【確定版】WBC2026 イギリス代表メンバー一覧|選手名鑑


MLB名鑑.com 参加国紹介

WBC2026 トップページへ
最終更新日:2026/3/8

【寸評】昨年の事前メンバー予想では、旧イギリス植民地ルーツのスターを含めた“夢ロースター”がSNSで話題に。そこにメディアがコタツ記事を書き、真に受けたネット民が喧々諤々の意見を書き込む――という変な盛り上がりを見せた。ただ実際には、チャップマンやライター兄弟らの招集は実現せず、2023年大会とそれほど変わらない戦力に落ち着いた。

 とはいえ、中心に立つジャズ・チズムJr.は紛れもない大物メジャーリーガー。今季はMVPを取りたいと公言しており、彼が次回出場権獲得に向けてチームを引っ張ってくれそうだ。

▼目次 – イギリス代表選手一覧
【先発】
トリスタン・ベックブレンダン・ベックオーウェン・ワイルドライアン・ロングゲイリー・ギル・ヒルタイラー・ビザニック・ウェルズバンス・ウォーリー

【リリーバー】
マイケル・ピーターセンディラン・コビージャック・アンダーソンアントニオ・ノウルズマイルズ・ラングホーンジャック・セッピングスネイジャー・ビクタードノバン・ベノワチャベス・フェルナンダーグラハム・スプレイカー

【捕手】
ハリー・フォードウィル・クレスウェル

【内野手/ユーティリティ】
ジャズ・チズムJr.ネイト・イートンルシアス・フォックスイバン・ジョンソンB.J.マレーJr.イアン・ルイスJr.ニック・ウォード

【外野手】
トレイス・トンプソンマット・コペルニャククリスチャン・ロビンソンジャスティン・ワイリー

【指名投手枠】
アンドレ・スクラブジャレル・コットン / そのほかの投手

【不参加、選考漏れ】
マーク・ライターJr.、ジャック・ライター / アロルディス・チャップマン水谷瞬ガブリエル・リンコネスJr.セバスチャン・ウォルコット

【監督/主なコーチ/GM】
ブラッド・マルセリーノバリー・エンライトジェフ・サラザール

――――――――――――――――――――――――
【参考1:過去の名選手】
オースティン・ブライス

【参考2:日本に来た助っ人外国人】
アンディ・ロジャース

◇先発
43 トリスタン・ベック (サンフランシスコ・ジャイアンツ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
1996年6月24日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州コロナ
 スタンフォード大学からプロ入りのメジャーリーガー。昨季はリリーフ中心で31試合に登板しているが、イギリス代表では先発として投げると思われる。

Embed from Getty Images

19 ブレンダン・ベック (ヤンキース傘下AAA)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1998年10月6日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ラホーヤ
 メジャー昇格が目前に迫るヤンキース傘下の先発右腕。2021年ドラフト2巡目指名、兄トリスタンと同じく名門スタンフォード大出身。

Embed from Getty Images

34 オーウェン・ワイルド (レイズ傘下AA)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2002年7月30日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州サクラメント
 レイズのマイナーにいる先発右腕。ゴンザガ大から2022年ドラフト7巡目で入団し、2年連続で100イニング以上を投げるなど耐久性と安定感を示している。

 評価は高くない“ロー・プロスペクト”だが、球団の育成力を考えるとメジャー昇格の可能性も十分。

35 ライアン・ロング (オリオールズ傘下AA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
1999年10月19日生/出身地:アメリカ合衆国 ワシントン州ウッディンビル
WBC2023
 オリオールズ傘下でプレーする長身右腕。ここ2年連続で3Aに昇格しているが、いずれも打ち込まれて即降格しており、メジャーは遠い。

17 ゲイリー・ギル・ヒル (レイズ傘下A+)
21歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2004年9月20日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューロシェル
 細身で腕の長いレイズの有望株右腕。今春のBaseball Americaプロスペクトランキングのトップ100入りを果たした。スペルはGary Gill Hill なので当然(?)“GGH”と呼ばれており、近い将来 PCAのようにメジャーな愛称になる可能性を秘めている。

 球速は90マイル中盤を計時し、速球とスライダーを軸に組み立てる。現状は実質2球種だが、レパートリーが増えればメジャーの先発ローテ入りが期待できる。伸びしろが大きそうで楽しみな逸材。

