【予想】WBC2026 イタリア代表メンバー一覧|選手名鑑


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最終更新日:2026/2/5

【寸評】 Now making …

▼目次 – イタリア代表選手一覧
【先発】
サミュエル・アルデゲリアンドレ・パランテアレサンドロ・エルコラーニアーロン・ノラスペンサー・アリゲッティチェイス・バーンズジャコモ・タスキン

【リリーバー】
グレッグ・ワイサートマシュー・フェスタジョー・ラソーサビニー・ニトリニコロ・ピナッツィエトレ・ジュリアネッリニック・ベスピミケレ・バサロッティMatteo Bocchiジョーダン・ロマーノ

【二刀流?】
ジャック・カグリオーン

【捕手】
ブレット・サリバンアルベルト・ミネオJ.J.ドラツィオローガン・オホッピーカイル・ティール

【内野手/ユーティリティ】
ビニー・パスカンティーノアンソニー・ボルピーニッキー・ロペスマイルズ・マストロブオニローベル・ガルシアフィリッポ・ディトゥリトレイ・マンシーニアンソニー・リゾ

【外野手】
ジェイコブ・マーシーダンテ・ノリブランドン・ニモサル・フレリックドミニク・フレッチャーサム・ハガーティマイク・コンフォート

【監督/主なコーチ/GM】
フランシスコ・サルベリアレッサンドロ・マエストリホルヘ・ポサダ

【不参加、選考漏れ】
フィリポ・サバティーニチアゴ・ダシルバ

――――――――――――――――――――――――
【参考1:過去の名選手】
レノ・ベルトイアマイク・ピアザアレックス・リディマルテン・ガスパリーニ

【参考2:日本に来た助っ人外国人】
アレッサンドロ・マエストリ / レノ・ベルトイアスティーブン・ラム


◇先発
サミュエル・アルデゲリ (ロサンゼルス・エンゼルス)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
2001年9月19日生/出身地:イタリア ヴェローナ
 イタリア本土出身ではひさびさのメジャーリーガー誕生となった左腕投手。MLBデビューの2024年に挙げたメジャー初勝利は、イタリア出身選手では70年ぶりの勝利投手だった。

 ファストボールはメジャー平均レベルの150km/h前半を計時する。イタリア代表としては大事な試合で使いたいところ。

アンドレ・パランテ (セントルイス・カージナルス)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1998年9月18日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ミションビエホ
WBC2023
 イタリア代表ではエース格の実績を持つ現役メジャーリーガー。2019年に4巡目でプロ入りし、2022年にメジャーデビューした。ルーキーイヤーはスイングマンだったが、先発ローテに定着しつつある。ロサンゼルスのディズニーランドにわりと近いところの出身。

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アレサンドロ・エルコラーニ (パイレーツ傘下AA)
21歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2004年4月20日生/出身地:サンマリノ ボルゴ・マッジョーレ
 人口約3万3,000人の小国・サンマリノ出身というバズ要素を持つマイナーリーガー。現在は2Aまで昇格し、メジャーも射程圏内に入ってきた。

 6歳で野球を始め、15歳のときに出場した欧州選手権でメジャーのスカウトの目に留まった。Baseball-ReferenceのブルペンWikiによると、父親はサンマリノ野球ソフトボール連盟の会長を務めていたとも記されている。

アーロン・ノラ (フィラデルフィア・フィリーズ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1993年6月4日生/出身地:アメリカ合衆国 ルイジアナ州バトンルージュ
オールスターx1
 今年1月後半になって突如イタリア代表の有力候補に浮上。過去のWBCでは名前が挙がったことはなかったため唐突感があったが、もし参戦するなら大きな戦力アップ。言われてみればイタリア人っぽい顔立ちをしている。

 昨季は久々に大きく成績を落としたが、きっと復調するはず。球速はメジャー平均を下回りながら、三振も奪える投球術を持っている。昨季終了時点で通算rWARは34.9。2018年に17勝6敗・防御率2.37を記録した際には、両リーグ最高となるrWAR9.7をマークしている。

