【確定版】WBC2026 オーストラリア代表メンバー一覧|選手名鑑


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最終更新日:2026/3/1

【寸評】前回大会で悲願の初ベスト8進出を果たしたオーストラリアだが、2026年大会ではグループ内の出場国が中国から台湾に入れ替わり、決勝トーナメント進出のハードルは一段と高くなった。

 とはいえ韓国に競り勝った前回大会のように、持ち味である「打って勝つ」スタイルは健在。特にミードやバザーナらを筆頭に、内野には将来を嘱望される若手が揃い、打線は一層の厚みを増している。一方で、先発・ブルペンともにMLBレベルの投手は少なく、継投の巧拙が勝敗を大きく左右することになりそうだ。

▼目次 – オーストラリア代表選手一覧
【先発】
ミッチ・ニューンボーンジャック・オローリンワーウィック・サーポルドアレクサンダー・ウェルズラクラン・ウェルズジョシュ・ヘンドリクソンコナー・マクドナルドトッド・バンスティーンセル

【リリーバー】
ブレイク・タウンセンドサム・ホランドジョン・ケネディコーエン・ウィンカイ・ハンプトンキーレン・ホールクーパー・モーガン

【捕手】
ロビー・パーキンスアレックス・ホールミッチェル・エドワーズ

【内野手/ユーティリティ】
カーティス・ミードトラビス・バサーナロビー・グレンデニングリクソン・ウィングローブジャリッド・デイルローガン・ウェイドジョージ・カリル

【外野手】
アーロン・ホワイトフィールドマックス・ダーリントンティム・ケネリーウリック・ボヤースキークリス・バーク

【指名投手枠】
リアム・ヘンドリクスルイス・ソープカイ=ノア・ウィンヤード / そのほかの投手

【不参加、選考漏れ】
ティム・アサートンカイ・ジャクソン(ジャクソン海)

【監督/主なコーチ/GM】
デーブ・ニルソンジェームズ・ベネットグレアム・ロイドシェーン・ワトソン

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【参考1:過去の名選手】
グラント・バルフォアピーター・モイランライアン・ローランド=スミスジョー・クイン

【参考2:日本に来た助っ人外国人】
ジェフ・ウィリアムズ / クリス・オクスプリング / マイケル中村 / ドリュー・ネイラー / トラビス・ブラックリー

◇先発
22 ミッチ・ニューンボーン (フィリーズ傘下AAA)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
1997年6月27日生/出身地:南アフリカ共和国 ヨハネスブルグ
WBC2023
 南アフリカ生まれの速球派マイナーリーガー。アメリカの短大を卒業後は一時帰国し、オーストラリアリーグでキャリアを積んでいたが、2023年WBCでは日本戦・韓国戦の両方に登板して好投。直後にフィリーズからオファーが届き、初めてMLB傘下でプレーする機会をゲットした。

 昨シーズンは2Aでスタートしており、活躍次第ではメジャー昇格の期待も。150km/h中盤の速球を武器しており、速球派が少ないオーストラリア代表では貴重な戦力だ。

37 ジャック・オローリン (アデレード・ジャイアンツ(前アスレチックス傘下))
25歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
2000年3月14日生/出身地:オーストラリア 南オーストラリア州アデレード
WBC2023
 2024年にメジャーデビューを果たした大柄な左腕投手。196cm/100kg超の恵まれた体格を誇る。タイガース傘下に所属していたが2024年からアスレチックスに移り、メジャー昇格。昨年DFAとなって以降は所属先を探している状況だが、WBCではエース級の働きを期待したい。

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30 ワーウィック・サーポルド (パース・ヒート)
36歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1990年1月16日生/出身地:オーストラリア 西オーストラリア州パース
WBC2013 WBC2017 WBC2023
 MLBで3年間にわたり82試合に登板した実績を持つ右の先発投手。奪三振を狙うタイプではなく、どちらかといえば打たせて取る軟投派の部類に入る。

