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マルコ・ゴンザレス


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Marco Gonzales (フルネーム/Marco Elias Gonzales)

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1992-02-16生|185cm89kg|先発 左投左打

出身地/アメリカ合衆国 コロラド州フォート・コリンズ

ドラフト/2013年STL1巡目(全体19位)指名

メジャーデビュー/2014-6-25
■選手紹介

長らく低迷を続けるマリナーズにおいてエースに成長した軟投派先発左腕。カージナルスでは打ち込まれたがマリナーズに移籍してから才能が開花。2019?2021年に3年連続で開幕投手を務めた。背番号は一桁の7番を付けている。

2013年にカージナルスからドラフト1巡目指名で入団。翌年にはスピード出世でメジャー昇格を果たすがメジャーの壁はに阻まれた。2016年にヒジを痛めてトミー・ジョン手術を受ける。カージナルスでは見切りをつけられた形で2017年にタイラー・オニールとのトレードでマリナーズへ移籍。チェンジアップを武器に先発ローテ入りし、制球力と相手打者に合わせた配球を磨いてエースと呼べるレベルの投手になった。マリナーズはメジャーでも有数のトレード下手な球団として知られ、大損トレードを繰り返してきた球団史に残る、数少ない成功トレードとなった。

90マイルに満たない4シームとシンカーに、狙ったところに落とせるチェンジアップやカーブを自在に操る。ア・リーグの投手なので打席数は少ないが隠れ強打者として知られている。ゴンザガ大学3年生のとき、二刀流で活躍した大学生を表彰するジョン・オルルード賞を受賞している。

ところで、マルコ・ゴンザレスのラストネームの綴りはGonzalezではなく"Gonzales"。Gonzalez姓の歴代メジャーリーガーは41人いるが、Gonzalesは少数派でたったの6人。彼の名前を書く機会があれば気を付けていただきたい。

寄稿日:2021-07-10 最終更新日:2021-07-10
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼失点1・自責点0の完投勝利をおさめるゴンザレス

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2014 STL 10 4 2 0  4.15 34.2 32 16  4 21 1 31 1.53 1.48

2015 STL  1 0 0 0 13.50  2.2  7  4  1  1 0  1 3.00 1.00

2017 STL  1 0 0 0 13.50  3.1  6  5  3  0 0  2 1.80  ∞

2017 SEA 10 1 1 0  5.40 36.2 53 22  5 11 1 30 1.75 2.73

2018 SEA 29 13 9 0  4.00 166.2 172 74 17 32 6 145 1.22 4.53

2019 SEA 34 16 13 0  3.99 203.0 210 90 23 56 6 147 1.31 2.63

2020 SEA 11 7 2 0  3.10 69.2 59 24  8  7 4 64 0.95 9.14

2021 SEA 25 10 6 0  3.96 143.1 125 63 29 42 5 108 1.17 2.57


エデュアルド・ロドリゲス


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Eduardo Rodriguez (フルネーム/Eduardo Jose Rodriguez)

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1993-04-07生|188cm105kg|先発 左投左打

出身地/ベネズエラ カラボボ州バレンシア

プロ入り/2010年1月BAL契約

メジャーデビュー/2015-5-28
■選手紹介

チームに愛着を持っているレッドソックスの先発左腕。2020年は新型コロナ感染による心筋炎で安静を要し、シーズンを全休せざるを得なかった。現状は先発2~3番手レベルだが球団からはエースに成長することを期待されている。

2010年にベネズエラから国際FAでオリオールズに入団。マイナーで毎年結果を残し2014年にAAAに昇格、同年にアンドリュー・ミラーとのトレードでレッドソックスに移籍する。当時のレッドソックスは前年にワールドシリーズを制覇したチームとは思えないほど大きく負け越しており、どん底のチーム状態だった。そんななかでロドリゲスは2015年5月にメジャー昇格すると、先発ローテーションを守り切り10勝6敗・防御率3.85の大健闘。ファンにとっては数少ない希望の星となった。

2019年には19勝8敗を挙げてブレイク。34試合すべてに先発登板、203回1/3・213奪三振とフル稼働した。レギュラーシーズンの最終登板では勝ち投手の権利を得てマウンドを降りるも9回に後続が打たれて20勝を逃した。

