WBC2026 イギリス代表予想 選手名鑑


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最終更新日:2025/m/d

【寸評】 Now making …

▼目次 – イギリス代表選手一覧
【先発】
ジャック・ライターアキール・モリスタナジ・トーマスタイラー・ビザブレンダン・ベックライアン・ロングオーウェン・ワイルドジャネロ・ミラーホアン・ヒルマン

【リリーバー】
イアン・ジボーマイケル・ピーターセンマーク・ライターJr.ジョゼフ・キングジャック・セッピングスアンドレ・スクラブドノバン・ベノワブレイク・テイラーオースティン・ブライスディラン・コビーアロルディス・チャップマンチャベス・フェルナンダーニック・ウェルズデモイ・ホッジテジャハリ・ウィルソン

【捕手】
ハリー・フォードウィル・クレスウェルシャモイ・クリストファー

【内野手/ユーティリティ】
ジャズ・チズムJr.セバスチャン・ウォルコットB.J.マレーイアン・ルイスライアン・レックリーウォレス・クラークニック・ウォードジャスティン・ワイリージェイ・スミスダンテ・スタウト

【外野手】
ガブリエル・リンコネスJr.マット・コペルニャクトレイス・トンプソンクリスチャン・ロビンソンジェイミー・クイン=アイアンズチャベス・ヤングダショウン・ノウルズアダム・ホールジェイデン・ラッド

【監督/主なコーチ/GM】
ブラッド・マルセリーノ

【極めて実現可能性の低い選手】
トリストン・マッケンジーアキル・バドゥー水谷瞬アドゥワ誠ブライト健太アルージャン・ニマラクマー・ロッカー

――――――――――――――――――――――――
【参考2:日本に来た助っ人外国人】
アンディ・ロジャース


◇先発
ジャック・ライター (テキサス・レンジャース)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2000年4月21日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州プランテーション
 2021年ドラフト全体2位。超名門バンダービルト大では今も同僚のクマー・ロッカーと並ぶダブルエースとして注目され、全米屈指の存在だった。2025年にメジャーの先発ローテに定着し、10勝を挙げるなど才能がようやく開花した。

 父親は名投手だったアル・ライター。その父方の祖母がリバプール出身と言われており、ジャックにイギリス代表入りの可能性が噂されている。

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アキール・モリス (アトランティックリーグ)
33歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
1992年11月14日生/出身地:アメリカ領ヴァージン諸島 セントトーマス島
WBC2023
 アメリカ領ヴァージン諸島・セントトーマス島出身。メジャーで3シーズン登板しているベテラン右腕。

 2年間の長期離脱を挟んだのち、2025年に3年ぶりに実戦復帰。完全復活とまではいかないものの、代表レベルの経験値は健在。

タナジ・トーマス (アメリカン・アソシエーション)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
1999年6月16日生/出身地:バハマ フリーポート
WBC2023
 マイナー時代は有望株だったが、2A到達後に早々と見切られてしまった元先発投手。

 現在は独立リーグに在籍。マイナーを出されてからはリリーフに本格転向し、剛腕を生かすスタイルに移行している。潜在能力は高い。

タイラー・ビザ (メキシカンリーグ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1994年10月21日生/出身地:アメリカ合衆国 アリゾナ州フェニックス
WBC2023
 前回WBCでコロンビア戦に好投し、イギリス代表の2026年大会出場権獲得の立役者となった先発投手。スコットランドで生まれ、アメリカに移住している。

 2025年はメキシカンリーグでプレー。かなり打たれており、今回も代表入りできるかは微妙な情勢。

ブレンダン・ベック (ヤンキース傘下AAA)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1998年10月6日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ラホーヤ
 メジャー昇格が目前に迫るヤンキース傘下の先発右腕。2021年ドラフト2巡目指名、名門スタンフォード大出身。

ライアン・ロング (オリオールズ傘下AA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
1999年10月19日生/出身地:アメリカ合衆国 ワシントン州ウッディンビル
 オリオールズ傘下でプレーする長身右腕。ここ2年連続で3Aに昇格しているが、いずれも打ち込まれて即降格しており、メジャーは遠い。

