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ジミー・ハーゲット


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Jimmy Herget (フルネーム/Jimmy Matthew Herget)

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1993-09-09生|191cm77kg|リリーフ 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 フロリダ州タンパ

ドラフト/2015年CIN6巡目(全体175位)指名

メジャーデビュー/2019-7-7
■選手紹介

2022年にロサンゼルス・エンゼルスに来てブレイクしたサイドスローのリリーフ右腕。大学時代は先発投手だったがプロではリリーバーとして育成され、本人もメジャーでセーブを挙げることを目標にしていた。22年5月に念願の初セーブをマーク。受け取った試合球は「できるだけ飼い犬から遠ざけておくよ」と語った。

ハーゲットはフロリダ州タンパで生まれ、地元の高校に進学。ブレーブスからドラフト40巡目で指名を受けるが南フロリダ大学に進学した。フレッシュマン(1年生)から先発投手として投げ、ジュニア(3年生)で10勝3敗・防御率2.92をマークして所属するAmerican Athletic Conference の1stチームに選ばれた。同年のドラフトではシンシナティ・レッズから6巡目指名を受けて入団した。

大学で登板した試合はほとんど先発で投げたが、レッズ入団後はリリーフとして育成されることになった。当初は毎日投げる準備をするのに戸惑いがあったが、アドレナリンが出続ける状況で投げることに段々魅了されるようになった。シングルAに在籍する時にスリークォーターだったヒジをさらに下げ、サイドスローにモデルチェンジ。また、バッターの打ち気を逸らす投球術を磨き、AAAに上がる頃にはマイナーで66セーブを積み上げていた。

メジャーに初昇格した19年、レッズで5登板してシーズンを終えるとあっさり40人枠を外された。20年からはテキサス・レンジャースでプレーし、21年8月にDFAとなったのちエンゼルスと契約した。リリーバーが盤石とは言えないエンゼルスで登板数を増やし、次第に勝ち試合でマウンドに上がるようになった。22年は前半戦をセットアップマンとして、ライゼル・イグレシアスが放出された後半戦はクローザーとして投げた。

レッズ傘下のマイナー時代はその投球フォームから、スティーブ・シシェックのようなセットアップマンか右殺し優先の起用法になると考えられてきた。22年はイグレシアスを含めて他のリリーバーが不甲斐ないピッチングを続ける中で酷使された時期もあったが、決して形だけのクローザーではなく、投稿日現在(22/9/25)までで防御率2.27・WHIP0.928と結果を残している。もう1年今年並みの成績を残せれば、他球団からも本人の希望通りクローザーとして見られるようになるはずだ。

寄稿日:2022-09-25 最終更新日:2022-09-25
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼エンゼルス移籍後のジミー・ハーゲットの奪三振集

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2019 CIN  5 0 0 0  4.26  6.1  8  3  2  3 0  0 1.74 0.00

2020 TEX 20 1 0 0  3.20 19.2 13  7  2 14 2 17 1.37 1.21

2021 TEX  4 0 1 0  9.00  4.0  5  4  1  0 1  2 1.25  ∞

2021 LAA 14 2 2 0  4.30 14.2 15  7  0  4 2 18 1.30 4.50


ジョー・ライアン


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Joe Ryan (フルネーム/Joseph Philip Ryan)

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1996-06-05生|188cm93kg|先発 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンフランシスコ

ドラフト/2018年TB7巡目(全体210位)指名

メジャーデビュー/2021-9-1
■選手紹介

球速はメジャー平均ながらハイスピンのファストボールで空振りを多く奪うことができる若手先発右腕。メジャーフルシーズン1年目となった2022年は素晴らしいピッチングを展開した。21年には東京オリンピックのアメリカ代表に選ばれているが、来日した直後にトレードが決まってツインズ入りしている。高校生まで水球をやっていて、東京オリンピックでは水球代表の元同級生と日本で再会した。レイズ時代のタイラー・グラスノーとは年が離れているが、水泳競技繋がりでカリフォルニア育ちの共通点がきっかけで仲が良い。サンフランシスコ出身なので、好きな選手はジャイアンツ一筋で活躍したマット・ケイン。

カリフォルニア州サンフランシスコで生まれライアンは、父親が積極的にアウトドアスポーツに取り組ませ、小学生の頃は一緒に激しめのハイキングに行ったりマウンテンバイクやトレイルランのレースに出場したりしていた。他にもサーフィンをして育ち、夏の間は地元のビーチでライフガードとして働いた。また、学生のとき水球をやっていた父親の影響もあり、周りもチームに所属する友人が多くいたためジョーも水球をやるようになった。やっているうちに水球の動きが野球に役立っていることに気付き、高校に入っても水球を続けた。高校はサンフランシスコの北部にあるサー・フランシス・ドレイク高校に通い、地元球団のジャイアンツからドラフト39巡目指名を受けたが署名しなかった。

