【確定版】WBC2026 メキシコ代表メンバー一覧|選手名鑑


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最終更新日:2026/3/7

【寸評】投打のキーマンに故障離脱者が出ており、選手層という点ではやや不安を残す構成となった。それでもスタメンには実績あるメジャーリーガーを並べることができ、総合力は依然として高い。

 前回WBC終了時点で“2026年大会の目玉”と思われたマルセロ・メイヤーが故障で出場不可となったが、代役のジョーイ・オルティスも守備の堅い好選手なので頑張ってほしい。

▼目次 – メキシコ代表選手一覧
【先発】
タイワン・ウォーカーハビエア・アサッドホセ・ウッキーディタジ・ブラッドリーアレクサンダー・アルメンタ

【リリーバー】
アンドレス・ムニョスビクター・ボドニックロベルト・ガルシアブレナン・バーナディーノサミー・ナテラJr.アレックス・カリージョダニエル・デュアルテヘラルド・レイエスヘスス・クルーズルイス・ガステルム

【捕手】
アレハンドロ・カークアレクシス・ウィルソン

【内野手/ユーティリティ】
ジョーイ・オルティスジョナサン・アランダニック・ゴンザレスジャレッド・セルナラウディ・テレスジョーイ・メネセスナチョ・アルバレスJr.ラモン・ウリアス

【外野手】
ランディ・アロザレナジャレン・デュランアレック・トーマスアレハンドロ・オスーナフリアン・オルネラス

【指名投手枠】
バレンテ・ベヨソ / そのほかの投手

【不参加、選考漏れ】
パトリック・サンドバールマルセロ・メイヤーイサック・パレイデスJ.P.クロフォード

【監督/主なコーチ/GM】
ベンジー・ギルビニー・カスティーヤホレイショー・ラミレスホルヘ・カンピーヨロドリゴ・ロペス

――――――――――――――――――――――――
【参考1:過去の名選手】
フェルナンド・バレンズエラテディ・ヒゲライシュメール・バルデスリカルド・リンコン

【参考2:日本に来た助っ人外国人】
エルマー・デセンス / ナルシソ・エルビラ / ルイス・メンドーサ / ジャフェット・アマダー

◇先発
99 タイワン・ウォーカー (フィラデルフィア・フィリーズ)
33歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投両打
1992年8月13日生/出身地:アメリカ合衆国 ルイジアナ州シュリーブポート
オールスターx1 WBC2023
 かつて超有望株として知られ、20歳でメジャーデビュー。マリナーズ時代は伸び悩んでいたが、移籍してから大きく飛躍し、すでにサービスタイムが10年を超えた。アメリカ生まれだが母方にメキシコの血を引き、以前からメキシコ代表入りへの意思を示していた。

 150km/h台中盤の速球とオフスピード系の変化球を駆使するパワーピッチャーだが、ときどき尋常じゃないほど打ち込まれる。とはいえ、投げさえすればローテーションを守ってくれる。なお背番号へのこだわりが強いタイプの選手で、モチベーション維持のために”99″番が必須。

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77 ハビエア・アサッド (シカゴ・カブス)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1997年7月30日生/出身地:メキシコ ティフアナ
WBC2023
 カブス所属の右腕。2023年大会で印象的な好投を見せ、メキシコ躍進の立役者の1人となった。フォアボールは多いがコマンドはそこまで悪くなく、試合をぶっ壊すことはあまりない。

 先発ローテに入れば頼もしい存在だが、2025年レギュラーシーズンでは後半戦に復帰したものの故障による長期離脱があり、コンディション面が大きな不安材料。

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65 ホセ・ウッキーディ (ピッツバーグ・パイレーツ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1995年5月1日生/出身地:メキシコ マサトラン
WBC2023
 アストロズでローテーションを担ってきた右腕。圧倒するような球威はないものの、どの球種でもストライクが取れる安定感があり、毎回きっちり試合を作ってくれる。2022年には13勝8敗と二桁勝利を挙げ、ワールドシリーズで勝利投手になった経験もある。シーズン中にGMが彼をトレードに出そうとしたところ、オーナーが拒否した――という球団内部の騒動でも話題になった。

