ジミー・ハーゲット


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Jimmy Herget (フルネーム/Jimmy Matthew Herget)

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1993-09-09生|191cm77kg|リリーフ 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 フロリダ州タンパ

ドラフト/2015年CIN6巡目(全体175位)指名

メジャーデビュー/2019-7-7
■選手紹介

2022年にロサンゼルス・エンゼルスに来てブレイクしたサイドスローのリリーフ右腕。大学時代は先発投手だったがプロではリリーバーとして育成され、本人もメジャーでセーブを挙げることを目標にしていた。22年5月に念願の初セーブをマーク。受け取った試合球は「できるだけ飼い犬から遠ざけておくよ」と語った。

ハーゲットはフロリダ州タンパで生まれ、地元の高校に進学。ブレーブスからドラフト40巡目で指名を受けるが南フロリダ大学に進学した。フレッシュマン(1年生)から先発投手として投げ、ジュニア(3年生)で10勝3敗・防御率2.92をマークして所属するAmerican Athletic Conference の1stチームに選ばれた。同年のドラフトではシンシナティ・レッズから6巡目指名を受けて入団した。

大学で登板した試合はほとんど先発で投げたが、レッズ入団後はリリーフとして育成されることになった。当初は毎日投げる準備をするのに戸惑いがあったが、アドレナリンが出続ける状況で投げることに段々魅了されるようになった。シングルAに在籍する時にスリークォーターだったヒジをさらに下げ、サイドスローにモデルチェンジ。また、バッターの打ち気を逸らす投球術を磨き、AAAに上がる頃にはマイナーで66セーブを積み上げていた。

メジャーに初昇格した19年、レッズで5登板してシーズンを終えるとあっさり40人枠を外された。20年からはテキサス・レンジャースでプレーし、21年8月にDFAとなったのちエンゼルスと契約した。リリーバーが盤石とは言えないエンゼルスで登板数を増やし、次第に勝ち試合でマウンドに上がるようになった。22年は前半戦をセットアップマンとして、ライゼル・イグレシアスが放出された後半戦はクローザーとして投げた。

レッズ傘下のマイナー時代はその投球フォームから、スティーブ・シシェックのようなセットアップマンか右殺し優先の起用法になると考えられてきた。22年はイグレシアスを含めて他のリリーバーが不甲斐ないピッチングを続ける中で酷使された時期もあったが、決して形だけのクローザーではなく、投稿日現在(22/9/25)までで防御率2.27・WHIP0.928と結果を残している。もう1年今年並みの成績を残せれば、他球団からも本人の希望通りクローザーとして見られるようになるはずだ。

寄稿日:2022-09-25 最終更新日:2022-09-25
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼エンゼルス移籍後のジミー・ハーゲットの奪三振集

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2019 CIN  5 0 0 0  4.26  6.1  8  3  2  3 0  0 1.74 0.00

2020 TEX 20 1 0 0  3.20 19.2 13  7  2 14 2 17 1.37 1.21

2021 TEX  4 0 1 0  9.00  4.0  5  4  1  0 1  2 1.25  ∞

2021 LAA 14 2 2 0  4.30 14.2 15  7  0  4 2 18 1.30 4.50