【確定版】WBC2026 イスラエル代表メンバー一覧|選手名鑑


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最終更新日:2026/3/8

【寸評】フリード、ブレグマンという2大スターの招集は叶わず、豪華布陣とはならなかった。それでもクレイマーが前回に続いて参加が決まり、投手の軸ができた。エースとして獅子奮迅の活躍が期待される。

 それ以外にも、マイナー上位には戦力になりそうな若手が揃う。毎大会「一発あるかも」と思わせてくれる存在で、今回もまずは1勝、そして混戦に持ち込めるかが焦点。なおロスターの大半は国外出身で、イスラエル生まれは少数という構図は少し残念ではある。

▼目次 – イスラエル代表選手一覧
【先発】
ディーン・クレイマーロバート・ストックジョーダン・ゲーバーライアン・プレイガー

【リリーバー】
マックス・レイザートミー・ケインリーイーライ・モーガンマット・ボーマンザック・ワイスハリソン・コーエンチャーリー・バイレンソンベン・シモンジョシュ・マリッツカルロス・レケリカジョシュ・ブラムロブ・カミンスキーダニエル・フェダーマン

【捕手】
ギャレット・スタッブスC.J.スタッブス

【内野手/ユーティリティ】
スペンサー・ホーウィッツマット・マービスコール・キャリッグノア・メンドリンガージェイク・ゲロフベンジャミン・ローゼンガード

【外野手】
ハリソン・ベイダーR.J.シュレックトロイ・ジョンストンザック・レベンソンアサフ・ローウェンガート

【不参加、選考漏れ】
アレックス・ブレグマンマックス・フリードザック・ゲロフ

【監督/主なコーチ/GM】
ブラッド・オースマス / ケビン・ユーキリス / ブラッド・ゴールドバーグマーク・ロレッタジェイソン・マーキス

――――――――――――――――――――――――
【参考1:過去の名選手】
ショーン・グリーンケビン・ユーキリスライアン・ブラウンリップ・パイクアダム・グリーンバーグ

◇先発
64 ディーン・クレイマー (ボルティモア・オリオールズ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1996年1月7日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ストックトン
WBC2017 WBC2023
 イスラエル代表の先発投手と言えばこの人。オリオールズの先発ローテの一角を担い、3年連続で防御率4点台前半。昨季は2年ぶりに規定投球回到達&二桁勝利を記録した。

 両親ともにユダヤ人で、幼少期にイスラエルに住んでいた時期がある。WBC代表だけでなく、他の国際大会にもよく呼ばれている。銀髪のせいでちょっと年齢が上に見える。

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62 ロバート・ストック (メッツ傘下AAA)
36歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投左打
1989年11月21日生/出身地:アメリカ合衆国 ワシントン州ベルビュー
WBC2023
 プロ入り後はマイナー下位で4年間捕手としてプレーしていた。投手転向後にメジャーへ到達し、通算5シーズンで57試合に登板。ただ、本来の先発としての起用機会は限られ、十分なアピールはできなかった。

 昨季は4年ぶりにメジャーへ復帰したものの、2登板で防御率10.13と結果を残せずに終わっている。前回WBCに出場、唯一勝ったニカラグア戦でセーブを挙げたほか、最終戦のベネズエラ相手には先発登板と大車輪の活躍。

33 ジョーダン・ゲーバー (メッツ傘下AA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
1999年7月31日生/出身地:アメリカ合衆国 メリーランド州アナポリス
 2022年にドラフト外でメッツと契約した若手投手。平均90マイル台中盤の速球を軸に、スライダーとチェンジアップを組み合わせる。

12 ライアン・プレイガー (ガーディアンズ傘下A)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
2002年10月26日生/出身地:アメリカ合衆国 テキサス州ダラス
 昨季ガーディアンズ傘下に入団した、大学球界有数の先発投手として有名だった有望株。テキサス州っ子のプレイガーは、高校時代に防御率0.44を記録して注目を集め、テキサスA&M大学に進学。ソフモア(2年生)にトミー・ジョン手術を受けたが復活し、ジュニア(3年生)で米メディアが選ぶオールアメリカンに選出された。

 その活躍はMLBスカウトの間でも注目され、2024年にエンゼルスからドラフト3巡目指名。高順位だったが、テキサスA&M大が優勝を狙えるチーム状況で、「もう一度このチームでやりたい」と大学残留を決断した。そして昨季、チームの全米制覇こそならなかったが、自身は”Scholar-Athlete of the Year”を受賞。テキサスA&M大では史上初の快挙で、学業・競技両面で功績を評価された。

