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デービッド・フレッチャー


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David Fletcher (フルネーム/David Owen Fletcher)

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1994-05-31生|175cm84kg|二塁手、遊撃手、三塁手、外野手 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州オレンジ

ドラフト/2015年LAA6巡目(全体195位)指名

メジャーデビュー/2018-6-13
■選手紹介

ディズニーランドで有名なカリフォルニア州オレンジ郡出身の人気者。愛称はフレッチ。大谷の同僚ということもあって日本でも知名度がある。イケメンというよりは可愛らしい顔つきに加えて、小さい身体でハッスルプレーを見せる純地元っ子ということで現地でも人気がある。身長は170cm前半に見え、公式サイトでは175cm(5フィート9インチ)となっているが一部日本の媒体では178cm(5フィート10インチ)と紹介されている。

2018年6月にメジャー初昇格すると最初の試合で4打数3安打2打点、翌日もメジャー初ホームランを放つなど活躍してそのままメジャーに定着した。2020年は打撃でチームを引っ張りMVP投票で10位、8月にはムーキー・ベッツの三遊間の深いゴロをアウトにしたプレーがPlay of the week に選ばれた。7?8月にかけて16試合連続安打を記録。fWAR1.6はアンソニー・レンドンとマイク・トラウトに続いてチームで3番目と主軸級の活躍だった。MLB公式より2020年版過小評価ベストナインの二塁手に選ばれている。2021年はもともと苦手なチェンジアップに苦戦しており、打率は0割台・長打も打てていない。

本職のセカンドとショートだけでなくサード、両翼を平均以上にこなせる高い守備力が特徴。メジャーの舞台でも内外野で攻守を連発している。打撃はエンドランが長けている。四球率はメジャー平均より少ない。明らかなボール球をヒットにすることがよくあり悪球打ちがうまいと評されているが、ボール球の見極めの悪さの裏返しでもある。

好きな選手は元エンゼルスのデービッド・エクスタインとMLB公式サイトに紹介されており、小柄なショートのレジェンドOBに自身を照らし合わせているのかもしれない。兄のドミニク・フレッチャーはダイヤモンドバックス傘下のマイナーに所属している(2021年6月現在)。また、2020年にマリナーズでデビューしたアーロン・フレッチャーとは血縁関係は無い。

寄稿日:2021-06-14 最終更新日:2021-06-14
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2018 LAA 80 284  78 18 2  1 25 15 3 34  3 .275 .316 .363

2019 LAA 154 596 173 30 4  6 49 55 0 64  8 .290 .350 .384

2020 LAA 49 207  66 13 0  3 18 20 0 25  2 .319 .376 .425

2021 LAA 157 626 164 27 3  2 47 31 1 60 15 .262 .297 .324


ジャレッド・ウォルシュ


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Jared Walsh (フルネーム/Jared James Walsh)

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1993-07-30生|183cm95kg|一塁手、投手 左投左打

出身地/アメリカ合衆国 ウィスコンシン州ブルックフィールド

ドラフト/2015年LAA39巡目(全体1185位)指名

メジャーデビュー/2019-5-15
■選手紹介

殿堂入り確実なプーホルスに引導を渡した元二刀流の一塁手。トラウタニとともに打線の中軸を担っている。

ジョージア大学入学直後にトミー・ジョン手術を受けている。その影響もあって2015年にエンゼルスにドラフト39巡目(全体1185位)の極めて低い順位で入団する。エンゼルスは大谷の二匹目のドジョウを狙って、ウォルシュを投手兼一塁手として育てるチーム方針を打ち出して大きな話題となった。ウォルシュは低評価をものともせず早いペースでマイナーを駆け上がり、2019年にAAAで98試合で36本塁打も放ってメジャー昇格。翌2020年は最後の1ヶ月で猛打を見せ、9月だけで9本塁打・打率.337・OPS1.113を記録、この活躍が認められて一塁手のレギュラーを勝ち取った。

マドン監督は2021年開幕前に野手に専念させることを明言。レギュラー奪取とは別に、2020年の春に利き腕のケガしていることが大きな理由であるため、今後は敗戦処理で投げることはあっても二刀流としてプレーすることはないだろう。投手成績はマイナー通算で23試合に登板して防御率3.32、メジャーでもデビューイヤーに5試合登板している。

寄稿日:2021-06-14 最終更新日:2021-06-14
オールスター:1回(21)

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2019 LAA 34  79  16  5 1  1  5  6 2 35  0 .203 .276 .329