 2020年にKBO(韓国)のハンファ・イーグルスを退団して以降、北半球のプロリーグには所属しておらず、現在は母国オーストラリアのリーグでプレーを続けている。

Embed from Getty ImagesMLBではデトロイト・タイガースで3年プレーした

8 アレクサンダー・ウェルズ (シドニー・ブルーソックス)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
1997年2月27日生/出身地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州ニューカッスル
 遅い速球と変化球のコントロールで打ち取る軟投派先発投手。オリオールズで2試合に登板した2022年を最後にプロリーグで投げていなかったが、2024-25年の豪州リーグに参戦。10試合に先発登板して6勝1敗・防御率1.55のスタッツで最優秀防御率に輝き、元メジャーリーガーの貫禄を見せた。WBCでは復活を印象付ける活躍を期待。

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19 ラクラン・ウェルズ (LGツインズ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
1997年2月27日生/出身地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州ニューカッスル
WBC2017
 アレクサンダー・ウェルズの双子の弟で、兄と同じく技巧派左腕。こちらは2024年に2Aで防御率3点台半ばの安定した成績を残したが、年齢を嫌われFAとなった。

 兄と同様、球速は控えめながら、優れた制球力と2種類のブレーキングボールを操る。今季は韓国のLGツインズでプレーする。

44 ジョシュ・ヘンドリクソン (アデレード・ジャイアンツ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
1997年9月18日生/出身地:オーストラリア 西オーストラリア州パース
 最高で3Aまで昇格した元マイナーリーガー。ファストボールは140km/h台だが、スライダーとチェンジアップを効果的に使う。投球テンポ○。

39 コナー・マクドナルド (ブリスベン・バンディッツ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1996年2月27日生/出身地:オーストラリア クイーンズランド州ブリスベン
 地元ブリズベンでプレーする大柄な右腕投手。新型コロナ前、アストロズ傘下のマイナー下部に所属。一塁を守っていたが、4年前に先発投手に転向した。

21 トッド・バンスティーンセル (アデレード・ジャイアンツ)
35歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1991年1月14日生/出身地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州シドニー
WBC2017 WBC2023
 ファウルラインを絶対に踏まないポリシーを持っているリリーフ右腕。ツインズ傘下の2Aでプレーしたほか、米独立リーグやメキシカンリーグ、ホーフトクラッセ(オランダ)に参戦した正真正銘のジャーニーマンでもある。前回WBCでは大谷翔平から三振を奪って燃え尽きたのか、引退をほのめかしていた。実際に北半球でのオンシーズンはプレーしなかったが、そのあとは再びグラウンドに戻ってきた。

 ピッチングスタイルは、元巨人のマット・シューメイカー激似の投球フォームから150km/hに迫る速球とスライダーで三振を奪う。ただ30代も半ばに差し掛かって球威に衰えが見られ、球数がかさむイニングが増えつつある。

 10年以上前に接触プレーを巡って大乱闘を引き起こしたり、遠征先でバスケをやっている最中に肩を脱臼し、シーズンを棒に振ったりとお騒がせをしてきた選手でもある。闘志を前面に押し出すスタイルは変わらないが、前回のWBCでは丸くなったように感じた。

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◇リリーバー
54 ブレイク・タウンセンド (レンジャース傘下AAA)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
2001年4月5日生/出身地:オーストラリア ビクトリア州トララルゴン
WBC2023
 Vスライダーがマネーピッチの代表常連左腕。2017年のWBCで指名投手枠に選出されると、以降はプレミア12などの主要な大会には必ず呼ばれるようになった。代表では便利屋のような使われ方をしている。

 かつてマリナーズ傘下のミドル・プロスペクトとして期待され、3Aまで昇格したことがある。一時期1Aまで降格して危なかったが、今季はまた3Aに配属が決定。

40 サム・ホランド (ブリスベン・バンディッツ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
1994年2月20日生/出身地:オーストラリア クイーンズランド州ブリスベン
WBC2023
 オーストラリア代表常連のサイドスロー右腕。最大の武器は真横に曲がるスライダーで、ツーシームとあわせて横の揺さぶりで勝負する。代表ではリリーフメインだが、先発もいける。

