張育成 (ユー・チャン)


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Yu Chang (フルネーム/Yu-Cheng Chang)

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1995-08-18生|185cm82kg|内野手 右投右打

出身地/台湾 台東市

プロ入り/2013年7月CLE契約

メジャーデビュー/2019-6-28
■選手紹介

長らくチャンスを与えられ続けたがメジャーに定着できなかった内野のユーティリティ。パンチ力のある打撃をメジャーではなかなか発揮できず、内野4ポジションを平均レベルに守れる汎用性を活かして幾度となく打席に立ってきたが2022年5月についにガーディアンズをDFAとなった。野手では5人目の台湾出身メジャーリーガーで、既に通算安打数は歴代トップに立っている。

台湾東部の出身で原住民族であるアミ族の血を引いている。キリスト教徒の家に生まれ5人兄弟のなかで育った。兄の張進德は奇しくも台湾のガーディアンズ(富邦ガーディアンズ)でプレーしている。弟の張偉聖は両投げ両打ちの外野手で、投手としても両腕とも130km/h台中盤の速球を投げられるらしい。

【球歴】

張育成は2013年にCPBL(台湾プロ野球)を経ずクリーブランド・ガーディアンズ(当時インディアンス)と契約を交わし渡米した。途中、2016年に球宴捕手ジョナサン・ルクロイの交換要員となるトレードが決まりかけたが、ルクロイがトレード拒否権を行使したため成立せず、引き続きインディアンスでプレーを続け2019年6月にメジャーデビューを果たした。サードのホゼ・ラミレスがパタニティ(育休)リスト入りしたためコールアップされ、ガーディアンズでは元西武のC.C.リーに次ぐ2人目の台湾人メジャーリーガーとなった。

2021年はフランシスコ・リンドーアの放出によってショートが空席になる最大のチャンスが訪れた。張はスプリングトレーニングで猛打を振るい、リンドーアと交換で加入したアーメッド・ロザリオを外野へ追いやり開幕レギュラー取りに成功した。しかしシーズンが開幕するとそれまでの好調さは鳴りを潜め、シーズンの半分程度の89試合出場に終わった。

翌22年は外野の練習をしていたはずのロザリオの守備が突然うまくなり、そのまま正ショートに定着。同じくリンドーアの交換相手の1人のアンドレス・ヒメネスやマイルズ・ストローらが鉄壁のセンターラインを形成するのを尻目に、張はユーティリティに転身し出場機会を求めたものの5月にDFAとなる。以降、パイレーツ→レイズ→レッドソックスに拾われるも解雇を繰り返した。

2022年は結果1シーズンだけで4回DFAの憂き目にあったことになるが決して悪いことばかりではなかった。5月にファーストで出場したエンゼルス戦で大谷翔平がヒットで出塁。すると大谷から「(日ハムで元チームメイトの)陽岱鋼を知ってる?」と話しかけられ笑顔で会話したことが話題になった。また、レイズに移籍後には台湾人初のメジャー通算100安打を記録している。

寄稿日:2022-12-17 最終更新日:2022-12-17
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼塁上で大谷翔平と楽しそうに会話する張育成

▼敗戦処理で登板する張育成

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2019 CLE 28  73  13  2 1  1  6 11 0 22  0 .178 .286 .274

2020 CLE 10  11  2  0 0  0  1  2 0  4  0 .182 .308 .182

2021 CLE 89 237  54 14 3  9 39 11 2 69  1 .228 .267 .426