Kutter Crawford (フルネーム/Kutter Martin Crawford)Embed from Getty Images1996-04-01生|185cm95kg|先発、リリーフ 右投右打出身地/アメリカ合衆国 フロリダ州オキチョービードラフト/2017年BOS16巡目(全体491位)指名メジャーデビュー/2021-9-5 |
■選手紹介カッターよりカーブの評価が高いカッター・クロフォード。大学在学中はその名の通りカッターを武器にしていたが、プロ入り後はカーブがベストピッチになった。2021年のデビュー戦は2回5失点と打ち込まれたが、2022年はスプリングトレーニングで好投したため開幕メジャーロースター入りを勝ち取っている。新型コロナワクチンを打っていないためトロント入りできない選手の1人。クリス・セールの母校でもあるフロリダ・ガルフコースト大学でプレーし、2017年にボストン・レッドソックスにドラフト16巡目で入団。AAで投げた2019年秋にトミー・ジョン手術、翌年夏に骨片除去手術に成功し、2021年シーズン終盤にメジャーデビューを果たした。2度のヒジの手術を受けたクロフォードの球威は手術前よりアップした。フォーシームの球速が92~95マイル出るようになり、カーブの変化量が大幅に向上。それまで武器としていたカッターは第2の変化球になった。80マイル台中盤のスプリッターに近いチェンジアップを持っているがストライクを取れずに苦労している。チェンジアップを操れるようになれば4~5番手のスターターかマルチイニングリリーフとしてメジャー定着ができるだろう。兄のジョナソン・クロフォードも投手で、2013年に1巡目全体20位で指名された逸材だった。しかし、プロ入り後は徐々にコントロールを乱すようになりAAにすら上がれなかった。マイナー最終年はA+で0勝10敗・87回1/3を投げて94与四死球・13暴投の記録を残して野球界を離れ、2022年現在は現役復帰して独立リーグでプレーしている。寄稿日:2022-05-04 最終更新日:2022-05-04 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼ウインターリーグで5回無失点と好投するカッター・クロフォード |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2021 BOS 1 0 1 0 22.50 2.0 5 5 1 2 0 2 3.50 1.00 |
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コナー・ウォン
Connor Wong (フルネーム/Connor Sun-Han Wong)Embed from Getty Images1996-05-19生|185cm82kg|捕手、二塁手、三塁手 右投右打出身地/アメリカ合衆国 テキサス州ヒューストンドラフト/2017年LAD3巡目(全体100位)指名メジャーデビュー/2021-6-22 |
■選手紹介キャッチャーとしては小柄だが、案外メジャーで爪痕を残すかもしれないキャッチャー兼内野手。セカンドとサードも守れる。大学時代は公式戦でピッチャー以外の8ポジションを守った経験がある。テキサス州の高校でショートとしてプレーし、ヒューストン大学へ進学。2017年にドジャースにドラフト3巡目(全体100位)指名で入団。ちなみに大学でよくバッテリーを組んだセス・ロメロは全体25位・契約金280万ドルでプロ入りしている。ドジャースのマイナーでは2019年にA+、AAあわせて111試合で24本塁打を放つなど、小柄ながら長打力を見せる。2020年のオフにムーキー・ベッツの大型トレードでレッドソックスに移籍した。AAAでは平凡な成績だったが、バックアップ捕手のケビン・プラウェッキがIL入りしたため昇格。リード面に課題を残したままプラウェッキの復帰に伴いAAAへ降格した。2022年も4月にプラウェッキが新型コロナによるIL入りでメジャー昇格。正捕手クリスチャン・バスケスも陽性反応を示したため、4月19日(現地時間)の試合でスタメン出場を果たすと、試合終盤に勝ち越しとなる犠牲フライを放った。AAAでは打撃で苦戦しており、高い三振率を減らしてもう少し確実性を上げたいところだ。ところで、名前からしてゴールドグラバーのコルテン・ウォンの弟か?と思ってしまうが赤の他人。コルテン・ウォンの弟はエンゼルスのマイナー(2022年5月現在)にいるキーン・ウォン。寄稿日:2022-05-04 最終更新日:2022-05-04 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼ウォルシュの盗塁を阻止するウォン▼7回裏に勝ち越し犠牲フライを放つウォン |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打2021 BOS 6 13 4 1 1 0 1 1 0 7 0 .308 .357 .538 |
ビンス・ベラスケス
