になった元メジャーリーガー。メジャー挑戦初年度の2016年は62試合・12本塁打と持ち前の長打力を発揮したものの弱点を突かれマイナー降格。翌年の春季トレーニングで活躍するもメジャーに上がれなかったため帰国し、KBOに復帰後は渡米前と変わらずホームランを量産し続けている。パワーは代表チームNo.1も選球眼に乏しく、150km/h超の速球を苦手にしておりWBCではブレーキになる可能性も。
 読み方は「パク・ビョンホ」。意外にもWBCの代表は初めて。
? トミー・エドマン(セントルイス・カージナルス)
 韓国代表初のアメリカ国籍のメジャーリーガー。母親が韓国生まれの正真正銘の韓国人のため代表資格があった。
 2019年メジャーデビュー。FA移籍したコルテン・ウォンの後釜に正二塁手になると2021年はほぼフル出場を果たしゴールドグラブを受賞。昨季はチーム事情で遊撃手を兼任し、フィールディング・バイブル賞(※GGじゃない方の守備の賞)のマルチポジション部門に選ばれた。
 ちなみにデビューイヤーの19年に放った初ホームランは千葉ロッテ・マリーンズのタイロン・ゲレーロから。同年オフに日系アメリカ人の妻と結婚した。
【外野手】
17 朴海旻(LGツインズ)
 4年連続盗塁王、昨季も24盗塁を記録した俊足外野手。一昨年の東京オリンピックに出場、日韓戦では伊藤大海の追いロジンで仕留められる被害に遭ったが、最終的にセンターのベストナインに選ばれた。
 読み方は「パク・ヘミン」WBCではトップバッターを務めるか。
22 金賢洙(LGツインズ)
 2年間メジャーで奮闘したベテランスラッガー。2006年にKBO入り後3年目に首位打者を獲得するなど、若くして韓国を代表する強打者として君臨してきた。16年にボルティモア・オリオールズと契約して打率.302を記録したが、他球団に移籍して迎えた2年目は大きく成績を落としてKBOに戻った。帰国後は再び首位打者に輝くなど変わらぬ打棒を振るっている。
 読み方は「キム・ヒョンス」。2009・13年のWBCのほか北京・東京両五輪とプレミア12など国際大会の経験はチーム1。今代表チームのキャプテンを務めることになっている。
37 朴健祐(NCダイノス)
 昨季まで8年連続打率3割を維持している3拍子揃った外野手。斗山ベアーズの主力外野手だったが2021年オフにFA移籍し、NCダイノス初年度も変わらぬ打撃で打率.336・OPS.867をマークした。前回のWBCにも選ばれているが代替選手だったため、守備固めしか出番がなかった。
 読み方は「パク・コンウ」
47 羅成範(起亜タイガース)
 KBO通算233本塁打・OPS.915を記録している強打の外野手。左投げ左打ち。守備にも優れ、昨季は7年ぶりのゴールドグラブを受賞している。2020年オフにポスティングシステムでのメジャー入りを目指したが実現しなかった。
 読み方は「ナ・ソンボム」
51 李政厚(キウム・ヒーローズ)
 元中日ドラゴンズの李鐘範(リ・ジョンボム)を父に持つ外野手。リトルリーグ時代から金の卵として育てられ、プロでは2年連続首位打者に昨季はMVP受賞と、まだ24歳だが韓国屈指のスター選手に登り詰めた。2023年終了後にポスティングでMLB行きを希望している。代理人はスコット・ボラス。
 父親は風の子と呼ばれていたため”風の孫”と呼ばれる。ただプレイヤーとしては父と違い左打ちなので、父よりイチローと比較されている。
 読み方は「イ・ジョンフ」。父のドラゴンズ在籍時に名古屋で産まれたため、絶対入らないだろうが日本代表入りの資格も持っている。
53 崔智訓(SSGランダーズ)
 崔志萬(チェ・ジマン)の替わりに声がかかった若手俊足外野手。現役メジャーリーガーの崔志萬が所属するパイレーツから出場許可を得られず、急遽代替選手に選ばれた。KBO入り3年目の昨季は初めて打率.300超え・2桁本塁打・30盗塁を記録している。東国大学在籍時にU23の代表に選ばれているが、プロ入り後は今回が初めての国際大会となる。
 読み方は「チェ・ジフン」
【監督・主なコーチ】
監督 李強喆(イ・ガンチョル/KTウィズ)
 代表監督は初めての名指導者。長く投手コーチのキャリアを積み、2019年からはKTウィズの監督を務めている。56歳だが選手目線に立ってコミュニケーションが取れると評判が良い。現役時代は通算152勝を挙げた元先発投手。
ブルペンコーチ 裵英洙(ペ・ヨンス/ロッテ・ジャイアンツ)
 全盛期は韓国No.1投手だった元先発右腕。健康面に問題があって実現しなかったが昔ヤクルト・スワローズに入団する可能性があった。今季からロッテ・ジャイアンツのブルペンコーチを務める。
 WBC第1回大会の代表メンバー。日韓戦でも登板し、テレビ中継でアナウンサーに”ペ・ヨンジュン”と誤って紹介された。
【参加できなかった有力選手】
崔志萬(チェ・ジマン/ピッツバーグ・パイレーツ)
 参加していれば中軸を任されたであろう現役メジャーリーガー。前年オフに手術を受けており、所属するパイレーツから代表辞退をお願いされた。ネット界隈で筒香兄と呼ばれている。
安佑鎭(アン・ジウン/キウム・ヒーローズ)
 KBO最多の196回1/3を投げ防御率(2.11)と奪三振(224)の二冠に輝き、勝利数もアダム・プルトコに次ぐ15勝を挙げる大活躍だったが、高校時代の暴力沙汰が報じられ代表から漏れた。単純に戦力ダウンの影響がデカい。
柳賢振(リュ・ヒョンジン/トロント・ブルージェイズ)
 2019年に最終防御率、20年にウォーレン・スパーン賞に輝いている現役メジャーリーガー。昨年トミー・ジョン手術を受けてリハビリ中のため参加不可。左投げだがボール投げ以外はすべて右でやっていてバッティングも右打席に立つ。
朴孝俊(パク・ヒョジュン/ブレーブス傘下AA)
 KBOを経ずに大リーグ定着を目指す内野手。メジャーまで到達したが昨季はDFAとマイナー契約を繰り返し雌伏のシーズンを過ごした。代表招集時はまだフリーエージェントで、メジャーのロスター枠奪還に集中するため参加要請を辞退した。
ロブ・レフスナイダー
 韓国系アメリカ人として以前から知られていた外野手。ソウルで産まれたが乳児期にカリフォルニアに住むアメリカ人夫婦の養子になった。辞退の理由は不明だが、もともと韓国代表にこだわりが無かったのかもしれない。

by【MLB名鑑.com専属コラムニスト】デッドボーラー