 WBC2023にも出場しており、国際大会での経験値もある。ただしトミー・ジョン手術後にタイガースへ移籍後、現在はメジャー球団とは未契約の状態。

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1 タジ・ブラッドリー (ミネソタ・ツインズ)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2001年3月20日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
 レイズの有望株だった先発右腕。速球の威力と奪三振能力に優れ、将来のエース候補とされていた。メジャーでも徐々に頭角を現しつつあるが、2025年は特にホームゲームで打たれる場面が目立ち、課題の残るシーズンだった。

 若さとポテンシャルでメキシコのXファクターになり得る――と思われたが、ロスター発表後に代表から外れるとの報道が。

35 アレクサンダー・アルメンタ (福岡ソフトバンクホークス)
21歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
2004年6月26日生/出身地:メキシコ ロス・モチス
 2021年オフにソフトバンクに育成入団した若武者。昨季、ウエスタンリーグで明らかに成長した投球内容を見せていた。球威も150km/h台中盤まで出るようになり、支配下登録が現実味を帯びてきている。

 
◇リリーバー
75 アンドレス・ムニョス (シアトル・マリナーズ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1999年1月16日生/出身地:メキシコ ロス・モチス
オールスターx2
 マリナーズの剛腕クローザー。100マイルを超える豪速球と鋭いスライダーを武器に奪三振を量産し、2023年以降はア・リーグ屈指のリリーバーへと成長した。国際大会でも終盤を任せられる圧倒的な存在感がある。

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11 ビクター・ボドニック (コロラド・ロッキーズ)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1999年10月9日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ウィッティア
 今季ロッキーズのリリーフ陣の軸になるパワーピッチャー。ブレーブスに入団後、2023年に元阪神のピアース・ジョンソンとのトレードでロッキーズへ移籍。2024年にはチーム最多の登板数を記録し、昨季も10セーブ、3.02の防御率を残した。

 主な武器は最速100マイル近いフォーシームと、空振りを奪えるチェンジアップ。スライダーとカッターも織り交ぜる。昨季、右肩炎症からの復帰後に球速を上げて、クローザー起用に応える活躍を見せた。

 祖父、父ともに配管業をやっていた。ビクター自身も幼少期から父の仕事を手伝い、マイナーリーガーだった2022年まではオフに配管工として働いていた。

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62 ロベルト・ガルシア (テキサス・レンジャース)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投右打
1996年6月14日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州マンティーカ
 球威で押すタイプではないが、勝ち試合の終盤を任せられる度胸がある。2023年にメジャーデビューし、すでに3球団を渡り歩いているが、2025年はレンジャースでクローザーを任され、9セーブを記録。2年連続で70試合以上に登板しており、タフネスぶりも売りのひとつ。

22 ブレナン・バーナディーノ (コロラド・ロッキーズ)
34歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1992年1月15日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州バレンシア
 マリナーズとレッドソックスでプレーした左腕リリーバー。身長は193cmあるが、だいぶ低めのロー・スリークォーター気味に投げるフォームが特徴。150km/h前後のシンカーでゴロを打たせる。

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17 サミー・ナテラJr. (エンゼルス傘下AAA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 左投左打
1999年11月5日生/出身地:メキシコ シウダードファレス
 昨季はリリーフ専任のような使われ方をした先発投手。エンゼルス傘下に属し、昨季はマイナー上位で頭角を現した。

 150km/h台前半のフォーシームに横滑りするスライダー、ツーシーム、カッター、チェンジアップと多彩な球種を持っている。ただし、投球フォームが激しめで耐久性を疑問視されている。

24 アレックス・カリージョ (メッツ傘下AAA)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1997年6月6日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州パラマウント
 昨季メジャーデビューの苦労人リリーバー。2020年にプロ入りしたが、途中でメキシカンリーグの複数のチームを渡り歩き、2024年にメッツに拾われる形でマイナーリーグに復帰。昨季メジャーデビューを果たした。

53 ダニエル・デュアルテ (メッツ傘下AAA)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1996年12月4日生/出身地:メキシコ ワタバンポ
 2022年にレッズでメジャーデビューした右腕。昨季はケガでオンシーズン公式戦に登板できなかったが、メキシコのウィンターリーグでは好投していた。

33 ヘラルド・レイエス (メキシカンリーグ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1993年5月13日生/出身地:メキシコ シウダードビクトリア
WBC2023
 サイドスローから100マイルを投げるリリーフ右腕。ファストボールが中心でたまにスライダーを投げる。