Vince Velasquez (フルネーム/Vincent John Velasquez)Embed from Getty Images1992-06-07生|191cm96kg|先発 右投右打出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州モンクレールドラフト/2010年HOU2巡目(全体58位)指名メジャーデビュー/2015-6-10 |
■選手紹介抜群の身体能力を誇るも、あまり生かし切れないままベテランの域に差し掛かっている本格派先発右腕。6年以上過ごしたフィリーズを解雇された後パドレスとマイナー契約、2022年はホワイトソックスの先発ローテの一角としてプレーする。ベラスケスのプレーは日本で何度も取り上げられている。1度目は2018年6月、アダム・イートンが打ったピッチャーライナーを右腕で受けてしまい、とっさに左手で送球しアウトを奪ったシーン。ベラスケスは痛みで地面を転がったが、それより利き手と反対の腕で90マイルを放ったことが話題となった。2度目は2019年8月、先発登板した翌日の試合が延長14回に入り、選手が足りなくなりベラスケスがレフトの守備についたシーン。1死二塁でレフト前に転がった打球をベラスケスが本職顔負けの好返球でホームに送球、二塁走者の生還を阻止した。続く15回にはレフト前に落ちそうな打球をダイビングキャッチ。この打球の捕球確率は15%の難しい打球だった。3度目は2022年のオープン戦、大谷翔平に開始6秒でホームランを浴びたシーンも幾度となく地上波で流された。カリフォルニアで生まれ育ったベラスケスは高校で野球とフットボールを中心に複数のスポーツで活躍していた。地元カリフォルニア州立大フラートン校からコミットを受けていたが、2010年にアストロズに2巡目指名されて入団した。高校2年次に右ヒジの骨棘のせいで投球を制限され、左でも投げれるよう練習したことが先述のプレーに繋がっている。高校卒業後、プロ入りしてすぐにトミー・ジョン手術を受けて出遅れるがその後はハイペースで昇進。2015年にAAAを飛び越えてメジャーデビューを果たす。55回2/3を投げて58奪三振のパワーピッチを見せ、ローテーションを担う人材と思われていた。しかし同年オフにクローザーのケン・ジャイルズやドラフト全体1位指名のマーク・アペルを巻き込んだ大型トレードでフィリーズに移籍する。フィリーズ移籍後の2016年4月14日のサンディエゴ・パドレス戦で初の完投勝利を完封で記録した。被安打3・無四球・16奪三振の凄まじい内容で、過去に無四球かつ16奪三振以上を記録した投手はドワイト・グッデン、ケリー・ウッド、ロジャー・クレメンス、ランディ・ジョンソン、マックス・シャーザーの錚々たるメンツしか記録していない内容だったため、ファンの期待が自然と高まっていった。しかしその後は好投する試合があっても制球難と一発病を克服できず、また指の血行障害など故障離脱を繰り返し、信頼を勝ち取れないまま2021年9月14日にフィリーズをDFAとなった。翌日15日にパドレスに拾われるが、12イニングで6本のホームランを浴びた。それでも2022年、ルーカス・ジオリートとランス・リンの両エース格を故障で欠き、スターターを探していたホワイトソックスと1年300万ドルのメジャー契約を取り付けた。6月に30歳を迎える現在もファストボールの威力は衰えていない。デビュー以来、規定投球回・2桁勝利・防御率4点未満のいずれも1度も達成したことがない。今季こそポテンシャルに見合った活躍をできるだろうか?寄稿日:2022-04-25 最終更新日:2022-04-25 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼ビンス・ベラスケスが被安打3・無四球・16奪三振の素晴らしい内容で完封勝利▼利き手と反対の左投げでバッターランナーをアウトにするベラスケス▼レフトに入ってレーザービーム&ダイビングキャッチで観客を沸かすベラスケス |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2015 HOU 19 1 1 0 4.37 55.2 50 27 5 21 2 58 1.28 2.762016 PHI 24 8 6 0 4.12 131.0 129 60 21 45 1 152 1.33 3.382017 PHI 15 2 7 0 5.13 72.0 74 41 15 34 3 68 1.50 2.002018 PHI 31 9 12 0 4.85 146.2 138 79 16 59 8 161 1.34 2.732019 PHI 33 7 8 0 4.91 117.1 120 64 26 43 9 130 1.39 3.022020 PHI 9 1 1 0 5.56 34.0 36 21 5 17 3 46 1.56 2.712021 PHI 21 3 6 0 5.95 81.2 76 54 17 45 4 85 1.48 1.892021 SD 4 0 3 0 8.53 12.2 15 12 6 4 0 16 1.50 4.00 |
スターリング・マーテイ