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スペンサー・アリゲッティ (ヒューストン・アストロズ)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2000年1月2日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューメキシコ州アルバカーキ
 父親の実家がシチリア島にある、イタリア系アメリカ人のメジャーリーガー。フォーシームとスライダーを軸に組み立てる。

 デビューイヤーの2024年は先発ローテーションをほとんど崩さず、145イニングを投げ切った。だが、昨季は春先に右手親指を骨折し、終盤にはヒジの張りも訴えて離脱。苦しい1年だった。

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チェイス・バーンズ (シンシナティ・レッズ)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2003年1月16日生/出身地:イタリア ナポリ
 イタリア生まれの現役メジャーリーガー。2025年はシングルA+からスタートしたがすぐに階級を上がり、シーズン中にメジャーデビューを果たした。ファストボールとスライダーで押し切り、尋常じゃない数の三振を奪っている。

 父親の転勤によりイタリア駐在中に生まれただけで、ルーツとしては非イタリア系のアメリカ人というアイデンティティを持つ。そのため、イタリアへの思い入れがどれほどなのか怪しい。メディアからWBCに出たいか問われた際も「出られるなら検討したい」と語るにとどまっている。

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ジャコモ・タスキン (ブルージェイズRkリーグ)
19歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、外野手、一塁手 左投左打
2006年9月3日生/出身地:イタリア ロヴィーゴ
 14歳の頃から大人に混じってセリエAでプレーしていた、イタリア期待の若手有望株。セリエAで実績を残し、昨年ブルージェイズとマイナー契約を結んだ。

 プロでは投手一本での育成が見込まれるが、セリエA時代はロングリリーフを務めつつ、外野3ポジションと一塁を守る二刀流選手だった。2024年のU-18欧州選手権では主将としてチームを優勝に導き、自身もMVPを受賞。一気に注目度を高めた。

その他の選手 マティア・アルデゲリ、ルイス・ルーゴ、ビン・ティンパネリ
◇リリーバー
グレッグ・ワイサート (ボストン・レッドソックス)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1995年2月4日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州ベイショア
 2024年にレッドソックスに来てから覚醒したリリーフ投手。メジャー平均以上の球威があるが、レッドソックス移籍後に制球力が向上。スライダーのほかにカットボールやチェンジアップも使いこなす。特に右打者をよく抑えている。

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マシュー・フェスタ (クリーブランド・ガーディアンズ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1993年3月11日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州ブルックリン
WBC2023
 ニューヨークのブルックリン出身のメジャーリーガー。メジャーデビューは2018年、メジャーに上がれないシーズンもあったが、イタリア代表候補の中では豊富な実績を持っている。

 ここ2大会はいずれもWBC前年に好成績を残しており、2022年は53試合登板で勝ちパターンでも起用。昨季はキャリアハイとなる63試合に登板した。肘の故障を経てスライダーに磨きがかかり、投球の幅も広がっている。

 かつてはマット・フェスタの登録名だったが、前回WBCの直前から”マシュー”に変更した。奥さんはFOXニュースのレポーターをしている。

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ジョー・ラソーサ (FA(前レッズ))
27歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1998年4月29日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州マウントキスコ
WBC2023
 196cm・97kgの恵まれた体格を持つイケメンのリリーフ左腕。前回WBCでは打ち取ったあとの雄叫び&ガッツポーズが派手過ぎて、WBCの名場面トップ10にランクインした。

 体格はいいが、フォーシームの球速はメジャー平均を少し下回る93マイル程度。与四球こそ少ないがコマンドはそれほど優れておらず、メジャー定着はちょっと厳しいかもしれない。

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ビニー・ニトリ (FA)
35歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1990年11月11日生/出身地:アメリカ合衆国 アリゾナ州テンピ
WBC2023
 独立リーグからはい上がってメジャーリーガーとなった苦労人のリリーフ右腕。25巡目指名でプロ入りするも一度は戦力外となり、独立リーグで2年間を過ごした。その後30歳でマイナー契約を勝ち取り、2021年にメジャー昇格を果たしている。