持ち球はフォーシーム、チェンジアップ、カッター、シンカー、スライダー。以前は投球の60%がフォーシームだったが、2018年から40%程度に減らしてカッターとシンカーを増やした。フォーシームはバッターからすると重く感じるようで、他のピッチャーのフォーシームよりゴロアウト率がかなり高い。ただ、デビューイヤーの2015年から毎年ちょっとずつ球速が落ち続けているのが気掛かりだ。コントロールが悪いわけではないがフォアボールが多い。

寄稿日:2021-07-08 最終更新日:2021-07-08
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼2018年WS第3戦 プイグにホームランを打たれグローブを叩きつけるロドリゲス

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2015 BOS 21 10 6 0  3.85 121.2 120 52 13 37 4 98 1.29 2.65

2016 BOS 20 3 7 0  4.71 107.0 99 56 16 40 3 100 1.30 2.50

2017 BOS 25 6 7 0  4.19 137.1 126 64 19 50 5 150 1.28 3.00

2018 BOS 27 13 5 0  3.82 129.2 119 55 16 45 4 146 1.26 3.24

2019 BOS 34 19 6 0  3.81 203.1 195 86 24 75 7 213 1.33 2.84

2021 BOS 32 13 8 0  4.74 157.2 172 83 19 47 2 185 1.39 3.94


ネイサン・イバルディ


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Nathan Eovaldi (フルネーム/Nathan Edward Eovaldi)

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1990-02-13生|188cm98kg|先発 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 テキサス州ヒューストン

ドラフト/2008年LAD11巡目(全体337位)指名

メジャーデビュー/2011-8-6
■選手紹介

先発なのに時折100マイル超の4シームを投げる本格派先発右腕。寡黙に見えても実は熱い闘志を内側に秘めている。ガッツポーズをしたり相手を睨みつけたりすることはないが、登板時は画面越しに伝わってくるほど凄まじい気迫を見せる。もっと人気が出てもおかしくない。なお、名前の発音はイオバルディではなく「イバルディ」。

2011年にドジャースでメジャーデビュー後にトレードされたマーリンズで先発投手としてメジャー定着。キャリアの序盤はかなりの無援護で、2014年までは通算で防御率4.20に抑えていたのに15勝35敗の大負けを喫した。特にマーリンズ時代はランサポートが2.50程度しか援護してもらえていなかった。ヤンキース移籍1年目の2015年は打って変わって14勝3敗。2021年6月まででは59勝60敗と盛り返している。

イバルディを一躍有名にしたのが2018年のワールドシリーズの第3戦。翌日に先発予定だったが試合がもつれ、延長12回から救援すると6イニングを無失点。7イニング目にサヨナラホームランを打たれてしまったが前例のない熱投がチームを勢い付けた。この年はシーズン後半から好調で、ポストシーズンでの大活躍が決め手となりシーズンオフに4年6,800万ドルの大型契約を勝ち取った。

投球内容は平均97マイルにも上るフォーシームが投球の50%。88マイルのスプリッター、93マイルのカットボール、スライダー、カーブを投げるがどの変化球も勝負球に使えるレベルだ。スプリッターとカッターは2015年頃から試合で使うようになった一方、代わりにシンカーとチェンジアップは投げなくなった。

パワーピッチなのに制球も良いが、とにかくケガが多いのが最大の弱点。過去にトミー・ジョン手術を2回経験。ヒジ以外にも何度も故障離脱していて、1年を通じて投げたシーズンが1度しかない。2021シーズンは離脱することなく投げ切れるか?

寄稿日:2021-07-07 最終更新日:2021-07-07
オールスター:1回(21)

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼2018年WS第3戦 6イニング以上を救援するも負け投手になるイバルディ

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2011 LAD 10 1 2 0  3.63 34.2 28 14  2 20 2 23 1.38 1.15

2012 LAD 10 1 6 0  4.15 56.1 63 26  5 20 0 34 1.47 1.70

2012 MIA 12 3 7 0  4.43 63.0 70 31  5 27 3 44 1.54 1.63

2013 MIA 18 4 6 0  3.39 106.1 100 40  7 40 1 78 1.32 1.95

2014 MIA 33 6 14 0  4.37 199.2 223 97 14 43 7 142 1.33 3.30

2015 NYY 27 14 3 0  4.20 154.1 175 72 10 49 3 121 1.45 2.47

2016 NYY 24 9 8 0  4.76 124.2 123 66 23 40 1 97 1.31 2.43

2018 TB  10 3 4 0  4.26 57.0 48 27 11  8 1 53 0.98 6.63

2018 BOS 12 3 3 0  3.33 54.0 57 20  3 12 2 48 1.28 4.00

2019 BOS 23 2 1 0  5.99 67.2 72 45 16 35 3 70 1.58 2.00

2020 BOS  9 4 2 0  3.72 48.1 51 20  8  7 4 52 1.20 7.43

2021 BOS 32 11 9 0  3.75 182.1 182 76 15 35 7 195 1.19 5.57


マーティン・ペレス


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Martin Perez (フルネーム/Martin Perez)