Starling Marte (フルネーム/Starling Javier Marte)Embed from Getty Images1988-10-09生|185cm88kg|中堅手、左翼手 右投右打出身地/ドミニカ共和国 首都地区サントドミンゴプロ入り/2007年1月PIT契約メジャーデビュー/2012-7-26 |
■選手紹介パイレーツで実績を積んだ後、トレード市場の人気物件になったスター外野手。オールスター出場、ゴールドグラブ賞受賞経験がある。全盛期は30-30を狙える人材と期待されたが30本塁打には届かなかった。結婚しているが妻は2020年に心臓発作を起こして亡くなった。息子2人と娘1人がおり、上の息子の名前はスターリングJr.で下はスマーリング。マーテイはドミニカ共和国出身で、9歳の時に母親を亡くして祖母に育てられた。祖母には孫が50人、ひ孫が40人以上いる大所帯だった。2007年に国際FAでパイレーツと契約。マイナーでスピードと外野守備の評価が高く、AAに昇格してからは長打も出るようになり5ツールプレーヤー候補とみられるようになった。2012年は初めてのAAAで開幕を迎え、ベースボール・プロスペクタスの有望株ランキングでは全体56位、ベースボール・アメリカの73位にランクされた。2012年7月にメジャーに昇格し、パイレーツのドミニカ共和国の野球アカデミー卒業生で初めてのメジャーリーガーとなった。また、初出場となった対アストロズ戦に1番レフトでスタメン出場すると、ダラス・カイケルの投じた初球をスタンドに叩き入れた。初打席初球ホームランはメジャー史上28人目の珍記録で、それを初回先頭バッターの初球で記録したのは2人目の快挙だった。ちなみに1人目は2004年の松井稼頭央である。2014年の開幕直前、マーテイはパイレーツと6年3100万ドルの長期契約を結んだ。2015年に19ホーマーを放って4年連続ホームラン数を伸ばし、守備面でもレフトとして初めてゴールドグラブ賞とフィールディング・バイブル賞を併せて受賞した。2016年はキャリア初の打率3割超え(.311)と47盗塁に加え、前年より1個多い17捕殺を記録して2年連続ゴールドグラブ賞とフィールディング・バイブル賞受賞となった。翌2017年、第4回WBCドミニカ共和国代表に選ばれたが、4月中旬に禁止薬物(ナンドロロン)に陽性反応を示したため80試合の出場停止となり、チームとファンに謝罪した。7月に復帰後、これまでレフトのレギュラーだったがセンターでの出場機会が増えていった。主軸のアンドリュー・マカッチェンのセンターの守備に衰えが目立つようになり、マカッチェンをCF→RF、グレゴリー・ポランコをRF→LF、マーテイをLF→CFにシャッフルする案が浮上していた。翌年からマカッチェンがサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍したため、マーテイは空席のセンターのレギュラーとなった。2018~19年は出場した試合はすべてセンターを守った。打撃面で2年続けて20本塁打以上を放ち、30-30を期待されるほどの活躍をしたが、一方で守備面では陰りが見え始めた。2020年は春季キャンプ前、最初からポストシーズンを諦めているパイレーツはアリゾナ・ダイヤモンドバックスにマーテイを売り払うが、そのDバックスもシーズン序盤から負けが込み、7月末にマイアミ・マーリンズへ移籍した。翌2021年はマーリンズが低迷して、前年同様トレード期限間際にアスレチックスに移籍した。同年は自身初めて両リーグ最多の盗塁(47個)をマークしたが、リーグを跨いでいるため残念ながら盗塁王を逃した。2022年は昨年ロックダウン前にニューヨーク・メッツと4年7800万ドルで契約した。30-30を狙える5ツールプレイヤーと言われた男もパワーと守備範囲に陰りが見え始めている。メッツでは補強次第だがセンターを任されることになりそうだが、大型契約した選手が軒並み成績を落とすことで知られるメッツで若々しいパフォーマンスを見せられるのか注目だ。寄稿日:2022-01-02 最終更新日:2022-01-02 |
オールスター:1回(16)主な表彰:ゴールドグラブ賞2回(15,16)タイトル:なし▼HRキャッチとHRを同じ試合で披露するマーテイ▼4安打の固め打ちをするマーテイ |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打2012 PIT 47 167 43 3 6 5 17 8 3 50 12 .257 .300 .4372013 PIT 135 510 143 26 10 12 35 25 24 138 41 .280 .343 .4412014 PIT 135 495 144 29 6 13 56 33 17 131 30 .291 .356 .4532015 PIT 153 579 166 30 2 19 81 27 19 123 30 .287 .337 .4442016 PIT 129 489 152 34 5 9 46 23 16 104 47 .311 .362 .4562017 PIT 77 309 85 7 2 7 31 20 8 63 21 .275 .333 .3792018 PIT 145 559 155 32 5 20 72 35 8 109 33 .277 .327 .4602019 PIT 132 539 159 31 6 23 82 25 16 94 25 .295 .342 .5032020 ARI 33 122 38 8 1 2 14 10 5 19 5 .311 .384 .4432020 MIA 28 106 26 6 0 4 13 2 4 22 5 .245 .286 .4152021 MIA 64 233 71 11 1 7 25 32 8 57 22 .305 .405 .4512021 OAK 56 234 74 16 2 5 30 11 5 42 25 .316 .359 .466 |
トラビス・デメリット
Travis Demeritte (フルネーム/Travis Timothy Demeritte)Embed from Getty Images1994-09-30生|183cm82kg|二塁手、外野手、三塁手 右投右打出身地/アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨークドラフト/2013年TEX1巡目追補(全体30位)指名メジャーデビュー/2019-8-2 |
■選手紹介殻を破れずにいる2013年ドラフト1巡目の元有望株。2022年はメジャーデビュー前に在籍したブレーブスに出戻り再起を図る。ロナルド・アクーニャJr.が復帰する5?6月までにアピールできなければ、近いうちに日本か韓国の助っ人外国人になっているかもしれない。デメリットはニューヨーク生まれだがジョージア州の高校に通い、ショート兼ピッチャーとして州でも有名な高校生だった。最終学年はトップバッターを務めて29試合・42得点・打率.404・12本塁打・37打点、投げてはチームのエースとして8勝1敗・防御率0.69の圧倒的な成績を残した。また、バスケットボールも有能だった。ドラフト前の評価では1巡目の後半あたりで指名され、2巡目には残らないだろうと見込まれていた。また、23位と30位の指名権を持っていたレンジャースがピックするとの予想があり、実際に30位指名を受けた。30位はFAでエンゼルスと大型契約を結んだジョシュ・ハミルトンの補償による指名権だった。プロ入りした2年目のシーズン中にショートからセカンドへ本格的にコンバートされた。2015年に禁止薬物(フラセミド)の陽性反応が出て80試合の出場停止処分が下されたが、復帰後は力強い打球を飛ばして徐々に名誉挽回していった。2016年は6月にシングルAでベンチ総出の乱闘騒ぎを起こし、7月にフューチャーズゲーム(マイナーのオールスターゲーム)に選ばれた後アトランタ・ブレーブスにトレードされた。移籍先のブレーブスでは強打を見せAAAに昇格。2019年7月末(トレード期限最終日)、ブレーブスはポストシーズンに向けたブルペン強化のためシェーン・グリーンを獲得。見返りにデメリットをデトロイト・タイガースに放出した。タイガースは同じ日にレフトのニック・カステヤーノスを売り払っていたため、デメリットをメジャー昇格させてレギュラー争いのチャンスを与えた。同年は186打席、2020年は30打席立つもビッグリーグの壁は高く、タイガースをDFAになりブレーブス傘下のAAAに出戻ると、2021年はメジャーには上がれなかったが81試合で21本塁打・OPS.939をたたき出した。選手としての特徴は、打撃はラインドライブヒッターでありながらバットスピードが速く、シーズン20本前後ホームランを打つポテンシャルを持っている。コンタクト力は伸び悩み気味。四球が多いのは空振りが多くカウントが深くなりやすいためで、選球眼には疑問符が付く。守備面は高校ではショートの他にサード、セカンドを守れる触れ込みで入団したが、肩が強いがグラブ捌きとフットワークは遅めだったため、将来的にサードに回るべきだと言われてきた。プロ入り後はセカンドとサードを守るようになり、近頃はライトでの出番が増えている。デメリットなどという縁起の悪い名前だがスペルが違う(demerit)ので問題なし。また、2016-17年にメジャーで投げたライアン・メリットとは2019年にトリプルAで対戦したことがあり、7打数無安打1四球2三振に打ち取られた。寄稿日:2021-12-30 最終更新日:2021-12-30 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼ミギーと2者連続弾を放つデメリット▼好判断でホームを陥れるデメリット▼マウンドへ詰め寄り乱闘を引き起こすデメリット |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打2019 DET 48 169 38 7 2 3 10 14 1 63 3 .225 .286 .3432020 DET 18 29 5 1 0 0 4 3 1 14 0 .172 .273 .207 |
アイザイア・カイナー=ファレファ