 とはいえ、それ以降毎シーズン昇格はしているものの、3Aで過ごす時間が長い。年齢的にメジャー定着のラストチャンス。

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ニコロ・ピナッツィ (エンゼルス傘下)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1999年10月25日生/出身地:イタリア ミラノ
WBC2023
 ミラノ出身の元マイナーリーガー。前回WBCではイタリア系アメリカ人が大半を占める中、数少ないイタリア生まれとして選出されたが、登板機会はなかった。

 大会後にマイナーをリリースされ、独立リーグでプレー。ボコボコに打たれていたが、球威を見込まれて昨年末にエンゼルスとマイナー契約に至った。

エトレ・ジュリアネッリ (ガーディアンズ傘下)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2003年3月30日生/出身地:イタリア リミニ
 2024年までカージナルス傘下にいた元マイナー右腕。イタリア・リミニ出身。2021〜24年の4シーズンを過ごし、シングルAまで到達した。

 最大の武器はスクリューボール。ただでさえ使い手が少ない球種なうえ、バッターが腰を引くほどの素晴らしいボールで、奪三振能力が抜群に高かった。しかし、それ以上に致命的とも言えるコントロール難を抱えており、2024年シーズン終了時にリリースされてしまった。今季はガーディアンズ傘下から再スタートを切る。

ニック・ベスピ (メキシカンリーグ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1995年10月10日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州マイアミ
 2022〜24年にかけて3年連続でメジャー登板を果たした左腕。昨季は3Aで打ち込まれてDFAとなったが、メキシカンリーグ移籍後は“さすが元メジャーリーガー”と言える好投を見せた。

 メジャー昇格前からオリオールズに長く在籍していたが、弟のベン・ベスピも現在オリオールズ傘下でプレーしている。

ミケレ・バサロッティ (メキシカンリーグ)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2000年8月2日生/出身地:ベネズエラ バレンシア
WBC2023
 U-23などでベネズエラ代表としても出場したイタリア系ベネズエラ人。以前はブリュワーズ傘下に所属し、リリーフ転向で活路を見出そうとしたが、2023年にリリースされた。

 昨季はメキシカンリーグでプレー。マイナー時代、あるシーズンに68イニングで25死球を与えた“恐怖のコントロール”を武器に(?)、打者に的を絞らせない投球をする。

Matteo Bocchi
29歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1996年7月19日生/出身地:イタリア パルマ
WBC2023
 新型コロナ前後のシーズンにマイナーでプレーし、2023年のWBCでは代替選出されたリリーバー。近年はセリエA・生まれ故郷のパルマに所属し、安定した成績を残している。

 なお、彼のファミリーネームは発音が難しいので、あえてアルファベット表記にしている。

ジョーダン・ロマーノ (ロサンゼルス・エンゼルス)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1993年4月21日生/出身地:カナダ オンタリオ州マーカム
オールスターx2 WBC2017
 2017年はイタリア代表、前回2023年はカナダ代表として出場したクローザー候補。今回も争奪戦になっているが、ここ2年成績を落としており、立場いかんではメジャー枠残留を賭けて不参加の可能性もある。

◇二刀流?
ジャック・カグリオーン (カンザスシティ・ロイヤルズ傘下)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手、先発 左投左打
2003年2月9日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州タンパ
 強豪フロリダ大学時代に二刀流をこなし、メディアから『ジャックタニ』と持て囃された超有望株。もともと打撃寄りの二刀流だったため、プロ入り後は一塁手として育成されている。個人的にはWBCで二刀流デビューをしてもらいたいと期待している。

 母親がプエルトリカン、父親がイタリア出身。プエルトリコよりも早い段階からイタリア野球協会がリクルートし続けていて、本人もそれを粋に感じたのか、イタリア代表を選択した。

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◇捕手
ブレット・サリバン (ロッキーズ傘下AAA)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手、一塁手 右投左打
1994年2月22日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ストックトン
WBC2023
 前回WBCでスタメンマスクを被った若手キャッチャー。メジャー昇格前の3Aでは好成績を残していたが、デビュー後はもう何年も殻を破れずにいる。