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1991-04-04生|183cm91kg|先発 左投左打

出身地/ベネズエラ ポルトゥゲサ州グアナレ

プロ入り/2007年7月TEX契約

メジャーデビュー/2012-6-27
■選手紹介

ベネズエラ出身のベテラン先発左腕。ローテーションの5番手として毎試合5イニング前後・防御率4.50程度のレベルで投げてもらう想定をしている。もともと球威で押すタイプでなく、速球系の平均球速は89?93マイル。大崩れしない、試合をまとめる能力がある。キャリアの前半はレンジャースで、2020年からレッドソックスでプレーしている。伝統的に打線の破壊力があるレッドソックスのチームカラーに合っている。

16歳だった2007年にレンジャースと契約。2011年にはAAAに到達、マイナーのオールスターにも選ばれ、翌2012年にメジャーデビュー。2014年にトミー・ジョン手術を受けるも2020年までで4度の2桁勝利を挙げ、先発投手としてのキャリアを築いている。

2017年オフに母国の牧場で手伝いをしていたところ、向かってくる牛を避けようとして転び右ヒジを骨折するハプニングに見舞われた。その後、原因となった牛を調理して食べたことを動物愛護団体に批判されるオマケもついた。また、2019年オフにレッドソックスに入団した際には球団が背番号33をつけることを発表すると、かつて33番を着けていたレジェンド捕手ジェイソン・バリテックの奥さんからSNS上で噛み付かれ、慌てて別の背番号にしてもらった。

投球内容は、3種類の速球系を持っていて、カッター(平均89マイル)、シンカー(91-93マイル)、4シーム(93マイル)を打席の左右関係なく投げ分ける。速球系以外はチェンジアップとカーブ。サークルチェンジの握りで投げるチェンジアップはカウント球、三振狙い両方に使っている。以前投げていたスライダーは2019シーズン以降1度も投げていない。逆にカッターは2019年から使い始めたボールだ。コントロールは良くも悪くもない。

寄稿日:2021-07-06 最終更新日:2021-07-06
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼背面キャッチ?でゲッツーを奪い、笑顔を見せるペレス

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2012 TEX 12 1 4 0  5.45 38.0 47 23  3 15 2 25 1.63 1.67

2013 TEX 20 10 6 0  3.62 124.1 129 50 15 37 3 84 1.34 2.27

2014 TEX  8 4 3 0  4.38 51.1 50 25  3 19 1 35 1.34 1.84

2015 TEX 14 3 6 0  4.46 78.2 88 39  3 24 2 48 1.42 2.00

2016 TEX 33 10 11 0  4.39 198.2 205 97 18 76 4 103 1.41 1.36

2017 TEX 32 13 12 0  4.82 185.0 221 99 23 63 6 115 1.54 1.83

2018 TEX 22 2 7 0  6.22 85.1 116 59 16 36 2 52 1.78 1.44

2019 MIN 32 10 7 0  5.12 165.1 184 94 23 67 3 135 1.52 2.01

2020 BOS 12 3 5 0  4.50 62.0 55 31  8 28 3 46 1.34 1.64

2021 BOS 36 7 8 0  4.74 114.0 136 60 19 36 9 97 1.51 2.69


テイラー・ウォード


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Taylor Ward (フルネーム/Joseph Taylor Ward)

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1993-12-14生|185cm91kg|三塁手、外野手 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 オハイオ州デイトン

ドラフト/2015年LAA1巡目(全体26位)指名

メジャーデビュー/2018-8-14
■選手紹介

打撃の評価が高まっている2015年ドラフト1巡目指名の生え抜き野手。キャッチャーとして入団したがサードに転向、メジャーでは外野手と内野両コーナーでスタメンを確保しつつある。2021年6月には延長12回表にベンチ入りキャッチャーを使い果たしたため、久々にキャッチャーを務めた。