 メキシコで生まれ、学生時代は国境に接するテキサス州の高校と大学に進学した。プロ入り後は2019年にメジャーデビュー。エンゼルス傘下に移籍後、2022年にトミー・ジョン手術を経てメジャー返り咲きを果たした。昨季はメキシカンリーグでプレー。

49 ヘスス・クルーズ (メキシカンリーグ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1993年5月13日生/出身地:メキシコ シウダードビクトリア
WBC2023
 2020、22年にメジャー昇格経験のあるリリーフ右腕。150km/h前後のファストボールとスライダー。

27 ルイス・ガステルム (カージナルス傘下AA)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2001年9月27日生/出身地:メキシコ ロス・モチス
 カージナルスのマイナーにいる奪三振マシン。昨年のメキシコ冬季リーグで無双し、バルドメロ・メロ・アルマダ賞(新人王)を獲得。今春はキャンプの招待選手に選ばれている。高い制球力とロン毛が魅力。

 
◇捕手
30 アレハンドロ・カーク (トロント・ブルージェイズ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
1998年11月6日生/出身地:メキシコ ティフアナ
オールスターx2 シルバースラッガーx1
 ブルージェイズの人気者キャッチャー。低身長&110kgを超える体格から、アマチュア時代からまったく注目されなかったが、圧倒的な打撃センスでオールスターに選ばれる選手になった。2025年は過去2年の不調を脱し、ワールドシリーズでも粘り強い打席を見せて日本人野球ファンにもインパクトを与えた。

 2023年のWBCには参加するつもりだったが、ちょうどパートナーの出産のタイミングと重なってしまい、代表を辞退した。

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26 アレクシス・ウィルソン (メキシカンリーグ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
1996年8月13日生/出身地:メキシコ ロス・モチス
WBC2023
 かつてカージナルスのマイナー下部にいた守備型キャッチャー。メジャー昇格したことは無く、2021年以降はメキシカンリーグを主戦場にしている。

 打撃はかなり苦手だが、プレート周りの能力と強肩は高く評価されている。前回WBCではカークの辞退を受けて代表入り。メジャーリーガーに混じって堂々とプレーした。

 
◇内野手/ユーティリティ
7 ジョーイ・オルティス (ミルウォーキー・ブリュワーズ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手、三塁手 右投右打
1998年7月14日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ガーデングローブ
 オリオールズの強力プロスペクト集団の一員として100位以内にランクインしていた内野手。傘下の3Aにはランカーが7人いる“宝の山”状態で、さらに上位にガナー・ヘンダーソンがいたためレギュラー獲得は困難と見られていた。

 2024年にコルビン・バーンズとの大型トレードのメインピースとなってブリュワーズに移籍。守備では期待に違わぬ活躍を見せているが、打撃で苦しんでいる。WBCではマルセロ・メイヤーが手首の手術を受けた関係で、オルティスが代役ショートの最有力として名前が挙がっていた。両親がメキシコ人。

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8 ジョナサン・アランダ (タンパベイ・レイズ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手 右投左打
1998年5月23日生/出身地:メキシコ ティフアナ
オールスターx1 WBC2023
 メジャー4年目の昨季は初のオールスター選出。規定打席には届かなかったものの打率3割台を記録し、rWAR3.5を稼ぐなどブレークしたシーズンとなった。WBCでは4番を打ってほしい存在。

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13 ニック・ゴンザレス (ピッツバーグ・パイレーツ)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手 右投右打
1999年5月27日生/出身地:アメリカ合衆国 アリゾナ州ツーソン
 2020年ドラフト全体7位の元トッププロスペクト。メジャー3年目を終えたが、まだ期待に見合う成績には至っていない。それでも守備は堅実で、打撃も少しずつ改善の兆しを見せている。

59 ジャレッド・セルナ (マイアミ・マーリンズ)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投右打
2002年3月21日生/出身地:メキシコ レオン
 守備と機動力に優れる有望株。とにかく脚が速く、メキシコのウィンターリーグでは三塁打の歴代新記録を作った。

44 ラウディ・テレス (FA)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手 左投左打
1995年3月16日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州サクラメント
WBC2023
 120kg超の体格から想像通りのパワーを誇るスラッガー。2022年は初めて故障や降格することなくメジャーに帯同し、35本塁打を放った。