 本格的にキャッチャーをやりだしたのはプロ2年目からで、大学時代はショートを中心に内外野複数ポジションを兼任。プロ入り後もサードとレフトで普通に公式戦に出ている。

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アルベルト・ミネオ
31歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投左打
1994年7月23日生/出身地:イタリア ゴリツィア
WBC2023
 イタリアで生まれ、現在はセリエAで野球を続ける元マイナーリーガー。2012年に17歳のときにルーキーリーグでスタートし、最高で3Aまでは到達したがマイナー上位では苦しんだ。

J.J.ドラツィオ (エンゼルス傘下AA)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
2001年12月28日生/出身地:ベネズエラ マラカイ
 ベネズエラ出身のイケメンキャッチャー。昨季まで2年連続で2Aに昇格するも、課題の打撃で苦戦中。

ローガン・オホッピー (ロサンゼルス・エンゼルス)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
2000年2月9日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州ウェストアイスリップ
 大谷のエンゼルス時代のチームメイトだったため、日本でも人気があるキャッチャー。デビューから段々と打撃成績が落ちてきているのが不安材料だが、依然キャッチャーとしての総合的な評価は高い。

 彼に代表入りの資格があるのか不確かだが、今年に入ってからイタリア代表選出の噂がささやかれている。

カイル・ティール (シカゴ・ホワイトソックス)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投左打
2002年2月15日生/出身地:アメリカ合衆国 ニュージャージー州リッジウッド
 ギャレット・クロシェを巡る大型トレードのメインピースとしてホワイトソックスへ移籍した超有望株。メジャーデビューとなった昨季は出場試合数がシーズンの半分以下にもかかわらず rWAR1.9 を記録する活躍。彼もオホッピーと同様、今年に入ってからイタリア代表入りを噂されるようになった。

 野球だけでなく音楽の才能にも長け、ベースやギターにウクレレを演奏する。大学時代の同僚からDJと呼ばれていた。

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◇内野手/ユーティリティ
ビニー・パスカンティーノ (カンザスシティ・ロイヤルズ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手 左投左打
1997年10月10日生/出身地:アメリカ合衆国 バージニア州リッチモンド
WBC2023
 プロ入りはドラフト11巡目だったが、2022年にメジャーデビューするといきなり打率.295・10本塁打・OPS.832の好成績をマーク。不振に陥りかけたシーズンもあったが、2025年には32本塁打。今やすっかりロイヤルズの主砲に成長した。

 193cm111kgの体格だが意外とパワー一辺倒ではなく、逆方向に打ち返す打撃技術を持っている。そして良いところでよく打つクラッチヒッターなのが高ポイントだ。

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アンソニー・ボルピー (ニューヨーク・ヤンキース)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投右打
2001年4月28日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク
ゴールドグラブx1
 ヤンキースのショートを守る若手内野手。U-12、15のアメリカ代表選出経験がある。フィリピン系アメリカ人として知られ、国際大会ではフィリピン代表からもよく声がかかっている。

 以前、SNS上でどこかの外国人ユーザーがボルピーをイタリア代表候補に入れていたのを見たが、本当に代表入り資格があるのかは不明。イタリアにもルーツがあることは確かだが、イタリアのイメージはほとんど無い。

ニッキー・ロペス (ロッキーズ傘下AAA)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投左打
1995年3月13日生/出身地:アメリカ合衆国 イリノイ州ネイパービル
WBC2023
 玄人好みのプレーをする野球巧者。イタリア系アメリカ人。2021年に打率.300、守備でもア・リーグ遊撃手トップの守備率.987をマークしたが、その後は打撃不振が続き、チームを転々としている。

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マイルズ・マストロブオニ (シアトル・マリナーズ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:三塁手、二塁手 右投左打
1995年10月31日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンラモン
WBC2023
 好守巧打の内野手。空振りしない打撃技術を持つが、パワーレスなのが最大の弱点となっている。守備では二遊間だけでなく内外野どこでも可能なので、打撃不振でもトレードの引き合いが結構ある。

