チャズ・マコーミック


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Chas McCormick (フルネーム/Chas Kane McCormick)

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1995-04-19生|183cm94kg|中堅手 左投右打

出身地/アメリカ合衆国 ペンシルバニア州ウェストチェスター

ドラフト/2017年HOU21巡目(全体631位)指名

メジャーデビュー/メジャー経験なし
■選手紹介

アストロズの外野の砦として存在感が増しつつある外野手。左投げ右打ち。2021年ポストシーズンでも好守を魅せている。

ペンシルベニア州ウェストチェスターで育ったチャズは地元ヘンダーソン高校に通う。そこでは野球とバスケットボールの両方で所属リーグの1stチームに複数回選出されるほど大活躍する。バスケットボールで通算1,000ポイント、野球でも100安打を記録して高校のレジェンドとなる。同州にあるミラーズビル大で通算打率.371を残したが所属リーグがNCAA2部リーグ(ディビジョンⅡ)だったためジュニア(3年生)ではドラフトにかからず、シニア(4年生)でようやくアストロズから21巡目指名された。契約金は1,000ドルだった。

打撃がパワーレスだと見られていてあまり期待されていなかった中、マイナーでは低い三振率と1打席当たりの投球数を多く稼ぎ、打ち取りにくい打撃を磨いて球団内の評価が高まった。2019年には早くもAAAに到達。同年5月にライトの守備でブルペンに飛び込みながらホームランを奪ったプレーはスポセンのトップ10プレイで取り上げられた。2020年はワイルドカードプレーオフのロースターに入れられたが残念ながら出番はなかった。もし出場していればメジャー史上3人目のメジャーデビューをプレーオフで果たした選手となるところだったが、同年はプレーオフ出場チームが拡大した影響もあってシェーン・マクラナハン、デービッド・ウェザーズ、アレックス・キリロフと3人もプレーオフでデビューした。チームのプレーオフ敗退後にドミニカに渡ってウィンターリーグに参加し、ネイト・ロウルイス・レンヒフォと同じチームでプレーして大きな刺激を受けた。

メジャー昇格のチャンスはすぐに訪れた。FAとなっていたジョージ・スプリンガーがブルージェイズと契約。レフトのジョシュ・レディックも退団しレギュラー外野手が2枚消え、第4の外野手の有力候補になった。2021年開幕してすぐ4/1にメジャー初出場。ライトのマイケル・ブラントリーは休養と守備固めが必要なためマコーミックはある程度出場機会が得られ、7月末にはスプリンガーの後釜のマイルズ・ストローがトレードされて後半戦はほとんどの試合で出場した。レギュラーシーズンでは14本塁打を放ち、メジャー公式(MLB Pipeline)から新人ベストナインの2ndチームに選出された。

ケガの耐久性はある方で、2020年オフのドミニカウィンターリーグで太腿をケガしたのを除けば大きな故障歴はない。打撃ではマイナーリーグ時代にパワーをつけ、2021年レギュラーシーズンでは106試合・320打席で14本塁打と長打力をアピールできたが、25四球に対して104三振とマイナーでは通用していたはずのアプローチ力不足を露呈した。左投手相手だとコンタクト能力が若干劣る。バントやエンドランなどの小技やベースランニングは意外と苦手。外野守備の評価は総じて高く、打球反応の速さと落下点に入る能力が優れ、球際にも強い。ただし肩の強さと送球の正確性が平凡なため、センターを守れるだけの守備範囲の広さを誇っても両翼に回されがちなのは残念だ。

ちなみに、チャズが産まれたマコーミック家は両親と4人の息子の6人家族で、兄弟全員大学で野球をやった。長兄ライアンはチャズと同じミラーズビル大で4年間プレーして2011年に卒業した。次兄ショーンはカッツタウン大学で社会福祉学を専攻していた。双子のジェイソンはイマキュラタ大学で打率4割・OPS1.100超の中心選手だったが3部リーグ所属のためドラフトにかからなかった。

寄稿日:2021-10-20 最終更新日:2021-10-20
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼ALCSでキケ・ヘルナンデスの打球をダイビングキャッチするマコーミック

▼大谷のタッチアップを阻止するマコーミック

▼スポセンにも取り上げられたマコーミックのホームラン強奪キャッチ

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

(~2020年メジャー経験なし)