助っ人外国人名鑑パ・リーグ編


MLB名鑑.com NPB助っ人外国人一覧

外国人名鑑2024年版
【埼玉西武ライオンズ】
【福岡ソフトバンクホークス】
【北海道日本ハムファイターズ】
【千葉ロッテマリーンズ】
【オリックス・バファローズ】
【東北楽天ゴールデンイーグルス】
◇埼玉西武ライオンズ
00 ジェフリー・ヤン
投手 在籍期間:2024~
ドミニカ共和国/1996年8月17日生/左投左打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 ド派手なガッツポーズで界隈では有名な荒れ球左腕。150km/h台後半に達するフォーシームとスライダーで三振の山を築く。ライオンズではボー・タカハシと4つ目の外国人枠を争う見通し。
 2015~16年にエンジェルス傘下のドミニカン・サマーリーグでプレーしたが、トミー・ジョン手術を受けたのち解雇された。しばらくプロリーグからは離れていたが、アリゾナ州の無名のリーグで投げていたところをマイアミ・マーリンズに拾われた。コロナ明けからマイナーで実戦登板を果たした。コンスタントに95~96マイル(153~156km/h)を投げ、昨季はトリプルAまで到達したが通用せず防御率15.00。オフにノンテンダーとなっていた。
 オープン戦からヤンジャンプで早速注目を集めた。飛び抜けて明るい性格だが、奇行と隣り合わせのパフォーマンスをどう管理していくのか?ライオンズの手腕が問われる。

▼ピッチャーゴロなのにジャンプしちゃうジェフリー・ヤン



 
42 ボー・タカハシ
投手 在籍期間:2022~
ブラジル/1997年1月23日生/右投右打
日系人
【NPB】55試合0勝1敗0S 防御率2.79 BB/9 4.5 K/9 7.0
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 今季から先発転向に挑戦するブラジル人右腕。日系3世。オープン戦ではコントロールの良さを活かしたピッチングで結果を残している。
 なお、メジャーの公式戦に出場経験はないが、メジャー26人枠に短期間登録されたことがある”ファントム(幻)メジャーリーガー”と呼ばれる選手の1人である。
 
54 アルバート・アブレイユ
投手 在籍期間:2024~
ドミニカ共和国/1995年9月26日生/右投右打
新加入 160km/h
【NPB】(新加入)
【MLB】108試合6勝5敗1S 防御率4.58 BB/9 5.2 K/9 9
============ 選手紹介 ============
 主にヤンキースで100試合以上登板実績のある快速リリーフ右腕。コントロール難は永遠の課題だが、常時150km/h台後半を計測する速球とスライダーのコンビネーションは間違いなく他球団の脅威になる。
 ライオンズでは勝ちパターンでの登板が見込まれている。普段どおり投げられれば、昨季防御率5点台のまま故障離脱した増田からクローザーの地位を奪うかもしれない。

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116 ビクター・ロペス
投手 在籍期間:2024~
ドミニカ共和国/1999年9月2日生/右投右打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 アンソニー・ガルシアとともに昨オフの入団テストに合格、来日した大型リリーフ投手。フィリーズ傘下のマイナーで投げていたが、昨季途中に解雇され独立リーグでプレーしていた。
 常時150~155km/hの2種類のファストボールと変化球もチェンジアップ、カットボールを持っているが、実戦慣れしておらず育成に時間がかかりそう。
 
44 ヘスス・アギラー
内野手 在籍期間:2024~
ベネズエラ/1990年6月30日生/右投右打
新加入 大物
【NPB】(新加入)
【MLB】795試合 打率.253 安打594 本塁打114 OPS.768
============ 選手紹介 ============
 初来日した外国人ではルーグネッド・オドゥール(巨人)に次ぐ実績があるベテランスラッガー。キャリアハイは2018年で35本塁打・OPS.890をマーク。オールスターにも選ばれている実力者だが衰えが目立ってきている。
 ウリの長打力のほかヒッティングツールも優秀だがメジャーワースト級の鈍足で併殺打が多く、守備も目を瞑りたいレベル。とにかく打つしかない。