 かつてはレイズ傘下の有望株の1人だった。だが当時からマイナーの宝庫だったレイズでは埋もれ、人員整理のため放出されてしまった。現在はベンチ要員としてマリナーズに在籍している。

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ローベル・ガルシア
32歳 ※WBC開幕時点 本職:ユーティリティ 右投両打
1993年3月28日生/出身地:ドミニカ共和国 ラス・マタス・デ・ファルファン
WBC2023
 ドミニカ共和国で生まれ、イタリアに帰化したホームランヒッター。16歳でアメリカに渡ったがシングルAより上に上がれず。一度イタリア国内リーグに移り、再度アメリカに渡ってメジャー昇格を勝ち取った。

 2019・21年にメジャーに上がり、メジャーに残れるだけの結果は残せなかったが随所にパワーを発揮。AT&Tパークではスプラッシュヒットを放ったことがある。

 2022年にKBO(韓国プロ野球)を経て、現在はイタリア・セリエAの球団に所属。肩書はプレイヤーだが、実質的にコーチ兼任のような形でプレーしている。

フィリッポ・ディトゥリ (ブリュワーズ傘下A)
20歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投両打
2005年11月9日生/出身地:ベネズエラ バレンシア
 ショートをメインポジションとしているイタリア系ベネズエラ人。守備の評価が高く、打撃はバットに当たらない分を待ち球スタイルで補い、高出塁率を確保している。内野守備の評価は高い。

トレイ・マンシーニ (ダイヤモンドバックス傘下AAA)
33歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手、外野手 右投右打
1992年3月18日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州ウィンターヘイブン
 メジャー通算129本塁打の長距離砲。大腸がんを克服したことで話題になった。

 イタリア系アメリカ人で、前回WBCの際にも代表選出が噂された。もっとも、現在はパスカンティーノが押しも押されもせぬ一塁手へと成長しており、今回は代表入りの余地はなさそうだ。

アンソニー・リゾ (FA(引退))
36歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手 左投左打
1989年8月8日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州パークランド
ロベルト・クレメンテ賞 オールスターx3 ゴールドグラブx4 シルバースラッガーx1 プラチナゴールドグラブx1 WBC2013
 カブス、ヤンキースで長く活躍した元・大物一塁手。昨季限りで現役を引退した。ただし、引退後しばらくしてからWBCに出場した例も過去にあるので、リゾにもお声がかかるかも。。。

その他の選手 リカルド・パオリーニ、ウィリアムズ・ウォン、ロレンゾ・モレシ、ガブリエレ・アンジョイ

◇外野手
ジェイコブ・マーシー (マイアミ・マーリンズ)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 左投左打
2001年6月28日生/出身地:アメリカ合衆国 ミシガン州ディアボーン
 パドレス入団後、ルイス・アラエスのトレードの対価としてマーリンズへ移籍した外野手。昨季8月にメジャーデビューを果たすと、OPS.842を記録。シーズンの約3分の1程度の出場機会ながら rWAR1.9 を稼ぎ、強いインパクトを残した。

 弱点が少なく、優れた選球眼と走力を兼ね備える。リードオフマンに最適な選手だ。

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ダンテ・ノリ (フィリーズ傘下AA)
21歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 左投左打
2004年10月7日生/出身地:カナダ オンタリオ州トロント
 2024年ドラフト1巡目・全体27位指名の次世代型リードオフ候補。高校時代に5割近い打率を記録してミシガン州制覇、州MVPを受賞。ミシシッピ州立大進学が決まっていたが、高順位指名を受けてプロ入りした。

 韋駄天ぶりと広い守備範囲だけでなく、打撃でも優れた選球眼を持っている。母がイタリア出身。父はNBAでアシスタントコーチをしている。

ブランドン・ニモ (テキサス・レンジャース)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
1993年3月27日生/出身地:アメリカ合衆国 ワイオミング州シャイアン
WBC2017
 アメリカ人だが前々回(2017年)にイタリア代表としてWBC出場経験がある。以前はケガでしょっちょう離脱していたが、ここ最近はフルシーズンを戦えるコンディションを保っている。選球眼が抜群に良いのが最大のウリ。

