Stefan Crichton (フルネーム/Stefan Brook Crichton)Embed from Getty Images1992-02-29生|191cm94kg|リリーフ 右投右打出身地/アメリカ合衆国 テキサス州ヒューストンドラフト/2013年BAL23巡目(全体699位)指名メジャーデビュー/2017-4-16 |
■選手紹介2月29日生まれとして知られている右のリリーフピッチャー。スリークォータースローからシンカーとカーブのほぼ2種類の球種だけで勝負するが、30歳を待たずに球速が低下。2021年は炎上する試合が増え、メジャー定着に赤信号が灯っている。姉は映画製作の仕事をしている。テキサス州生まれのクライトンは大学も地元のテキサス・クリスチャン大で3年間プレーした。元広島カープのケビン・クロンは1学年、アレックス・ヤングは2学年後輩で、後にダイヤモンドバックスで再びチームメイトになる。フレッシュマン(1年生)では防御率1点台の好成績を収めたが、所属カンファレンスが変わったジュニア(3年生)では成績を悪化させた。ドラフトではオリオールズに23巡目で指名された。オリオールズに入団後はリリーフ投手として起用されるようになり、2017年にメジャー昇格。8試合を投げて投球回数の倍以上の26安打を浴び、防御率8.03。あっさりオリオールズをDFAとなった。その後ダイヤモンドバックスでマイナーから出直しを図り、2019年に2年ぶりのメジャー復帰を果たし、28試合に登板。翌2020年はほとんどフルシーズンメジャーで過ごし。26試合に登板。シーズン途中でアーチー・ブラッドリーが放出をされてクライトンが暫定クローザーとして5セーブを挙げた。開幕から新クローザー候補として期待された2021年は一転して火だるまになり、シーズン後半はマイナー暮らしとなった。投球フォームは通算324セーブを挙げたヒューストン・ストリートに似ていて、若干身体を前に倒しながらインステップ気味なスリークォーターで投げる。配球はカーブとシンカーの2球種が大半を占める。カーブはスライダーに近い、というよりスライダーにしか見えないが本人がカーブと言っている。変化量が大きいシンカーはデビュー当初は平均93マイル出ていたのが2021年は平均90マイルしか出ていなかった。第3の球種を身につけるにしろ、シンカーの球速を取り戻さない限り2019~20年のような活躍は厳しく、日本や韓国行きを検討することになるだろう。なお、2月29日生まれのメジャーリーガーはニグロリーグを含めて15人目で、2021年時点でメジャー経験のある現役選手はクライトンただ1人。まったく同じ日に生まれたキューバ人のヘラルド・コンセプションはクライトンより1年先にメジャーデビューしたが既に引退している。また、史上13人目はあのレーザービームでイチローに刺されたテレンス・ロングである。寄稿日:2021-12-17 最終更新日:2021-12-17 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼キャリア初セーブを挙げるステファン・クライトン▼打球を指に当て負傷降板するクライトン |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2017 BAL 8 0 0 0 8.03 12.1 26 11 2 4 0 8 2.43 2.002019 ARI 28 1 0 0 3.56 30.1 23 12 3 8 2 33 1.02 4.132020 ARI 26 2 2 5 2.42 26.0 22 7 1 9 4 23 1.19 2.562021 ARI 31 0 4 4 7.33 23.1 33 19 3 12 4 17 1.93 1.42 |