 ユダヤ系アメリカ人でイスラエル代表入り資格も持っているが、過去の国際大会ではずっとメキシコ代表でのプレーを選択。前回WBC以降は低迷が続いており、復活を期す。

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32 ジョーイ・メネセス (アスレチックス傘下AAA)
33歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手 右投右打
1992年5月6日生/出身地:メキシコ クリアカン
WBC2023
 30歳にして才能が開花した遅咲きのスラッガー。2019年にはオリックスに在籍したが、ドーピング問題で退団したことでも知られる。

 前回WBCではアメリカ戦で2本塁打を放ち、一躍国民的ヒーローとなった。しかし、その後のレギュラーシーズンで極度の不振に陥り、キャリアが危ぶまれている。

2 ナチョ・アルバレスJr. (ブレーブス傘下AAA)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投右打
2003年4月11日生/出身地:
 ブレーブスのメジャー40人枠に入っているミドル・プロスペクト。一昨年にメジャーデビュー。打撃より守備で結果を出している。

29 ラモン・ウリアス (FA(前ヒューストン・アストロズ))
31歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投右打
1994年6月3日生/出身地:メキシコ マグダレナ・デ・キノ
ゴールドグラブx1
 代表の正三塁手候補の本命はイサック・パレイデスだったが、ハムストリングス断裂で出場が絶望的。その代替候補にラモン・ウリアスの名前が挙がっていた。

 2023年大会は保険の問題で欠場したが、今回は初めて代表のユニフォームを着られそうだ。どれだけパレイデスの穴を埋められるか?…と思ったら、またしても不参加になるとの情報が出ている。

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◇外野手
56 ランディ・アロザレナ (シアトル・マリナーズ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:左翼手 右投右打
1995年2月28日生/出身地:キューバ ハバナ
新人王 オールスターx2 WBC2023
 前回大会で“WBCの顔”の一人となったキューバ出身のスター外野手。前回WBCではメキシコ代表に選ばれたと聞いてとても違和感があったが、あのときの大活躍によって完全に受け入れられるようになった。OPS1.507は全出場選手中2位という驚異のスタッツだった。

 血筋はキューバだが、亡命後にメキシコで国籍を取得したことで代表資格が発生。2020年後半からのポストシーズンで本塁打記録を塗り替え、翌21年にア・リーグ新人王を獲得した。彼のサクセスストーリーを描いた映画も作成された。

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16 ジャレン・デュラン (ボストン・レッドソックス)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
1996年9月5日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州コロナ
オールスターx1 WBC2023
 ドラフト7巡目からオールスター選手に成長したメキシコ系アメリカ人外野手。今回もメキシコ代表入りを熱望し、だいぶ早いうちから内定していた。

 オールスター初選出となった2024年は、最終的にrWAR8.7という驚異的な数字を叩き出した。昨年はやや成績を落としたものの、依然として平均以上のバッティングと変わらぬ守備走塁を見せた。レッドソックスお得意の“アンダーサイズながら好守強打”の典型的成功例である。

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5 アレック・トーマス (アリゾナ・Dバックス)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:中堅手 左投左打
2000年4月28日生/出身地:アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ
WBC2023
 ハイレベルな外野守備をウリにしている俊足好守の外野手。メジャーではすでに4年プレーしており、毎シーズン「今季のブレイク候補」と期待され続けているが、打撃面ではなかなか殻を破れずにいる。

 前回WBCでも正センターとして出場し、今回もメジャーレベルのセンター候補が他に見当たらず、下位打線でのスタメン起用が濃厚。前回はテレビ中継で実況から「アレックス・トーマス」と連呼されていた。

19 アレハンドロ・オスーナ (テキサス・レンジャース)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 左投左打
2002年10月10日生/出身地:メキシコ アオメ
 ソフトバンクのロベルト・オスーナの弟。昨季22歳でメジャーデビューした。スタメンならリードオフマンに、ベンチなら守備要因に起用可能。

 メキシコのウィンターリーグで打棒爆発しており、今年はWBCやメジャーでも目立つかも。

31 フリアン・オルネラス (メキシカンリーグ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
1996年12月28日生/出身地:メキシコ ティフアナ
 ずっとメキシコ国内ひと筋で活動している中堅外野手。ここ4年、メキシカンリーグでは打率3割5分近くをマークし続けている。