2020 LAA 32  99  29  4 2  9 26  5 1 15  0 .293 .324 .646

2021 LAA 144 530 147 34 1 29 98 48 4 152  2 .277 .340 .509


ルイス・レンヒフォ


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Luis Rengifo (フルネーム/Luis Jose Rengifo)

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1997-02-26生|178cm88kg|二塁手、遊撃手、三塁手、外野手 右投両打

出身地/ベネズエラ カラボボ州ナグアナグア

プロ入り/2013年7月SEA契約

メジャーデビュー/2019-4-25
■選手紹介

内外野どこを守らせてもメジャーレベルにこなす器用なスイッチヒッター。マイナー時代はよく盗塁を稼ぎ、守備では本職の二塁と遊撃のほか、三塁と外野3ポジションを守った経験がある。

2019年にメジャーデビューして以降、打撃では表面的な数字は苦しんでいるように見えるが、1打席当たりの球数は多く投げさせている。2020年もトミー・ラステラが故障離脱したセカンドの穴を埋め、ラステラ復帰後は複数ポジションをこなすなど地味に貢献度が高かった。

レンヒフォの名前が知られるようになったのは2020年2月、4球団の間でムーキー・ベッツやマエケンなどが絡む超大型トレードのニュースだ。最後の最後で破談に終わったが、ドジャースが交換相手に差し出そうとしたのはジョク・ペダーソンとロス・ストリップリングだった。ドジャースほどのトレード巧者がレンヒフォにそこまで魅力を感じていたのかと球界やファンは驚き、レンヒフォの評価が一段上がった。

左前腕に彫られたタトゥーは息子の名前マキシミリアーノの筆記体。人生で初めて入れたタトゥーで、やる気の源になっているそうだ。

寄稿日:2021-06-14 最終更新日:2021-06-14
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2019 LAA 108 357  85 18 3  7 33 40 5 93  2 .238 .321 .364

2020 LAA 33  90  14  1 0  1  3 14 0 26  3 .156 .269 .200

2021 LAA 54 174  35  1 0  6 18  9 2 38  1 .201 .246 .310


ザック・マッキンストリー


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Zach McKinstry (フルネーム/Zachary McKinstry)

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1995-04-29生|183cm82kg|遊撃手、三塁手、二塁手、左翼手 右投左打

出身地/アメリカ合衆国 オハイオ州トレド

ドラフト/2016年LAD33巡目(全体1001位)指名

メジャーデビュー/2020-9-16
■選手紹介

最近のドジャースの選手らしいユーティリティ性の高い左打ち内野手。ドラフトでは33巡目、全体1001番目の低順位で契約した。

入団当初はパワーに欠けるという評価だったが、2019年にAA・AAAで打率.300・19本塁打・長打率.516・OPS.882を記録しイメージを払拭。2020年8月に一度メジャーに呼ばれたが出番がないままマイナーに戻され、9月16日に再昇格するとようやく初出場。レギュラーシーズンは7打席のみだったもののポストシーズンではベンチ入りを果たした。

翌2021年は開幕からロースター入り。4月3日のロッキーズ戦ではマイケル・ギブンスから放った打球がランニングホームランとなり、ダンズビー・スワンソン以来となるメジャー初本塁打をRHRで記録したメジャーリーガーとなった。5~6月にかけて、筒香嘉智に関連して日本でもニュースに登場。ドジャースに拾われた筒香だったが故障者たちの戦列復帰で再びDFAが濃厚と書かれたが、その復帰見込みの選手の1人がマッキンストリーだった。

ドジャースから指名される前年、カナダへ遠征中に実家が全焼する出来事があった。死傷者はいなかったが飼い犬と猫は助からず、思い出の品々もなくしてしまった。

寄稿日:2021-06-05 最終更新日:2021-06-05
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

初ホームランをRHRで記録するマッキンストリー

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2020 LAD  4  7  2  1 0  0  0  0 0  3  0 .286 .286 .429

2021 LAD 60 158  34  9 0  7 29 10 1 50  1 .215 .263 .405


A.J.ポロック


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AJ Pollock (フルネーム/Allen Lorenz Pollock)

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1987-12-05生|185cm95kg|左翼手 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 コネチカット州ヘブロン

ドラフト/2009年ARI1巡目(全体17位)指名

メジャーデビュー/2012-4-18
■選手紹介

いつの間にかベテランの域に入ってしまった攻守に優れた外野手。アマチュア時代から期待度が高く、2009年にダイヤモンドバックスからドラフト1巡目指名。入団翌年のスプリングトレーニングでは招待選手として参加する機会に恵まれたが、そこでヘッドスライディングを試みた際に右ヒジを骨折。2010シーズンを全休した。以降、毎年のように故障者リスト入りを繰り返しており、特に2016年・2019年にも右ヒジのケガが原因で長期離脱をしている。年間100試合前後しか出場できていないが、唯一フルシーズン稼働できた2015年(157試合出場)は、打率.315・20本・39盗塁に加えてゴールドグラブ賞に輝くなど実力は疑いようがないため、故障者リスト入りするたびに球団とファンを残念がらせている。