 メッツ一筋でプレーしていて、このままフランチャイズプレイヤーとして現役を終えるのか… と思いきや、昨年暮れにリンドーアとの確執が発覚。レンジャースで似た境遇にいたマーカス・セミエンとの交換トレードが成立した。

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サル・フレリック (ミルウォーキー・ブリュワーズ)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
2000年4月19日生/出身地:アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ボストン
ゴールドグラブx1 WBC2023
 前回WBC時点では3Aプレイヤーだったが、出場選手の中では“有望株ランキング最上位”とも言えるトッププロスペクトとして代表入り。そのシーズン中にメジャーデビューを果たし、外野のレギュラー奪取に成功した。

 身長178cmとアンダーサイズながら、大学時代はアメフトでも引く手あまただったほどのアスリート。華麗な外野守備を見れば、その身体能力の高さは一目瞭然だ。

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ドミニク・フレッチャー (シカゴ・ホワイトソックス)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 左投左打
1997年9月2日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州オレンジ
WBC2023
 デービッド・フレッチャーの弟。2019年にプロ入りし、2022年に2Aと3Aで好成績を残してメジャー40人枠入りを果たした。

 その翌春、WBCでイタリア代表のクリーンナップを任されて大活躍。その勢いのままMLBでもメジャー定着を果たした。

 兄と同じく小柄な体格をしているが、対照的に長打力が魅力で、ポジションも外野を守る。やらかして野球から遠ざかっている兄の分まで打棒爆発を期待。

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サム・ハガーティ (テキサス・レンジャース)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手、二塁手 右投両打
1994年5月26日生/出身地:アメリカ合衆国 アリゾナ州フェニックス
 守備と走塁で生きているユーティリティ。外野がメインだが、二塁手や三塁手でも出場可能。前回WBCのときも召集されていたがケガで辞退していた。

 2019年にメジャーデビュー。外野のベンチ要員としてメジャーに帯同してきたが、2024年に打率1割を切る大不振。キャリア最大のピンチが訪れていたが昨季は復調した。

マイク・コンフォート (FA(前ドジャース))
33歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
1993年3月1日生/出身地:アメリカ合衆国 ワシントン州シアトル
オールスターx1
 2025年にドジャースでプレーしたため日本人にもよく知られた存在のベテラン外野手。年俸のわりに打てなかったので悪い意味で知られているとも言える…。

 メジャーデビューしたメッツでレギュラーに定着。安定した打撃が長所の1つだったが、ここ数年は打率低迷が続き、昨季ついに2割を割ってしまった。

 父親がイタリア系アメリカ人で、母親はハワイ出身のアメリカン・サモア系と結構珍しいルーツを持っている。2017年のWBCでもイタリア代表の打診を受けたことがある。

その他の選手 ナサナエル・バティスタ
◇不参加、選考漏れ
フィリポ・サバティーニ (フィリーズ傘下)
19歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ、外野手 右投右打
2007年3月2日生/出身地:イタリア Anzio, Italy it
 U-12のときからずっとイタリア代表に選ばれ続けている期待の星。セリエAで無双後、17歳の時にフィリーズとマイナー契約した。国際大会で代打起用されるほどの打撃力も持ち、セリエAではピッチャー寄りの二刀流だった。

 現在、残念ながら腕の手術後のリハビリを昨季から継続中。間違いなく不参加になるが、次回大会には主力投手になっていることを期待したい。

チアゴ・ダシルバ (メキシカンリーグ:デュランゴ)
40歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
1985年3月28日生/出身地:ブラジル サンパウロ州サンパウロ
WBC2009 WBC2013 WBC2017
 イタリアとブラジルの二重国籍を持つ、国際大会の常連投手。オーバースローからサイドスローまで腕の振りを使い分ける変則フォームを駆使し、動く速球で打者を斬って取る。