21 タイラー・ビザ (メキシカンリーグ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1994年10月21日生/出身地:アメリカ合衆国 アリゾナ州フェニックス
WBC2023
 前回WBCでコロンビア戦に好投し、イギリス代表の今大会の出場権獲得の立役者となった先発投手。スコットランドで生まれ、アメリカに移住している。

 昨季はメキシカンリーグでプレー。かなり打たれていたが、今回も無難にメンバー入り。

23 ニック・ウェルズ (メキシカンリーグ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
1996年2月21日生/出身地:アメリカ合衆国 バージニア州アレクサンドリア
 1シーズンだけだが3Aで投げた元マイナーリーガー。コロナ後はアメリカ独立リーグやメキシカンリーグでプレー。長身だがそれ以上に長い首が特徴的。

49 バンス・ウォーリー
38歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1987年9月25日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州サクラメント
WBC2023
 10年以上前にフィリーズの先発ローテにいた元メジャーリーガー。2011年に11勝3敗・3.01とキャリアハイの好成績。クリフ・リー、ロイ・ハラデイ、コール・ハメルズ、ロイ・オズワルトの超強力ローテの谷間を埋める価値ある活躍だった。

 母親がイギリス領時代の香港で生まれているため、イギリス代表資格がある。現在はプロリーグに所属しておらず、昨年の欧州選手権ではイギリス代表のコーチとして帯同していた。

Embed from Getty Images

 
◇リリーバー
22 マイケル・ピーターセン (マイアミ・マーリンズ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1994年5月16日生/出身地:イングランド ミドルセックス
WBC2023
 2024年にドジャースでメジャーデビューした長身右腕。2メートルを超える体格が目を引くが、複数球団をたらい回しにされる不安定な立場が続いている。ロンドン生まれで、ナイジェリアにもルーツを持つ。

Embed from Getty Images

33 ディラン・コビー (FA(前ブレーブス傘下))
34歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1991年8月14日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州グレンデール
 2017年にホワイトソックスでメジャーデビュー。先発ローテで充分に登板機会を与えてもらったがメジャー定着を果たせず、台湾の楽天モンキーズで2年間プレーした。

 以前は先発だったが、台湾から帰国後にリリーフに転向。これが奏功してメジャー復帰を果たした。

Embed from Getty Images

62 ジャック・アンダーソン (レッドソックス傘下AAA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
1999年11月23日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州タンパ
 コントロールに優れるリリーフ右腕。すでに3Aまて昇格しており、今季中のメジャー昇格を目指す。

53 アントニオ・ノウルズ (ドジャース傘下AAA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2000年1月15日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州キーウエスト
 2021年プロ入りのクローザー候補。ここ2年は2Aで安定した投球を続けており、今春は招待選手としてスプリングトレーニングに参加。状況次第では予想外のメジャー昇格があるかも。

45 マイルズ・ラングホーン (ブリュワーズ傘下A+)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2003年4月30日生/出身地:アメリカ合衆国 コネチカット州グリニッジ
 16世紀末から英国王室に仕えてきたラングホーン家にルーツを持つ右腕リリーバー。アマチュア時代はバンダービルト大学に進学するもトミー・ジョン手術を受け、ノースカロライナ大シャーロット校へ転学して2024年にプロ入りした。

27 ジャック・セッピングス (ブリュワーズ傘下A+)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
2002年7月3日生/出身地:アメリカ合衆国 ミネソタ州スティルウォーター
 ブリュワーズにドラフト外契約でプロ入りした右腕。昨季A+へ昇格した。制球難は課題だが、球の強さに面白みがある。

8 ネイジャー・ビクター (エンゼルス傘下A+)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2001年11月28日生/出身地:アメリカ合衆国 ペンシルベニア州フィラデルフィア
 好調時には球速100マイルに達する若手マイナー右腕。2024年のドラフト14巡目でエンゼルスに入団した。

 クセの強いグラブの使い方をする投球フォームで、腕の振りにバラツキはあるものの、コントロールがつけば確変もあり得る隠れた逸材だ。フィラデルフィア生まれの米領ヴァージン諸島育ち。

41 ドノバン・ベノワ (アトランティックリーグ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1999年1月22日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州キーウエスト
WBC2023
 最高位は2Aの元マイナーリーガー。母親がスコットランド人のため、イギリス代表資格あり。