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55 ジョン・ケネディ (メルボルン・エーシズ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1994年9月20日生/出身地:オーストラリア ビクトリア州メルボルン
WBC2017 WBC2023
 新型コロナ前に日本の独立リーグでプレーしていたメルボルンっ子のリリーフ左腕。身長2mを超える恵まれた体格をしている。ブレーブスに縁があるのかアメリカではアトランタ・ブレーブス傘下に、日本では栃木ゴールデンブレーブスに所属していた。速球は140km/hほどだがコントロールに優れる。

 元マイナーリーガーの叔父が長年オーストラリアの野球の発展に貢献してきた人物であり、その叔父の紹介で大リーグを目指した。2Aまで昇格したが解雇され、2019年にBCリーグの栃木と契約を締結。勝ち試合に登板するリリーバーとして活躍し、契約延長を勝ち取ったが翌年の新型コロナ流行の煽りを受けて来日できず、メルボルンに帰ることになった。

38 コーエン・ウィン (シドニー・ブルーソックス)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
1999年1月25日生/出身地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州ウエストミード
WBC2023
 前回WBCでは追加招集ながら中国戦に登板し、好投した長身のリリーフ右腕。2024年のプレミア12にも選ばれており、代表の常連となりつつある。

 アマチュア時代はグランドキャニオン大学ではリリーフ専任だったが、母国リーグではシドニー・ブルーソックスのエース格として先発を任されている。

26 カイ・ハンプトン (アデレード・ジャイアンツ)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2000年10月4日生/出身地:オーストラリア 南オーストラリア州マウントバーカー
 アメリカで野球留学を経験後、豪州リーグで投げているリリーフ右腕。なぜかMLB公式サイトには外野手として表示されている。

 WBCは初選出となるが、U-18ワールドカップやアジアチャンピオンズで好投している。

46 キーレン・ホール (パース・ヒート)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
2001年5月10日生/出身地:オーストラリア 西オーストラリア州パース
 リトルリーグ時代からオーストラリア代表として遠征していた若手右腕。19歳で渡米し、短大を経てエバンスビル大学に転学するもドラフト指名は得られなかった。

 現在は地元パースでの活動が中心も、再びMLB挑戦を目指している。投球スタイルは90マイル前半の速球とスライダー。

65 クーパー・モーガン (アデレード・ジャイアンツ)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
2001年11月8日生/出身地:オーストラリア キャンベラ
 アメリカのカンバーランド大学で活躍していたリリーフ左腕。当時コーチから「努力家で競争心が強い」と称賛されていた。卒業後すぐにWBC選出が決まり、大学関係者から祝福を受けていた。

 昨年秋に豪州リーグへの復帰。渡米前に地元キャンベラでプレーしていたが、今回はアデレード・ジャイアンツと契約している。

 
◇捕手
9 ロビー・パーキンス (ブリスベン・バンディッツ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
1994年5月29日生/出身地:オーストラリア キャンベラ
WBC2017 WBC2023
 キャンベラ出身のイケメン捕手。2018年までロッキーズ傘下でメジャーを目指していた。

 2018-19年の豪州リーグでは、横浜DeNAベイスターズと提携して来豪していた今永昇太とバッテリーを組み、6試合で4勝無敗・防御率0.51の好成績を引き出した実績がある。

10 アレックス・ホール (パース・ヒート/蔚山ホエールズ)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投両打
1999年6月8日生/出身地:オーストラリア 西オーストラリア州パース
WBC2023
 ブリュワーズ傘下のマイナー下部にいた若いキャッチャー。2023年まで1A+でプレーしていたがDFAとなった。「ファントム(幻の)メジャーリーガー」と呼ばれる選手の1人でもある。