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55 フランチー・コルデロ
外野手 在籍期間:2024~
ドミニカ共和国/1994年9月2日生/右投左打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】251試合 打率.218 安打157 本塁打27 OPS.678
============ 選手紹介 ============
 パワー一辺倒のドミニカ共和国出身外野手。メジャーでは4球団、延べ7年プレーしたがメジャー定着は叶わなかった。
 ホームランを打つ能力は凄まじいが、粗すぎるバットコントロールと壊滅的な外野守備を補えるほど打てるだろうか?できれば守備に就かせたくないが、ベテラン野手が多くレフトを守らせざるを得ないのは痛い。

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124 アンソニー・ガルシア
外野手 在籍期間:2024~
ドミニカ共和国/2000年9月5日生/右投両打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 いわゆるロマン砲タイプの選手で、シン・カリブの怪人と期待されているスイッチヒッター。17歳のときにヤンキース傘下のマイナーでプレーを続け、昨季はシングルA+まで到達したがオフに西武ライオンズの入団テストを受けていた。
 育成契約ではあるがプレーを見た首脳陣からの評価は高く、想定以上に早く1軍デビューしてもおかしくない。打撃は待ち球系で全打席の4割近く三振するが長打力は非凡、外野守備もそこまで悪くない。
 
◇福岡ソフトバンクホークス
2 カーター・スチュワートJr.
 
(登録名:スチュワート・ジュニア)
投手 在籍期間:2019~
アメリカ合衆国/1999年11月2日生/右投右打
【NPB】25試合3勝8敗0S 防御率4.01 BB/9 5.6 K/9 9.2
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 アマチュアから直接日本に渡ってきた異色の速球派右腕。高校在学時からトッププロスペクトとして有望視され、実際に2018年ドラフトでは1巡目・全体8位の高評価で指名を受けたがメディカルチェックに引っ掛かり契約交渉がまとまらず、短大を経て日本でキャリアをスタートさせた。昨季初勝利を含め3勝(6敗)を挙げている。
 元ホークスでスカウトを務めるマット・スクルメタがスチュワートの実家のご近所さんで、学生の頃から指導していた縁がある。
 
143→35 リバン・モイネロ
投手 在籍期間:2017~
キューバ/1995年12月8日生/左投左打
大活躍 期待以上 WBC2017 WBC2023
【NPB】306試合19勝9敗40S 防御率1.95 BB/9 4.0 K/9 12.6
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 キューバから育成で来日し、球界屈指のリリーバーに成長したたサウスポー。今季から先発に転向する。オフにはMLBへの亡命を防ぐべく4年4000万円の大型契約を提示され、契約した。
 来日前は17歳の頃からキューバ国内リーグやカリビアンシリーズで投げていた。当時は球速が140km/h前半を計測する映像しかなかったせいで、謎多き外国人の印象が強く将来性を疑問視する声が多く聞かれた。だがファームの実戦で三振を量産すると、支配下登録された2017年6月に一軍デビュー。高い奪三振能力を発揮し、2019年から5年連続で防御率2.00以下をマークした。
 150km/h中盤のフォーシームとカーブ、チェンジアップ、スライダーは全てハイレベルで、2022年頃から制球力も伴うようになり、手が付けられなくなった。なお、成功に至るまでにはキューバの英雄でホークスのチームメイトでもあったデスパイネから教えを請けれたことも成功の要因だった。
 
54 ロベルト・オスーナ
 
(登録名:オスナ)
投手 在籍期間:2023~(ロッテ22)
メキシコ/1995年2月7日生/右投右打
大活躍 WBC2017
【NPB】78試合7勝3敗36S 防御率0.92 BB/9 1.0 K/9 8.5
(ロッテ) 29試合4勝1敗10S 防御率0.91 BB/9 0.9 K/9 9.7
(SB) 49試合3勝2敗26S 防御率0.92 BB/9 1.1 K/9 7.7
【MLB】314試合14勝18敗155S 防御率2.74 BB/9 1.6 K/9 9.9
============ 選手紹介 ============
 メジャーでクローザーとして活躍していたが、DV疑惑
 