オーウェン・ワイルド (レイズ傘下AA)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2002年7月30日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州サクラメント
 レイズのマイナーにいる先発右腕。ゴンザガ大から2022年ドラフト7巡目で入団し、2年連続で100イニング以上を投げるなど耐久性と安定感を示している。

 評価は高くない“ロー・プロスペクト”だが、球団の育成力を考えるとメジャー昇格の可能性も十分。

ジャネロ・ミラー (マーリンズ傘下DOSL)
20歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ、中堅手 左投両打
2006年1月10日生/出身地:バハマ ナッソー
 バハマ出身の若手有望株。マーリンズのドミニカン・サマーリーグで育成中で、二刀流的に投手と野手を行き来している。

 2024年は野手に専念しながら、翌2025年には再び投手専任へ戻るなど起用法が安定しておらず、将来的な方向性はまだ見えていない。

その他の選手 ホアン・ヒルマン
 



◇リリーバー
イアン・ジボー (シンシナティ・レッズ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1993年11月19日生/出身地:アメリカ合衆国 テキサス州ヒューストン
WBC2023
 2019年のデビューから7シーズン連続でメジャー登板を続ける巨漢リリーバー。ファストボールとスライダーに自信を持っている。

 父親がイギリス王室属領のチャンネル諸島の人なので、イギリス代表資格を持っている。Gibaut の書いて「ジボー」と発音する。

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マイケル・ピーターセン (マイアミ・マーリンズ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1994年5月16日生/出身地:イングランド ミドルセックス
WBC2023
 2024年にドジャースでメジャーデビューした長身右腕。2メートルを超える体格が目を引くが、複数球団をたらい回しにされる不安定な立場が続いている。ロンドン生まれで、ナイジェリアにもルーツを持つ。

マーク・ライターJr. (FA(ニューヨーク・ヤンキース))
34歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1991年3月13日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州フォートローダーデール
 球が遅い。チェンジアップみたいなスプリッターを多投する技巧派リリーバー。変な横回転をしながらシュート気味に落ちる独特の軌道が特徴だが、決して落ち幅は大きくなく、甘く入ると長打を浴びる。

 父は元メジャーリーガーのマーク・ライターSr.で、叔父は名左腕アル・ライター。さらに従兄のジャック・ライターもメジャーで活躍しており、ライター家はメジャー史上初の”メジャーリーガーの息子を持つ兄弟メジャーリーガー”となった。そのライター兄弟の母親がリバプール出身というつながりで、イギリス代表入りの可能性が噂されている。

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ジョゼフ・キング (カージナルス傘下A+)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
2001年2月23日生/出身地:アメリカ合衆国 カリリフォルニア州レッドウッドシティ
WBC2023
 カージナルス傘下のマイナー下部にいる右腕。かつては先発でも投げていたが、最近はリリーフ専任になっている。

 ここ3年連続でA+に据え置かれており、そろそろ結果で殻を破りたい時期。

ジャック・セッピングス (ブリュワーズ傘下A+)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
2002年7月3日生/出身地:アメリカ合衆国 ミネソタ州スティルウォーター
 ブリュワーズとドラフト外契約でプロ入りした右腕。2025年にA+へ昇格したが、制球難が課題として残る。粗削りながら、球の強さには面白みがある素材型。

アンドレ・スクラブ (アトランティックリーグ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1995年1月13日生/出身地:アメリカ合衆国 ノースカロライナ州フォートブラッグ
WBC2023
 アストロズで通算38試合にリリーフ登板した元メジャーリーガー。プロレスラーのようないかついガタイをしている。

 縦に鋭く落ちる“ほぼフォークボール”のナックルカーブが持ち味。2025年は独立リーグ(ATLL)でプレーした。

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ドノバン・ベノワ (アトランティックリーグ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1999年1月22日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州キーウエスト
 最高位は2Aの元マイナーリーガー。母親がスコットランド人のため、イギリス代表資格あり。

 2022年WBC予選では力投を見せ、イギリスの本戦出場に貢献した一人。近年は独立リーグが主戦場となり、厳しいキャリアが続く。

ブレイク・テイラー (FA)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1995年8月17日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州オレンジ
 イングランド出身の父を持つ左腕リリーバーで、紅茶好きという“英国らしい”一面を持つ。