 2Aへの昇格経験すらないが、2022年に一度だけメジャー昇格し、1試合のみベンチ入りを果たした。ブリュワーズの正捕手オマー・ナルバエスが新型コロナで急遽IL入りし、3Aの捕手陣が遠征中だったための“緊急招集”という事情だった。試合出場はなかったが、いわゆる「幻のメジャーリーガー」として名を残した。

 パース出身のため、北半球のオフシーズンにはパース・ヒートの一員として豪州リーグに出場している。2022-23シーズンには8本塁打・OPS1.000超えとキャリア最高の成績を記録。ホールという姓とは裏腹に、穴の少ないプレーヤーぶりを見せている。

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1 ミッチェル・エドワーズ (アデレード・ジャイアンツ)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投両打
1999年8月1日生/出身地:オーストラリア ビクトリア州メルボルン
 若手ながら国際経験が豊富なキャッチャー。新型コロナ前後にフィリーズ傘下の1Aでプレーしていた

 堅実な守備とリーダーシップで評価されている。スイッチヒッターとして打撃も優れ、豪州リーグではDH起用されることも多い。

 
◇内野手/ユーティリティ
16 カーティス・ミード (シカゴ・ホワイトソックス)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:三塁手、二塁手 右投右打
2000年10月26日生/出身地:オーストラリア 南オーストラリア州アデレード
 レイズのトッププロスペクトで、Baseball Americaの有望株ランキングTOP100には3年連続でランクイン。2023年にメジャーデビューしているが、オールスターが狙えるレベルには成長してほしい。

 メジャーリーガーが少ない豪州代表だが、前回大会ではケガのため代表入りを断念していた。今回はメンバー入りが実現してひと安心といったところ。

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64 トラビス・バサーナ (ガーディアンズ傘下AAA)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手 右投左打
2002年8月28日生/出身地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州ホーンズビー
 2024年のMLBドラフト全体1位選手として広く知られている二塁手。通常のオーストラリアの選手は国際FAによって入団するが、バザーナはアメリカの大学野球でアピールする道を決意。猛勉強の末にオレゴン州立大学への進学を勝ち取り、文武両道を貫いた。

 身長183cmと小柄だが、大学時代にドライブライン・ベースボールに通って急成長。ヒッティングツールとスピードを高く評価されている。お手本にしてきたガーディアンスの先輩、ホセ・ラミレスのような二塁手になれるか見守っていきたい。

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6 ロビー・グレンデニング (カンザスシティ(アメリカン・アソシエーション))
30歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投右打
1995年10月6日生/出身地:オーストラリア 西オーストラリア州パース
WBC2023
 2023年までマイナーリーグに5年いた強打の内野手。2019年のプレミア12ではクリーンアップに君臨。前回のWBCでも活躍、特にプールBの韓国戦では3ランのほか守備でも活躍した。守備は内野4ポジションすべて守れるが一塁以外の守備力の評価は低い。

 学生時代からメジャーリーガーを夢見てアメリカ留学をし、短大卒業後にシャーザーらを輩出した強豪ミズーリ大学に編入。ドラフト指名されてプロ入りしている。

Embed from Getty Images2023年のWBCプールBの韓国戦、二塁打を放って喜ぶ姜白虎(カン・ベッコ)の足がベースから離れたのを見逃さず、チャレンジの末アウトを奪ったプレーは大きな反響を呼んだ

52 リクソン・ウィングローブ (ブリスベン・バンディッツ)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手 右投左打
2000年5月23日生/出身地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州ニューカッスル
WBC2023
 196cm/117kgの見た目通りの長距離砲。一塁専任の左バッターで対左投手に弱く、空振り率・三振率がかなり悪いが、前回のWBCでは準々決勝で元MLB左腕ロエニス・エリアスから特大2ランを放った。

 2023年までフィラデルフィア・フィリーズ傘下に所属し、2Aまで昇格。翌年はツインズ傘下の1A~A+のチームに年下たちと混じってプレーしたが、シーズン中にリリースされてアトランティック・リーグ(独立リーグ)行きとなった。

