【確定版】WBC2026 ベネズエラ代表メンバー一覧|選手名鑑


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最終更新日:2026/3/7

【寸評】前回大会はドミニカを破って1次ラウンドを全勝で突破しながら、準々決勝でアメリカに惜敗したベネズエラ。それでもアクーニャJr.らのスター選手に加えてプロスペクトも次々育ってきており、悲願の初優勝に必要な戦力は整っている。

 前回はアメリカを破って優勝を果たした日本代表だが、2026年大会の組合せでは、準々決勝の時点でベネズエラorドミニカ共和国のどちらかと当たる可能性が高い。しかも前回と違って東京ドームではなくローンデポ・パークでの開催となっており、中南米系ファンの大声援が日本を完全アウェーへと追いやるだろう。

▼目次 – ベネズエラ代表選手一覧
【先発】
レンジャー・スアレスアントニオ・センゼテラカイダー・モンテロヘルマン・マルケスヨエンドリス・ゴメスエマニュエル・デヘススリカルド・サンチェスエデュアルド・ロドリゲスパブロ・ロペス

【リリーバー】
ダニエル・パレンシアホセ・アルバラードアンヘル・セルパエデュアルド・バザルドホセ・ブットーアンドレス・マチャドカルロス・グスマンオダニエ・モスケダ

【捕手】
サルバドール・ペレスウィリアム・コントレラス

【内野手/ユーティリティ】
アンドレス・ヒメネスルイス・アラエスエウヘニオ・スアレスエゼキエル・トバーマイケル・ガルシアグレイバー・トーレスウィルソン・コントレラス

【外野手】
ジャクソン・チョーリオハビエル・サノハウィリヤー・アブレイユロナルド・アクーニャJr.

【指名投手枠】
ヘスス・ルザード / そのほかの投手

【監督/主なコーチ/GM】
オマー・ロペスロビンソン・チリノスヘラルド・パーラルーグラス・オドゥールビクトル・マルティネス

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【参考1:過去の名選手】
ミゲル・カブレラヨハン・サンタナルイス・アパリシオデーブ・コンセプションアンドレス・ガララーガ

【参考2:日本に来た助っ人外国人】
ボビー・マルカーノ / ロベルト・ペタジーニ / アレックス・カブレラ / ロベルト・スアレス / エドウィン・エスコバー

◇先発
55 レンジャー・スアレス (ボストン・レッドソックス)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 左投左打
1995年8月26日生/出身地:ベネズエラ ピエス・デ・クエスタ
オールスターx1
 「ミスター安定感」という称号がふさわしい先発左腕。2021年に規定投球回には満たなかったが防御率1.36を記録し、ポストシーズンでは即席クローザーとしても大活躍。翌年以降は優れたコントロールを活かし、凡打の山を築くスタイルで活躍している。昨オフにレッドソックスへ移籍。

 レンジャーは珍しい名前で、メジャーリーガー第1号。マイナー時代には、その名前にちなんで「パワーレンジャーのレッド」と呼ばれていた。

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34 アントニオ・センゼテラ (コロラド・ロッキーズ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1995年1月21日生/出身地:ベネズエラ バレンシア
 同じベネズエラ代表候補のマルケスとともにロッキーズを支える生え抜き投手。通算成績は平凡だが、投手の墓場でよく投げている。

 今季は大谷翔平に第5号の特大HRを被弾。そのときの映像が繰り返し放送されたことで、立ち投げの投球フォームがちょっとした話題となった。

54 カイダー・モンテロ (デトロイト・タイガース)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2000年7月6日生/出身地:ベネズエラ サンタテレサデルトゥイ
 2024年にメジャーデビューの将来有望な先発投手。デビューイヤーに完封勝利を挙げたことで、一気に注目度が高まった。スライダーとチェンジアップを効果的に使い、投球テンポも良い。

48 ヘルマン・マルケス (FA(前ロッキーズ))
31歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1995年2月22日生/出身地:ベネズエラ サン・フェリックス
オールスターx1 シルバースラッガーx1 WBC2023
 ”投手の墓場” クアーズフィールドでずっと投げているロッキーズの孤高のエース。昨季はロッキーズの投手初の通算1000奪三振を記録した。

 2017~22年まで規定投球回を超え、文字通り先発ローテを支え続けてきた。2023年のシーズン中にトミー・ジョン手術を受け、昨季は再びフル稼働を目指したシーズンだった。