Isiah Kiner-Falefa (フルネーム/Isiah Kiner-Falefa)Embed from Getty Images1995-03-23生|180cm86kg|三塁手、遊撃手、二塁手、捕手 右投右打出身地/アメリカ合衆国 ハワイ州ホノルルドラフト/2013年TEX4巡目(全体130位)指名メジャーデビュー/2018-4-10 |
■選手紹介手堅い守りでレンジャースを支える内野手。マイナー時代も含めて年間2桁本塁打を放った年は1度もないが、様々なポジションを守れる守備力で評価を高めている。デビュー年と2年目はキャッチャーとしても出場している。2021年オフはレンジャースが大物野手を次々と獲得したため、トレードの引き合いが急増している。ハワイのホノルルで生まれたカイナー=ファレファには母方の祖先に日本人がいる。"The Hawaiian Hustle"というニックネームがつけられている。ホノルルの高校卒業後、2013年ドラフトではレンジャースから4巡目指名を受けた。レンジャースは契約金が嵩みそうだったチチ・ゴンザレスとトラビス・デメリットを1巡目に指名したため、2巡目以下は評価が低めの選手を選択した。そのため、ほとんど無名だったカイナー=ファレファが4巡目130位で呼ばれ、その代わり相対的に低い202,000ドルで契約を交わした。前後に指名された選手の契約金は129位のジョナ・ハイムが389,700ドル、131位のディラン・コビーは370,000ドルだった。レンジャースに入団したカイナー=ファレファは、マイナーで様々なポジションをこなして守備力をアピール。徐々にチーム内の評価を上げ、2018年はルール5ドラフト対策で40人枠に入れられた。同年初めてのAAAで開幕を迎えたが、5試合出ただけでメジャーに引き上げられた。メジャーで111試合に出場し、そのうち46試合で正ポジションのサードについたが、35試合をキャッチャーとして出場している。2019年は夏場にケガと不調のため2ヶ月近くAAAでの調整を強いられ、出場試合数は65に留まった。短縮シーズンとなった2020年はサードに固定され、シーズン前は誰も予想していなかったゴールドグラブを受賞。2021年はチーム事情でショートを守ることが多かったが無難に守り抜き、全ポジション中ア・リーグ5位となるDefensive War +2.0の好成績を残した。バッティングは長打はまったく期待できず、マイナー時代から評価される際「パワーレスだが…」と必ず触れられてきた。コンタクト能力はまずまずで空振りが少ないが、待ち球タイプでもないため四死球が少ない。そのため、スラッシュラインが2割5分前後/3割台/3割台になりがち。メジャーデビュー以来4年間で2019年にギリギリ出塁率.299が満たさなかったのを除いてこのスラッシュラインに収まっている。守備は本職はサードだが投手以外の全ポジションを守れる。AA級にいた2017年にメジャーでの出場機会を増やすためキャッチャーを守れるように教育された。二遊間とキャッチャーを兼任する野手は珍しく希少価値が高い。マイナー時代はセンターも守らされたことがあり、実践でセンターライン4ポジションを経験済み。メジャーデビューした2018年はロビンソン・チリノスのバックアップが誰もおらずサード兼第2捕手の位置付けとなり、翌年は本来は控え捕手にしたいジェフ・マシスと併用する形で使われた。2021年はエルビス・アンドレスがいなくなり、翌年ショートのFA市場が大豊作になることを見越してレンジャースはカイナー=ファレファを転向させた。寄稿日:2021-12-26 最終更新日:2021-12-26 |
オールスター:なし主な表彰:ゴールドグラブ賞1回(20)タイトル:なし▼2020年に初のGGを獲得するカイナー=ファレファ▼ソロホームランを放つカイナー=ファレファ |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打2018 TEX 111 356 93 18 2 4 34 28 6 62 7 .261 .325 .3572019 TEX 65 202 48 12 1 1 21 14 4 49 3 .238 .299 .3222020 TEX 58 211 59 4 3 3 10 14 2 32 8 .280 .329 .3702021 TEX 158 635 172 25 3 8 53 28 11 90 20 .271 .312 .357 |
ニック・キンガム
Nick Kingham (フルネーム/Nicholas Gordon Kingham)Embed from Getty Images1991-11-08生|196cm107kg|先発 右投右打出身地/アメリカ合衆国 テキサス州ヒューストンドラフト/2010年PIT4巡目(全体117位)指名メジャーデビュー/2018-4-29 |