2015年にエンゼルスからドラフト1巡目指名され入団。カリフォルニア州立大フレズノ校では打撃は通算16本塁打、OPSは.800を若干上回る程度だが、通算盗塁阻止率6割。守備型捕手との評価をされていた。エンゼルスのマイナーで想定外の打撃力を見せ、球団は打撃力を活かすためサードへコンバートさせた。2018年8月にメジャー初昇格した試合では3打数2安打・1打点・1四球と華々しくデビューしたが以降は打てず、3度目のメジャー昇格となった2020年9月頃からメジャーに適応できるようになった。シーズン成績は打率.277だったが9月だけでは60打数で.355・6二塁打・1三塁打の好成績だった。

速球系よりブレーキングボールに強く、特にスライダーを良く打つ。盗塁は多くないが意外と俊足。サード転向後はむしろ外野3ポジションでの出場機会が多くなり、ファーストも守ることもある。レギュラーがアンソニー・レンドンで、他にも内野のユーティリティが多いため今後も外野手での出場が中心になるだろう。ただしどこを守っても守備力は平均よりやや落ちる。

寄稿日:2021-07-04 最終更新日:2021-07-04
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2018 LAA 40 135  24  3 0  6 15  9 3 45  2 .178 .245 .333

2019 LAA 20  42  8  3 0  1  2  6 0 23  0 .190 .292 .333

2020 LAA 34  94  26  6 2  0  5  8 0 28  2 .277 .333 .383

2021 LAA 65 208  52 15 0  8 33 20 6 55  1 .250 .332 .438


アーロン・スレガース


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Aaron Slegers (フルネーム/Aaron Allan Slegers)

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1992-09-04生|208cm118kg|リリーフ 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロングビーチ

ドラフト/2013年MIN5巡目(全体140位)指名

メジャーデビュー/2017-8-17
■選手紹介

身長208cmの大型リリーフ右腕。2021年2月にエンゼルスに移籍してきた。大谷から引き継いだランナーを返して防御率を悪化させているため日本人に少し名前が知られている。

プロに入る前はケガと成長痛に随分悩まされてきた。中学時代に肩の成長痛で1年間プレーできなかった時期がある。高校では16歳の時に1年で20cm近くも身長が伸び、利き腕が痛んでまたもプレーできなかった。高校最終年にようやく痛みが和らぎ、試合に出れば活躍したためインディアナ大学の野球部に入ることができた。大学1年では打球が腕を直撃してシーズンを棒に振っているが、2年次以降はエースとして活躍した。同学年にカイル・ハート、1つ後輩にカイル・シュワーバーとサム・トラビスがおり、スレガースがプレーした時期は黄金期を築いた。

自宅がダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドから車で20分の場所にあり、同じ長身のランディ・ジョンソンに憧れていた。ただしスレガースはジョンソンと違って球の威力は控えめで、速球系の球速は平均より遅い90~92マイル。右バッターにはシンカーを、左バッターには4シームを中心に組み立てる。シンカーは低めにいけばしっかり沈み打たれにくい。変化球はスライダー、チェンジアップが持ち球。空振り率は高くない。プロ入り後はAAまでは抑えれていたが、AAAでは壁にぶつかっている。

スレガースの父親は身長7フィート(213センチ)もある大男。姉のレベッカも185cmの長身で、大学でバレーボールの選手だった。また、同じ2013年にツインズに指名されたコール・スチュワート(1巡目指名)は元ルームメイトで仲が良い。

寄稿日:2021-07-04 最終更新日:2021-07-04
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2017 MIN  4 0 1 0  6.46 15.1 12 11  3  6 0  9 1.17 1.50

2018 MIN  4 1 1 0  5.27 13.2 17  8  3  2 1  6 1.39 3.00

2019 TB  1 0 0 1  3.00  3.0  3  1  1  0 1  0 1.00  ∞

2020 TB  11 0 0 2  3.46 26.0 18 10  1  5 2 19 0.88 3.80

2021 LAA 29 2 2 0  6.97 31.0 43 24  6 15 1 25 1.87 1.67


シメオン・ウッズ・リチャードソン


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Simeon Woods Richardson (フルネーム/Simeon Woods Richardson)

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2000-09-27生|191cm104kg|先発 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 テキサス州シュガーランド

ドラフト/2018年NYM2巡目(全体48位)指名

メジャーデビュー/メジャー経験なし
■選手紹介

2000年生まれの将来有望な先発右腕。マーカス・ストローマンのトレードの見返りにアンソニー・ケイとともにブルージェイズにやってきた。2021年のMLB公式の有望株リスト68位にランクされていて、いい意味で若さを感じさせない投球をする。