 2022年WBC予選では力投を見せ、イギリスの本戦出場に貢献した一人。近年は独立リーグが主戦場となり、厳しいキャリアが続く。

46 チャベス・フェルナンダー (メキシカンリーグ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1997年7月7日生/出身地:バハマ フリーポート
WBC2023
 前回大会に続いてイギリス代表入りした右腕投手。球種はスライダーとスプリッターを武器にしている。

 マイナー時代に3Aまで昇格したが、2A以上では安定感を欠いた。現在はメキシカンリーグで勝ちパターンを担う活躍をしている。

96 グラハム・スプレイカー
30歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1995年3月19日生/出身地:アメリカ合衆国 ウィスコンシン州グリーンベイ
WBC2023
 3Aまで昇格経験がある中華系アメリカ人投手。彼もウォーリー同様、母親が英領時代の香港出身。ファストボールの威力に自信を持っている。

 
◇捕手
1 ハリー・フォード (ワシントン・ナショナルズ)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
2003年2月21日生/出身地:アメリカ合衆国 ジョージア州アトランタ
WBC2023
 昨季9月にMLB昇格を果たした有望株。マリナーズに在籍していたが、今年に入ってナショナルズに電撃トレードされた。

 キャッチャーにしては珍しく俊足で、2024年には2Aで35盗塁を記録。選球眼にも優れ、長打力を秘めた攻撃型捕手として将来が期待されている。

 アトランタ生まれだが、両親がイギリス人で二重国籍を持つ。前回WBCと欧州選手権でイギリス代表の中心選手として活躍した。

Embed from Getty Images

30 ウィル・クレスウェル (ブルージェイズ傘下A)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
2003年8月18日生/出身地:アメリカ合衆国 ワシントン州タコマ
 2025年ドラフト18巡目でプロ入りした新人捕手。シングルAからキャリアをスタートした。

 大学時代は打撃が伸び悩んでいたが、4年生のシーズンでようやく打力が開花。今後の成長曲線しだいでは、イギリス代表常連になれる可能性もある。

 
◇内野手/ユーティリティ
3 ジャズ・チズムJr. (ニューヨーク・ヤンキース)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、三塁手、中堅手 右投左打
1998年2月1日生/出身地:バハマ ナッソー
オールスターx2 シルバースラッガーx1
 マーリンズで頭角を現し、ヤンキース移籍後はより派手なプレースタイルで注目を集めている内野手。自己主張の強い“俺が俺が”タイプで、昨季は3年ぶりにオールスター選出、シーズン全体ではキャリア初の30-30を達成した。

 確かにスタープレイヤーの部類に入る選手ではあるが、感情が前に出すぎる場面も多く、重要なポストシーズンで未熟な振る舞いがチームに悪影響を及ぼしたと受け取られるシーンも少なくなかった。

Embed from Getty Images

18 ネイト・イートン (ボストン・レッドソックス)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:ユーティリティ 右投右打
1996年12月22日生/出身地:アメリカ合衆国 バージニア州チェスター
 本職はサードだが、外野のほか二遊間も守ることができる便利屋的なメジャーリーガー。有望株ではなかったが、高卒でロイヤルズ入りしてから着実に成長。レッドソックスに移った昨季は課題だった選球眼をレベルアップさせた。

9 ルシアス・フォックス
28歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手、三塁手 右投両打
1997年7月2日生/出身地:バハマ ナッソー
 2022年に10試合出場経験のある元メジャーリーガー。2017年に有望株ランキング全体100位以内、19年にはフューチャーズゲーム(マイナーの球宴)に選ばれた有望株だった。

15 イバン・ジョンソン (レッズ傘下AAA)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、外野手 右投両打
1998年10月11日生/出身地:アメリカ合衆国 ジョージア州アトランタ
 メジャー昇格が見えてきた両打ちのユーティリティプレイヤー。セカンドと外野3ポジションのほか、たまにショートで出場もする。

7 B.J.マレーJr. (カブス傘下AA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:三塁手、一塁手 右投両打
2000年1月5日生/出身地:バハマ ナッソー
WBC2023
 2023年にフューチャーズゲーム(マイナーの球宴)に選出された有望株。カブス傘下に所属。昨季は3A昇格こそ逃したものの、2Aで20ホーマーを放ってアピールした。

 長打力だけでなく、待ち球スタイルで出塁もしっかり稼ぐことができる。イギリス代表内野陣では攻撃の柱になるだろう。

6 イアン・ルイスJr. (マーリンズ傘下A+)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、三塁手 右投両打
2003年2月4日生/出身地:バハマ ナッソー
 マーリンズのマイナー下部にいるミドルプロスペクト。2024年はケガで全休したが、昨季初めてA+に昇格して好成績を残した。