 WBCにはこれまでイタリア代表から出ていたが、今回はブラジル代表で出場する意向を示している。

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◇監督/主なコーチ/GM
監督 フランシスコ・サルベリ
通算rWAR:14.1
WBC2009 WBC2017
 2025年に国際大会のイタリア代表監督に就任した元MLBのキャッチャー。現役時代はリードに長け、バッティングでも三振より多く四球を選ぶ有能なキャッチャーだった。しかし、試合中に負った脳震盪が尾を引き、キャリア後半は苦しいシーズンが続いた。

 前回WBCのイタリア代表はマイク・ピアザ監督のもとイタリア系アメリカ人を大量登用。初のベスト8入りにつながったが、一方でイタリア出身選手やセリエAでプレーする選手のモチベーション低下に繋がってしまった。事態を重く見たイタリア野球協会は方針転換し、国内組重視のサルベリが就任することとなった。

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投手コーチ アレッサンドロ・マエストリ
通算rWAR:―
WBC2006 WBC2009 WBC2013
 2012~15年にオリックス・バファローズに在籍した懐かし助っ人。前回WBCでイタリア生まれの選手がわずか4人しか選ばれない構成に、アメリカ人選手の大量起用へ公然と異を唱えた。

ベンチコーチ補佐 ホルヘ・ポサダ
通算rWAR:42.7
オールスターx5 シルバースラッガーx5
 1990~2000年代にヤンキースひと筋で活躍した“コア4”の一角。捕手王国プエルトリコが生んだ大物キャッチャーの一人で、殿堂入りこそ果たしていないものの、背番号20がヤンキースの永久欠番となるほどの輝かしい実績を残した。

 なお、本人にイタリアの血統はなく、父はキューバ人、母はドミニカ共和国出身。現役時代の同僚であるサルベリ監督から誘われ、イタリア代表のベンチコーチ補佐に就任すると報じられている。2011年の引退以降は野球の現場から離れており、実に15年ぶりの現場復帰となる。

◇参考1:過去の名選手
 レノ・ベルトイア
通算rWAR:-1.2
 ⇒阪神タイガース(1999年以前)参照

 マイク・ピアザ
通算rWAR:59.6
殿堂入り 新人王 オールスターx12 シルバースラッガーx10 WBC2006
 ドジャースやメッツで活躍し、野茂英雄とバッテリーを組んだことで有名な殿堂入りキャッチャー。父方の祖先がシチリア島出身だと言われている。

 投手有利な本拠地でのプレー期間が長かったにも関わらず、通算427本塁打・打率.308・OPS.922の素晴らしい打撃成績を残した。現役晩年の2006年には選手としてWBCに出場。2023年は監督を務めた。

 2016年には有資格者になって4年目にアメリカ野球殿堂入りを果たした。ドラフト62巡目でのプロ入りは最も低い殿堂入り選手となっている。

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 アレックス・リディ
通算rWAR:0.0
WBC2009 WBC2013 WBC2017
 イタリア出身選手としては久々にMLBの舞台に立った内野手。2011~13年にマリナーズに在籍し、37歳となった今年も現役を続行している。WBCでは3大会続けてイタリア代表の主力としてチームを支えた。

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 マルテン・ガスパリーニ
通算rWAR:―
 名選手というより、あの人は今?的な元有望株。イタリアン・ベースボール・アカデミーに在籍していた17歳のときに、ロイヤルズと契約して渡米。当時のヨーロッパ選手では史上最高額の契約金だったことで、イタリア生まれの有望株としてちょっとした注目を集めていた。

 俊足と強肩を活かした守備力が魅力だったが、マイナーでは6年間プレーしてA+までしか上がれなかった。2018年に現役を引退すると、その後はデューク大の大学院に通い、やり投げの選手として活躍している。

◇参考2:日本に来た助っ人外国人
アレッサンドロ・マエストリ (オリ2012~15)
レノ・ベルトイア (阪神1964)
スティーブン・ラム (阪神1981~82)