Packy Naughton (フルネーム/Patrick Joseph Naughton)Embed from Getty Images1996-04-16生|188cm88kg|先発 左投右打出身地/アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ボストンドラフト/2017年CIN9巡目(全体257位)指名メジャーデビュー/2021-8-8 |
■選手紹介いわゆる"実戦向き"という表現がぴったりなサウスポー。スペック的にずば抜けたものはないが、打ちにくそうな投球フォームから同じ腕の振りで変化球を投げ分けることができる。将来スターターとして前評判以上の成績を残すかもしれない。学生時代は文武両道。レッドソックスのお膝元ボストンのウエストロックスベリー出身。高校はボストンラテンスクール(全米最古の高校)に通学。3年次にトミー・ジョン手術を受けたが、学校1の高い運動能力と評判で、高校卒業後はバージニア工科大学に奨学金付きで入学した。大学3年間では7勝14敗・防御率6.13・WHIP1.76とよく打たれたが、カレッジサマーリーグのケープコッドリーグではエース級の大活躍。その甲斐あってスカウトの間で名前が知られ、2017年にドラフト9巡目でレッズに指名された。翌年シングルAで1年間投げ、被打率がリーグで100人中ワースト14と打ち込まれた。しかしオフに球の出所が見にくくなるよう腕の振り出し方と変え、コマンドの改善にも取り組む。すると翌年は目に見えて効果が出たため階級が上がっても全試合先発として起用された。短縮シーズンとなった2020年は、トレード期限ギリギリの8月31日にブライアン・グッドウィンとのトレードでエンゼルス入りした。移籍後はロングビーチにある代替トレーニング地でプレーした。翌2021年は開幕直後に初のAAAに昇格すると、後半戦に入ってポストシーズンを諦めたエンゼルスは若手投手中心の起用にシフトし、ノートンのメジャー昇格と先発としてテスト登板させることを決めた。投球内容はメジャー平均より遅い平均91マイルのフォーシームと同じく91マイルのシンカーに加えて、82マイルのチェンジアップ、83マイルのスライダーを効果的に投げ分ける。やや上体を捻りながらインステップ気味に投げる打ちにくそうな投げ方で、特に左バッターは手を焼きそうだ。球の遅さが弱点になっていない。スライダーは打球がフライになる傾向があるが、速球とチェンジアップはゴロ比率が高い。縦落ち系のカーブも持っているがたまにしか投げない。コントロールはどの球種も優秀。長所がいくつもあるノートンだが一番の長所は頭脳だろう。バージニア工科大では人間発達科学を専攻、学部内でも優秀な学生だった。打ち込まれた2018年のオフに投球改造を成功させたのは、頭を使ってトラブルから抜け出す能力によるものだ。メジャー元年の2021年は恐らく勝負球を見極められるだろうが、翌年はレベルアップして先発ローテーションに食い込むのではないだろうか?なお、生粋のボストンっ子だがレッドソックスファンというわけではないそうで、強いて挙げるなら自身もプレーしたケープコッドリーグのハーウィック・マリナーズを応援すると語っている。寄稿日:2021-09-19 最終更新日:2021-09-19 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼パドレスを5回無失点に抑えるノートン |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2021 LAA 7 0 4 0 6.35 22.2 27 16 3 14 1 12 1.81 0.86 |