Christian Encarnacion-Strand (フルネーム/Christian Lee Encarnacion-Strand)Embed from Getty Images1999-12-01生|183cm102kg|一塁手、三塁手 右投右打出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州ウォルナットクリークドラフト/2021年MIN4巡目(全体128位)指名メジャーデビュー/2023-7-17 |
■選手紹介メジャー史上最長の17文字のラストネーム(Encarnacion-Strand)を持つパワーヒッター。これまでの最長は15文字のシメオン・ウッズ・リチャードソン(2023年現在メッツ所属)が2010年代にプレーしたジャロッド・サルタラマキア(Saltalamacchia)らの14文字を昨季終盤に更新したばかりだった。また、史上9人目のハイフンを持つメジャーリーガーでもある。北カリフォルニア出身のエンカーナシオン=ストランドは、地元の高校で州を代表する有望選手として知られ、超強豪のオレゴン州立大学に内定していた。しかし、高校生だった彼は色々な誘惑を断ち切ることができず、学業成績が悪すぎてオレゴン州立大の奨学金が取り消された。ヤバパイ短期大学というジュニアカレッジで再出発を図り、ここでの寮生活はエンカーナシオン=ストランドを大きく成長させた。学業と社交スキルの向上に真剣に取り組み、野球にも好影響を与えるようになった。フレッシュマン(1年生)から所属リーグの年間最優秀選手に選ばれると、リーダーシップを含めた野球人としての評価が急上昇したエンカーナシオン=ストランドのもとにはメジャー球団のスカウトや四年制大学からオファーが殺到。今度は強豪のオクラホマ州立大学(OSU)へ転学するとサードのレギュラーとして全試合に出場、チームトップの打率.336・15本塁打・66打点の猛打でBig12(OSUの所属リーグ)を席巻した。2021年にミネソタ・ツインズから4巡目指名を受けて入団すると、翌22年のシーズン中にタイラー・マーリーの1対3の交換トレードの1人としてシンシナティ・レッズへ移籍。同年はマイナー3階級で打率.304・OPS.955を記録し、打点はマット・マービスに次ぐマイナーリーグ2位タイの114打点の好成績を残した。開幕をAAAで迎えた2023年には67試合で打率.331・OPS1.042・20本塁打と階級を上げても猛打を続け、7月にメジャーにコールアップされた。スタメン出場したデビュー戦は降雨に悩まされ試合はサスペンデッドとなるが、8月にサヨナラHRを放つなど随所に長打力を発揮しており若手レッズ打線の中軸に据えられている。プレイヤーとしては30本塁打が可能なポテンシャルがあるとされるパワーが魅力で、センター方向へヒットを打つ技術も持ち合わせている。一方で早打ち傾向がある割に三振が多いところが打撃の改善点である。サードとファーストで出場している守備力は、ジュニアカレッジ時代にゴールドグラブを受賞しているとはいえメジャーでは評価が分かれており、また平均以上のスピードもポジション的に守備に生かされていない。寄稿日:2023-08-22 最終更新日:2023-08-22 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼ルーキーながらサヨナラ4号HRを放ったエンカーナシオン=ストランド |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打(~2022年メジャー経験なし) |