 走攻守いずれも高水準の5ツールプレイヤーであるだけでなく、人格者としても知られている。

 
◇指名投手枠
バレンテ・ベヨソ (FA(前マイアミ・マーリンズ))
26歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
1999年11月27日生/出身地:メキシコ モンテレイ
 アストロズ傘下で育ち、2024年にマーリンズでメジャーデビューした若手右腕。トッププロスペクトではなかったが、メジャーではローテーションの一角としてそれなりに存在感を示している。

 実績からすると代表入りは当落線上だが、ネットでは「将来性を買ってぜひ呼んでほしい」という声が多い印象だった。本戦で見たい。

その他の選手 アラン・ランヘル、ビクター・リザラガ、オマー・クルーズ、ネスター・ヘルマン、アービン・マチュカ
 
◇不参加、選考漏れ
パトリック・サンドバール (ボストン・レッドソックス)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
1996年10月18日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ミッションビエホ
WBC2023
 2024年までエンゼルスで投げていた先発左腕。2023年大会ではアメリカ戦・日本戦で先発し、ほとんど打たれない圧巻のピッチングを披露して名を挙げた。代表への思いも強く、再び参戦すれば左のエースとして計算できる。

 ただし2024年にトミー・ジョン手術を受けている。回復状況によって今回は見送り判断となった。

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マルセロ・メイヤー (ボストン・レッドソックス)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投左打
2002年12月12日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州チュラビスタ
 レッドソックスが未来を託す超有望株ショート。2022年以降、有望株ランキングの上位常連で、Baseball Americaでは4年連続10位台、MLB公式ランキングでは最高9位に入った。

 2025年は順当にメジャーデビューを果たすも、もとから痛めていた右手首の故障が悪化してドクターストップがかかってしまった。

 前回大会終了直後から「次回のメキシコ代表ショートはマルセロ・メイヤー」と目され、台風の眼になると期待されていたが、手術で全治3カ月以上とされ、残念ながらWBCは回避。

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イサック・パレイデス (ヒューストン・アストロズ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投右打
1999年2月18日生/出身地:メキシコ エルモシージョ
オールスターx2 WBC2023
 昨季、自身2度目のオールスター選出。シーズンの半分近くを欠場したものの、高出塁率に加え20本塁打を放つなど存在感は十分だった。

 だがしかし、ハムストリングスを断裂してしまい、WBC出場は赤信号。惜しい離脱だ。

J.P.クロフォード (シアトル・マリナーズ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投左打
1995年1月11日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロングビーチ
ゴールドグラブx1
 フィリーズ時代にはMLB公式のプロスペクトランキング4位に挙げられた元・超有望株。メジャーデビュー後は2年間フィリーズで過ごしたが思うように伸びず、「失望された存在」と見られてマリナーズへトレードされた。

 しかしどうやら“遅咲きタイプ”だったようで、年齢を重ねるごとに着実に実力を発揮。長打や盗塁は少ないものの、突出した選球眼とゴールドグラブ級の堅守が評価され、いまやマリナーズに替えの利かない中心選手となった。

 奥さんがメキシコ人である縁を活かし、ロドリゴ・ロペスGMからメキシコ代表入りの打診を受けていたが、最終的に「代表資格を満たさない」と判断され、参加は実現しなかった。

◇監督/主なコーチ/GM
監督 ベンジー・ギル
通算rWAR:2.8
WBC2006
 東京五輪、WBC2023に続き、今回もメキシコ代表の指揮を執る元メジャーリーガー。1990年代後半〜2000年代前半にかけてレンジャースとエンゼルスでレギュラー二遊間として活躍した内野手で、2006年のWBC第1回大会には選手として参戦している。

 息子のマテオ・ギルは18年ドラフト3巡目でカージナルス入りし、のちにノーラン・アレナドとの大型トレードで交換要員の一人となった元マイナーリーガー。

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ベンチコーチ ビニー・カスティーヤ
通算rWAR:19.4
オールスターx2 シルバースラッガーx3 打点王x1 WBC2006
 ロッキーズなど複数チームの主軸として活躍した元球宴三塁手。通算320本塁打のメキシコ出身選手最多記録を持ち、メキシコではフェルナンド・バエンズエラに次ぐ英雄的な存在。

