アイザイア・カイナー=ファレファ


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Isiah Kiner-Falefa (フルネーム/Isiah Kiner-Falefa)

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1995-03-23生|180cm86kg|三塁手、遊撃手、二塁手、捕手 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 ハワイ州ホノルル

ドラフト/2013年TEX4巡目(全体130位)指名

メジャーデビュー/2018-4-10
■選手紹介

手堅い守りでレンジャースを支える内野手。マイナー時代も含めて年間2桁本塁打を放った年は1度もないが、様々なポジションを守れる守備力で評価を高めている。デビュー年と2年目はキャッチャーとしても出場している。2021年オフはレンジャースが大物野手を次々と獲得したため、トレードの引き合いが急増している。

ハワイのホノルルで生まれたカイナー=ファレファには母方の祖先に日本人がいる。"The Hawaiian Hustle"というニックネームがつけられている。ホノルルの高校卒業後、2013年ドラフトではレンジャースから4巡目指名を受けた。レンジャースは契約金が嵩みそうだったチチ・ゴンザレスとトラビス・デメリットを1巡目に指名したため、2巡目以下は評価が低めの選手を選択した。そのため、ほとんど無名だったカイナー=ファレファが4巡目130位で呼ばれ、その代わり相対的に低い202,000ドルで契約を交わした。前後に指名された選手の契約金は129位のジョナ・ハイムが389,700ドル、131位のディラン・コビーは370,000ドルだった。

レンジャースに入団したカイナー=ファレファは、マイナーで様々なポジションをこなして守備力をアピール。徐々にチーム内の評価を上げ、2018年はルール5ドラフト対策で40人枠に入れられた。同年初めてのAAAで開幕を迎えたが、5試合出ただけでメジャーに引き上げられた。メジャーで111試合に出場し、そのうち46試合で正ポジションのサードについたが、35試合をキャッチャーとして出場している。

2019年は夏場にケガと不調のため2ヶ月近くAAAでの調整を強いられ、出場試合数は65に留まった。短縮シーズンとなった2020年はサードに固定され、シーズン前は誰も予想していなかったゴールドグラブを受賞。2021年はチーム事情でショートを守ることが多かったが無難に守り抜き、全ポジション中ア・リーグ5位となるDefensive War +2.0の好成績を残した。

バッティングは長打はまったく期待できず、マイナー時代から評価される際「パワーレスだが…」と必ず触れられてきた。コンタクト能力はまずまずで空振りが少ないが、待ち球タイプでもないため四死球が少ない。そのため、スラッシュラインが2割5分前後/3割台/3割台になりがち。メジャーデビュー以来4年間で2019年にギリギリ出塁率.299が満たさなかったのを除いてこのスラッシュラインに収まっている。

守備は本職はサードだが投手以外の全ポジションを守れる。AA級にいた2017年にメジャーでの出場機会を増やすためキャッチャーを守れるように教育された。二遊間とキャッチャーを兼任する野手は珍しく希少価値が高い。マイナー時代はセンターも守らされたことがあり、実践でセンターライン4ポジションを経験済み。メジャーデビューした2018年はロビンソン・チリノスのバックアップが誰もおらずサード兼第2捕手の位置付けとなり、翌年は本来は控え捕手にしたいジェフ・マシスと併用する形で使われた。2021年はエルビス・アンドレスがいなくなり、翌年ショートのFA市場が大豊作になることを見越してレンジャースはカイナー=ファレファを転向させた。

寄稿日:2021-12-26 最終更新日:2021-12-26
オールスター:なし

主な表彰:ゴールドグラブ賞1回(20)

タイトル:なし

▼2020年に初のGGを獲得するカイナー=ファレファ

▼ソロホームランを放つカイナー=ファレファ

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2018 TEX 111 356  93 18 2  4 34 28 6 62  7 .261 .325 .357

2019 TEX 65 202  48 12 1  1 21 14 4 49  3 .238 .299 .322

2020 TEX 58 211  59  4 3  3 10 14 2 32  8 .280 .329 .370

2021 TEX 158 635 172 25 3  8 53 28 11 90 20 .271 .312 .357