大学はカリフォルニア州立大ノースリッジ校に入ったが、在学中に広背筋を痛めてジュニア(3年生)シーズンを満足にプレーできなかった。シニア(4年生)に上がる前、翌年のドラフトを見据えてディビジョンⅡのカリフォルニア州立大スタニスラウス校に転学し、1年間だけ在籍して14先発登板・8勝1敗・防御率1.65の圧倒的な好成績を残した。ディビジョンⅡ所属のためドラフト上位指名とはいかなかったが、2018年に7巡目(210位)でタンパベイ・レイズに指名された。7巡目は同校史上最上位でのドラフト指名だった。

レイズのシングルA-からキャリアをスタートしたライアンは、マイナーを3年弱プレーした。シングルA+のシャーロットにいたとき、リリーフ右腕のハンター・ウッドがリハビリのためシャーロットに配属され、ライアンがキャッチボール相手になった。その時にウッドからカットボールの投げ方を教わったことで投球の幅が広がった。メジャーデビューイヤーとなる2021年はAAAで防御率3.41・奪三振率12.5・与四球率1.6の安定した投球内容を披露し、誰もが欲しがる有望株に成長した。

同年は7~8月に東京オリンピックに招集されたためチームを離れていたが、その間にミネソタ・ツインズへのトレードが決まった。帰国後ツインズ傘下のAAAで2試合投げたあと、初のメジャー昇格を果たした。翌22年はローテーションの軸としてフルシーズンメジャーに帯同し、チーム唯一の2ケタ勝利(9/25時点で12勝8敗)となる好成績を挙げた。

フォーシームの球速帯は92~94マイル。メジャー平均と同じぐらいだが、本人はスピードガンに興味が無く、ケガをするくらいなら100%の力で投げない方が良いと考えている。水球をやっていた影響でボールの回転数が高いこと、球離れが遅く低いリリースポイントから放たれるハイファストボールが非常にバットに当てにくいことで奪三振能力に優れている。まずはホゼ・ベリオス以来空席になっているツインズ先発投手陣の柱になることを目指す。

寄稿日:2022-09-25 最終更新日:2022-09-25
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼体勢を崩しながらも投ゴロに仕留めるジョー・ライアン

▼7回まで無安打の好投をするジョー・ライアン

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2021 MIN  5 2 1 0  4.05 26.2 16 12  4  5 0 30 0.79 6.00


マグネウリス・シエラ


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Magneuris Sierra (フルネーム/Magneuris Sierra)

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1996-04-07生|180cm81kg|中堅手 左投左打

出身地/ドミニカ共和国 サン・クリストバル州サン・クリストバル

プロ入り/2012年7月STL契約

メジャーデビュー/2017-5-7
■選手紹介

メジャーでもトップレベルのスピードランナー。マイナー時代は圧倒的なスピードとヒットツールを武器に将来リードオフマンになると言われていた。カージナルス時代にシングルA+から飛び級でデビューして以来、毎年メジャーで出場機会を得ているが定着できずにいる。脚力が衰える前に小技を磨いてオンリーワンの選手を目指したい。バスケットボールが得意。

2012年に国際FAにてセントルイス・カージナルスと契約し、13年にドミニカン・サマーリーグからキャリアをスタートする。脚力とコンタクト能力の評価が高く、14年にチームの最優秀マイナー選手に選ばれた。

2017年に開幕をシングルA+で迎えプレーしていると、カージナルスの外野陣に故障者が続出。センターのデクスター・ファウラー、ライトのスティーブン・ピスコッティ、内外野を守れるホゼ・マルティネスが同時に故障者リスト入りし、シエラの能力を高く評価していた首脳陣は他のAAAの選手を差し置いてメジャーに引き上げた。この時21歳だったが、カージナルスでは2001年にアルバート・プーホルス以来となる21歳以下でのデビューであった。シーズン中にメジャーとマイナーを4度行き来したが最後まで打率3割をキープした。

同年オフにマルセル・オズーナとの交換トレードでマーリンズにトレードが決まる。長打が少なく得点力不足に悩んだカージナルスが若手4人を差し出したトレードで、シエラのほかにサンディ・アルカンタラ、ザック・ギャレンが含まれる後々思い返すと豪華な交換要員だった(あと1人はダニエル・カスターノ)。マーリンズでは2018年の試合で本塁から一塁までのタイムが3.43秒を計時し、当時のナ・リーグ新記録を更新している。21年に初めてフルシーズンをメジャーで過ごし123試合に出場したが打率.230に終わり、シーズン終了後に40人枠から外されFAとなった。