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◇リリーバー
60 マックス・レイザー (フィラデルフィア・フィリーズ)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1999年6月3日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州コーラルスプリングス
 2024年にメジャーデビューのリリーフ右腕。主な武器はスライダーとチェンジアップで、コントロールが安定している。趣味はゴルフ。

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43 トミー・ケインリー (FA(前タイガース))
36歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1989年8月7日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州レイサム
 イスラエル投手陣の絶対的クローザーとなるであろう大物リリーバー。100mph近い速球とチェンジアップが投球の軸で、ポストシーズンでの経験も豊富。

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55 イーライ・モーガン (FA(前カブス))
29歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1996年5月13日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ランチョパロスベルデス
 2021年のメジャーデビューから色々と変わったリリーフ右腕。プロ入りからメジャー2年目までは先発だったが、途中でリリーフに転向。それまで球は速くない平均的な投手だったのが、”バックスバニー”の愛称のチェンジアップをごり押しする投球スタイルにシフト。そしてデビュー当時は短髪でティーンエイジャーにも見えたが、いつの間にかフルビアード(full beard)を蓄えた野人のような風貌に。変わりすぎやろ!

 今回の予想ロスターでは様々な媒体でモーガンの名前が挙げられ、実際に代表入りが実現した。ただし本人はクリスチャンであることを公言している。

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66 マット・ボーマン (FA(前オリオールズ))
34歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1991年5月31日生/出身地:アメリカ合衆国 メリーランド州チェビーチェイス
 2016年メジャーデビューのベテラン右腕。昨季ヤクルトにいたマット・バウマンとは別の人。

48 ザック・ワイス (FA)
33歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1992年6月16日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州アーバイン
WBC2023
 スライダーを得意球にしているリリーフ右腕。UCLA在学中にカレッジワールドシリーズ制覇を経験し、東京五輪や前回WBCのイスラエル代表として登板した。エンゼルスで大谷と同僚だった期間があるため、ちょっとだけ日本でも名が知られている。

 90マイル中盤のファストボールを持ち、マイナーでは高い奪三振率を誇る。昨季はメジャーからは声がかからず、フルシーズンを3Aで過ごした。

18 ハリソン・コーエン (ヤンキース傘下AAA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1999年5月28日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューハイドパーク
 2022年にドラフト外でヤンキース入りした実戦派リリーフ投手。階級を問わず安定した投球を続け、どのレベルでも防御率2点台以下に抑えている。

 昨季は3Aに昇格し、数字だけ見ればいつメジャーにコールアップされても不思議ではない投球内容だった。大学時代は先発投手だった。

5 チャーリー・バイレンソン (マリナーズ傘下AA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1999年12月10日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
 スプリットのように落ちるキックチェンジを武器にしているロー・プロスペクト。制球力も安定している。

 プロ入り前はデューク大でクローザーを務め、ドラフト5巡目指名。当時はオーバースロットを補うための“節約指名”だと揶揄されていたが、プロ入り後に評価が上昇。今季中にメジャー昇格も視野に入るレベルになった。

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15 ベン・シモン (メッツ傘下AA)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2002年3月22日生/出身地:アメリカ合衆国 ニュージャージー州プリンストン
 イーロン大学で応用数学を専攻していた文武両道のマイナーリーガー。2023年にメッツ傘下に入団した。

 比較的小柄な体格ながら、最速で時速90マイル台後半に達する速球を武器とする。球質は高スピンで、制球力もそれなり。変化球は70マイル台のパワーカーブを中心に、スライダーやチェンジアップも織り交ぜる。

58 ジョシュ・マリッツ (パドレス傘下AA)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2001年10月20日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州ボカラトン
 ミシシッピ大で活躍後、パドレスに入団した実戦向き投手。プロ入り後もコントロールを乱す場面は少なく、評価が上昇中。すでに2Aに引き上げられている。

40 カルロス・レケリカ (タイガース傘下A+)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2000年9月6日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州マイアミ
 ユダヤとベネズエラの血を引く珍しいアメリカ人投手。タイガースの勝ちパターンへの成長を期待されている。

44 ジョシュ・ブラム (メッツ傘下A+)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2003年5月1日生/出身地:アメリカ合衆国 テキサス州ヒューストン
 南カリフォルニア大で大学屈指のクローザーとして有名だったリリーフ投手。スライダーを軸に投げる。