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94 ヨエンドリス・ゴメス (タンパベイ・レイズ)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1999年10月15日生/出身地:ベネズエラ ニルグア
 ヤンキースでプロキャリアをスタートした元有望株。まだメジャー定着には至っていないが、今季は4球団目となるレイズで先発ローテーション争いに食い込みたい。ファストボールの伸びとカーブが武器。

37 エマニュエル・デヘスス (タイガース傘下AAA)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
1996年12月10日生/出身地:ベネズエラ バレンシア
WBC2023
 昨季までKBO(韓国)で投げていた先発左腕。2023年にメジャーデビューしたが、2試合で防御率11.37と結果を残せず、韓国へ渡った。

 150km/h台前半の速球とスライダー、チェンジアップを軸に組み立てる。奪三振率の高さと制球力のバランスが取れた投手で、韓国での経験を通じてレベルアップしたという評価も。

64 リカルド・サンチェス (メキシカンリーグ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
1997年4月11日生/出身地:ベネズエラ プエルト・カベヨ
 2020年に3試合だけ登板経験がある元メジャーリーガー。3A暮らしが長かったが、2023~24年にハンファ・イーグルス(韓国)に在籍したあと、昨季からメキシカンリーグでプレーしている。

52 エデュアルド・ロドリゲス (アリゾナ・Dバックス)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
1993年4月7日生/出身地:ベネズエラ バレンシア
WBC2023
 キャリアの前半はレッドソックスで投げていた先発左腕。2022年オフにデトロイト・タイガースへとFA移籍。5年7700万ドルの大型契約だったが、最初のシーズンは途中で謎の失踪をし、半分ほどしか試合に出られず期待を裏切った。

 2024年からはDバックスの先発ローテで投げている。

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49 パブロ・ロペス (ミネソタ・ツインズ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投左打
1996年3月7日生/出身地:ベネズエラ カビマス
オールスターx1 WBC2023
 シンカー気味に落ちるチェンジアップと優れた制球力が光る先発右腕。2023年にツインズに移籍後はメジャー平均レベルだったファストボールの威力が増し、先発陣の柱へと成長した。

 2大会続けて選出されたが、ツインズの春季キャンプ中に肘に故障。トミー・ジョン手術が避けられなくなった。

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◇リリーバー
29 ダニエル・パレンシア (シカゴ・カブス)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2000年2月5日生/出身地:ベネズエラ サン・カルロス
 昨季、メジャー3年目にして覚醒したカブスのクローザー。マイナー時代は多彩な変化球を持つ先発投手だったが、リリーフに転向後は速球とスライダーに絞り、100マイルを超えるファストボールで押すパワーピッチャーに変貌を遂げた。

46 ホセ・アルバラード (フィラデルフィア・フィリーズ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1995年5月21日生/出身地:ベネズエラ マラカイボ
WBC2023
 100マイル超の高速シンカーが代名詞の豪腕リリーフ左腕。デビュー以来、球は速いがノーコンと言われ続けてきたが、2022年のシーズン中にロブ・トムソン監督代行へと交代後、リリーフ陣の起用法が明瞭になり、球威をそのままに制球力が改善。メジャー6年目にして初めてセットアップマンを任され、一流リリーバーの仲間入りを果たした。

 ただし、今季5月のドーピング検査でテストステロンに陽性反応。80試合の出場停止処分が下され、チームに迷惑をかけた。

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61 アンヘル・セルパ (ミルウォーキー・ブリュワーズ)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 左投左打
1999年9月27日生/出身地:ベネズエラ バジェ・デ・ラ・パスクア
 昨季までロイヤルズでプレーしていた左腕投手。もとは先発だったが、リリーフに転向してからメジャーに定着するようになった。

 昨オフ、ブリュワーズがセルパを高く評価し、1対2のトレードで移籍。今季は先発への再転向プランがあるらしい。

83 エデュアルド・バザルド (シアトル・マリナーズ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1995年9月1日生/出身地:ベネズエラ マラカイ
 昨季は73試合も登板して防御率2.52。キャリアハイの素晴らしいシーズンだった。

70 ホセ・ブットー (サンフランシスコ・ジャイアンツ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1998年3月19日生/出身地:ベネズエラ クマナ
 2022年にニューヨーク・メッツでメジャーデビュー。先発としてプロキャリアをスタートしたが、近年はリリーフに本格転向。以降は年々登板数を伸ばしている。