22年は1月にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結び、7月にメジャー昇格。打率は残せていないが試合の重要な場面で安打を放ち、印象に残るプレーを見せている。8月の試合であと少しでサヨナラランニングホームランになる適時三塁打を放ち(ホームでタッチアウト)、9月には延長10回にサヨナラサーフティバントを決めた。

かつては足は速いが盗塁技術が無かった代表格だったが着実に上達していて、盗塁成功率は年々高くなっている。外野守備はセンターも含め3ポジションをハイレベルにこなし肩の強さも申し分ないが、AA以上では打撃で苦戦。もともと早打ちタイプのため打率を残せないと出塁率が3割を切ってしまう。現状では下位打線でしか使いずらいが、真面目な選手なのでエンゼルスにいるうちに開花する可能性も。なお、長打力については入団時から全く期待されておらず、メジャーでは600打席以上立ってまだ1本もホームランを打っていない。22年9月19日現在、デビューから500打席以上0本塁打の選手はシエラ以外おらず、8月のサヨナラRHR未遂が悔やまれる。

寄稿日:2022-09-20 最終更新日:2022-09-20
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼あと少しでサヨナラランニングホームランになるところだったマグネウリス・シエラ

▼サヨナラセーフティスクイズを決めるマグネウリス・シエラ

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2017 STL 22  60  19  0 0  0  5  4 0 14  2 .317 .359 .317

2018 MIA 54 147  28  3 0  0  7  6 0 39  3 .190 .222 .211

2019 MIA 15  40  14  1 1  0  1  2 0  7  3 .350 .381 .425

2020 MIA 19  44  11  3 1  0  7  5 1  9  4 .250 .333 .364

2021 MIA 123 209  48  6 1  0  5 15 0 50 11 .230 .281 .268


ルイス・ギヨーメイ


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Luis Guillorme (フルネーム/Luis Miguel Guillorme)

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1994-09-27生|178cm86kg|二塁手、三塁手、遊撃手 右投左打

出身地/ベネズエラ 首都地区カラカス

ドラフト/2013年NYM10巡目(全体296位)指名

メジャーデビュー/2018-5-11
■選手紹介

パワーは無いが屈指の選球眼を持つ万能内野手で、メジャーには少ない曲者タイプ。マイナー時代からホームランは少なかったが三振と同じくらい四球を稼ぐ。打席での粘り強さに定評があり、カージナルスのジョーダン・ヒックスとの対戦で22球投げさせたことがある。セカンドの守備は堅くフランシスコ・リンドーアとの連携も(某選手と違い)良好で、ほかにサードとショートに入ることも可能。色だけが違う同じ型のグローブを何種類も持っている。感情を表に出すのを好まず常に冷静にフィールドを見渡している。

ギヨーメイはベネズエラのカラカスで生まれたが、12歳のときに家族でフロリダに移住し、ドラフトに掛かってプロ入りしている。故郷のオマール・ビスケルが好きな選手で、同じ背番号13を好んで付けている。守備がうまいのはビスケルの影響かもしれない。祖父母がスペインからの移民でギヨーメイは二重国籍を持っていて、2016年にスペイン代表チームに参加してヨーロッパ野球選手権大会に出場している。

2013年にメッツにドラフト10巡目で入団。ショートを守っていたが同じチームにいた超有望株のアーメッド・ロサリオが優先され、ギヨーメイはメインポジションをセカンドに移した。17年のスプリングトレーニングでダグアウトに飛んできたバットを片手でキャッチし、このシーンが大きく取り上げられメジャーデビューする前に有名になった。その翌年18年、毎年マイナーの階級を上がっていたギヨーメイはシーズン中にメジャー昇格を果たした。デビューから2年間は限られた出場機会に適応できなかったが、次第に好守で持ち味を発揮し、マルチな活躍ができる選手として一目置かれるようになった。

22年、ローリングス社が表彰するゴールドグラブ賞に、同年から従来の9ポジションに加えてユーティリティにも授与することが発表された。受賞歴のあるトミー・エドマンが最有力だが、捕手兼外野手のドールトン・バーショとともにギヨーメイにもチャンスがあり、初めてのタイトル獲得も夢ではない。

なお、メジャーリーガーには立派なヒゲを蓄える選手が多いが、ギヨーメイもそのひとり。18か19歳あたりからヒゲで遊ぶようになり、最初の頃はフー・マンチュウヒゲや山羊ヒゲ、ハンドルバーなどを生やし、飽きたら違うヒゲを試していた。2022年の初めに一回剃ったがしっくりいかなかったらしく再び生やしている。