■選手紹介パイレーツの先発ローテーション投手になることを期待されていた長身右腕。パイレーツをDFAになったあと韓国に渡ってプレーを続け、再びメジャーを目指す。2010年にパイレーツからドラフト4巡目指名を受け、オレゴン大学への入学を断って高卒での入団を決めた。プロ入り後はマイナーの階級を徐々に上げ、2014年にAAAに到達すると、翌シーズン開幕前の有望株ランキングでメジャー公式サイトから全体58位、ベースボール・プロスペクタス社からは67位の高評価を得るまでになった。同年中にメジャーでの先発ローテーション争いに加わると予想されていたが、ヒジの故障でトミー・ジョン手術を受けたためデビューが大幅に遅れることになった。2017年はTJのリハビリを終えて開幕メジャーの可能性が高まったがスプリングトレーニング中に足首を故障し、またしてもメジャー初登板が延期された。翌2018年4月29日にようやくメジャー初昇格をすると、初登板のカージナルス戦で球史に残る好投を披露する。7回途中までヒットを許さず、ポール・デヨングに単打を打たれるまで完全試合ペース。7回を1安打・無四球・9奪三振の素晴らしい内容でメジャー初勝利をマークした。だが次戦以降は相手打線を圧倒することができず、同年は結局18試合(先発15試合)・5勝7敗・防御率5.21と平凡な成績。2019年はさらに打ち込まれ、シーズン途中にパイレーツをDFA。衝撃的だったデビュー戦で期待値は非常に高まっていただけに、パイレーツファンにとって落胆の大きい結果となった。2020年から韓国に渡ってSKワイバーンズでプレーすることを選択する。しかし、開幕前にヒジの違和感を覚え登板が延期。2試合しか登板できずSKを解雇された。2021年はヒジの怪我が癒えたと判断したハンファ・イーグルスがキンガムを獲得。シーズン中に大きな故障なく先発ローテを守り10勝を挙げた。196センチ107キロと恵まれた体格だが、フォーシームの平均球速は91~93マイルと平均的。トミー・ジョン手術を受ける前の球威を取り戻せずにいる。変化球は80マイル前後のハードカーブで空振りを多く奪っている。チェンジアップも第3の球種としては及第点。カットボールやツーシームを織り交ぜる試合もある。コントロールはフォーシーム、カーブ、チェンジアップとも悪くはないが、パワーピッチャーでないのでもう少し精度が高くあって欲しい。同じイニシャルの弟ノーラン・キンガムはテキサス大学からアトランタ・ブレーブスに入団した先発投手。ニックのメジャー初登板のときはテキサス大学に通っていたが、デビュー戦の日にたまたまウエストバージニア大学と試合があり、ピッツバーグから近かったのでニックの快挙を生で見ることが出来た。なお、ノーランの2021年はAAでは好投もAAAで滅多打ちに遭い、メジャーリーガーになれるか微妙な立ち位置にいる。寄稿日:2021-12-17 最終更新日:2021-12-17 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼あわや完全試の好投でメジャーデビューを果たすキンガム |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2018 PIT 18 5 7 0 5.21 76.0 79 44 18 26 5 69 1.38 2.652019 PIT 14 1 1 1 9.87 34.2 54 38 7 17 0 32 2.05 1.882019 TOR 11 3 1 0 3.00 21.0 24 7 4 8 0 14 1.52 1.75 |
ステファン・クライトン
Stefan Crichton (フルネーム/Stefan Brook Crichton)Embed from Getty Images1992-02-29生|191cm94kg|リリーフ 右投右打出身地/アメリカ合衆国 テキサス州ヒューストンドラフト/2013年BAL23巡目(全体699位)指名メジャーデビュー/2017-4-16 |
■選手紹介2月29日生まれとして知られている右のリリーフピッチャー。スリークォータースローからシンカーとカーブのほぼ2種類の球種だけで勝負するが、30歳を待たずに球速が低下。2021年は炎上する試合が増え、メジャー定着に赤信号が灯っている。姉は映画製作の仕事をしている。テキサス州生まれのクライトンは大学も地元のテキサス・クリスチャン大で3年間プレーした。元広島カープのケビン・クロンは1学年、アレックス・ヤングは2学年後輩で、後にダイヤモンドバックスで再びチームメイトになる。フレッシュマン(1年生)では防御率1点台の好成績を収めたが、所属カンファレンスが変わったジュニア(3年生)では成績を悪化させた。ドラフトではオリオールズに23巡目で指名された。オリオールズに入団後はリリーフ投手として起用されるようになり、2017年にメジャー昇格。8試合を投げて投球回数の倍以上の26安打を浴び、防御率8.03。あっさりオリオールズをDFAとなった。その後ダイヤモンドバックスでマイナーから出直しを図り、2019年に2年ぶりのメジャー復帰を果たし、28試合に登板。翌2020年はほとんどフルシーズンメジャーで過ごし。26試合に登板。シーズン途中でアーチー・ブラッドリーが放出をされてクライトンが暫定クローザーとして5セーブを挙げた。開幕から新クローザー候補として期待された2021年は一転して火だるまになり、シーズン後半はマイナー暮らしとなった。