トリストン・カサス


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Triston Casas (フルネーム/Triston Casas)

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2000-01-15生|193cm114kg|一塁手、三塁手 右投左打

出身地/アメリカ合衆国 フロリダ州マイアミ

ドラフト/2018年BOS1巡目(全体26位)指名

メジャーデビュー/メジャー経験なし
■選手紹介

近い将来ボストンの4番に君臨しているであろうスラッガー。各媒体から将来性を高く評価されている。2021年の東京五輪でアメリカ代表としてタイラー・オースティンの後ろを打ち、青柳(阪神)から逆方向に3ランホームランを放ったことで日本人にも名前が知られるようになった。

フロリダのアメリカン・ヘリテージ高校(エリック・ホズマーの母校)でファースト兼サードとしてプレー。強肩のためマウンドに上がり、96マイルを投げたこともあった。2017年に行われたWBSC・U-18ワールドカップではアメリカ代表の金メダル獲得に貢献し、自身も大会MVPに選ばれている。ドラフト資格を得るために1年早く高校を卒業。2018年に1巡目(全体26位)でレッドソックスから指名され、契約金2,552,800ドルで入団した。

カサスはその辺にいるパワーヒッターとは一線を画している。193cm・113kgの恵まれた体格と強靭なリストを活かしたスイングスピードだけでなく、広角に打球を飛ばす能力に長けていて、パワーに頼らないバッティングができる。以前から悪くなかった選球眼もAA昇格以降さらに磨きがかかり、ボール球に手を出さなくなった。ルーキーリーグでの出場2試合目に右手親指の靱帯を断裂するケガを負ったが、それ以降は順調に階級を駆け上がり、2021年にAAとAAAあわせて86試合・27本塁打・打率.279・出塁率.394・長打率.484を記録。打率も出塁率も残す恐いスラッガーに成長しつつある。

また、打撃だけでなくファーストの守備も評価が高く、フレディ・フリーマンやマット・オルソンのようにゴールドグラブとシルバースラッガーの両方に縁がある選手になれる。スピードが無いのは唯一の欠点かもしれないが、カサスに走力は求められていないので問題ないだろう。

2022年開幕時点の有望株ランキングでMLB公式から全体16位、ベースボール・アメリカ19位、ベースボール・プロスペクタス44位と軒並み高い評価を受けている。いずれも2022年中にメジャー昇格すると予想されていて、レッドソックスファンは真のスラッガーの誕生を待ち切れずにいる。

寄稿日:2022-05-05 最終更新日:2022-05-05
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼AAAで477フィート(145m)の特大アーチを放つカサス

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

(~2021年メジャー経験なし)