30 アンドレス・マチャド (オリックス・バファローズ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1993年4月22日生/出身地:ベネズエラ ウラマ
WBC2023
 前回WBCに続いて代表に選ばれたNPB戦士。オリックスの勝ちパターンを担い、今季3シーズン目を迎える。

 以前は平均93マイル(150km/h)程度だった速球が、今では100マイル近くを計時。ファストボールで押しまくるピッチングスタイルが活きている。

20 カルロス・グスマン (メッツ傘下AAA)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1998年5月16日生/出身地:ベネズエラ マラカイ
 3Aの壁にぶち当たっているリリーフ右腕。ここ3シーズン続けて昇格するも、ランナーを溜めて降板するパターンが目立つ。決してコントロールが悪いわけではないが、3Aでは制球を乱している。

63 オダニエ・モスケダ (パイレーツ傘下AAA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1999年5月6日生/出身地:ベネズエラ カラカス
 極端なインステップ投法によって左打者を打ちにくくさせるリリーフ左腕。この手のサウスポーには珍しく、スライダーよりカーブを得意球にしている。

 2023年までレッドソックス傘下にいたが、ライバルのヤンキースに移籍。昨季もカージナルスの3Aに在籍したが、ここ3年間で1度もメジャーから声がかからず。

 
◇捕手
13 サルバドール・ペレス (カンザスシティ・ロイヤルズ)
35歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
1990年5月10日生/出身地:ベネズエラ バレンシア
ロベルト・クレメンテ賞 オールスターx9 ゴールドグラブx5 シルバースラッガーx5 ホームラン王x1 打点王x1 WBC2013 WBC2017 WBC2023
 2021年に大谷翔平を退けてホームラン王になったベネズエラ産キャッチャー。フリースインガーであることと守備面ではフレーミングに難があること以外はハイレベル。

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23 ウィリアム・コントレラス (ミルウォーキー・ブリュワーズ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
1997年12月24日生/出身地:ベネズエラ プエルト・カベヨ
オールスターx2 シルバースラッガーx2
 ウィルソンの弟として知られるが、いまや兄以上のスター選手に成長。ブレーブスでデビュー後、球宴捕手ショーン・マーフィーを巡る三角トレードに巻き込まれ、ブリュワーズへ移籍。レギュラー捕手として攻守に渡ってチームを支えている。

 兄譲りの強打がウリながら、守備面ではフレーミングやプレート周りの技術が急成長。一塁手転向を命じられた兄とは対照的に、打てて守れる捕手へと進化を遂げている。

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◇内野手/ユーティリティ
0 アンドレス・ヒメネス (トロント・ブルージェイズ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、遊撃手 右投左打
1998年9月4日生/出身地:ベネズエラ バルキシメト
オールスターx1 ゴールドグラブx3 プラチナゴールドグラブx1 WBC2023
 野球通を唸らせるハイレベルな守備力と野球IQを持つ、玄人好みの内野手。メインは二塁だが遊撃も高水準でこなす。2023年にはメジャー全体で最も守備が優れた選手に贈られるプラチナ・ゴールドグラブを受賞した。

 フランシスコ・リンドーアとの大型トレードでガーディアンズに移籍すると、1年目からキャリアハイのシーズンを送った。一方のリンドーアは成績を落とし、ネット上でリンドーアがいじられがちになる遠因となってしまった。

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2 ルイス・アラエス (サンフランシスコ・ジャイアンツ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、一塁手 右投左打
1997年4月9日生/出身地:ベネズエラ サン・フェリペ
オールスターx3 シルバースラッガーx2 首位打者x3 WBC2023
 現役屈指のヒットメーカー。高いコンタクト能力で常に打率3割以上を残し、2022〜24年は3年連続で首位打者に輝いた。しかもそれぞれ異なる球団で達成しており、MLB史上初の記録となった。フィールド全体にヒットを打ち分ける技術から“ラ・レガデラ(スプリンクラー)”の愛称で呼ばれている。

 2022年オフに同じベネズエラ出身の投手パブロ・ロペスとのトレードでツインズからマーリンズへ移籍。その後パドレス、ジャイアンツと頻繁に所属球団を移っている、卓越した打撃は何も変わらない。

