スターリング・マーテイ


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Starling Marte (フルネーム/Starling Javier Marte)

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1988-10-09生|185cm88kg|中堅手、左翼手 右投右打

出身地/ドミニカ共和国 首都地区サントドミンゴ

プロ入り/2007年1月PIT契約

メジャーデビュー/2012-7-26
■選手紹介

パイレーツで実績を積んだ後、トレード市場の人気物件になったスター外野手。オールスター出場、ゴールドグラブ賞受賞経験がある。全盛期は30-30を狙える人材と期待されたが30本塁打には届かなかった。結婚しているが妻は2020年に心臓発作を起こして亡くなった。息子2人と娘1人がおり、上の息子の名前はスターリングJr.で下はスマーリング。

マーテイはドミニカ共和国出身で、9歳の時に母親を亡くして祖母に育てられた。祖母には孫が50人、ひ孫が40人以上いる大所帯だった。2007年に国際FAでパイレーツと契約。マイナーでスピードと外野守備の評価が高く、AAに昇格してからは長打も出るようになり5ツールプレーヤー候補とみられるようになった。2012年は初めてのAAAで開幕を迎え、ベースボール・プロスペクタスの有望株ランキングでは全体56位、ベースボール・アメリカの73位にランクされた。

2012年7月にメジャーに昇格し、パイレーツのドミニカ共和国の野球アカデミー卒業生で初めてのメジャーリーガーとなった。また、初出場となった対アストロズ戦に1番レフトでスタメン出場すると、ダラス・カイケルの投じた初球をスタンドに叩き入れた。初打席初球ホームランはメジャー史上28人目の珍記録で、それを初回先頭バッターの初球で記録したのは2人目の快挙だった。ちなみに1人目は2004年の松井稼頭央である。

2014年の開幕直前、マーテイはパイレーツと6年3100万ドルの長期契約を結んだ。2015年に19ホーマーを放って4年連続ホームラン数を伸ばし、守備面でもレフトとして初めてゴールドグラブ賞とフィールディング・バイブル賞を併せて受賞した。2016年はキャリア初の打率3割超え(.311)と47盗塁に加え、前年より1個多い17捕殺を記録して2年連続ゴールドグラブ賞とフィールディング・バイブル賞受賞となった。

翌2017年、第4回WBCドミニカ共和国代表に選ばれたが、4月中旬に禁止薬物(ナンドロロン)に陽性反応を示したため80試合の出場停止となり、チームとファンに謝罪した。7月に復帰後、これまでレフトのレギュラーだったがセンターでの出場機会が増えていった。主軸のアンドリュー・マカッチェンのセンターの守備に衰えが目立つようになり、マカッチェンをCF→RF、グレゴリー・ポランコをRF→LF、マーテイをLF→CFにシャッフルする案が浮上していた。翌年からマカッチェンがサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍したため、マーテイは空席のセンターのレギュラーとなった。

2018~19年は出場した試合はすべてセンターを守った。打撃面で2年続けて20本塁打以上を放ち、30-30を期待されるほどの活躍をしたが、一方で守備面では陰りが見え始めた。2020年は春季キャンプ前、最初からポストシーズンを諦めているパイレーツはアリゾナ・ダイヤモンドバックスにマーテイを売り払うが、そのDバックスもシーズン序盤から負けが込み、7月末にマイアミ・マーリンズへ移籍した。翌2021年はマーリンズが低迷して、前年同様トレード期限間際にアスレチックスに移籍した。同年は自身初めて両リーグ最多の盗塁(47個)をマークしたが、リーグを跨いでいるため残念ながら盗塁王を逃した。

2022年は昨年ロックダウン前にニューヨーク・メッツと4年7800万ドルで契約した。30-30を狙える5ツールプレイヤーと言われた男もパワーと守備範囲に陰りが見え始めている。メッツでは補強次第だがセンターを任されることになりそうだが、大型契約した選手が軒並み成績を落とすことで知られるメッツで若々しいパフォーマンスを見せられるのか注目だ。

寄稿日:2022-01-02 最終更新日:2022-01-02
オールスター:1回(16)

主な表彰:ゴールドグラブ賞2回(15,16)

タイトル:なし

▼HRキャッチとHRを同じ試合で披露するマーテイ

▼4安打の固め打ちをするマーテイ

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2012 PIT 47 167  43  3 6  5 17  8 3 50 12 .257 .300 .437

2013 PIT 135 510 143 26 10 12 35 25 24 138 41 .280 .343 .441

2014 PIT 135 495 144 29 6 13 56 33 17 131 30 .291 .356 .453

2015 PIT 153 579 166 30 2 19 81 27 19 123 30 .287 .337 .444

2016 PIT 129 489 152 34 5  9 46 23 16 104 47 .311 .362 .456

2017 PIT 77 309  85  7 2  7 31 20 8 63 21 .275 .333 .379

2018 PIT 145 559 155 32 5 20 72 35 8 109 33 .277 .327 .460

2019 PIT 132 539 159 31 6 23 82 25 16 94 25 .295 .342 .503

2020 ARI 33 122  38  8 1  2 14 10 5 19  5 .311 .384 .443

2020 MIA 28 106  26  6 0  4 13  2 4 22  5 .245 .286 .415