2023年のWBC準々決勝では2ランホームランを放った

43 ジャリッド・デイル (起亜タイガース)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手、二塁手 右投右打
2000年9月11日生/出身地:オーストラリア ビクトリア州メルボルン
WBC2023
 2025年にオリックスの育成選手だった内野手。二遊間を本職とする内野手で、17歳のときにパドレスとマイナー契約した経緯がある。守備範囲が広く、外野両翼でもよく出場している。

 アメリカでは最高で3Aまで昇格し、待ち球系の打撃スタイルで多くのフォアボールとその倍以上の三振を量産した。母国豪州リーグに戻ると、なぜか出塁率低めの早打ちに変身する不思議なバッターでもある。決してパワーヒッターではなく長打はあまり期待できない。

4 ローガン・ウェイド (ブリスベン・バンディッツ)
34歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手、二塁手 右投両打
1991年11月13日生/出身地:オーストラリア クイーンズランド州ブリスベン
WBC2017 WBC2023
 パンチ力も備えた内野手。主にショートを守るが身体能力に頼りがちで、安定感には課題がある。

 かつてツインズ傘下のマイナーに所属。結構期待されていたものの低打率に苦しみ、1A+止まりでアメリカでのキャリアを終えている。

28 ジョージ・カリル (ブリスベン・バンディッツ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手、二塁手 右投右打
1997年7月22日生/出身地:オーストラリア ビクトリア州メルボルン
 安定したショートの守備に定評がある内野手。二遊間を守り、リーダーシップがあると評価されている一方、打撃は三振率が高く、ヒッティングツールに課題がある。大学時代からやたらとデッドボールが多い。

 
◇外野手
2 アーロン・ホワイトフィールド (FA)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
1996年9月2日生/出身地:オーストラリア クイーンズランド州ブリスベン
WBC2017 WBC2023
 2020年にMLBデビュー済みの、スピードと守備が得意な外野手。2022年に大谷翔平と同じエンゼルスでプレーしていたため日本でも知名度がある。

 オーストラリアで生まれ育ったが父親がニュージーランド人、母親がオーストラリア人。両親ともに母国のソフトボールの代表選手で、アーロン自身もソフトボールから野球に転身している。

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36 マックス・ダーリントン (アスレチックス傘下A)
19歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、外野手 右投左打
2007年2月13日生/出身地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州トゥイードヘッド
 17歳のときにアスレチックスと契約した期待のティーンエイジャー。1・2番タイプの打者で、スピードと高い走塁技術を持つ。

 WBC初選出の今回、ロスター上は外野手登録。マイナーでは二塁手として育成されているが、豪州リーグでほとんど外野で出ている。

23 ティム・ケネリー (パース・ヒート)
39歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
1986年12月5日生/出身地:オーストラリア 西オーストラリア州パース
WBC2013 WBC2017 WBC2023
 これまで多くの国際大会でキャプテンを務めてきた精神的支柱。このWBCをもって引退を表明している。

 キャリアの前半はフィリーズ傘下に9年間在籍し、内野手・捕手・一時は投手までこなす万能選手だった。2014年以降は拠点を豪州に移し、近年は外野手としてプレー。豪州リーグの通算安打数など、歴代最多記録を保持している。

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25 ウリック・ボヤースキー (パース・ヒート)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
1998年9月15日生/出身地:南アフリカ共和国 イーストロンドン
WBC2023
 南アフリカ生まれ・オーストラリア育ちのブンブン丸。2~3歳の頃にパースに移住し、13歳から野球をやり始めた。その後、タイガースのアジア担当スカウトに見い出されて渡米した。

 抜群の身体能力を誇り、速いスイングから放たれる打球速度はタイガースのマイナー随一だった。ただ、あまりにフリースインガー過ぎたため、マイナー上位へは昇進できなかった。