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7 エウヘニオ・スアレス (シンシナティ・レッズ)
34歳 ※WBC開幕時点 本職:三塁手 右投右打
1991年7月18日生/出身地:ベネズエラ プエルト・オルダス
オールスターx1 WBC2023
 「ジーノ」の愛称で親しまれるスラッガー。昨季終了時点で通算325本塁打。低打率ではあるが強打が魅力で、2019年にはナ・リーグ最多の49本塁打を放ち、以降も30本塁打超えを複数回記録している。

 本職はサードだが、レッズに在籍していた2021年にチーム事情でショートに回り、リズムを崩して低迷。しばらく低調だったが完全に立ち直った。

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14 エゼキエル・トバー (コロラド・ロッキーズ)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投右打
2001年8月1日生/出身地:ベネズエラ マラカイボ
ゴールドグラブx1
 2024年にナ・リーグのゴールドグラブを受賞した若手ショート。プレースタイルは控えめだが、堅実で守備が高く評価されている。

 2022年終盤にメジャーデビューし、当時21歳1ヶ月は球団最年少。初球ヒットという鮮烈な第一歩を踏み出した。2023年オフには7年6350万ドルで契約延長し、チームの将来を託された選手の1人となった。

 それにしてもブレンダン・ロジャース、ライアン・マクマーン、ブレントン・ドイル、トバーといった若くて抜群に守備がうまい選手が揃ったのに、ロッキーズはなぜ勝てないのか…?ファンの疑問は尽きない。

Embed from Getty Images2024年のGG受賞を称えられるトバー(左)

23 マイケル・ガルシア (カンザスシティ・ロイヤルズ)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投右打
2000年3月3日生/出身地:ベネズエラ ラ・サバナ
オールスターx1 ゴールドグラブx1
 ロイヤルズの主力内野手。三塁を中心に二塁や遊撃でも出場するユーティリティ性を持つ。俊足とコンタクト能力を生かした打撃に加え、安定した守備力も評価されている。

 昨季はrWAR5.8と大きく数字を伸ばし、初のオールスター選出に加えてゴールドグラブも受賞。攻守でチームを支える選手に成長した。

25 グレイバー・トーレス (デトロイト・タイガース)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手 右投右打
1996年12月13日生/出身地:ベネズエラ カラカス
オールスターx2 WBC2023
 ヤンキースのマイナー時代から将来を嘱望された内野手で、「ジーターの後継者」とまで期待された逸材。2019年には38本塁打を放ったが、しだいにショートの守備が怪しくなり、セカンドに転向。ポジション変更によって守備負担が減ると、打撃も復調した。

 2024年シーズンからはタイガースに移籍。再び輝きを放ちつつあり、キャリア後半に向けての巻き返しが期待されている。

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40 ウィルソン・コントレラス (ボストン・レッドソックス)
33歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手、一塁手 右投右打
1992年5月13日生/出身地:ベネズエラ プエルト・カベヨ
オールスターx3
 2016年のカブス世界一のメンバーとして名を刻んだ、元・打撃型キャッチャーの代表格。長年にわたり「打てる捕手」としてカブスの正捕手を務め、メジャーでもトップクラスの存在感を見せてきた。

 2023年からヤディア・モリーナ引退後のカージナルスへ移籍。しかし、緻密さを重視するチーム文化とそりが合わず、一塁へコンバート。一度は捕手に戻ったが、レッドソックスへの移籍を機に再び一塁手となった。

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◇外野手
1 ジャクソン・チョーリオ (ミルウォーキー・ブリュワーズ)
21歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
2004年3月11日生/出身地:ベネズエラ マラカイボ
 次世代スター候補の外野手。マイナー時代からトッププロスペクトとして高い評価を受け、メジャーデビュー前に8年8000万ドルの長期契約を結んだことで話題になった。20歳を迎えたばかりの2024年開幕からレギュラーとして起用されている。

 ゴールドグラブ受賞こそないものの、広い守備範囲と強肩を生かした外野守備の評価は高い。打撃面でも成長途上ながら大きなポテンシャルを秘めており、今季はオールスター級の活躍を期待したい。

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4 ハビエル・サノハ (マイアミ・マーリンズ)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:ユーティリティ 右投右打
2002年9月3日生/出身地:ベネズエラ マラカイ
ゴールドグラブx1
 二遊間とセンターを中心に内外野どこでも守れる小兵選手。昨季は120試合の出場ながらゴールドグラブのユーティリティ部門を受賞した。