寄稿日:2022-09-14 最終更新日:2022-09-14
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼涼しい顔でバットをキャッチするギヨーメイ

▼1打席で22球投げさせるギヨーメイ

▼堅い内野守備にも定評があるルイス・ギヨーメイ

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2018 NYM 35  67  14  2 0  0  5  7 0  3  1 .209 .284 .239

2019 NYM 45  61  15  4 0  1  3  7 0 14  0 .246 .324 .361

2020 NYM 30  57  19  6 0  0  9 10 0 17  2 .333 .426 .439

2021 NYM 69 132  35  3 0  1  5 23 0 23  0 .265 .374 .311


アレドミス・ディアス


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Aledmys Diaz (フルネーム/Aledmys Diaz)

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1990-08-01生|185cm88kg|遊撃手、三塁手、二塁手 右投右打

出身地/キューバ サンタ・クララ

プロ入り/2014年3月STL契約

メジャーデビュー/2016-4-5
■選手紹介

ショートでメジャーデビューしたがユーティリティとして生きる道を選んだキューバ出身内野手。ルーキーイヤーに好成績を残してからは消化不良のシーズンが続いている。左投手に強く、キューバ亡命選手にありがちな早打ちタイプ。満塁の場面でよく打つ。2022年にアレクシス・ディアスという似た名前の選手が出てきたが、あちらはエドウィン・ディアスの弟なので注意されたし。

ディアスはキューバのサンタクララ生まれ。2007~12年までキューバの国内リーグでプレーしていた。12年にキューバ代表としてオランダ遠征に参加したときにアメリカへ亡命したが、年齢を偽っていたためMLBから契約を認められず、18ヶ月の間をメキシカンリーグで過ごす羽目になった。制限解除後の2014年2月、晴れてセントルイス・カージナルスと契約に至った。

2年間のマイナー生活を経て、2016年は開幕2戦目からメジャーに加わった。4月23日のパドレス戦で5打数5安打を放ち、50打席の時点で打率.500を維持する華々しい活躍をする。チームメイトのマット・カーペンターの代役でルーキーながらオールスターに選出された。カージナルスの新人球宴選手は2001年のアルバート・プーホルス以来だった。最終的に打率.300・17本塁打・65打点・OPS.879の好成績を残した。ナ・リーグの新人王争いはMVP級のコーリー・シーガーや前田健太などライバルが多く、得票は5位に終わった。また、守備面での不安が大きかったせいでレギュラー獲得はならず、111試合の出場にとどまった。

2017年も正ショート候補の状態で開幕を迎えると、弱点のボールゾーンに逃げる球で攻められ大きく打撃を崩す。途中、AAAに降格にしている間にメジャーでは新人ポール・デヨングが大活躍。前年のディアス並みの猛打とディアスには無い安定した守備力を発揮し、デヨングがあっさりレギュラーの座を手にした。2年目のジンクスに嵌まったうえシーズン最終戦でハムストリングを痛めて交代する、ディアスにとっては残念なシーズンとなった。オフにブルージェイズに放出され、翌18年はさらに打撃成績を落とした。

2019年はトレント・ソーントンとの交換トレードでアストロズに移籍。アストロズでは内野全ポジションを守りながら打撃を活かす方針で起用され、打率.271・9本塁打・OPS.823とそれなりの結果を残し、打撃型ユーティリティに活路を見い出した。2020年以降はOPS,700台を打ちながらアストロズのベンチで故障者の穴埋め役を務めている。

ちなみにマーリンズの若手エースだった故ホゼ・フェルナンデスは幼馴染で、5軒家を隔てた同じ通りに住んでいた。家族ぐるみで野球をやり、同じユースチームでプレーした。フェルナンデスは後に、ディアスや彼の家族と幼い頃から一緒にいなかったら違う世界に進んでいただろうと語っている。2016年にフェルナンデスが事故死したときカージナルスはワイルドカード争い真っ只中だったが、ディアス本人とフェルナンデスの遺族の強い希望があり、葬儀に参列するための一時離脱を認められている。

寄稿日:2022-09-10 最終更新日:2022-09-10
オールスター:1回(16)

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼5打数5安打大爆発のルーキー時代のアレドミス・ディアス

▼満塁男健在!アレドミス・ディアス

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2016 STL 111 404 121 28 3 17 65 41 7 60  4 .300 .369 .510

