ルイス・アラエス


.
Luis Arraez (フルネーム/Luis Sangel Arraez)

Embed from Getty Images

1997-04-09生|178cm79kg|二塁手、三塁手、一塁手 右投左打

出身地/ベネズエラ ヤラクイ州サン・フェリペ

プロ入り/2013年11月MIN契約

メジャーデビュー/2019-5-18
■選手紹介

メジャー1空振りをしない巧打のベネズエラ人内野手。2022年は春先から好調を維持。オールスターに選ばれ、打率.316を記録しアーロン・ジャッジの三冠王を阻んだ。1三振あたりの打席数12.7はメジャーデビューから116球連続で空振りしなかったあのスティーブン・クワンを差し置いてメジャー最高値だった。守備位置はセカンドが本職だが複数ポジションを守り、ファーストのゴールドグラブ賞のファイナリストになっている。

2016~17年に参加したウィンターリーグで参加者平均より8歳若手ながら打率.335を記録。フィールド全体にヒットをまき散らす姿から、スペイン語でスプリンクラーの意味を持つ"ラ・レガデラ"のニックネームが付けられた。

【球歴】

ベネズエラ出身のアラエスは2013年に国際FAとしてミネソタ・ツインズと契約。ルーキーリーグ時代からすでにコンタクト能力の高さが際立ち、常に打率3割超え・三振を上回る四球を選び続けていた。反面、体格が小柄で打球速度が遅く、守備力の評価も特に高くなかったことからレギュラー獲得は難しいとする声が聞かれた。また、契約当初は脚も評価されていたがシングルA時代に右ひざの前十字靭帯を断裂した影響でスピードが平均レベルになってしまった。

しかし、メジャー初出場を果たした2019年に92試合・打率.334・新人王投票で6位に選ばれる好成績をマーク。翌季以降も様々なポジションに就きながらコンスタントに出場機会を得ると、22年は春先から打率3割5分超えのハイペースでヒットを打ち、自身初のオールスターに選出。後半戦はペースは落ちたが最後まで高打率を維持し、アーロン・ジャッジをかわして首位打者に輝いた。球界を代表する名コンタクトヒッターに成長した。

アラエスの価値をより高めているのがポジションが固定されていない中で結果を出している点だ。1年目は4ポジションでスタメン出場。2年目の2020年に正セカンドの座を掴むが21~22年はチームがアンドレルトン・シモンズ、カルロス・コレアを加入させ押し出される形でユーティリティになった。特に22年は初めて守るファーストでゴールドグラブのファイナリストにまで選出。かつて平凡と言われた守備でも堅守を見せている。

寄稿日:2022-12-29 最終更新日:2022-12-29
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼ノーヒッター寸前のところでヒットを放ち、ディラン・シーズをがっくりさせるルイス・アラエス

▼不規則な回転のハーフライナーを好捕するルイス・アラエス

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2019 MIN 92 326 109 20 1  4 28 36 1 29  2 .334 .399 .439

2020 MIN 32 112  36  9 0  0 13  8 0 11  0 .321 .364 .402

2021 MIN 121 428 126 17 6  2 42 43 2 48  2 .294 .357 .376