投球フォームは通算324セーブを挙げたヒューストン・ストリートに似ていて、若干身体を前に倒しながらインステップ気味なスリークォーターで投げる。配球はカーブとシンカーの2球種が大半を占める。カーブはスライダーに近い、というよりスライダーにしか見えないが本人がカーブと言っている。変化量が大きいシンカーはデビュー当初は平均93マイル出ていたのが2021年は平均90マイルしか出ていなかった。第3の球種を身につけるにしろ、シンカーの球速を取り戻さない限り2019~20年のような活躍は厳しく、日本や韓国行きを検討することになるだろう。なお、2月29日生まれのメジャーリーガーはニグロリーグを含めて15人目で、2021年時点でメジャー経験のある現役選手はクライトンただ1人。まったく同じ日に生まれたキューバ人のヘラルド・コンセプションはクライトンより1年先にメジャーデビューしたが既に引退している。また、史上13人目はあのレーザービームでイチローに刺されたテレンス・ロングである。寄稿日:2021-12-17 最終更新日:2021-12-17 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼キャリア初セーブを挙げるステファン・クライトン▼打球を指に当て負傷降板するクライトン |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2017 BAL 8 0 0 0 8.03 12.1 26 11 2 4 0 8 2.43 2.002019 ARI 28 1 0 0 3.56 30.1 23 12 3 8 2 33 1.02 4.132020 ARI 26 2 2 5 2.42 26.0 22 7 1 9 4 23 1.19 2.562021 ARI 31 0 4 4 7.33 23.1 33 19 3 12 4 17 1.93 1.42 |
グレイソン・グレイナー
Grayson Greiner (フルネーム/Grayson James Greiner)Embed from Getty Images1992-10-11生|198cm108kg|捕手 右投右打出身地/アメリカ合衆国 サウスカロライナ州コロンビアドラフト/2014年DET3巡目(全体99位)指名メジャーデビュー/2018-5-6 |
■選手紹介2021年までデトロイト・タイガースでバックアップを務めていた守備型キャッチャー。打撃面でチームに貢献できず2021年オフにDFAとなり、フリーエージェントになる道を選択した。サラリーは高くないが、医療を中心にボランティアや寄付に積極的な選手である。グレイソン・グレイナーは韻を踏んでいるような名前だが、息子はハドソンと普通の名前だ。サウスカロライナ州生まれのグレイナーは、大学も地元のサウスカロライナ大学に進学。最もハイレベルなサウスイースタン・カンファレンス所属の同大で正捕手としてプレーした。ジョーダン・モンゴメリーは同級生だった。シニアの年に全米で最も優れたキャッチャーに贈られるジョニー・ベンチ賞の候補に挙がった。2014年にタイガースからドラフト3巡目指名で入団し、守備型キャッチャーとして高く評価され2018年にメジャーに到達。以降毎年出場してはいるものの打撃が弱いことであまり出場機会を得ることはできなかった。先発投手が整いつつあるタイガースは正捕手候補のタッカー・バーンハートを獲得。マイナーにキャッチャーの有望株が控えており、昇給が予想されたグレイナーは同年オフにノンテンダーFAとなったまま12月2日を迎え球界はロックアウトに入った。守備面での評価は高く、肩、ボールブロッキング、リードなどキャッチャーとして必要な能力はすべてメジャー平均より優れている。打撃面がメジャーレベルに適応できないまま。2021年は.236/.321/.333とキャリアハイの成績を残したが、これはBABIPが4割超えと非常に運が良かったからであり、打力が向上した結果ではなかった。ケガが多いのもマイナス材料。腰痛と脳震盪に苦しめられ続け、2021年はスプリングトレーニングで顔面にデッドボールを受けて鼻を骨折した。あまり選手生命は長くないかもしれない。寄稿日:2021-12-17 最終更新日:2021-12-17 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼俊足のルプローを刺すグレイソン・グレイナー |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打2018 DET 30 96 21 6 0 0 12 17 0 32 0 .219 .328 .2812019 DET 58 208 42 5 1 5 19 13 1 70 0 .202 .251 .3082020 DET 18 51 6 2 0 3 8 3 1 20 0 .118 .182 .3332021 DET 31 72 17 4 0 1 7 9 0 31 0 .236 .321 .333 |
マニュエル・マーゴ