テキサス州のヒューストンに近い町シュガーランドで育ち、地元の高校でプレー。高校最終年、ドラフトで本人は2日目に名前が呼ばれるだろうと思っていたところ、予想外に早い2巡目でメッツから指名を受ける。当時のメッツは全体48位にしては破格の185万ドルの契約金を用意した。卒業後は強豪テキサス大オースティン校に進むつもりだったが、悩んだ末にメッツ入りを決断した。

メッツ入団後はマイナーを順調に昇格し、ストローマン獲得の交換要員としてブルージェイズに移籍。ここまで大きなケガもなく来ており、2022年中にメジャー昇格すると見込まれている。

入団当初のフォーシームは92マイル程度だったが95マイルを投げるまでに成長。速球系以外の球種はカーブをメインにチェンジアップとスライダーを織り交ぜる。プロ入り後に覚えたスラーブは習得中。縦に落ちるカーブは武器で三振が稼げる。上から投げ下ろすような投球フォームのおかげでカーブがより生きている。スライダー、チェンジアップも第3・4球種としては問題ないレベル。コントロールも悪くなく、同年代の投手より完成度が高いと感じる。

また、2021年中の昇格はなさそうだが東京オリンピックのアメリカ代表に選出された。活躍次第では日本人のファンもゲットできるかもしれない。

寄稿日:2021-06-30 最終更新日:2021-06-30
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

(~2020年メジャー経験なし)


アンソニー・ケイ


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Anthony Kay (フルネーム/Anthony Benjamin Kay)

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1995-03-21生|183cm102kg|先発、リリーフ 左投左打

出身地/アメリカ合衆国 ニューヨーク州ソトーニーブルック

ドラフト/2016年NYM1巡目追補(全体31位)指名

メジャーデビュー/2019-9-7
■選手紹介

マーカス・ストローマンとのトレードでブルージェイズにやってきた2016年ドラフト1巡目指名左腕。白いメガネが特徴的。2016年にコネチカット大学から全体31位でメッツに入団。2017年にトミー・ジョン手術を受けた後、メッツはマーカス・ストローマンを獲得するためトレードの駒としてブルージェイズに差し出した。

フォーシームと2種類のスライダーにチェンジアップを投げる。フォーシームはスピンレートがメジャー平均より上だが、打者を圧倒するまでの武器にはなっていない。変化球はどちらかというとチェンジアップの方が評価が高いが、2種類のスライダーのどちらかを空振りが取れるレベルに上げたいところだ。コントロールは良くも悪くもない。

なお、ストローマンとのトレードは1対2で、もう1人の交換要員シメオン・ウッズ・リチャードソンも先発投手。ケイより年下だが2021年のトッププロスペクトランキングではウッズ・リチャードソンの方が素質が上と評されている。ケイも2019年のフューチャーズゲームに選ばれるほど認められており、よきライバルとして先発ローテーション争いを競い合ってもらいたい。

寄稿日:2021-06-30 最終更新日:2021-06-30
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2019 TOR  3 1 0 0  5.79 14.0 15  9  0  5 1 13 1.43 2.60

2020 TOR 13 2 0 0  5.14 21.0 22 12  3 14 0 22 1.71 1.57

2021 TOR 11 1 2 0  5.61 33.2 38 21  7 18 3 39 1.66 2.17


マシュー・リバトーレ


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Matthew Liberatore (フルネーム/Matthew Joseph Liberatore)

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1999-11-06生|193cm91kg|先発 左投左打

出身地/アメリカ合衆国 アリゾナ州ピオリア

ドラフト/2018年TB1巡目(全体16位)指名

メジャーデビュー/メジャー経験なし
■選手紹介

今のところ欠点が見当たらない将来有望な先発左腕候補。2018年にレイズに1巡目指名を受けて入団したのち2020年明けのトレードでカージナルスへやってきた。交換相手のランディ・アロザレナが予想外の大活躍、レイズのア・リーグ優勝にいきなり貢献したため、一部のメディアやにわかファンからトレード失敗だと批判が起きた。しかし、もともとリバトーレは2023年ぐらいからメジャーで投げてもらう見込みの若手である。あまりに短絡的な批判であり、リバトーレへの期待値はこれまでと変わらない。