2017 STL 79 286  74 17 0  7 20 13 0 42  4 .259 .290 .392

2018 TOR 130 422 111 26 0 18 55 23 3 62  3 .263 .303 .453

2019 HOU 69 210  57 12 1  9 40 26 5 28  2 .271 .356 .467

2020 HOU 17  58  14  5 0  3  6  1 0 12  0 .241 .254 .483

2021 HOU 84 294  76 19 0  8 45 16 9 62  0 .259 .317 .405


アレクシス・ディアス


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Alexis Diaz (フルネーム/Alexis Omar Diaz)

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1996-09-28生|188cm102kg|リリーフ 右投右打

出身地/プエルトリコ ウマカオ

ドラフト/2015年CIN12巡目(全体355位)指名

メジャーデビュー/メジャー経験なし
■選手紹介

一流クローザーとして有名なエドウィン・ディアスを兄に持つ、奪三振能力の高いリリーフ右腕。エドウィンとは顔だけでなく球種や投球フォームも激似だが、体型はアレクシスの方がぽっちゃりしている。プエルトリコ出身。

プエルトリコで兄と同じ高校を卒業後、2015年ドラフトでレッズに指名され入団。翌年に右ヒジ靱帯の手術によりプレーできず、19年途中に初めてシングルAに昇格するまで4年以上ルーキーリーグに留まっていた。21年にAAチャタヌーガに上がると、それまで定まっていなかった役割がリリーバー専任に固定され、42回1/3を投げ70奪三振と3点台の防御率を記録。オフにルール5ドラフト流出を防ぐためメジャー40人枠に初めて登録された。投手陣が手薄なレッズは4投手をプロテクトしていて、なかには100マイル超連発のハンター・グリーンも含まれていた。

2022年はスプリングトレーニングでデービッド・ベル監督がディアスに着目。経験は浅いが"エリートスタッフ"を持っていると称賛した。開幕からメジャー入りし、4/8に早くも起用されると1イニングで2三振を奪い3人で片づける上々のデビューを果たす。5/17には初めてセーブが付く場面で9回に起用されて初セーブを挙げたが、同日にメッツでクローザーを務めるエドウィン・ディアスもきっちり抑えたため、MLBで3組目となる兄弟同時セーブを達成した。

入団時はドラフト12巡目と低評価、メジャー昇格までの間にレッズの有望株ランク30位以内に1度も載ったことがないが、デビューイヤーはメジャーのリリーバーでもトップレベルの活躍が続く。派手な兄の陰に隠れつつ、高回転のファストボールと長い腕を活かして兄以上の実績を残そうとしている。

寄稿日:2022-09-10 最終更新日:2022-09-08
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼メジャー初登板を完ぺきに抑えるアレクシス・ディアス

▼兄弟同時セーブを挙げるディアス兄弟

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

(~2021年メジャー経験なし)


エドウィン・ディアス


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Edwin Diaz (フルネーム/Edwin Orlando Diaz)

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1994-03-22生|191cm88kg|リリーフ 右投右打

出身地/プエルトリコ ナグアボ

ドラフト/2012年SEA3巡目(全体98位)指名

メジャーデビュー/2016-6-6
■選手紹介

プエルトリカンには珍しい剛速球でねじ伏せるピッチングが持ち味のクローザー。平均99マイル、最速103マイルにも到達するフォーシームとスライダーの2球種が持ち味。最初に入団したマリナーズでメジャーに定着後、大型トレードで移籍したメッツでクローザーを務めている。2023年WBCのプエルトリコ代表として出場すると発表されている。2022年はキャリア最高の成績になりそうな活躍に加え、登場シーンがカッコ良いことで話題になっている。

ディアスはプエルトリコのナグアボ生まれ。7歳で野球を始めて、同年代のカルロス・コレアやホゼ・ベリオスらと一緒にプレーした。将来は外野手としてメジャーリーガーになりたいと思っていたが、10代前半の頃に父親から投手になるよう言われ、抗議したがしぶしぶ投手の練習をするようになった。

2012年、ドラフト3巡目98位でシアトル・マリナーズに入団。プロ入り直後は平均92~93マイルだったフォーシームがみるみるうちに速くなり、15年に選ばれたフューチャーズゲーム(マイナーリーグのオールスター)では98マイルを計時した。

スターターとしてマイナーの階級を順調に上がっていったが、2016年はAA在籍時にチーム事情でリリーバーに配置転換される。同年6月にメジャーに初招集されると11イニング連続で三振を奪い、7月19~22日の間に8者連続奪三振を記録。8月にはスティーブ・シシェックに代わってクローザーを任された。ルーキーイヤーは25回1/3で50個もの三振を奪い、メジャーを代表するクローザーへの成長を予感させた。