ドジャースには2018年オフに4年5500万ドルの長期契約を結んでFA移籍。同地区のライバルから正中堅手を奪い取った形になったが、2019年は前述の右ヒジのケガ(古傷の感染症と言われている)で長期離脱。一方、古巣のダイヤモンドバックスではケテル・マルテが大ブレイクを果たしてポロックの穴は完全に埋まった。早くも大型契約は失敗か?と思われたが、2020年の短縮シーズンでほぼフル出場してナ・リーグ3位タイの16本塁打、OPS.880と予想外の活躍で居場所を守った。とはいえここは選手層の厚いドジャース。年間通じて健康体を維持するのが不可欠だ。

ちなみに、"A.J.ポロック"なのにフルネームはAllen Lorenz PollockでJは入っていない。

寄稿日:2021-06-04 最終更新日:2021-06-04
オールスター:1回(15)

主な表彰:ゴールドグラブ賞1回(15)

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2012 ARI 31  81  20  4 1  2  8  9 0 11  1 .247 .315 .395

2013 ARI 137 443 119 28 5  8 38 33 2 82 12 .269 .322 .409

2014 ARI 75 265  80 19 6  7 24 19 2 46 14 .302 .353 .498

2015 ARI 157 609 192 39 6 20 76 53 2 89 39 .315 .367 .498

2016 ARI 12  41  10  0 0  2  4  5 0  8  4 .244 .326 .390

2017 ARI 112 425 113 33 6 14 49 35 6 71 20 .266 .330 .471

2018 ARI 113 413 106 21 5 21 65 31 8 100 13 .257 .316 .484

2019 LAD 86 308  82 15 1 15 47 23 7 74  5 .266 .327 .468

2020 LAD 55 196  54  9 0 16 34 12 0 45  2 .276 .314 .566

2021 LAD 117 384 114 27 1 21 69 30 6 80  9 .297 .355 .536


ジョサイア・グレイ


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Josiah Gray (フルネーム/Josiah E. Gray)

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1997-12-21生|185cm86kg|先発 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューロシェル

ドラフト/2018年CINラウンドB(全体72位)指名

メジャーデビュー/2021-7-20
■選手紹介

ヤシエル・プイグとのトレードでドジャースにやってきた素材型右腕。2022年からメジャーで戦力になることを期待されている。

高校卒業後、地元からほど近いルモイン大学に奨学生として入学。遊撃手と投手兼任だったが3年次に投手に専念すると11勝無敗・防御率1.25、93イニングで被安打63・被本塁打2本と他大学を圧倒。例年若干負け越すシーズンの多いチームを4位(全15チーム)に押し上げる原動力となった。同年レッズからドラフト2巡目で入団。

2018年12月、不良債権処理(問題児の処理?)目的のトレードでヤシエル・プイグ、マット・ケンプらの交換相手としてドジャースに移籍。新天地ではさらに相手を圧倒。A+のランチョ・クカモンガでは打者有利の球場にも関わらず2019年マイナー3階級で11勝2敗・防御率2.28の圧巻のピッチングを披露、7イニング限定試合でノーヒッターも達成している。2020年はコロナのため代替地で体力アップに取り組む。2021年はAAAでスタート。ダスティン・メイの故障で先発枠に空きができ、普通に投げていれば今季中にメジャー昇格するのは確実なところまで来ている。

平均球速92~97マイルの速球で際どいコースに投げ込むパワーピッチを見せる。80マイル台中盤の曲がりが大きいタイプのスライダーを武器としており、70マイル台後半のブレーキの効いたカーブも合わせて使えるようになった。課題はチェンジアップ。精度が上がれば間違いなくメジャーでローテーション投手になれるだろう。

寄稿日:2021-05-30 最終更新日:2021-05-30
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2021 LAD  2 0 0 0  6.75  8.0  7  6  4  5 0 13 1.50 2.60

2021 WSH 12 2 2 0  5.31 62.2 56 37 15 28 2 63 1.34 2.25


トニー・ゴンソリン


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Tony Gonsolin (フルネーム/Anthony D. Gonsolin)

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1994-05-14生|191cm93kg|先発 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州バカビル