 バハマ選手らしいスイッチヒッターで、俊足とミートセンスが持ち味。隠れたブレイク候補かも。

5 ニック・ウォード (アトランティックリーグ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、三塁手 右投左打
1995年10月19日生/出身地:アメリカ合衆国 ペンシルベニア州ケネットスクエア
WBC2023
 2024年まで長らくマイナー下部で過ごした内野手。パワーヒッターではないが、2025年はアトランティックリーグ(独立リーグ)で打棒爆発。打率.329・20本塁打の好成績を残した。ここ数年オーストラリアのリーグに継続して参戦している。

 
◇外野手
28 トレイス・トンプソン (FA(前ボストン・レッドソックス))
34歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
1991年3月15日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
WBC2023
 イギリス代表の中では最もメジャー経験が豊富な外野手。父親が独立前のバハマ生まれで、かつ英国籍のため出場資格を持っている。国際大会には必ず最初の方に声がかかる。

 強打がウリで、1本塁打あたりの打席数はメジャー平均を大きく上回るも、なかなかメジャー定着に至らない。2025年もオープン戦で全選手トップの本塁打数を記録しながら、開幕ロスターに残れなかった。

Embed from Getty Images

29 マット・コペルニャク (カージナルス傘下AAA)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
1998年2月8日生/出身地:イギリス ロンドン
WBC2023
 カージナルス傘下に所属するロンドン生まれの外野手。ヒッティングツールに優れ、それなりに長打力も持ち合わせている。

 2022年に3Aへ到達して以降、これまで300試合以上に出場したが未だメジャー未経験。2025年オフにルール5ドラフト回避のためメジャー40人枠入りしたものの、年齢や在籍年数を考えると正念場を迎えている。

59 クリスチャン・ロビンソン (Dバックス傘下AAA)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
2000年12月11日生/出身地:バハマ ナッソー
 2020年の警官殴打事件以降、長きに渡って野球から離れていた元・超有望株外野手。紆余曲折を経て、近年ようやく復帰した。

 荒削りだが身体能力が抜群で、スケールの大きなプレーが魅力。実戦感覚も徐々に戻ってきており、メジャー昇格が射程圏内の位置まで来た。再びプロスペクトとして期待され始めている。

13 ジャスティン・ワイリー (アトランティックリーグ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、左翼手 右投右打
1996年8月26日生/出身地:アメリカ合衆国 ペンシルベニア州ランカスター
WBC2023
 サンディエゴ州立大、アリゾナ大という野球名門校でプレーするもドラフト指名漏れ。その後は独立リーグを転々としている苦労人。

 直近2年はアトランティックリーグで大活躍。2024年に34本塁打・25盗塁、昨季も打率.304・29本塁打・37盗塁と圧巻の数字を残している。

 トリニダード・トバゴ人の母親が英国籍を持っているため、WBCのイギリス代表資格が認められている。2023年大会は内野手登録だった。なお、現代表監督のブラッド・マルセリーノはサンディエゴ州立大在籍時、コーチとしてワイリーを指導する間柄だった。

 
◇指名投手枠
アンドレ・スクラブ (アトランティックリーグ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1995年1月13日生/出身地:アメリカ合衆国 ノースカロライナ州フォートブラッグ
WBC2023
 アストロズで通算38試合にリリーフ登板した元メジャーリーガー。プロレスラーのようないかついガタイをしている。

 縦に鋭く落ちる“ほぼフォークボール”のナックルカーブが持ち味。昨季は独立リーグ(ATLL)でプレーした。

Embed from Getty Images

ジャレル・コットン
34歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
1992年1月19日生/出身地:アメリカ領ヴァージン諸島 セントトーマス島
 2023年にオリックスで投げた元NPB戦士。変な動きをするチェンジアップは大きな武器。

その他の選手 アレックス・ウェブ、ウェス・バートン、ジェイク・エシュ、ジャスティン・フライドマン
 
◇不参加、選考漏れ
マーク・ライターJr.、ジャック・ライター
 グランマがリバプール出身という事実から、兄弟でイギリス代表入りが期待されていた。今回2人とも選外だったわけで、代表入り資格を満たしていない可能性がある。