2018年のマリナーズは勝つときは僅差で、負ける時は大量失点を喫する試合が続き、1点差ゲームが続いた。確実にゲームを締めていったディアスは、フランシスコ・ロドリゲスが2008年に挙げた62セーブを達成した時よりもハイペースでセーブを量産。初めてオールスターに選ばれ、フェルナンド・ロドニーが持っていた球団記録の48セーブを更新したうえ、当時のK-RODより早く50セーブに到達した。終盤にセーブ機会があまり訪れず57セーブに落ち着いたが、チーム全体で677得点・711失点と苦しい得失点だったにも関わらずマリナーズは89勝73敗の好成績を残した。西地区がハイレベルだったためワイルドカード獲得は逃したが、ディアスの活躍無くしてあり得ないシーズンとなった。

ところで、上司のスコット・サービス監督は「(ディアスが)50セーブを挙げたら同じ髪型にする」と公言していて、記録達成後に本当に同じ髪型にする出来事があった。いつもはセーブを挙げた試合の公式球を持ち帰っているディアスだが、約束を守ったサービス監督に敬意を表して50セーブ目の試合球をプレゼントした。ちなみにディアスのお気に入りの理容師がハサミを入れたが、普段はワシントン州タコマで働く理容師を50セーブ達成目前の遠征に帯同させて、いつでもカットできるよう準備していた。

同年のシーズンオフ、不良債権化しつつあったロビンソン・カノーとセットの形で2対5の大型トレードでメッツに移籍。19年から変わった公式ボールの質に苦しんで成績を落とし、19~21年はセーブ失敗が目立つようになった。それでも辛うじてクローザーの座を守っていたディアスは、22年は序盤から好調を維持。キャリアハイに迫る好成績を残しそうな活躍をしている。

なお、2017年にプエルトリコ代表でWBCに出場経験があるが、23年の第5回大会WBCにも参加すると発表された。キャッチャーとショートに才能が偏るプエルトリコにあってディアスは欠かせない存在だ。22年にメジャーデビューした弟のアレクシス・ディアスがWBCに参加するかどうか投稿時点では不明だが、接戦の試合終盤を兄弟で締めれば一層盛り上がるに違いない。

寄稿日:2022-09-10 最終更新日:2022-09-10
オールスター:1回(18)

主な表彰:最優秀救援投手1回(18)

タイトル:最多セーブ1回(18)

▼ティミー・トランペットの生演奏で登場する演出がカッコよすぎるエドウィン・ディアス

▼「打てるもんなら打ってみろ」と言わんばかりの103マイルの剛速球を投げるエドウィン・ディアス

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2016 SEA 49 0 4 18  2.79 51.2 45 16  5 15 3 88 1.16 5.87

2017 SEA 66 4 6 34  3.27 66.0 44 24 10 32 3 89 1.15 2.78

2018 SEA 73 0 4 57  1.96 73.1 41 16  5 17 6 124 0.79 7.29

2019 NYM 66 2 7 26  5.59 58.0 58 36 15 22 4 99 1.38 4.50

2020 NYM 26 2 1 6  1.75 25.2 18  5  2 14 2 50 1.25 3.57

2021 NYM 63 5 6 32  3.45 62.2 43 24  3 23 9 89 1.05 3.87


ラーズ・ヌートバー


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Lars Nootbaar (フルネーム/Lars Taylor-Tatsuji Nootbaar)

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1997-09-08生|191cm95kg|外野手 右投左打

出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州エルセグンド

ドラフト/2018年STL8巡目(全体243位)指名

メジャーデビュー/2021-6-22
■選手紹介

WBC日本代表の出場資格があると報じられ、日本でにわかに知名度が上がった外野手。オランダ系の珍しい苗字を持つヌートバーは父親がオランダ、イギリス、ドイツ系アメリカ人で母親が日本人、上の兄弟は日本で生まれている(ラーズはカリフォルニア生まれ)。両親ともに秀才なだけあってラーズは野球IQが高いプレーをすると評価されていて、南カリフォルニア大学での学業も優秀だった。青木宣親の打撃フォームに少しだけ似ている。

なお、ラーズには姉1人と兄1人がいるが、兄ナイジェルも2012~14年に南カリフォルニア大に通い、オリオールズから12巡目で指名された元マイナーリーガー。2年間プレーしたがストライクが入らず戦力外になり、独立リーグの2チームでプレーしたのちユニフォームを脱いでいる。父方の曾祖父ハーバートは著名な実業家で108歳まで生きた。