61→63 ダーウィンゾン・ヘルナンデス
投手 在籍期間:2023~
ベネズエラ/1996年12月17日生/左投左打
WBC2023
【NPB】1試合0勝0敗0S 防御率27.00 BB/9 13.5 K/9 13.5
【MLB】91試合3勝4敗0S 防御率5.06 BB/9 7.7 K/9 14
============ 選手紹介 ============
 主にレッドソックスで投げていたリリーフ左腕。ブルペンが弱かったレッドソックスのセットアップ候補だったが年々成績を落とし、メジャーからはフェイドアウトした。
 デビュー前から制球力に課題があり、昔は上から投げていたのをほぼサイドスローになるまで腕を下げてもノーコンぶりは解消されなかった。
 
135 アレクサンダー・アルメンタ
投手 在籍期間:2022~
メキシコ/2004年6月26日生/左投左打
【NPB】1軍出場なし
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 2021年オフに育成契約した青田買い4人衆の1人。来日前に16歳の時点でメキシカンリーグデビューを果たし、翌年からホークス入りを決めた。契約時点ではメジャーリーグ志向を持っていた。
 入団前は16~17歳で常時145km/h前後を投げていた。大成したモイネロの来日時と比較されていて、彼よりひと回り大きな体格を持つことから高い期待をかけられている。
 
141 マイロン・フェリックス
投手 在籍期間:2022~
ドミニカ共和国/1999年11月29日生/右投右打
【NPB】1軍出場なし
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 2021年オフに育成契約した青田買い4人衆の1人。一緒に来た4人の中では一番体格が大きく、唯一20歳を超えている。一昨年、昨年と続けてウエスタンリーグでも登板しており、今季の支配下入りを目指す。
 
156 ルイス・ロドリゲス
投手 在籍期間:2022~
ドミニカ共和国/2001年8月18日生/右投右打
160km/h
【NPB】1軍出場なし
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 フェリックスやシモンら4人衆より半年遅れてホークス入りしたパワーピッチャー。ファストボールの球速は100マイルに達する。
 ドミニカ共和国では彼らと同じアカデミーに所属し、ホークススカウトの萩原氏に連れてこられた。2年以内に1軍デビューが可能なポテンシャルを持つ、と萩原氏から高く評価され、3軍の試合で好投を続けていたが昨季春にヒジを故障。トミー・ジョン手術からの復帰を目指し、いったん仕切り直しとなった。
 
173 ダリオ・サルディ
投手 在籍期間:2024~
キューバ/2005年11月12日生/右投右打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 キューバから育成契約で入団した18歳(2024年開幕時点)の先発右腕。同じサウスポーということで「モイネロ投手のような選手になれるよう頑張りたい」と抱負を述べた。
 実績は2023年にキューバ国内リーグで8試合に先発登板して1勝3敗・防御率4.88を記録している。1イニング当たり10.6個の四球を与えており、育成には相当な時間を要する。
 
175 デービッド・アルモンテ
内野手 在籍期間:2024~
ドミニカ共和国/2007年12月2日生/右投右打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 今年もドミニカ共和国から連れてきた青田買い内野手。まだ16歳。SBが今季力を入れる予定の4軍で経験を積ませる。
 
28 アダム・ウォーカー
外野手 在籍期間:2024~(巨人22~23)
アメリカ合衆国/1991年10月18日生/右投右打
移籍
【NPB】181試合 打率.269 安打141 本塁打29 OPS.807
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 開幕時点で32歳だがロクな指導を受けられずに日本に漂着した強打の外野手。アメリカではマイナーでトリプルAまで到達したが、独立リーグを何年も経験。2022年から2年間巨人で過ごした後、今季からソフトバンクでプレーすることになった。今季のオールスターDH部門のダークホース。
 196cm/104kgの恵まれた体格と高い身体能力を持ちながら指導者に恵まれず、アマチュアレベルの技術が彼のキャリアを阻んできた。外野守備が最大の問題で、巨人時代、外野からまともに送球できないことが明るみになり衝撃を与えた。また打撃はパワー面は申し分ないが選球眼と空振りの多さに問題を抱える。
 攻守に大きな穴が目立つが長打を打つ能力は魅力。巨人時代からDHのあるパ・リーグへ行くべきとの声があり、今季大きくブレイクする可能性を秘めている。ただしホークスにはギータのようにDHでのプレーが必要な選手が多く、他の野手への影響は気になるところ。
 
