Bryson Stott (フルネーム/Bryson Jeremy Stott)Embed from Getty Images1997-10-06生|191cm91kg|二塁手、遊撃手 右投左打出身地/アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガスドラフト/2019年PHI1巡目(全体14位)指名メジャーデビュー/2022-4-8 |
■選手紹介走攻守に高い能力を発揮しているフィリーズの正二塁手。2019年にスター候補生として期待を受けてドラフト1巡目指名で入団し、メジャーデビュー年の2022年にスタメンの座を掴んだ。アマチュア時代からショートを守ってきたが、チームがトレイ・ターナーを大型契約で受け入れたためセカンドに回ってフィリーズをけん引する。近い将来WBCやオリンピックのアメリカ代表でもターナーとの二遊間コンビが見られるかもしれない。ストットはラスベガスで生まれ、地元の高校から大学もラスベガス大学へ進学。3年間に渡って安定した成績を収め、2019年ドラフトで同大からはエリック・フェッディ以来5年ぶりに1巡目指名を受けた。また、フィリーズが1巡目に"大学生のショート"を指名したのはストットが初めてであった。高度なアプローチ能力と広角打法はプロに入っても変わらなかった。2021年にマイナーのレギュラーシーズンとアリゾナ秋季リーグで好成績を残し、実戦1年目にしてデーブ・ドンブロウスキー編成本部長から「メジャーリーグのロースターでのスポットを獲得しようとする気持ちで(来年の)春季トレーニングに臨むように」と言葉をかけられた。翌年の春季トレーニングで見事に結果を残し、周囲の期待通り早い段階でのメジャーデビューを果たした。デビュー後すぐは凡退が続き1度マイナーへ行ったが、夏場になると持ち前のアプローチ能力を発揮。空振りが少なくなり、打ち取りにくい打者へと成長を遂げた。翌2023年の夏場にはMLB公式サイトが組んだ特集記事"予想を上回る選手8人"のうちの1人に取り上げられ、フィリーズでの立場を確固たるものにした。【プレーヤーとしての特徴】 空振りが少ない。足が速い。セカンドの守備範囲は極めて広い。平凡と思われている長打力もメジャー2年目は10→15本へ増加させた。また、速球よりもブレイキングボールを得意としている。守備はデビューイヤーはショートのほかセカンドとサードで出場。打球処理は評判通りもショートでの送球エラーが多く、平凡な守備指標の要因となっていた。2023年はターナーの加入によりセカンドに固定され、送球ミスが大幅に減ったことでゴールドグラブのファイナリストになっている(23/10/21時点では受賞者未発表)。【その他】 前述のように生まれてから大学卒業までを一貫してラスベガスで過ごした正真正銘のベガスっ子であるが、高校卒業後はネバダ州外の大学に行こうと考えていたそうだ。だが両親がラスベガス大を強く勧めたことに加え、実際にキャンパスと練習場を訪れてから心境が変わり、自らの意思でラスベガス大進学を選択した。なお、両親ともにラスベガス大出身で、父親はアメフトのレギュラーでクォーターバックを務め、母親はチアリーダーをやっていた。また、同郷のブライス・ハーパーとの絆は割と知られているが、それ以上にリリーフ左腕のアミール・ギャレットととても仲が良い。狂犬タイプのギャレットとの組み合わせは意外に思えるが、兄のブレナン・ストットと中学校の同級生で親友だった関係でブライソンとも仲が良く、ギャレットも"弟のように"接している。ブライソンの高校時代には、コーチがギャレットと昔チームメイトだった縁でギャレットが野球部をサポートしていたこともあった。寄稿日:2023-10-24 最終更新日:2023-10-24 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼ディビジョンシリーズで試合を決定づける満塁ホームランを放つブライソン・ストット |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打(~2021年メジャー経験なし) |