 WBCには2006年に選手として出場し、2009年は監督、2023年はベンチコーチとして参加している。

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投手コーチ ホレイショー・ラミレス
通算rWAR:1.9
WBC2006
 ブレーブスなどでプレーした元先発左腕。2003年にメジャーデビュー、裏ローテに入って2度2ケタ勝利を記録した実績を持つ。

 WBC第1回大会のメキシコ代表メンバーの1人。前回大会では43歳時点でメキシコの冬季リーグで登板しながら、コーチとして入閣していた。

 ホルヘ・カンピーヨ
通算rWAR:1.4
WBC2009
 現役時代は重そうなファストボールを投げていた先発右腕。2009年のWBCでメキシコ代表として出場経験がある。今回のWBCでは”Gerente Deportivo” の肩書でメキシコ代表のフロント入りしている。

 プロ入り後にマリナーズで育成されながら芽が出ず、ブレーブスへ移籍した途端に先発ローテ入りして8勝7敗・防御率3.91とブレイク。しかし肩の故障により活躍はこの年限りとなってしまった。当時のマリナーズは“暗黒期”に入りたてのタイミングで有望株を十分育てられない環境にあり、カンピーヨもその犠牲者の一人とされている。

GM ロドリゴ・ロペス
通算rWAR:6.7
WBC2006 WBC2009 WBC2013
 オリオールズなどメジャー6球団で投げた元先発投手。規定投球回到達5回、2ケタ勝利3回の実績を持つイニングイーターだった。WBCには第1回〜第3回大会で選出された常連組でもある。

 「紙コップを食べる男」として知られていて、20年以上前に日本のテレビ番組(珍プレー好プレー大賞だったような…)で紹介されたことがある。味方の攻撃中にダグアウトで紙コップをバリバリかじっている映像がYoutubeにも残っている。

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◇参考1:過去の名選手
 フェルナンド・バレンズエラ
通算rWAR:41.4
サイ・ヤング賞x1 新人王 オールスターx6 ゴールドグラブx1 シルバースラッガーx2 最多勝x1 最多奪三振x1
 MLBの歴史に名を刻む、メキシコ人史上最高のレジェンド。1981年のドジャースで急遽開幕投手を務めると覚醒し、新人王とサイ・ヤング賞を同時受賞する前代未聞の快挙を達成。キレのあるスクリューと独特のリズムをもつフォームで打者を翻弄し続け、“フェルナンドマニア”と呼ばれる社会現象を巻き起こした。

 後続のメキシコ人選手たちに与えた影響は計り知れず、国民的英雄として今も語り継がれている。2024年10月、肝臓の病気によりこの世を去った。

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 テディ・ヒゲラ
通算rWAR:30.3
オールスターx1
 1980年代後半〜90年代初頭にかけてブリュワーズで活躍したメキシコ人左腕。1986年に20勝を挙げてサイ・ヤング賞投票で2位に入るなど、当時のア・リーグを代表するエース格だった。

 滑らかなフォームからキレのあるスライダーとチェンジアップを投げ分け、優れた制球力で安定した成績を残したが、度重なる故障により全盛期は短め。それでもバレンズエラの次に成功したメキシコ人といえる名投手だった。

 イシュメール・バルデス
通算rWAR:24.1
 ”野茂英雄の親友”と言われていた、タフな元先発投手。1990年代〜2000年代前半にかけてドジャースなどで活躍し、規定投球回到達8度、通算104勝をマークした。カーブのキレが素晴らしかった。

 リカルド・リンコン
通算rWAR:7.2
WBC2009
 左の殺し屋として活躍したリリーバー。通算565試合登板に対して投球回は443回2/3という数字が、いかに彼がワンポイント起用のスペシャリストだったかを物語る。

 『マネー・ボール』では、インディアンスで毎日のように登板していたリンコンを、ビリー・ビーンGMがいかに獲得したかが詳細に描かれている。26歳までメキシカンリーグで投げ続け、スカウトされて渡米した年にいきなりメジャーデビューした異色の経歴を持っている。

◇参考2:日本に来た助っ人外国人
エルマー・デセンス (巨人1999)
ナルシソ・エルビラ (近鉄2000~01)
ルイス・メンドーサ (日ハム2014~17, 阪神17)
ジャフェット・アマダー (楽天2016~18)