144 マルコ・シモン
外野手 在籍期間:2022~
ドミニカ共和国/2004年9月18日生/右投右打
【NPB】1軍出場なし
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 2021年オフに育成契約した青田買い4人衆の1人。マルセル・オズーナの親戚が経営するオズーナ・ベースボール・ファクトリーで経験を積んでいた。MLB球団からオファーがあったが日本行きを希望し、ホークス入りが決まった。
 まだ3・4軍の試合が中心。まずはウエスタンリーグでの出場機会をゲットしたい。
 
173 ホゼ・オスーナ
外野手 在籍期間:2023~
ドミニカ共和国/2007年3月27日生/右投右打
【NPB】1軍出場なし
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 2022年の暮れに15歳でホークス入りした将来のレギュラー候補。外野3ポジションを守り、パワーと強肩をアピールポイントとする。昨季メジャーで40本塁打を放ったマルセル・オズーナは従兄にあたる。
 昨季は2軍での出場機会はなく、秋に母国で肩の手術を受けた。ホークスの若手にありがちな育成選手の飼い殺しに終わらないか心配。
 
◇北海道日本ハムファイターズ
31 パトリック・マーフィー
投手 在籍期間:2024~
アメリカ合衆国/1995年6月10日生/右投右打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】35試合0勝3敗0S 防御率4.76 BB/9 4.5 K/9 8.6
============ 選手紹介 ============
 96~97マイルの高めのファストボールで押す速球派右腕。メジャーではフォーシームとシンカーが7割、残り3割がパワーカーブの配分で投げていた。
 高校時代にトミー・ジョン手術を経験、プロ入り後に肩もやっており故障リスクが高い。ここ2年コントロールを悪化させているのも気がかり。
 
41 ブライアン・ロドリゲス
 
(登録名:B.ロドリゲス)
投手 在籍期間:2018~
ドミニカ共和国/1991年7月6日生/右投右打
【NPB】156試合13勝20敗4S 防御率3.64 BB/9 3.3 K/9 5.9
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 2021年にロニー・ロドリゲスが入ってきたためB.ロドリゲスに登録名が変更された。
 
42 アニュラス・ザバラ
投手 在籍期間:2024~
ドミニカ共和国/1996年12月21日生/右投右打
新加入 160km/h
【NPB】(新加入)
【MLB】2試合0勝0敗0S 防御率0.00 BB/9 3.4 K/9 6.8
============ 選手紹介 ============
 マイナーで160km/hを頻繁に計時も制球難が深刻な火の玉リリーバー。イニング数よりも多く四球を与えたシーズンが何度もあるが、過去にはサファテのようにNPBのボールで与四球率が良くなるケースがあるため、当たれば勝ちパターンで起用できる可能性もある。
 メジャー経験は2022年の2試合のみだが、1億1千万円と決して安くない年俸で契約した。
 
36, 45 ドリュー・バーヘイゲン
投手 在籍期間:2020~21,24
アメリカ合衆国/1990年10月22日生/右投右打
NPB復帰 160km/h
【NPB】38試合13勝14敗0S 防御率3.51 BB/9 2.7 K/9 9.3
【MLB】206試合18勝12敗0S 防御率4.98 BB/9 3.7 K/9 7.5
============ 選手紹介 ============
 昨オフにメジャー契約を蹴ってまでファイターズに戻ってきた漢の中の漢。2020~21年に先発としてそれなりの成績を残したが、異国の地でのコロナパンデミックに苦しんだ。
 ファストボールは2021年に160km/hを計時。前回在籍時のピッチングは球威充分であったが、一方でクイックモーションの遅さが弱点と言われていた。メジャーに戻ってから覚えたスイーパーを武器にどんな成績を残すか注目される。
 
196 孫易磊(スン・イーレイ)
投手 在籍期間:2024~
台湾/2005年2月10日生/右投左打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 台湾では二刀流。メジャーリーガーを目指していたが、日ハムが日米の争奪戦を制し獲得した。
 