ヌートバーは地元のエルセグンド高校に4年間通い、リーグMVPを3度受賞し、2012~14年に3年連続で打率.450前後を記録。オール・カリフォルニアにも3度選ばれた。同時に、フットボールでもクォーターバックとして活躍し、2013・14年に2度リーグMVPに輝いている。カリフォルニア大学デービス校とフォーダム大学からフットボールの奨学生の誘いを受けていたが、高校2年の時からリクルートされていた南カリフォルニア大学に進学した。高校までは内野手だったが大学では外野に転向し、主に1番・センターで出場した。ちなみに南カリフォルニア大野球部には曾祖父ハーバートが多額の寄付をしていて、"Herbert V. Nootbaar Baseball Office & Hall of Fame Complex"と名付けられた建物がある。

2018年に8巡目でセントルイス・カージナルスに入団。2021年6月にメジャー昇格するまでチームの有望株ランキングの30位以内に1度も入らなかったが、着実に実力をつけて昇格していった。2020年は新型コロナの影響でマイナーの公式戦が開かれなかったため、航空宇宙工学の会社の作業員として働いた。

2021年6月に初めて昇格してしばらくの間は、珍しい名前の選手という印象しかなくあまり注目されていなかった。しかし、終盤の点差が無い局面で何度か好守備を見せ、打撃でも8月に初めてのサヨナラヒット。打率は.239に終わったが出塁率を3割に乗せ、得点圏打率.346・2アウト時の打率.385を記録し、クラッチプレイヤーであると認識されるようになった。2022年は打撃成績を向上させ、深いカウントまで粘るわりに三振が少ない、相手投手からは厄介なバッティングを続けている。

日本では2022年8月、『栗山ジャパン、WBCで真のドリームチーム結成か 〝隠れ侍〟日系メジャー選手抜擢も含めた構想を披露』という記事が上がり、メジャーに詳しくない人にもヌートバーが知られつつある。ライバルが多いカージナルスで定位置確保は容易ではないが、チームカラーに見合う頭の良さを持っており、レギュラーを勝ち取ってほしい人材であることは確かだ。

寄稿日:2022-08-28 最終更新日:2022-08-28
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼アロンソの大飛球を好捕し、3ランHRを阻止するヌートバー

▼8回表一死一塁・1点リードの大事な場面でチームを救う好守のヌートバー

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2021 STL 58 109  26  3 1  5 15 13 0 28  2 .239 .317 .422


フランバー・バルデス


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Framber Valdez (フルネーム/Framber Valdez)

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1993-11-19生|180cm108kg|先発 左投右打

出身地/ドミニカ共和国 サン・クリストバル州サバナ・グランデ・デ・パレンケ

プロ入り/2015年3月HOU契約

メジャーデビュー/2018-8-21
■選手紹介

強豪アストロズの投手陣の柱になりつつあるドミニカ共和国出身の先発左腕。上背は無いが(180cm)メジャー平均より速いシンカーを制球よく投げ、年々安定感が増してきている。2022年は初めてオールスターに選出された。守備は苦手。

バルデスが本格的にピッチャーを始めたのは16歳からで、アストロズと初契約を結んだのが21歳だった。ラテンアメリカの選手が国際FAとして16~17歳で入団するケースが多い中、21歳での入団はオールドルーキーといえる存在である。アストロズがバルデス獲得を決めた日、ドミニカ駐在スカウトが上司のエリアスカウトにバルデスを見せる予定だったが忘れていて、慌てて近くの町にバルデスを呼び寄せて投球練習をさせた。夕日も暮れ始めるなか車のヘッドライトでマウンドを照らし、速球とカーブをそれぞれ2~3球だけ見て獲得を決めた。年齢が高いうえ無名だったため契約金は1万ドルとリーズナブルだった。

2015年のプロ入り後は、ドミニカにいた頃から"ビッグリーグの球だった"と評されたカーブを武器にマイナーを駆け上がり、2018年8月にメジャー昇格が決まった。昇格前のトリプルAでは防御率4点台にとどまっており、バルデス自身は予想外に早いメジャー昇格に驚いたが、アストロズはバルデスのピッチングを高く評価していた。8月21日、左打者が多いマリナーズを相手に先発に抜擢されたバルデスは4回1/3を被安打2・無失点に切り抜けた。1ヶ月早くメジャーデビューしていた同じ左腕のシオネル・ペレスを差し置いての起用だった。

短縮シーズンとなった2020年に先発ローテを崩さず防御率3.57を記録したため、2021年は開幕からフル稼働を期待された。同年の開幕直前のオープン戦で利き手薬指に打球を受けて骨折し、シーズンを台無しにする可能性もあるアクシデントに見舞われた。しかし、2ヶ月と経たないうちに復帰すると、限られた先発機会(22試合)の中で11勝をマーク。プレーオフでも好投を見せ、1人の先発投手として大きな成長を感じさせるシーズンとなった。