75 ロブ・カミンスキー (アトランティックリーグ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 左投右打
1994年9月2日生/出身地:アメリカ合衆国 ニュージャージー州イングルウッドクリフス
WBC2023
 カーブが武器の元トッププロスペクト。2013年のドラフト1巡目指名でプロ入りし、メジャーデビューは果たしたものの通算5試合。3A暮らしが長かった。

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99 ダニエル・フェダーマン (FA(前オリオールズ傘下))
27歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投左打
1998年9月18日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州ペンブロークパインズ
WBC2023
 2023年のWBCにも選ばれていた右腕投手。昨季は故障明けだったため、3試合しかリリーフ登板しなかったが今回も代表入りした。本来は先発タイプ。

 
◇捕手
21 ギャレット・スタッブス (フィラデルフィア・フィリーズ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投左打
1993年5月26日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンディエゴ
WBC2023
 守備力を最大の武器とするメジャーリーガー捕手。打撃面では苦戦が続いている。弟のC.J.も同じ捕手のMLB経験者。

 かなり前からイスラエル代表で出たいと明言しており、ユダヤ系のルーツを大事にしている。前回WBCも代表入りしたものの出番は1試合のみ、しかも三塁手での起用だった。

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36 C.J.スタッブス (ブルージェイズ傘下AAA)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
1996年11月12日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンディエゴ
WBC2023
 兄ギャレットと同様、守備偏重型のキャッチャー。2024年に念願のメジャーデビューを果たしたが、昨季は2Aでも打てずシーズン後にリリースされた。

 
◇内野手/ユーティリティ
13 スペンサー・ホーウィッツ (ピッツバーグ・パイレーツ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手、二塁手 右投左打
1997年11月14日生/出身地:アメリカ合衆国 メリーランド州ティモニウム
WBC2023
 2023年にメジャーデビュー後、結果を残し続けているレギュラー一塁手。優れた選球眼を持つラインドライブヒッターで、出塁率の高さが際立つ。長打力は中程度だが、打線につながりを持たせることができる。

 また一塁守備の評価も高く、デビュー前、マイナーのゴールドグラブ賞を受賞したことがある。

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52 マット・マービス (ナショナルズ傘下AAA)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手 右投左打
1998年4月16日生/出身地:アメリカ合衆国 ワシントンDC
WBC2023
 カブスの元トッププロスペクトだった左打ちの長距離砲。メジャーデビュー後は壁にぶち当たり、定着できないまま戦力外になった。イスラエル代表では中軸候補。

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8 コール・キャリッグ (ロッキーズ傘下AA)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:中堅手、遊撃手 右投両打
2002年5月8日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州モデスト
 昨年のBaseball America プロスペクトランキング全体85位にランクされていた有望株。本職はセンターだがサブポジのショートもよく守るという、ラファエラ(現レッドソックス)と同じ起用法をされている。つまり身体能力オバケということだ。

 マイナーでもそこそこ長打力を見せており、代表では中軸を任される可能性も。

3 ノア・メンドリンガー (カージナルス傘下AA)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、三塁手、外野手 右投左打
2000年8月9日生/出身地:アメリカ合衆国 ジョージア州アトランタ
WBC2023
 前回に引き続き代表入りのユーティリティ。内外野で守れるポジションが多く、大学時代はバッテリーも兼ねていた。打撃はパワーに欠けるが、四死球>三振をマークする選球眼がウリ。

45 ジェイク・ゲロフ (ドジャース傘下A+)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:三塁手、二塁手 右投右打
2002年2月25日生/出身地:アメリカ合衆国 デラウェア州ルイス
 ユダヤ系メジャーリーガーとして知られるザック・ゲロフの弟。ザックの方はケガのため今回は不参加となっている。

 長打力を武器にしているが、守備範囲の面からショートは守れない。捕手のスタッブス兄弟もそうだが、こちらも兄弟でプレースタイルがよく似ている。

22 ベンジャミン・ローゼンガード (パイオニアリーグ)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投左打
2000年1月18日生/出身地:アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ
 2023年にイスラエル国籍を取得し、WBC出場を目指している知的な内野手。現在は独立リーグで活躍しており、昨季パイオニアリーグで約300打席に立って打率.463!