2 アリエル・マルティネス
捕手 在籍期間:2023~(中日18~22)
キューバ/1996年5月28日生/右投右打
WBC2023
【NPB】288試合 打率.261 安打213 本塁打27 OPS.765
(中日) 169試合 打率.274 安打118 本塁打12 OPS.767
(日ハム) 119試合 打率.246 安打95 本塁打15 OPS.763
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 オマール・リナレスが目を付けてドラゴンズに連れてきた強打の捕手兼一塁手。昨季ファイターズに移籍し、初めて2桁本塁打(15本)をマーク。シーズン終盤には自身のXで”I will be a Fighter for a long time🙌”と宣言。ファンを歓喜させた。
 「アリエル」は、キューバ史上最高のキャッチャー、アリエル・ペスターノから取って付けられている。
 
6 アンドリュー・スティーブンソン
外野手 在籍期間:2024~
アメリカ合衆国/1994年6月1日生/左投左打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】273試合 打率.243 安打105 本塁打8 OPS.668
============ 選手紹介 ============
 メジャーでも俊足と広い守備範囲を高く評価されていた外野手。ヒッティングツールに光るものがあり小技にも長けるが、フリースインガー気味でリードオフマンに適するかは疑問が残る。
 ルイジアナ州立大学時代はアレックス・ブレグマンと同期生。ジュニア(3年生)シーズンにカレッジワールドシリーズに進出し、1回戦で敗れはしたがセンターの守備で超ファインプレーを繰り出し、そのプレーは「ザ・キャッチ」と称された。
 
3 加藤豪将
内野手 在籍期間:2023~
アメリカ合衆国/1994年10月8日生/右投左打
【NPB】62試合 打率.210 安打42 本塁打6 OPS.614
【MLB】8試合 打率.143 安打1 本塁打0 OPS.686
============ 選手紹介 ============
 コール・ハメルズなど多くのメジャーリーガーを輩出するランチョ・ベルナルド高校では1年生からレギュラーで出ていたという、規格外の経歴を持つアメリカ国籍の選手。
 メジャー昇格も数試合のみの出場に終わったが、日本での活躍に期待。
 
99 フランミル・レイエス
外野手 在籍期間:2024~
ドミニカ共和国/1995年7月7日生/右投右打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】548試合 打率.249 安打468 本塁打108 OPS.775
============ 選手紹介 ============
 ホームラン特化型の長距離砲。メジャー通算108ホーマーを放ち、一時期はクリーンナップを任されたこともあったが出場機会を失っていた。昨オフのNPB入り外国人の最有力候補と言われていたが、実際に複数のNPB球団からオファーがありファイターズが獲得競争を制した。
 
127 山口アタル
外野手 在籍期間:2023~
カナダ/1999年5月28日生/右投右打
日系人
【NPB】1軍出場なし
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 日本人の父とギリシャ系カナダ人の母を持つ異色の外野手。一昨年のドラフトで隠し玉指名を受け入団した。カナダ国籍を有している。
 
◇千葉ロッテマリーンズ
41 ジェームス・ダイクストラ
投手 在籍期間:2024~
アメリカ合衆国/1990年11月22日生/右投左打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 球宴3度のレニー・ダイクストラとは血縁関係は無し。メジャー未経験ながら34歳になるまでマイナーと独立リーグを渡り歩いてきた。年俸は1500万円とかなりの安値。序列は(外国人枠4つに対して)6番手の扱いだが、メンツを見るとそのうちチャンスは回ってきそう。
 
42 クリスチャン・クリソストモ
 
(登録名:メルセデス)
投手 在籍期間:2023~(巨人17~22)
ドミニカ共和国/1994年3月8日生/左投両打
期待以上
【NPB】105試合33勝36敗1S 防御率3.18 BB/9 2.3 K/9 6.1
(巨人) 83試合29勝28敗0S 防御率3.14 BB/9 2.2 K/9 6.5
(ロッテ) 22試合4勝8敗1S 防御率3.33 BB/9 2.8 K/9 4.5
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 ドミニカのカープアカデミーを1年で見切られ、野球を諦めきれずに巨人の入団テストを受けて来日した苦労人。ファストボールは140km/hを割ることもあるがゴロを打たせる技術に長け、NPBに適応した。
 