ドラフト/2016年LAD9巡目(全体281位)指名

メジャーデビュー/2019-6-26
■選手紹介

スプリッターが武器の実力派右腕。確かな実力があるのにドジャースの分厚い先発投手陣に阻まれ先発投手としてのチャンスが少なかったが、2021年6月現在ドジャースは故障者が続出。2020年までは好投しても先発ローテーションを外されたりマイナー降格になったり我慢を強いられていたが、ようやく先発定着を実力で勝ち取るチャンスがやってきた。

セントメアリーズ大学カリフォルニア校でライト兼3番手先発投手としてプレーした後、ドジャースからドラフト9巡目があり入団。上位指名ではないが2018年にマイナー合計で10勝2敗・防御率2.60・128イニングで104被安打・155奪三振と好成績を残して一躍有望株として名が知られるようになる。2019年6月にメジャー初登板初先発、この時は4回6失点と打ち込まれたが、年間で4勝2敗・防御率2.93と相手打線を抑えた。2020年もチーム事情で起用法が定まらない中、46.2イニングを投げ防御率2.31・WHIP0.84と前年よりさらに抑え込んだ。プレーオフでは打ち込まれたものの新人王投票でも同僚ダスティン・メイを上回る4位となり、ベースボール・アメリカ誌が選ぶ新人王では1位に選出された。2021年は春先から右肩の炎症により出遅れたが6月頭に復帰予定。

ピッチングの組み立ては、フォーシームが半分近く・スプリッター15~35%・スライダー10~20%・残りがカーブ。球種は多くないがすべてレベルが高い。大学時代からの武器スプリッターは他の投手のスプリッターより多くの空振りと凡フライに打ち取っている。スライダーは逆に極端にゴロアウト率が高くスプリッター以上に打たれていない。カーブは縦方向に大きく曲がり落ちるボールで、先発登板のときにたまにしか投げないのが勿体無いレベルだ。スプリッターを決め球にしているため、大学時代から毎年ワイルドピッチが多い。コントロールは悪くないがコマンドはもう少し改善したい。

ゴンソリンは大の猫好きで土曜日(Saturday)を"Caturday"と呼んでいる。猫の顔が描かれたスパイクで登板したこともある。

寄稿日:2021-05-30 最終更新日:2021-05-30
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2019 LAD 11 4 2 1  2.93 40.0 26 13  4 15 1 37 1.03 2.47

2020 LAD  9 2 2 0  2.31 46.2 32 12  2  7 1 46 0.84 6.57

2021 LAD 15 4 1 0  3.23 55.2 41 20  8 34 0 65 1.35 1.91


ダスティン・メイ


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Dustin May (フルネーム/Dustin Jake May)

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1997-09-06生|198cm82kg|先発 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 テキサス州ジャスティン

ドラフト/2016年LAD3巡目(全体101位)指名

メジャーデビュー/2019-8-2
■選手紹介

96~100マイルの高速シンカーでファンを魅了する、ドジャースの分厚い先発投手陣の中でも見劣りしない剛球投手。某サイトでメイの高速シンカーが紹介されるなどせっかく日本でも知名度が上がってきたのに、2021シーズン開幕から1ヶ月で右ヒジを負傷。トミー・ジョン手術は残念極まりない。2023年にフルシーズン活躍する姿を見たいものだ。

テキサス州ダラスの北にある地元ジャスティンのノースウエスト高校の野球チームで活躍。卒業後はテキサス工科大学へ進む予定だったが2016年ドジャースから3巡目で指名されプロ入りした。その後、シングルAのオールスターに選出されるなど順調に昇格。球団屈指の有望株として扱われる。2019年にメジャーデビューすると14試合で防御率3.63、FIP1.10と既に実力はメジャーレベルであることを証明する。新型コロナで開幕が7月にずれ込んだ2020シーズン、開幕直前にクレイトン・カーショウが腰の不調のため急遽メイが開幕戦に登板。フルシーズンメジャーで過ごし防御率2.57とさらに成績を向上させた。

メジャーデビュー以来、球速がアップし続けている。2020年のフォーシームの平均球速99.03マイルは250球以上投じた投手でメジャー最速だった。ドラフト前後ではカーブをベストピッチとしていたが、マイナーで高速シンカーとスライダーを磨き、どちらかというとゴロ打たせ系のピッチングをする。そのせいか奪三振率は2020年は7.1とかなり低かった。シンカーの平均球速も97.90マイルとリリーフピッチャー並みのスピードだった。コントロールも良く与四球が少ない。