 高校時代から学業成績が凄く、英語・スペイン語・ヘブライ語のほか中国語と日本語もしゃべる多言語話者。将来は外交官を志していると言われ、人間性の高さからチーム内外で厚い信頼を集めている。

 
◇外野手
2 ハリソン・ベイダー (サンフランシスコ・ジャイアンツ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:中堅手 右投右打
1994年6月3日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州ブロンクスビル
ゴールドグラブx1
 守備はうまいが打撃はフリースインガーのハッスル系外野手。カージナルスで数年プレーした後はジャーニーマンになっているが、どのチームでも常にレギュラーを勝ち取ってきた。父親がユダヤ人。

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0 R.J.シュレック (ブルージェイズ傘下AAA)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
2000年7月12日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
 大学時代はまったくの無名だったが、バンダービルト大に編入すると一気に開花。打率.306・14本塁打・59打点の好成績を挙げ、ドラフト9巡目でプロ入りが叶った。

 魅力は高い出塁率と長打力。外野守備もうまく、MLB公式のマイナーリーグ好プレー動画に何度か取り上げられたことがある。肩も強い。今季中のメジャー昇格が濃厚。

7 トロイ・ジョンストン (コロラド・ロッキーズ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手、外野手 左投左打
1997年6月22日生/出身地:アメリカ合衆国 ワシントン州タコマ
 昨季メジャーデビュー。メインの一塁のほか、外野両翼でもよく出場している。長距離ヒッターであり、代表ではクリーンナップに入る可能性がある。

10 ザック・レベンソン (カージナルス傘下AA)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
2002年3月6日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州オーランド
 昨季2Aで結果を残したパワーヒッター。イスラエル代表ならメジャーリーガーを差し置いてクリーンナップを打てる打撃力を持つ。半面、守備と走塁は期待できず、とにかく打ってアピールする必要がある。

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24 アサフ・ローウェンガート
28歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投右打
1998年3月1日生/出身地:イスラエル ティモリム
 代表でただ1人のイスラエル生まれの選手。兵役をこなした後に野球留学のため渡米し、独立リーグでプレーした経歴を持つ。

 前回WBCでは一度は代表入りを果たしたものの、足首の骨折により無念の辞退。晴れて初のWBC出場が叶った。

 
◇不参加、選考漏れ
アレックス・ブレグマン (シカゴ・カブス)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:三塁手 右投右打
1994年3月30日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューメキシコ州アルバカーキ
オールスターx3 ゴールドグラブx1 シルバースラッガーx1
 現役では指折りの攻守に優れた三塁手。長年アストロズの中心選手として活躍してきたせいか、昨季レッドソックスでの赤いユニフォーム姿は違和感が凄かった。

 ファンの界隈では今大会こそイスラエル代表入りを期待する声が高まっていたが、アメリカ代表としての出場が決定。正直、フリードとこの人はイスラエル代表で出るには大物すぎて、参戦は難しいのでは?と思う。

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マックス・フリード (ニューヨーク・ヤンキース)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
1994年1月18日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンタモニカ
オールスターx3 ゴールドグラブx4 シルバースラッガーx1 最多勝x1
 天は二物を、いや三物をも与える超絶イケメン大物メジャーリーガー。ヤンキース移籍1年目の昨季は19勝を挙げ、名実ともにエースとして活躍した。

 ブレグマンと同じくアメリカ、イスラエル両代表の資格を持つことから常に去就が話題となってきたが、今年に入ってWBCアメリカ代表を辞退すると報じられていた。

 この件、本人は「WBCに出ない」とは言っていなかったので、イスラエル代表入りなら受けるかも、、、と淡い期待をしていたが、やはりロスターに名前は無かった。まぁ、今春のケガ人だらけのヤンキース先発陣を見れば、不参加はやむをえないだろう。

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ザック・ゲロフ (アスレチックス)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手 右投右打
1999年10月19日生/出身地:アメリカ合衆国 デラウェア州リホボスビーチ
WBC2023
 右投右打の攻守バランス型内野手。主に二塁・三塁を堅実に守り、パワーと走力を兼ね備えている。期待値に比べると打撃面で活躍できていないが、出場すればイスラエル代表の主力になる選手だった。

 昨季は春季キャンプで右手を骨折し、リハビリ中に肋骨も痛めて長期離脱。復帰後も9月に左肩を脱臼…と故障が相次いだ。チームから参加許可が降りないのも当然だ。

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◇監督/主なコーチ/GM
監督 ブラッド・オースマス
通算rWAR:6.5
オールスターx1 ゴールドグラブx3
 2013年大会以来、久々にイスラエル代表監督に復帰した元オールスター捕手。もとは前回大会から引き続きキンズラーが監督を務める予定だったが、昨年途中で方針が変わり、オースマスが指揮を執ることとなった。