 なお、rWARは1.0にとどまったが、これは8試合も敗戦処理に登板させられたせいである。全試合ぼこぼこに打たれて防御率16.39、投手のWAR-0.5と食われてしまったせいである。

16 ウィリヤー・アブレイユ (ボストン・レッドソックス)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 左投左打
1999年6月24日生/出身地:ベネズエラ マラカイボ
ゴールドグラブx2
 2023年にメジャーデビューを果たし、翌2024年には左翼手としてゴールドグラブ賞を受賞した若手外野手。アストロズからレッドソックスへトレード移籍後、打撃面で大きく開花。守備ではマイナー時代からセンターを含めた外野3ポジションをそつなくこなしており、レッドソックスではジャレン・デュランやセダン・ラファエラらとの兼ね合いから主に両翼を守っている。

 なお、2000年代以降のレッドソックスではムーキー・ベッツ、ベニンテンディ、ブラッドリーJr.といった小柄だが見どころが多い外野手を次々と輩出している。アブレイユもその系譜に連なる存在といえるかもしれない。

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21 ロナルド・アクーニャJr. (アトランタ・ブレーブス)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
1997年12月18日生/出身地:ベネズエラ ラ・グアイラ
MVPx1 新人王 オールスターx4 シルバースラッガーx3 盗塁王x2 WBC2023
 圧倒的な存在感を放つ、MLBを代表するスター選手。長打力、俊足、強肩、そして優れた守備と、あらゆる面で最高レベルの能力を持つ。2023年に40本塁打70盗塁というMLB史上初の偉業を達成し、ナショナルリーグMVPを獲得した。

 一方で、これまでに前十字靭帯の断裂を2度経験。2024年は復帰戦の初球を特大アーチで飾り、スターの貫禄を見せつけたが、プレースタイルの変化を余儀なくされる可能性もある。

 また、かつての同僚フレディ・フリーマンとの不仲説や、“俺様”タイプの気質も取り沙汰されており、その才能と同じくらい素行面も際立っている。

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◇指名投手枠
ヘスス・ルザード (フィラデルフィア・フィリーズ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
1997年9月30日生/出身地:ペルー リマ
WBC2023
 メジャーでは珍しいペルー生まれの先発左腕。ベネズエラ人の両親のもとペルーで生まれ、1歳の時にマイアミ近郊の町に移住した。本人は”ベネズエラにルーツを持つアメリカ人”だと認識している。

 デビュー当時はアスレチックスで表ローテを担うと期待されたトッププロスペクトだった。その後、マーリンズで2023年に初めて2ケタ勝利・防御率3.58を記録してから先発ローテーション投手として定着した。昨季は15勝(7敗)を挙げ、投球イニングもキャリアハイだった。

その他の選手 ホセ・アルバレス、ルインデル・アビラ、ジョナサン・ディアス、エデュアルド・サラザール、クリスチャン・スアレス
◇監督/主なコーチ/GM
監督 オマー・ロペス
通算rWAR:-
 1977年生まれの比較的若い監督。昨春のWBCからベネズエラ代表監督に就任した。現役時代はメジャー経験はなく、マイナーリーグでも最高位はシングルAだった。

 選手生活を終えた1999年からアストロズの組織に入り、2020年にメジャーの一塁ベースコーチに就任。昨季はベンチコーチへ昇進しており、今後2~3年のうちにメジャー球団の監督へとステップアップが見込まれる。

ベンチコーチ ロビンソン・チリノス
通算rWAR:12.8
WBC2017 WBC2023
 2023年シーズン中に引退した元キャッチャー。強打がウリで、2ケタ本塁打を記録したシーズンが6度ある。肩が強くないため打撃型捕手のイメージがあるが、守備やリードも決して悪くなかった。

 引退後は指導者の道に進み、今大会ではベンチコーチを務める。将来的にはメジャー球団のベンチコーチ、さらには監督の座を狙う。

一塁コーチ ヘラルド・パーラ
通算rWAR:10.8
ゴールドグラブx2 WBC2009 WBC2013
 読売ジャイアンツにも在籍した、メジャー通算1519試合・ゴールドグラブ2度受賞の元大物外野手。強肩と球際に強い外野守備は多くのファンを魅了した。

