金河成(キム・ハソン)


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Ha-Seong Kim (フルネーム/Ha-Seong Kim)

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1995-10-17生|175cm76kg|遊撃手、二塁手、三塁手 右投右打

出身地/韓国 京畿道富川市

プロ入り/2020年12月SD契約

メジャーデビュー/2021-4-1
■選手紹介

KBO(韓国プロ野球)で3度ゴールデングラブ受賞歴がある守備の上手い韓国人内野手。2020年オフにポスティングシステムを利用しサンディエゴ・パドレスに入団した。内野に空きが無いパドレス入りに疑問の声が上がっていたが、フェルナンド・タティスJr.の長期欠場の穴埋めに成功。オールスターレベルに匹敵する成績を残し、パドレスに欠かせない戦力となった。

2017年のWBC以降、国際大会の代表チームに必ず声がかかっている。2019年のプレミア12では決勝で山口俊からホームランを放ち、ショートのベストナイン(All world team)に選ばれた。また、2018年のアジア大会でチームを優勝に導いた功績が認められ兵役免除を受けている。

【球歴】

韓国の京畿道富川市の生まれの金は野塔高校に通い、中心選手として2013年には全国大会で準優勝に導くなど活躍。高校卒業後にネクセン・ヒーローズ(現キウム・ヒーローズ)へ入団すると、15年に姜正浩のメジャー挑戦で空きが出たショートのレギュラーに納まり、攻守両面でチームを支えて18~20年に3年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。20年のシーズン終了後にメジャーリーグ行きを希望し、ポスティングシステムの適用を求めた。

新型コロナのダメージを受け緊縮財政の球団が多いと言われる中、最終的にパドレスが4年2800万ドルで契約を締結した。当時パドレスの内野陣はすべてレギュラーが固まっており、適応できたとしてもベンチ要員にしかなれないと思われた。しかし21年はショートとサード、セカンドをそれぞれ20試合以上守り、ナ・リーグで3番目に高いディフェンシブWAR(Baseball Reference版)2.1と結果を残した。

翌22年はショートのタティスJr.がバイク事故と禁止薬物使用によって全休する非常事態が起きたが、金がショートのスタメンに入ると堅守をそのままに打撃でもコンスタントにヒットを放ち、rWAR5.1(5以上でオールスター級と言われる)の素晴らしい成績を残した。パドレスは地区優勝には届かなかったものの111勝のドジャースをプレーオフで破り、終わってみれば金のおかげでタティス不在の影響を最小限に食い止めることができた。

研究されて打撃成績を落とすアジア人野手は多いが、金には当てはまらない。KBO時代に元メジャーリーガーの朴炳鎬とよく意見交換をしたり、助っ人外国人選手にはアメリカで通用するスイングを求めていた。KBO出身の選手では最年少でメジャー挑戦した金だったが、これまでの堅実なプレイスタイルを見ていると数年後は歴代最高の韓国人野手の呼ばれる存在になっているかもしれない。

寄稿日:2022-12-11 最終更新日:2022-12-11
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼クレイトン・カーショウのカーブを掬い上げる金河成

▼金河成のファインプレー集

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2021 SD 117 267  54 12 2  8 34 22 4 71  6 .202 .270 .352