James Kaprielian (フルネーム/James Douglas Kaprielian)Embed from Getty Images1994-03-02生|191cm102kg|先発 右投右打出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州ラグナヒルズドラフト/2015年NYY1巡目(全体16位)指名メジャーデビュー/2020-8-16 |
■選手紹介UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)出身のドラフト1巡目指名投手。アスレチックスがエースだったソニー・グレイを手放して手にした若手有望株だったが、しばらくは相次ぐケガでプレーできず。トレードは一時期Lose-Loseと揶揄されたこともあったが、先発ローテ定着で評価を覆しつつある。高校時代にマリナーズから40巡目指名を受けるも拒否してUCLAに進学。UCLAでは2年次から先発投手に転向してエース級の活躍をしたため、2015年のドラフトでヤンキースから1巡目指名された。プロ入り後の2017年に利き腕のヒジを故障、トミー・ジョン手術を受け、リハビリ中にアスレチックスにトレードされた。再建中のアスレチックスにとってグレイは唯一まともに先発ローテを守れるエースだっただけに、交換相手の目玉が故障中のカプリリアンだったことをファンに残念がられた。翌2018年は復帰前に足を故障したため2年連続の全休となった。2019年も春季キャンプで広背筋を痛め、シーズン開幕から2か月経ってようやくA+の試合に復帰した。短縮シーズンとなった2020年8月にメジャー初昇格。この時は初打席でブランドン・クロフォードにホームランを打たれ、ほろ苦いメジャー初年度となった。2021年は不調のヘスス・ルザルドを押しのけ、メジャーの先発ローテーションの座を勝ち取った。5月12日、ボストンの強力打線を相手に5回1失点でメジャー初勝利を挙げた。この試合は敵地ボストンだったが、父親のダグがカリフォルニアから観戦に来ており、父の目の前で初勝利をプレゼントできた。試合後に父と抱き合う姿は周囲を感動させた。ダグさんはアルメニア系の移民の子孫だ。フォーシームの球速はほぼメジャー平均の93マイル程度。右打者にはどのカウントからでもアウトローに投げ込む。サイドスローに近いスリークォータースローなので非常に角度がついて打ちづらい。変化球を右バッターにはスライダー、左バッターにはチェンジアップで押す。フォーシームと同じスピードのシンカーもたまに投げる。完全なフライボールピッチャーで、ホームランが出にくいオークランドの本拠地は非常に相性が良い。マイナー時代から四球が多く、コマンドもまだ改善の余地あり。寄稿日:2021-07-18 最終更新日:2021-07-18 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼メジャー初勝利を挙げたボストン戦、5回のピンチを切り抜けるカプリリアンとガッツポーズをする父ダグ |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2020 OAK 2 0 0 0 7.36 3.2 4 3 2 2 0 4 1.64 2.002021 OAK 24 8 5 0 4.07 119.1 105 54 19 41 5 123 1.22 3.00 |