 現役時代は守備力とリーダーシップに定評があり、引退後はMLBで監督・ベンチコーチとしての経験も積んでいる。母親がユダヤ人。

ベンチコーチ ケビン・ユーキリス
 ⇒過去の名選手 参照

投手コーチ ブラッド・ゴールドバーグ
通算rWAR:-0.3
WBC2017
 2017年に11試合に登板した元メジャーリーガー。同年のWBCイスラエル代表ではクローザーを任されていた。

 前回大会ではアーロン・ライヒマンが投手コーチを担当していたが、ロッキーズの投手コーチに栄転。後釜にゴールドバーグがおさまった形だ。

三塁コーチ マーク・ロレッタ
通算rWAR:19.3
オールスターx2 シルバースラッガーx1
 選球眼に優れ三振が少なく、堅実な内野守備…野球IQの高さが際立った名二塁手。シーズンによっては二桁本塁打も記録しており、攻守にバランスの取れたプレースタイルだった

ブルペンコーチ ジェイソン・マーキス
通算rWAR:6.8
オールスターx1 シルバースラッガーx1 WBC2017
 カージナルスなどで活躍した元先発投手。通算124勝、6年連続2ケタ勝利を挙げているが、序列では先発3~4番目レベルだった。打者顔負けのバッティングが有名で、2005年は打率が3割を超えシルバースラッガーを受賞している。

◇参考1:過去の名選手
 ショーン・グリーン
通算rWAR:34.7
オールスターx2 ゴールドグラブx1 シルバースラッガーx1 WBC2013
 イスラエル系メジャーリーガーを代表する名外野手。ブルージェイズやドジャースを中心に長年主軸として活躍した。2001年に49本塁打を放っているが、ドジャースタジアムが今よりもっと投手有利だった頃で大きな価値があった。

 その後に打撃成績を落としてからは、高年俸だったこともあってかなりのバッシングを受けていた。それでも、MLB史に残る1試合4本塁打も達成しており、間違いなくメジャー史に残る名プレイヤーだった。

 ケビン・ユーキリス
通算rWAR:32.4
オールスターx3 ゴールドグラブx1 WBC2009
 『フォアボールのギリシャ神』として注目を浴びた出塁率オバケ。メジャーデビュー直前はマネー・ボールが出版、上映され、出塁率を重視することになった時代で、その中で実際にビーンGM(アスレチックス)がレッドソックスにいたユーキリスをしきりに欲しがっていた様子が描かれていた。

 レッドソックスでデビューしたユーキリスは卓越した選球眼に長打力も磨き、守備でも一・三塁を高いレベルで守った。レッドソックスが調子が良かった2000年代を支えた名プレイヤーだった。現役最終年の2014年には楽天イーグルスでプレーした。

 ライアン・ブラウン
通算rWAR:47.2
MVPx1 新人王 オールスターx6 シルバースラッガーx5 ホームラン王x1 WBC2009 WBC2013
 ブリュワーズ一筋で活躍した強打の外野手。2007年に新人王、2011年にはナ・リーグMVPを受賞し、球界を代表するスラッガーとして長く第一線で活躍した。

 ユダヤ系選手として初のMVP受賞者でもあるが、同年はマット・ケンプ(ドジャース)が本塁打・打点王の二冠に輝く圧倒的な活躍をしていた。そこに後年、ドーピング疑惑が浮上。1度は検査方法の不備を突いて無罪に持ち込んだが、後に本当に使用していることが明るみになり、彼の評判は地に落ちた。彼のキャリアは輝かしい実績とともに影の側面も併せ持っている。

 リップ・パイク
通算rWAR:14.2
MVPx1 新人王 オールスターx6 シルバースラッガーx5 ホームラン王x1
 1870~80年代に強打と俊足で鳴らした、メジャーリーグ黎明期を代表する名選手。ユダヤ人初のメジャーリーガーだとされており、歴史的に極めて重要な人物である。

 また1試合しか出ていないが、8歳年下の弟イスラエル・パイクも元メジャーリーガーだった。

 アダム・グリーンバーグ
通算rWAR:0.0
WBC2013
 MLB史に残る特異なキャリアを持つ外野手。メジャーデビュー初打席の初球、いきなり頭部死球を受けて脳震盪を起こし、それが原因で野球選手としてのキャリアが終わった。だが、彼の境遇を知ったファンの間で署名活動が起こり、2012年にマリーンズと1日だけメジャー契約を締結。再びメジャーの公式戦で打席に立った。

 ちなみに2度のメジャー出場はいずれも代打だったため、Baseball Reference での彼のポジション表記は”Pinch Hitter” となっている。

◇参考2:日本に来た助っ人外国人