64 ジュニア・フェルナンデス
投手 在籍期間:2024~
ドミニカ共和国/1997年3月2日生/右投右打
新加入 160km/h
【NPB】(新加入)
【MLB】50試合1勝1敗0S 防御率5.17 BB/9 5.8 K/9 7.8
============ 選手紹介 ============
 昨季シンカーの平均球速99マイル。100マイルを何度も投げている剛腕リリーバー。2019~22年にMLBでプレーしたが昨季はメジャーデビュー後初めて昇格できなかった。
 ピッチングは小さく曲がるスライダーとチェンジアップ、フォーシームも時々織り交ぜる。球は速いが・・・の典型的なタイプで、どれだけ制球できるかにNPBでの成功が懸かっている。
 
69 ジミー・コルデロ
投手 在籍期間:2024~
ドミニカ共和国/1991年10月19日生/右投右打
新加入 160km/h
【NPB】(新加入)
【MLB】114試合6勝7敗0S 防御率4.36 BB/9 3.3 K/9 7.7
============ 選手紹介 ============
 キン肉マン。特にホワイトソックス時代はちょっと小さめのユニフォームを纏い、今にも二の腕の布が避けそうなぐらいパッツパツに着こなしていた。
 プレイヤーとしては右のパワータイプの投手。2021年にトミー・ジョン手術を受け、昨季はDVが発覚しシーズン後半を出場停止とされた。
 
99 ネフタリ・ソト
内野手 在籍期間:2024~(DeNA18~23)
プエルトリコ/1989年2月28日生/右投右打
移籍 大活躍 WBC2023
【NPB】711試合 打率.262 安打653 本塁打161 OPS.837
【MLB】34試合 打率.071 安打3 本塁打0 OPS.186
============ 選手紹介 ============
 来日1年目から2年連続セの本塁打に輝いた元DeNA戦士。NPB6年目の昨季は自身ワーストの打率.234・14本塁打・50打点。シーズン終了後には左足を手術し、自由契約となっていた。
 安田と山口がまだ1人前のスラッガーとは言えず、ポランコとともにマリンガン打線の軸になることを期待される。
 先日とあるスポーツ系ニュース番組で「~今シーズンからロッテに新加入した… ネタフリ・ソト!」と紹介され、視聴者をざわつかせた。
 
22 グレゴリー・ポランコ
外野手 在籍期間:2023~(巨人22)
ドミニカ共和国/1991年9月14日生/左投左打
WBC2017
【NPB】263試合 打率.241 安打213 本塁打50 OPS.762
(巨人) 138試合 打率.240 安打105 本塁打24 OPS.762
(ロッテ) 125試合 打率.242 安打108 本塁打26 OPS.762
【MLB】823試合 打率.241 安打696 本塁打96 OPS.718
============ 選手紹介 ============
 ロッテに移籍した昨季パ・リーグのホームラン王に輝いた元有望株外野手。メジャーではピッツバーグ・パイレーツ一筋で2014~21年まで延べ8年プレーした。
 マイナー時代はパイレーツNo.1の有望株と期待され、メジャー昇格後はアンドリュー・マカッチェン、スターリング・マーテイとともに強力な外野手トリオを形成した。しかし、しだいに故障がちになったことで成績を落とし、19~21年は3年連続でrWARマイナスを記録した。
 当時巨人は期待に応えられない助っ人外国人が続いており、どうせすぐに退団するだろうと来日前にボロカスに言われていた。1年間戦力になっていたが狭い守備範囲と得点圏打率の低さを理由に解雇されたが、昨季は新天地で本塁打王。ロッテから本塁打王が出たのは落合博満以来となる37年ぶりのことだった。

おそらくポランコで一番有名なプレー
https://www.nicovideo.jp/watch/sm26404259
 
◇オリックス・バファローズ
54 ルイス・カスティーヨ
投手 在籍期間:2024~(ロッテ23)
ドミニカ共和国/1995年3月10日生/右投右打
移籍
【NPB】12試合3勝3敗0S 防御率3.12 BB/9 0.6 K/9 6.2
【MLB】3試合0勝0敗0S 防御率0.00 BB/9 0 K/9 9.8
============ 選手紹介 ============
 クセのある投球フォームだが抜群のコントロールを誇る技巧派右腕。昨季途中から先発に転向して49イニングのうち与四球3個と圧巻の制球力を見せた。一方でRookieリーグを卒業した2017年以降は先発で投げておらず、本当に先発適性があるのか注視が必要。
 2022年にメジャー初昇格。2000~10年代にゴールドグラブ賞3度のルイス・カスティーヨ、現在マリナーズでエースを務めるルイス・カスティーヨに次ぐ”第3のルイス・カスティーヨ”である。また、昨春のWBCでパナマ代表にいたルイス・カスティーヨは別人なので要注意。
 
