Jaime Barria (フルネーム/Jaime Jonathan Barria)Embed from Getty Images1996-07-18生|185cm95kg|先発、リリーフ 右投右打出身地/パナマ パナマ県パナマ市プロ入り/2013年4月LAA契約メジャーデビュー/2018-4-11 |
■選手紹介ロサンゼルス・エンゼルスで先発ローテーション争いを続けていたパナマ出身右腕。WBC2023パナマ代表。2022年にスイングマンとして好成績を残したが23年は一転して打ち込まれ、レギュラーシーズン終了後に40人枠を外れた。アジアへの移籍も含めて選択を迫られている。近年のピッチングは速球の球威不足とスライダー偏重の組み立てが目立つ。パナマシティで生まれたバリアは16歳でエンゼルスと6万ドルで契約。入団5年目の2017年に選手として大きく飛躍。フューチャーズゲーム(マイナーのオールスター)に選ばれ、エンゼルス組織の年間最優秀投手候補に挙がるほどの成長を遂げた。
2018年は開幕をトリプルAで迎え、エンゼルスの先発投手陣に故障離脱が相次ぎメジャーに昇格した。デビュー戦の舞台でいきなり初先発・初勝利を挙げた。翌週、2度目の登板となったサンフランシスコ・ジャイアンツ戦ではブランドン・ベルトとの対戦で、1打席だけで21球を費やすメジャー新記録を打ち立てた(結果はライトフライに打ち取った)。マイナーオプションの残る投手がバリアしかおらず、メジャーとトリプルAを計6往復する過酷な扱いを受けながらチーム最多の10勝(9敗)を挙げ、防御率3.41とチームに大きく貢献した。2019年のスプリングトレーニングでは5番手として先発ローテ入りすると思われていたが、開幕直前になってエンゼルスはクリス・ストラットンを獲得。その煽りでバリアがロスターから弾き出され、年間で4勝10敗、防御率6.42と大きくモチベーションを落とす結果となってしまった。トレード相手のストラットンはのちに他球団でセットアップマンに成長するのだが、エンゼルスでは起用法が定まらず7試合で防御率8.59・WHIPは2を超える打ち込まれようだった。しばらく低迷が続き2022年、注目度は低いなか故障者続出のエンゼルス投手陣を先発・リリーフを問わず起用に応え、79イニングを消化し防御率2.61の好成績を残した。貴重な働きが認められ、オフに年俸調停を避け1年105万ドルの契約でチームに残留した。だが、翌年はその反動か大きく成績を落とし、2勝6敗、防御率5.68に終わりシーズン後にFAとなった。【投球スタイル】 4シームを基本とする2種類の速球に加え、スライダーとチェンジアップを投げる。速球系のスピードはメジャー平均を下回る146~149km/h。かねてより空振りが取れる球種が無いことを懸念されていて、及第点の成績を残しても先発に固定してもらえなかった。 また球威不足の割にはコントロールもアバウトで、4シームはストライクゾーン真ん中に集まりやすく、スライダーは散らばる傾向にある。2022年以降はスライダーに依存し投球の半分以上を占めるようになっている。寄稿日:2023-11-12 最終更新日:2023-11-12 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2018 LAA 26 10 9 0 3.41 129.1 117 49 17 47 6 98 1.27 2.092019 LAA 19 4 10 0 6.42 82.2 92 59 24 27 2 75 1.44 2.782020 LAA 7 1 0 0 3.62 32.1 27 13 3 9 1 27 1.11 3.002021 LAA 13 2 4 0 4.61 56.2 70 29 8 19 2 35 1.57 1.84 |