崔志萬(チェ・ジマン)


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Ji-Man Choi (フルネーム/Ji-Man Choi)

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1991-05-19生|185cm118kg|一塁手 右投左打

出身地/韓国 仁川市仁川市

プロ入り/2009年7月SEA契約

メジャーデビュー/2016-4-5
■選手紹介

KBO(韓国プロ野球)を経由せず直接アメリカに渡ってプレーしている韓国人一塁手。仁川出身。2022年終了時点の61本塁打は歴代韓国人メジャーリーガーのなかで秋信守(213本)に次いで2番目に多い。レイズ時代にメジャーに定着したためレイズのイメージが強いがすでに4球団でプレーしている。2023年はトレードにより5球団目となるパイレーツでプレーすることになった。

日本のネット掲示板では筒香兄というニックネームを付けられていた。2020年に筒香嘉智がレイズに入団してきて以降、顔だけでなく年齢や野手としての特徴(1991年生まれ・右投げ左打ちでポジションが一塁手兼左翼手)に共通点が多いためネタとして扱われた。2000年代前半に崔煕渉(チェ・ヒソプ)という打力を見込まれた一塁手がプレーしており、"崔弟"の方が相応しいニックネームかもしれない。

また、本人曰く崔は強い霊感を持っていて、幽霊に抱きつかれたり耳元でささやかれたりしたことがあると語っている。渡米後に初めて幽霊と鉢合わせたのは2011年、背中の手術後胸の上に霊が現れたせいで麻酔から醒めたらしい。

【球歴】

2009年にKBOの球団に入る前に42万5千ドルでマリナーズと契約を結ぶ。キャッチャーとして入団したが2011年に肩を痛めてからはファースト兼DHで試合に出るようになった。2014年のルール5ドラフトでエンゼルスに移籍してメジャーデビューを果たす。その後ヤンキースとブリュワーズを経てトレード移籍したレイズで才能を開花させ、短縮シーズンとなった2020年以外はホームラン数を毎年2桁に乗せた。好機に強く例年得点圏打率が高いのも魅力。

メジャー昇格前からヒッティング能力に優れたミドルヒッターとして期待されていた反面、故障の多さに悩まされてきた。また、かねてより左腕が苦手でマイナー時代は両打ちにチャレンジしていた時期があったが断念し、打撃練習で右打席に入ることはあるもののメジャー昇格後は左打ちに専念している。レギュラーシーズンで一度だけ右打席でホームランを打っているが、この弱点を克服できずにいるせいでフル出場が難しい選手という評価が着いてしまっている。

2023年から新たにプレーするパイレーツの一塁手は、前年に筒香など多くのパワーヒッターを起用。しかし誰も結果を残せず攻守両面で大きなブレーキとなったポジションで、捕手と並んで喫緊の補強ポイントとなっていた。22年オフは崔だけでなく同じく捕手経験者のカルロス・サンタナや左腕苦手系のルーウィン・ディアスを積極補強しており、必ずしも安泰とは言えない立場に置かれている。それでもレギュラー第1候補に変わりはなく、期待通りに働いてチームの勝ち越しに貢献したい。

寄稿日:2022-12-11 最終更新日:2022-12-11
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼ホームラン間違いなしの打球を奪われて立ち尽くす崔志萬

▼大開脚でショートバウンドする送球を捌く崔志萬

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2016 LAA 54 112  19  4 0  5 12 16 0 27  2 .170 .271 .339

2017 NYY  6  15  4  1 0  2  5  2 0  5  0 .267 .333 .733

2018 MIL 12  30  7  2 0  2  5  2 0 14  0 .233 .281 .500

2018 TB  49 160  43 12 1  8 27 24 3 41  2 .269 .370 .506

2019 TB 127 410 107 20 2 19 63 64 6 108  2 .261 .363 .459

2020 TB  42 122  28 13 0  3 16 20 0 36  0 .230 .331 .410

2021 TB  83 258  59 14 0 11 45 45 2 87  0 .229 .348 .411