2022年はさらに安定感が増したピッチングを披露。初めてオールスターに選ばれ、投稿時点(2022/8/20)で20試合連続クオリティスタートを継続中。同一シーズン中の20連続QSは過去に7人しか達成していない好記録だが、そのうち6人がそのシーズンのサイ・ヤング賞を受賞している。22年は同僚のジャスティン・バーランダーや球宴先発登板のシェーン・マクラナハンら複数の壁が立ちはだかるが、期待を抱かせる快投を続けている。

"Framber"と綴るファストネームの選手はメジャーリーガーはおろか、マイナーリーグにもこれまで1人も存在したことがないレアな名前だ。また、フランで始まってスで終わるメジャーリーガーはフランバー・バルデスのほかにフランキー・モンタス、フランミル・レイエスがいるが、3人とも同じような時期にメジャーデビュー・主力として活躍し始めたので勘違いする野球ファンが続出?!したのではないかと筆者は思っている。

寄稿日:2022-08-21 最終更新日:2022-08-21
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼2022年エンゼルス相手の開幕戦を無失点に抑えるフランバー・バルデス

▼初めてのオールスターで3回に登板、3人で打ち取るフランバー・バルデス

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2018 HOU  8 4 1 0  2.19 37.0 22  9  3 24 4 34 1.24 1.42

2019 HOU 26 4 7 0  5.86 70.2 74 46  9 44 4 68 1.67 1.55

2020 HOU 11 5 3 0  3.57 70.2 63 28  5 16 5 76 1.12 4.75

2021 HOU 22 11 6 0  3.14 134.2 110 47 12 58 11 125 1.25 2.16


ベン・ジョイス


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Ben Joyce (フルネーム/Benjamin Alan Joyce)

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2000-09-17生|196cm102kg|リリーフ 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 テネシー州ノックスビル

ドラフト/2022年LAA3巡目(全体89位)指名

メジャーデビュー/メジャー経験なし
■選手紹介

テネシー大学在学中に105.5マイル(169.8km/h)をマークして話題が先行している豪腕投手。2022年のドラフトでエンゼルスに入団した。室伏広治の始球式のような投げ方で計時する100~103マイルのスピードガン表示は魅力的だが、まだ何も結果を残しておらず話題先行感が否めない。日本でも野球専門メディアのF●ll-Countが頻繁に煽り記事を上げ、アクセス数を稼いでいる。

テネシー州出身のジョイスは地元の高校で野球をしていたが、ジュニア(3年生)になるまで成長痛のため登板できなかった。そのため、高校卒業後は2年制大学で登板実績を作り、その後強豪校に編入する計画で、地元テネシー州にあるウォルターズ州立短大に入学した。入学直後に右ヒジを疲労骨折したためソフモア(2年生)で大学デビューし、最速100マイルのファストボールを投げた。2年制修了後、強豪のテネシー大学へ編入を果たしたが、今度は秋の練習中に右ヒジの靱帯を痛め、トミー・ジョン手術を受けて2021年のシーズンを全休した。

TJから復帰直後の2022年、ウエイトトレーニングを中心に努力を怠らなかったジョイスはパワーアップしてグラウンドに戻ってきた。ファストボールは常時100マイルを超すようになり、迎えた5/1のオーバーン大学戦で大学野球史上最速の105.5マイルを計測。メジャーに広げても新人時代のアロルディス・チャップマンが2010年に計時した105.8マイルに迫る速さで、瞬く間に全国ニュースとなった。この試合以外でも投球数の80%以上の球が103マイルを超えたことがあった。

2022年のドラフトでエンゼルスが3巡目で指名。いきなりAAからスタートしており、早期メジャー昇格の可能性がある一方、球速以外では制球力や変化球の精度はA~AAレベル。短大・大学の公式戦では52イニングしか登板経験がなく、ピッチャーとしてまだまだこれから。某野球専門ネットメディアは『エンゼルス170キロ右腕が新守護神? 異次元の剛速球に高まる期待「クローザー爆誕」』などという煽り記事を上げていたが、過剰な期待は禁物だ。

ちなみに、ベンには双子の弟ザックがいて、兄弟で一緒にウォルターズ州立短大からテネシー大に編入した経歴を持つ。短大時代には95マイル以上を投げるピッチャーだったがベンと同じくトミー・ジョン手術が必要なケガを負い、テネシー大卒業後は野球界とは別の仕事に就いている。

寄稿日:2022-08-20 最終更新日:2022-08-20
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

(~2021年メジャー経験なし)