 2023年オフにタイガースをDFAとされ、出戻った豪州リーグではうっぷんを晴らすかのようなバッティングを披露。38試合で打率.352・8本塁打・OPS1.031の凄まじい結果を残した。

34 クリス・バーク (FA)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
2001年8月16日生/出身地:オーストラリア ビクトリア州メルボルン
 一時期フィリーズの1Aでプレーしていた若手外野手。20歳まではキャッチャーをメインに守っていた。

#VALUE!
◇指名投手枠
リアム・ヘンドリクス (ボストン・レッドソックス)
37歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1989年2月10日生/出身地:オーストラリア 西オーストラリア州パース
オールスターx3 最優秀救援x2 WBC2009
 メジャーでもトップレベルのクローザーだったが、悪性の非ホジキンリンパ腫に罹患。2023年5月にメジャー復帰したのも束の間、夏場にトミー・ジョン手術が必要なケガを負ってしまった。

 100マイルに迫るファストボールとスライダーの威力が戻るのか?WBCでも再び勇姿を見るべく、2大会連続のグループリーグ突破を期待したい。

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ルイス・ソープ (メキシカンリーグ:チワワ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 左投右打
1995年11月23日生/出身地:オーストラリア ビクトリア州メルボルン
 2022年の途中までツインズに所属していた27歳のサウスポー。2015年のメジャー公式の有望株100位以内にランクされ、2018年にはフューチャーズゲーム(マイナーの球宴)にも選ばれたことがあったが、相次ぐケガがソープの成長を阻んだ。メジャーデビューは果たしたものの、3年・通算24登板に終わっている。

 2022年に3Aの試合で2回途中8失点と大炎上して即DFA。その後は春季キャンプの招待選手にはなってもメジャー契約まで至らず、メキシコでのプレーが続く。以前メルボルンの自宅でカンガルーを飼っていたらしい。

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カイ=ノア・ウィンヤード (レンジャース傘下A)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2002年6月22日生/出身地:オーストラリア 西オーストラリア州レッドクリフ
 レンジャーズ傘下に所属しているマイナーリーガー。2023年に1Aで41.2イニングを投げて防御率2.38・WHIP1.08の好成績をマークし、球団の有望株ランクに挙げられるようになった。

 2024年は1試合だけではあるが、2Aの試合を経験。着実にメジャーに近づいている。

◇不参加、選考漏れ
ティム・アサートン
36歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1989年11月7日生/出身地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州ケンプシー
WBC2017 WBC2023
 オーストラリア代表を長年支えてきた投手のリーダー的存在。2015年までマイナーリーグでプレーし、以降は母国リーグで毎年エース級の活躍を続けていた。

カイ・ジャクソン(ジャクソン海) (日本通運)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2001年5月8日生/出身地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州シドニー
 母親が日本人の日系二世投手で、一時期は日本にも住んでいた経験を持つ。仙台大学時代には、3年先輩で現オリックスの宇田川優希に強い刺激を受けた。卒業後は社会人野球の日本通運に在籍。

 オーストラリアではアンダー世代の代表にたびたび選出され、国際舞台での経験も豊富。残念ながら選出されず。

◇監督/主なコーチ/GM
監督 デーブ・ニルソン Dave Nilsson 
通算rWAR:10.6
オールスターx1 WBC2006
 ディンゴの登録名で中日ドラゴンズに1年だけ在籍した元捕手兼外野手。日本では18試合で打率.180・1本塁打に終わったがメジャーでの実績は凄い。ドラゴンズに来る直前まで6年連続2桁ホームラン、特に前年はキャリアハイの21本塁打・OPS.954の好成績を残していたが、2000年のオリンピックに出たいという理由でメジャー球団と契約せず来日した。

 日本ではさっぱり(そもそもやる気が無かった?)だったが同年秋のオリンピックで打ちまくり、4年後アテネオリンピックでは日本を2度破り初めての銀メダル獲得に貢献した。

