コール・アービン


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Cole Irvin (フルネーム/Cole R. Irvin)

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1994-01-31生|193cm98kg|先発 左投左打

出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州アナハイム

ドラフト/2016年PHI5巡目(全体137位)指名

メジャーデビュー/2019-5-12
■選手紹介

フィリーズに見限られたあと予想外の活躍を見せる先発左腕。全米での知名度は低いが、大谷にライトスタンド2階席に飛び込む豪快弾を浴びており、日本人で知っている人はいるかもしれない。ドラフトで3回指名されている。実家はエンゼルスの本拠地に近い。

2012年高校生のときにドラフトで29巡目指名を受けるがオレゴン大学に進学。フレッシュマンの全米1stチームに選ばれる大活躍をするもトミー・ジョン手術で2年次を棒に振り、その影響から3年次はフルで投げるも成績を落とした。ドラフトでも32位の低評価だったため指名を断り、4年次のドラフトでフィリーズから5巡目で指名され納得の入団。

フィリーズ入団後、マイナーではスピード出世でマイナーを駆け上がり、2019年にメジャーに到達。AAAで打たれなかったため球団期待が高まったが目立った成績は残せず。翌2020年は防御率17.18の滅多打ち。大きく評価を下げ、フィリーズはアービンを見限ってアスレチックスに放出した。

2021年は新天地のアスレチックスでスプリングトレーニングに招待選手として参加すると、前年のうっ憤を晴らすかのようなピッチングを見せる。マイク・ファイヤーズのケガが長引き、期待の新人A.J.パックをマイナーに押しのけて先発5番手のイスを勝ち取った。オールスター前までで18試合すべてに先発登板し防御率3.65と大健闘している。

フォーシームの平均球速は91マイル、たまに投げるシンカーも90~91マイルと遅いが安定した制球力で補っている。チェンジアップでゴロを量産し、スライダーはフライボールになる比率が高く、この2つは狙ったところに投げることができる。カーブはプロ入り後マイナーでよく打たれていたため、メジャーでもほとんど使わない。無駄のないピッチングフォームだがオレゴン大学2年次にトミー・ジョン手術を受けている。

寄稿日:2021-07-18 最終更新日:2021-07-18
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼大谷翔平に特大の19号ソロを浴びるアービン

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2019 PHI 16 2 1 1  5.83 41.2 45 27  7 13 3 31 1.39 2.38

2020 PHI  3 0 1 0 17.18  3.2 11  7  1  1 0  4 3.27 4.00

2021 OAK 32 10 15 0  4.24 178.1 195 84 23 42 9 125 1.33 2.98