Manuel Margot (フルネーム/Manuel Margot)Embed from Getty Images1994-09-28生|180cm82kg|外野手 右投右打出身地/ドミニカ共和国 サン・クリストバル州サン・クリストバルプロ入り/2011年7月BOS契約メジャーデビュー/2016-9-21 |
■選手紹介メジャー屈指の俊足とそれを活かしたディフェンスが魅力の中堅手。ドミニカ共和国出身。脚が速いだけでなく落下点までの入り方が上手く強肩、ホームランキャッチも得意と外野守備に関しては非の打ち所がない。口ヒゲを生やすとラッパーの50 cent激似と言われている。マーゴは17歳だった2011年にボストン・レッドソックスと契約金80万ドルで入団。キャリアのスタートとなった2012年のドミニカン・サマーリーグで68試合に出場して38盗塁したが、それ以上に25安打を超える36四球を選んだことが球団内での評価を急上昇させた。同年リーグのオールスターのほか、レッドソックスのマイナー組織MVPに選ばれた。AAでプレーした2015年オフ、レッドソックスはクレイグ・キンブレルを獲得するためにマーゴを含めた4人の若手をパドレスに放出した。4人の中では最も将来性がある有望株と見なされていた。マーゴはトレードされた2015年はルール5ドラフトに該当していたため、パドレス入りしてすぐにメジャー40人枠に入れられた。翌年開幕からAAAで過ごし、9月にメジャー初昇格を果たし、次のブレイク候補として期待度が高まった。2017年はスプリングトレーニング前にヒザを怪我して準備が万全ではなかったがシーズン開幕戦でレギュラーの座を確保した。しかし同年ふくらはぎの故障でシーズンを離脱すると、2018年も肋骨の骨折で長期離脱を経験。バッティングで目立った成績を残せずにいると、パドレスはベテランの域に差し掛かりつつあるウィル・マイヤーズをセンターで起用する試合を増やした。次第にプラトーンとして扱われる試合が増え、2019年は自己最多の151試合に出場したもののスタメン出場は100試合を切った。2020年のスプリングトレーニング前、セットアップマンのエミリオ・パガンとの2対1のトレードでレイズへ移籍する。レイズにはメジャーNo.1中堅手のケビン・キアマイアーがいるため、ライトを中心とした外野のユーティリティとして出場機会を与えられた。センター以外のポジションはデビューイヤーの2016年にライトで1試合だけ出たことがあるのみで、3,104イニングぶりにセンター以外で出場した。レギュラーシーズンで1本塁打にとどまったが、ポストシーズンでは5本のホームランを叩き出した。守備ではフェンスと飛び越えて打球を手離さなかったファウルボールキャッチはTシャツになった。また、ワールドシリーズ第5戦ではホームスチールを敢行。スローで見ても際どいタイミングだったが、シリーズの行方に影響を与えたプレーを演出した。また、この年はプライベートで厄年だったようで、家族とレンタカーで移動中に車が炎上し、危うく焼け死ぬ事態に遭った。また、実の父親が新型コロナウイルスに罹患して亡くなった。2021年は守備では持ち味を発揮したが打撃成績でイマイチな結果に終始した。オールスター前は長打は出るもボール球の見極めに苦しみ出塁率.300を割り込み、オールスター後は左ハムストリングスを痛めて3週間弱離脱してからは出塁するようになったものの1本塁打に終わった。ポストシーズンの出場機会も3試合しか与えられず、爪痕を残せなかった。能力は先述の通り守備に関しては申し分なく、レギュラーが与えられればゴールドグラブ賞の常連になれるだけの守備力を持っている。スピードはメジャー屈指だが脚力に頼ったプレーをしがちなため盗塁成功率が低い。打撃面に関してはマイナー時代は空振りが少なくコンタクトスキルの高さを評価されていたが、メジャー定着してから5年間で出塁率3割前後の年が続き、パワーの乏しさを考えると物足りなさを感じる。また、必ずどこかをケガして故障者リスト入りしている間にポジションを脅かされるのを毎年繰り返している。寄稿日:2021-12-06 最終更新日:2021-12-06 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼守備中に風船ガムを落としたことを指摘された1か月後、ガムを落とさずランニングキャッチに成功するマー▼Tシャツにもなったマーゴの超絶ファウルボールキャッチ |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打2016 SD 10 37 9 4 1 0 3 0 0 7 2 .243 .243 .4052017 SD 126 487 128 18 7 13 39 35 2 106 17 .263 .313 .4092018 SD 141 477 117 26 8 8 51 32 2 88 11 .245 .292 .3842019 SD 151 398 93 19 3 12 37 38 2 88 20 .234 .304 .3872020 TB 47 145 39 9 0 1 11 13 0 25 12 .269 .327 .3522021 TB 125 421 107 18 3 10 57 37 1 70 13 .254 .313 .382 |