ランス・リン


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Lance Lynn (フルネーム/Michael Lance Lynn)

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1987-05-12生|196cm122kg|先発 右投両打

出身地/アメリカ合衆国 インディアナ州インディアナポリス

ドラフト/2008年STL1巡目追補(全体39位)指名

メジャーデビュー/2011/6/2
■選手紹介

7年ぶりに古巣に戻ってきたベテランスターター。キャリアの前半をカージナルスで過ごし、2011年のワールドチャンピオンも経験。6年間で72勝47敗と大きく勝ち越している。2018~23年の間はホワイトソックスなど5球団に所属した。某Youtubeチャンネルでは武闘派として紹介されている。

リンはインディアナポリスで生まれ、ヤンキースファンとして育った。リトルリーグの頃からインディアナ州を代表し、多くの賞を獲得してきた。高校では投打で圧倒し、強豪のミシシッピ大学では投手専任になり単年146個、通算332個の三振を奪い大学記録を塗り替えた。

2008年のドラフト1巡目(全体39位)でカージナルスに入団。カージナルスでは5度の2桁勝利を挙げ、6年間で72勝47敗・防御率3.38とエース格の実績を残した。ただ、それまでの道のりは平坦ではなく、体重管理に苦労して成績を落としかけ、2016年にはトミー・ジョン手術を受けシーズン全休を経験した。

カージナルスをFAとなってからリンは5球団を渡り歩き、どのチームでも先発ローテに入って存在感を示してきた。特にホワイトソックスでプレーした2021年は9年ぶりにオールスターに選出された。

低めの球威ある速球で凡打の山を築くスタイルを持つリンだが、2023年は明らかに衰えが見られた。ホワイトソックスとドジャースで合計32試合に先発し、183回2/3・13勝11敗・防御率5.73・191奪三振。ローテーションは守ったが、両リーグワーストの44被弾、防御率5.73は飛び抜けて酷いキャリアワースト記録であった。Dバックスとの地区シリーズでもプレーオフでは初の1イニング4本塁打を浴び、看過できないレベルの一発病を解決しなければならない。

寄稿日:2024-03-30 最終更新日:2024-03-30
オールスター:2回(12,21)

主な表彰:無し

タイトル:無し

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2011 STL 18 1 1 1  3.12 34.2 25 12  3 11 1 40 1.04 3.64

2012 STL 35 18 7 0  3.78 176.0 168 74 16 64 10 180 1.32 2.81

2013 STL 33 15 10 0  3.97 201.2 189 89 14 76 11 198 1.31 2.61

2014 STL 33 15 10 0  2.74 203.2 185 62 13 72 7 181 1.26 2.51

2015 STL 31 12 11 0  3.03 175.1 172 59 13 68 5 167 1.37 2.46

2017 STL 33 11 8 0  3.43 186.1 151 71 27 78 10 153 1.23 1.96

2018 MIN 20 7 8 0  5.10 102.1 105 58 12 62 6 100 1.63 1.61

2018 NYY 11 3 2 0  4.14 54.1 58 25  2 14 0 61 1.33 4.36

2019 TEX 33 16 11 0  3.67 208.1 195 85 21 59 8 246 1.22 4.17

2020 TEX 13 6 3 0  3.32 84.0 64 31 13 25 6 89 1.06 3.56

2021 CWS 28 11 6 0  2.69 157.0 123 47 18 45 2 176 1.07 3.91