00 アンダーソン・エスピノーザ
投手 在籍期間:2024~
ベネズエラ/1998年3月9日生/右投右打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】7試合0勝2敗0S 防御率5.40 BB/9 7.9 K/9 9.3
============ 選手紹介 ============
 元々はレッドソックスのトッププロスペクトだったベネズエラ人投手。2016年にパドレスにトレードで移籍。先発のドリュー・ポメランツが交換相手となったが、パドレス側がポメランツの利き腕に問題を抱えていることを隠してトレードしたため、パドレスGMのA.J.プレラーが活動停止処分を食らっている。
 エスピノーザの放出は当時のレッドソックスファンにとって耐えがたいもので、件のルール違反もあって非難轟々のトレードだった。ただ、その後ポメランツはそれなりの成績を残し、他方パドレスでメジャー昇格を目指したエスピノーザは成長しきれないままDFA。結果的にレッドソックスに利があった。
 2024年は日本でプレーすることとなったエスピノーザ。これまで来日した外国人のなかでかなり期待値が高かった選手である。先発投手として実績を挙げ、近年成功例が増えつつあるNPBからメジャーでの返り咲きを期待したい。
 
42 アンドレス・マチャド
投手 在籍期間:2024~
ベネズエラ/1993年4月22日生/右投右打
新加入 160km/h WBC2023
【NPB】(新加入)
【MLB】137試合7勝3敗0S 防御率4.48 BB/9 3.5 K/9 7.3
============ 選手紹介 ============
 目いっぱい力んで投げるフォームから160km/h近い剛速球を投げ込むベネズエラ人リリーフ右腕。オリックスと契約前は、インスタをフォローした巨人入りが大方の予想だった。好きな選手は同郷の先輩フェリックス・ヘルナンデス。
 2017年にメジャーデビューしてから再昇格まで4年かかったが、21~23年は3年連続で40試合以上に登板。昨季は球速も大幅にアップしたが防御率5.22。50イニングで12本ものHRを浴びた。シーズンオフに日本でのプレーを希望して40人枠を外れた。
 ピッチングはフォーシーム、シンカーの2種類の速球とスライダー、チェンジアップを投げる。肩の故障リスクが高い逆W字型のピッチングフォームをしているが、肩盤ではなくヒジに故障歴がある。
 
8 マーウィン・ゴンザレス
内野手 在籍期間:2023~
ベネズエラ/1989年3月14日生/右投両打
【NPB】84試合 打率.217 安打65 本塁打12 OPS.650
【MLB】1139試合 打率.252 安打888 本塁打107 OPS.709
============ 選手紹介 ============
 MLB通算1000試合以上に出場実績のある元一流メジャーリーガー。2017年に様々なポジションを守りながら29本塁打をマークし、アストロズの世界一に貢献。後にサイン盗み問題でケチが付いてしまったが、数少ない打てるユーティリティーであったことは間違いない。
 来日1年目は打撃成績が不本意ながら、内野4ポジションすべてに就いてエラー2個と非常に手堅い守備力を披露した。チームメイトとの関係も良好。
 
40 レアンドロ・セデーニョ
内野手 在籍期間:2023~
ベネズエラ/1998年8月22日生/右投右打
【NPB】57試合 打率.244 安打43 本塁打9 OPS.716
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 23年7月に初ホームランを放つと、その1週間後には育成で入団した外国人選手では初の満塁ホームランを放った。57試合・187打席で9本をウリの長打力をアピールした。
 2年目の今季はさらに長打力をアップさせるべく増量に励んだ。
 