比較的細身で長い手足、薄い垂れ眉、赤毛の長髪が特徴的だが、2020年には現地ラジオの企画「Best hair in baseball」でタイラー・グラスノー、ダンズビー・スワンソンを破ってベストヘアーに選ばれた。

寄稿日:2021-05-30 最終更新日:2021-05-30
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

平均球速98.2マイルの高速シンカーを投げ込む2020年のメイ

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2019 LAD 14 2 3 0  3.63 34.2 33 14  2  5 4 32 1.10 6.40

2020 LAD 12 3 1 0  2.57 56.0 45 16  9 16 1 44 1.09 2.75

2021 LAD  5 1 1 0  2.74 23.0 16  7  4  6 1 35 0.96 5.83


ギャレット・ウィットロック


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Garrett Whitlock (フルネーム/Garrett Getts Whitlock)

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1996-06-11生|196cm102kg|リリーフ 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 ジョージア州スネルビル

ドラフト/2017年NYY18巡目(全体542位)指名

メジャーデビュー/2021-4-4
■選手紹介

2020年オフのルール5ドラフトでヤンキースからやってきたリリーフピッチャー。開幕から1ヶ月経ったがメジャーレベルの投球を見せており、年間通じて26人枠に残り続けるのは間違いない。

高校時代から所属チームの中心選手として知られていたがドラフトにかからなかったため、近年評価が高まっているUAB(アラバマ大学バーミンガム校)に進学。ここで2年間プレーすると、2017年ドラフトでヤンキースから18位で指名されて入団する。2018年はA・A+・AAの3階級で120イニングを投げて8勝5敗・防御率1.86と優秀な成績を残す。翌2019年もAAで活躍するが7月にヒジを痛めてトミー・ジョン手術を受ける。2020年はマイナーリーグの試合が行われなかった影響もあり公式戦出場がなかったが、この年のルール5ドラフトでまさかのメジャーフェースでの指名。

TJ手術からあまり経っていないためレッドソックスは慎重に起用しており、なるべくイニング途中からの登板にならないよう配慮されている。また今季はリリーフだが将来的にはスターターとして育てる方針だ。

投球は半分以上が平均95マイルを超えるシンカーで、チェンジアップとスライダーを投げる。もともとスライダーの評価が高く、チェンジアップの質には疑問を持たれていたが2021年の春季キャンプで劇的に向上し、今ではスライダー以上に使えるボールになっている。フォーシームも投げるがスピンレート・変化量ともに悪く見せ球程度にしか投げない。

なお、大学に入る前は幼稚園~高校一貫校のプロビデンス・クリスチャン・アカデミーでプレー。卒業生にコリン・マキューがいるが、奇しくもマキューも18巡目指名を受けてプロ入りしている。

寄稿日:2021-05-10 最終更新日:2021-05-10
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2021 BOS 46 8 4 2  1.96 73.1 64 16  6 17 3 81 1.10 4.76


ターナー・ホーク


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Tanner Houck (フルネーム/Tanner Lee Houck)

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1996-06-29生|196cm104kg|先発 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 ミズーリ州セントルイス

ドラフト/2017年BOS1巡目(全体24位)指名

メジャーデビュー/2020-9-15
■選手紹介

2017年のドラフト1巡目指名入団の期待の生え抜き先発右腕。周囲の予想よりも早い2020年にメジャーデビューを飾り、今後は先発ローテーション定着を目指す。

3年間プレーしたミズーリ大学は過去にイアン・キンズラーやマックス・シャーザーなどを輩出している名門だが、1年次から主戦としてプレーし毎年100イニング前後を投げた。2017年にレッドソックスに1巡目指名されてから順調に昇格。予定より早くメジャー昇格した2020年は3試合の登板ながら3勝・防御率0.53と素晴らしい成績を残した。特に3試合目のブレーブス戦ではフルメンバーの打線に対して10奪三振を奪う圧巻のピッチングだった。

恐ろしく曲がるスライダーはメジャーリーグでも有数のブレーキングボールとして注目されるようになった。また、日本でも専門サイトfull-countに"捕手泣かせの超変化 新人右腕の“ブーメランスライダー”に米驚愕「ギリギリ捕ってる」"として紹介された。

なお、2016年に日米大学野球で、2019年にはプレミア12でアメリカ代表として来日経験がある。

寄稿日:2021-05-10 最終更新日:2021-05-10
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

full-countでも取り上げられたターナー・ホークのスライダー

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2020 BOS  3 3 0 0  0.53 17.0  6  1  1  9 1 21 0.88 2.33

2021 BOS 18 1 5 1  3.52 69.0 57 27  4 21 6 87 1.13 4.14