 日本でダメ外国人のレッテルを貼られているが母国では英雄であり、2008年にイアン・ソープと一緒に国のスポーツ殿堂入りを果たしている。

投手コーチ ジェームズ・ベネット Jim Bennett 
通算rWAR:-
 2014-15年にパース・ヒートのコーチを務めた縁でオーストラリア代表の投手コーチを任されるようになったアメリカ人の指導者。大学卒業後にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結ぶも最高シングルA+の段階で戦力外になり、イタリアのプロリーグに渡ったのち現役を引退。以降は指導者の道に進み、米独立リーグで監督を務めたことがある。

ブルペンコーチ グレアム・ロイド Shayne Watson 
通算rWAR:5.2
 1990年代からメジャーで10年活躍したリリーフ左腕。2メートルを超える大柄な体格を持ち、左殺しのスペシャリストとして活躍。ヤンキース時代に2度ワールドシリーズ制覇に貢献した。ヤンキースがロジャー・クレメンスを獲得した際にトレード要員になった。

 2000年はグレアムにとって悲劇の年で、肩の故障でシーズンを全休し、プライベートでは奥さんを26歳の若さで失った。翌年メジャーの舞台に戻ったグレアムはトニー・コニグリアロ賞を受賞した。2003年に引退後はオーストラリアに帰国して指導者となり、現在はメルボルンの投手コーチを務める。

アシスタントコーチ シェーン・ワトソン Graeme Lloyd 
通算rWAR:0.0
 ブリスベン・バンディッツとオーストラリア代表チームに長らく従事しているコーチングスタッフ。クイーンズランド州の連盟に所属し、ブリスベンでは三塁ベースコーチを担当している。

 選手としては2010年だけプレーした後は裏方に回ったが、2015年には緊急時の守備固めのため一時的に復帰し、実際にセカンドとサード、レフトの守備に就いた。

◇参考1:過去の名選手
 グラント・バルフォア
通算rWAR:9.2
オールスターx1
 オーストラリア出身選手では歴代2番目に多い登板数、セーブ数を記録している元クローザー。メジャー3球団目のレイズ在籍時にセットアップマンとしてブレイク。アスレチックスではクローザーを任され、2013年にはオールスター出場にシーズン38セーブを挙げた。

 ツインズでMLBデビューした頃は知名度が低く、一部の日本語サイトでは”グラント・ボールフォア“と表記されていた。

 ピーター・モイラン
通算rWAR:5.9
WBC2006 WBC2017
 オーストラリア人では歴代3位の499試合に登板したサイドスロー投手。通算防御率3.10もオーストラリア出身投手の中で最も優秀な数字である。

 ワンポイント的な使われ方が多く、80試合以上登板したシーズンが3度もある。カンザスシティ・ロイヤルズ時代に79試合に投げた2017年は両リーグ最多登板数だった。

 ライアン・ローランド=スミス
通算rWAR:0.7
WBC2006 WBC2013 WBC2017
 MLBで初めて”ファミリーネームにハイフンが入った”選手として歴史に名を残す左腕投手(Rowland-Smith)。イチローと同時期にマリナーズにいたため日本人にも知られている。

 ジョー・クイン
通算rWAR:4.7
 オーストラリア人初のMLBプレイヤー。主にセカンドを守り、1884~1901年までメジャーでプレー。17年の間に1772試合・270盗塁を積み上げた。

 1986年にクレイグ・シプリーがメジャーデビューするまで、100年以上オーストラリア出身選手は現れなかった。現役時代から葬儀屋を経営しており、野球より儲かっていたらしい。。。

◇参考2:日本に来た助っ人外国人
ジェフ・ウィリアムズ (阪神タイガース2003~09)
クリス・オクスプリング (阪神タイガース2006)
マイケル中村 (日本ハムファイターズ2005~08, 読売ジャイアンツ09~11, 西武ライオンズ12)
ドリュー・ネイラー (中日ドラゴンズ2015~16)
トラビス・ブラックリー (楽天イーグルス2014)