45 コディ・トーマス
外野手 在籍期間:2024~
アメリカ合衆国/1994年10月8日生/右投左打
新加入
【NPB】(新加入)
【MLB】29試合 打率.250 安打18 本塁打1 OPS.641
============ 選手紹介 ============
 大学生の途中までアメフト寄りの二刀流プレイヤーだった外野手。高校時代に野球とアメフトで大活躍し、3年後にNFLのドラフト全体1位指名を受けるジャレッド・ゴフよりも各種媒体から高い評価を付けられていた。進学したオクラホマ大学ではソフモア(2年生)は野球の公式戦を全休したが、フットボールの方のレギュラー争いに敗れたためジュニア(3年生)は野球一本に絞った。
 マイナーをドジャースで過ごした後、オクラホマ大の2年先輩のシェルドン・ノイジーらとのトレードでアスレチックスに移籍。2022~23年にメジャーに何度かコールアップされたが爪痕を残せず、メジャー定着に見切りをつけた。
 ウリは長打が打てる打撃と強肩。外野はセンターを含め3ポジションを標準レベルに守れる。なお、来日前にトリプルAで打率.301・23本塁打・OPS.922をマークしているが、平均OPS.822の打高投低パシフィックコーストリーグでの成績であるため注意が必要。
 
◇東北楽天ゴールデンイーグルス
143→94→43 宋家豪(ソン・チャーホウ)
 
(登録名:ソン・チャーホウ→宋家豪)
投手 在籍期間:2016~
台湾/1992年9月6日生/右投左打
期待以上 WBC2017 WBC2023
【NPB】297試合18勝13敗7S 防御率2.95 BB/9 3.5 K/9 7.4
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 2016年にCPBL(台湾プロ野球)から楽天に入団。育成契約からのスタートだったが徐々に勝ちパターンで使われるようになり、中継ぎにして1億円プレイヤーにまで成り上がった。2023年のWBCでは台湾代表に選ばれ、4試合中3試合に登板する獅子奮迅の働きを見せた。
 
13 コディ・ポンセ
投手 在籍期間:2024~(日ハム22~23)
アメリカ合衆国/1994年4月25日生/右投右打
移籍
【NPB】24試合7勝10敗0S 防御率3.47 BB/9 2.7 K/9 7.3
【MLB】20試合1勝7敗0S 防御率5.86 BB/9 2.8 K/9 7.8
============ 選手紹介 ============
 来日1年目の2022年にノーヒッターを達成しているがケガに泣かされた元MLB先発右腕。ファイターズでの2年間で24試合登板にとどまり、合計2億8000万円の年俸に見合った働きとはいかなかった。
 人柄が良く日ハムファンからは今季の契約延長を希望する声も聞かれたが、結局楽天が獲得した。
 
20 ニック・ターリー
投手 在籍期間:2024~(広島22~23)
アメリカ合衆国/1989年9月11日生/左投左打
移籍
【NPB】89試合9勝5敗1S 防御率2.39 BB/9 3.5 K/9 8.4
【MLB】35試合0勝5敗1S 防御率7.78 BB/9 4.3 K/9 7.6
============ 選手紹介 ============
 2022年から広島カープに所属。2年目の昨季は7勝1敗29ホールド・防御率1.74と飛躍したが、年俸や腰の状態が懸念されたのか契約更新はならず。オフに楽天が獲得した。
 なお楽天と契約後、メキシカンリーグの球団との二重契約疑惑が浮上したが問題なく日本でプレーできる見込み。
 
017 王彦程(ワン・イェンチェン)
投手 在籍期間:2019~
台湾/2001年2月14日生/左投左打
【NPB】1軍出場なし
【MLB】メジャー経験なし
============ 選手紹介 ============
 台湾の高校を卒業後、楽天イーグルスへ直接入団した。U-18など国際大会での実績が豊富で、宮城大弥(オリックス)を相手に投げ勝ったことも。
 
23 マイケル・フランコ
内野手 在籍期間:2023~
ドミニカ共和国/1992年8月26日生/右投右打
【NPB】95試合 打率.221 安打69 本塁打12 OPS.644
【MLB】923試合 打率.245 安打809 本塁打130 OPS.707
============ 選手紹介 ============
 メジャーではロイヤルズなどで数シーズンレギュラーを張っていた三塁手。守備では鋭い打球へのダイビングキャッチをするため名手に見えるが、守備指標は悪く失策数も多い、守備に難がある選手と認識されている。