 キャリア晩年をナショナルズで過ごし、2019年にワールドシリーズ制覇に貢献。チーム内外でシャークダンスが流行した。引退後はその縁でナショナルズのフロント入りし、一塁ベースコーチャーに就いている。

三塁コーチ ルーグラス・オドゥール
通算rWAR:-
 インディアンス傘下のマイナーの監督歴が長い指導者。現役時代は最高で2Aまで昇格した元ショートだった。

 名前からお察しの人もいるであろう、あのルーグネッド・オドゥールの親戚で、彼の叔父にあたる。

助監督 ビクトル・マルティネス
通算rWAR:31.8
オールスターx5 シルバースラッガーx2 WBC2006 WBC2017
 インディアンスとタイガースで打線の中核を担った強打の元捕手。通算246ホーマーを放っているが、彼の最大の長所は抜群の選球眼。ボール球の見極めに優れ、なかなか空振りをしない。1打席あたりの球数が毎シーズン上位3位以内にランクインするほど投手に多く投げさせていた。

 タイガース時代はミギーとの3・4番コンビはメジャー屈指だった。今大会では2人ともコーチに選ばれており、コンビ再結成が実現した。

◇参考1:過去の名選手
打撃コーチ ミゲル・カブレラ
通算rWAR:67.2
MVPx2 オールスターx12 シルバースラッガーx7 首位打者x4 ホームラン王x2 打点王x2 WBC2006 WBC2009 WBC2013 WBC2017 WBC2023
 MLB通算500本塁打&3,000安打、三冠王を達成し、メジャー殿堂入り確実といわれている元スラッガー。WBCでも主軸として5大会連続出場。ベネズエラ=強打の国というイメージを決定づけた。

投手コーチ ヨハン・サンタナ
通算rWAR:51.7
サイ・ヤング賞x2 オールスターx4 ゴールドグラブx1 最多勝x1 最優秀防御率x3 最多奪三振x3 WBC2006
 ベネズエラ史上最高の左腕投手。2000年代最強の投手の1人で、サイ・ヤング賞を2度受賞した。伝家の宝刀チェンジアップはもちろんのこと、フォーシームのキレがすごかった。

 一方で2010年に入ってから肩盤を痛め、30代はほとんど投げられなかった。スタッツが積み上がらず、殿堂入りには届かなかった。

 ルイス・アパリシオ
通算rWAR:55.9
殿堂入り 新人王 オールスターx13 ゴールドグラブx9 盗塁王x9
 ベネズエラ出身選手として初めてMLBで大成功を収めたスター遊撃手。俊足と堅守でホワイトソックスの黄金時代を支え、MLB殿堂入りも果たした。

 後続世代に道を切り開いたパイオニアであり、この選手なくしてベネズエラ野球の歴史は語れない。

 デーブ・コンセプション
通算rWAR:40.1
オールスターx9 ゴールドグラブx5 シルバースラッガーx2
 1970〜80年代を象徴するベネズエラ人スター選手で、後続への道を切り開いた象徴。ビッグレッドマシン(シンシナティ・レッズ黄金時代)の主力選手で、ショートの守備とリーダーシップに優れた名選手だった。ジョー・モーガンとの二遊間コンビはMLB史に残る名コンビと評されている。

 アンドレス・ガララーガ
通算rWAR:31.7
オールスターx5 ゴールドグラブx2 シルバースラッガーx2 首位打者x1 ホームラン王x1 打点王x2
 “ビッグ・キャット”の愛称で親しまれた強打の元一塁手。本塁打王など打撃タイトルを獲得した長距離砲で、俊敏な動きで一塁守備も巧みだった。

 2度のガンを乗り越えて現役復帰したことでも知られる。ミゲル・カブレラに更新されるまで、ベネズエラ人最多の通算399本塁打の記録を保持していた。

◇参考2:日本に来た助っ人外国人
ボビー・マルカーノ (阪急ブレーブス1975~82, ヤクルトスワローズ83~85)
ロベルト・ペタジーニ (ヤクルトスワローズ1999~02, 読売ジャイアンツ03~04, SBホークス10)
アレックス・カブレラ (西武ライオンズ2001~07, オリックス・バファローズ08~10, SBホークス11~12)
ロベルト・スアレス (SBホークス2016~19, 阪神タイガース20~21)
エドウィン・エスコバー (日本ハムファイターズ2017→DeNAベイスターズ2017~23)