アロルディス・チャップマン (ボストン・レッドソックス)
38歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1988年2月28日生/出身地:キューバ オルギン
オールスターx8 最優秀救援x2 WBC2009
 最速169km/hを投げたことで有名な人類最速左腕。キューバ時代にWBC代表として日本戦に先発登板した経験があるが、国際大会遠征中に亡命した経緯により、今後もキューバ代表に招集される可能性は低いと見られている。

 そのかわり(?)、両親が旧イギリス領時代のジャマイカからの移民であることから、前回大会に引き続きイギリス代表入りを噂されていたが、またしても選外に。ライター兄弟同様、そもそも出場資格がなかった可能性も。

Embed from Getty Images

水谷瞬 (北海道日本ハムファイターズ)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
2001年3月9日生/出身地:日本国 愛知県津島市
 2019年ドラフト5位でソフトバンクに入団後、長くファームで下積みを続けたが、2023年の現役ドラフトで日本ハムへ移籍すると一気にブレイク。2024年は交流戦で打率.438を記録しMVPを獲得、オールスターにも選出されるなど、リーグを代表する存在へと成長した。昨季は侍ジャパンに選出されるも脇腹のケガで不調のシーズンとなった。

 本人は日本生まれ・日本育ちで、日本国籍を有する選手だが、実の父親がナイジェリア出身。最近になってイギリス代表か?と報道されたが、ナイジェリアが植民地だったのは1960年まで。父親がイギリス国籍を保有している可能性は低く、旧宗主国つながりで代表入りを煽るのは無理がある。

ガブリエル・リンコネスJr. (フィラデルフィア・フィリーズ)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
2001年3月3日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州ボイントンビーチ
 フィリーズ傘下でプレーするパワーヒッター。2025年オフにメジャー40人枠へ登録され、昇格への道が現実味を帯びてきた。

 フロリダ州出身だが育ちは移住先のスコットランド。前回WBCでイギリス代表に選ばれているが、今回は本人の意思なのかロスターに名前がなかった。

セバスチャン・ウォルコット (レンジャース傘下AA)
19歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投右打
2006年3月14日生/出身地:バハマ ナッソー
 ずば抜けたスイングスピードと強肩を兼ね備えた、レンジャース傘下屈指のトッププロスペクト。2025年はまだ10代ながら通年を2Aでプレーし、年上の選手たちに混じっても見劣りしない成績を残した。

 このまま順調に育てば、オールスター常連にもなれる逸材。次回WBCでは是非観たい。

Embed from Getty Images

◇監督/主なコーチ/GM
監督 ブラッド・マルセリーノ
通算rWAR:-
 元イギリス代表選手で、イギリスの野球殿堂入りを果たしている若い指導者。父も元イギリス代表選手。2025年にナショナルチームの監督に指名され、欧州野球選手権やWBC2026を見据えたチームの指揮を執っている。

 イングランド生まれで11歳までを母国で過ごし、その後カリフォルニア州へ移住。1982年生まれと若いが、すでに高校・大学野球からマイナー、MLB球団スタッフまであらゆる裏方仕事をこなしている。

投手コーチ バリー・エンライト
通算rWAR:-0.1
 昨季まで古巣エンゼルスの投手コーチをしていた元メジャーリーガー。通算31試合、投球イニング数も150回程度だが、引退後はプロゴルファーとの兼任でMLB球団でコーチをしていた。詳しいルーツは不明だが、欧州選手権イギリス代表に選ばれた経験がある。

三塁コーチ ジェフ・サラザール
通算rWAR:-0.2
 2006年にメジャーデビューの元外野手。メジャー定着こそならなかったが、2007年にホームランを奪い取る超ファインプレーを披露し、公式サイト実施のファン投票にノミネートされた経験がある。

◇参考1:過去の名選手
 オースティン・ブライス
通算rWAR:-0.5
 大柄だがサイドスロー気味のアングルで投げ込むリリーフ右腕。2016年にメジャーデビューし、最後にメジャーでプレーしたのは2022年。2024年を3Aで迎えると派手に打ち込まれ、現役を引退している。

 MLBでは珍しい香港出身で、歴代メジャーリーガーでただ1人。中国返還前の英国統治下の香港で生まれており、本物のイギリス代表(?)といえる選手だったが、一度もWBCのロスター入りは実現しなかった。ウォーリーより年下なのでまだプレーできるはず…WBC限定での現役復帰を期待している。

Embed from Getty Images

◇参考2:日本に来た助っ人外国人
アンディ・ロジャース (大洋ホエールズ1969)