リバトーレと言えばカーブで、70マイル台後半のスピードで縦方向に鋭く落ちる。とにかくキレがすごく、たいていの左打者はヒザが崩れる。カーブだけなら即メジャーで通用するだろう。その他の球種もレベルが高い。速球は2シームで93マイル(たまに投げる4シームも94マイル程度)と平均的だがよく制球できている。チェンジアップの精度も高い一方、スライダーはプロ入り後に本格的に習得したためまだ改善の余地がある。どの球種もコントロール・コマンドともに良く、ゴロ打たせが得意でホームランを食らいにくい。ピッチングフォームもきれい。時々クイックモーションでタイミングを外しにかかる。

カージナルスの野手の有望株ノーラン・ゴーマンとは5歳からの幼馴染で、両親同士も親友で家族ぐるみの付き合いがある。どちらも高校時代にアリゾナ大学から勧誘を受けていたが、両方とも高卒でのプロ入りを選択。リバトーレがトレードでカージナルスに来たのでようやくゴーマンとチームメイトになれた。

また、苗字が難易度高めの読み方ではあるが、現地ではリバトーレあるいはリバトーアと発音している。日本のネットニュースでリベラトレと書かれた記事が多いようだが、なるべく正しい発音に近い表記をしてほしいものだ。

寄稿日:2021-06-20 最終更新日:2021-06-20
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

(~2020年メジャー経験なし)


ジャスティン・アップトン


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Justin Upton (フルネーム/Justin Irvin Upton)

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1987-08-25生|185cm98kg|外野手 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 バージニア州ノーフォーク

ドラフト/2005年ARI1巡目(全体1位)指名

メジャーデビュー/2007-8-2
■選手紹介

メジャーでも有数の不良債権に甘んじている元アスリート型外野手。2005年のドラフト全体1位指名選手。弟のB.J.アップトンも2002年の全体2位指名、指名順位の合計が最も少ない兄弟として知られている。合計ホームラン数は462本で、2人とも100本塁打以上放っている兄弟ではジョー・ディマジオ&ビンス・ディマジオ兄弟の486本に次いで2番目に多い。

キャリアハイは2011年。自身2度目のオールスター選出に加えてホームラン31本・打率.289・OPS.898・21盗塁を記録しシルバースラッガー賞、MVP投票4位の大活躍。キャリアを通じてそれほどデッドボールは多くないがこの年だけはメジャー最多の19個を食らっている。この活躍で球界を代表する5ツールプレイヤーになることを期待されたが、高い空振り率と調子の波の激しさをいまだ克服できずにいる。

キャリアトータルで見れば全体1位指名として最低限の実績を残したものの、現在の5年契約の印象が悪いのが残念だ。2020年は年俸1,800万ドルなのに出塁率が3割を下回っており、契約は2021年に2,300万ドル、2022年に2,800万ドルが残っている。実績充分のベテランのわりに穏やかで好感が持てるだけに、エンゼルスでの残り2年は最後の悪あがきをしてほしい。

寄稿日:2021-06-20 最終更新日:2021-06-20
オールスター:4回(09,11,15,17)

主な表彰:シルバースラッガー賞3回(11,14,17)

タイトル:なし

▼バットを折りながらもレフトスタンドに打ち込むアップトン

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2007 ARI 43 140  31  8 3  2 11 11 1 37  2 .221 .283 .364

2008 ARI 108 356  89 19 6 15 42 54 4 121  1 .250 .353 .463

2009 ARI 138 526 158 30 7 26 86 55 2 137 20 .300 .366 .532

2010 ARI 133 495 135 27 3 17 69 64 4 152 18 .273 .356 .442

2011 ARI 159 592 171 39 5 31 88 59 19 126 21 .289 .369 .529

2012 ARI 150 554 155 24 4 17 67 63 5 121 18 .280 .355 .430

2013 ATL 149 558 147 27 2 27 70 75 5 161  8 .263 .354 .464

2014 ATL 154 566 153 34 2 29 102 60 6 171  8 .270 .342 .491

2015 SD 150 542 136 26 3 26 81 68 4 159 19 .251 .336 .454

2016 DET 153 570 140 28 2 31 87 50 4 179  9 .246 .310 .465

2017 DET 125 459 128 37 0 28 94 57 3 147 10 .279 .362 .542

2017 LAA 27  98  24  7 0  7 15 17 0 33  4 .245 .357 .531

2018 LAA 145 533 137 18 1 30 85 64 10 176  8 .257 .344 .463

2019 LAA 63 219  47  8 0 12 40 32 0 78  1 .215 .309 .416

2020 LAA 42 147  30  5 0  9 22 11 7 43  0 .204 .289 .422

2021 LAA 89 318  67 12 0 17 41 39 1 107  4 .211 .296 .409