 アストロズでセットアッパー格として活躍していたが、2023年シーズン中にヒジを痛めてからはまともに投げられず。WBC出場は厳しいかも。

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オースティン・ブライス (FA)
33歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1992年6月19日生/出身地:香港
 珍しい香港出身のリリーバー。生まれたのはまだ中国に返還される前の英国統治下の香港であり、本物のイギリス代表といえる(?)。

 大柄だがサイドスロー気味のアングルで投げ込む。最後にメジャーでプレーしたのは2021年。3Aで迎えた2024年には派手に打ち込まれ、引退している。WBC限定で現役復帰してほしい。

ディラン・コビー (FA(前ブレーブス傘下))
34歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1991年8月14日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州グレンデール
 2017年にホワイトソックスでメジャーデビュー。先発ローテで充分に登板機会を与えてもらったがメジャー定着を果たせず、台湾の楽天モンキーズで2年間プレーした。

 以前は先発だったが、台湾から帰国後にリリーフに転向。これが奏功してメジャー復帰を果たした。

アロルディス・チャップマン (ボストン・レッドソックス)
38歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1988年2月28日生/出身地:キューバ オルギン
オールスターx8 最優秀救援x2 WBC2009
 最速169km/hを投げたことで有名な人類最速左腕。キューバ時代にWBC代表として日本戦にも先発登板した経験があるが、国際大会遠征中に亡命した経緯により、今後もキューバ代表に招集される可能性は低いと見られている。

 そのかわり(?)、両親が旧イギリス領時代のジャマイカからの移民であることから、前回大会のときもイギリス代表側からオファーが来ていた。ただし本人は何年か前に「アメリカ代表でプレーしたい」と発言しており、GB代表入りの実現性は不透明だ。

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その他の選手 チャベス・フェルナンダー
その他の選手 ニック・ウェルズ
その他の選手 デモイ・ホッジ
その他の選手 テジャハリ・ウィルソン
 
◇捕手
ハリー・フォード (シアトル・マリナーズ)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
2003年2月21日生/出身地:アメリカ合衆国 ジョージア州アトランタ
WBC2023
 2025年9月にMLB昇格を果たしたマリナーズの超有望株。アトランタ生まれだが両親がイギリス人で二重国籍を持ち、2023年WBCと欧州選手権でイギリス代表の中心選手として活躍した。

 キャッチャーにしては珍しく俊足で、2024年には2Aで35盗塁を記録。選球眼にも優れ、長打力を秘めた攻撃型捕手として将来が期待されている。

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ウィル・クレスウェル (ブルージェイズ傘下A)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
2003年8月18日生/出身地:アメリカ合衆国 ワシントン州タコマ
 2025年ドラフト18巡目でプロ入りした新人捕手。シングルAからキャリアをスタートした。

 大学時代は打撃が伸び悩んでいたが、4年生のシーズンでようやく打力が開花。今後の成長曲線しだいでは、代表候補に食い込む可能性もある。

シャモイ・クリストファー (FA)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投両打
1997年10月6日生/出身地:イギリス領バージン諸島 トルトラ島
バージン諸島。25BRなし
 英領バージン諸島出身という極めて珍しいバックグラウンドを持つ捕手。同地域出身でアメリカのプロリーグに進んだのは、どうも彼が初めてだったらしい。

 高校時代にドラフト20巡目指名されたが進学を選び、2021~24年はアメリカン・アソシエーション(独立リーグ)でプレーしていた。カル・ローリーのような強打のスイッチヒッター捕手に確変を期待。

 

◇内野手/ユーティリティ
ジャズ・チズムJr. (ニューヨーク・ヤンキース)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、三塁手、中堅手 右投左打
1998年2月1日生/出身地:バハマ ナッソー
オールスターx2 シルバースラッガーx1
 マーリンズで頭角を現し、ヤンキース移籍後はより派手なプレースタイルで注目を集めている内野手。自己主張の強い“俺が俺が”タイプで、2025年は3年ぶりにオールスター選出、シーズン全体ではキャリア初の30-30を達成した。

 確かにスタープレイヤーの部類に入る選手ではあるが、感情が前に出すぎる場面も多く、重要なポストシーズンで未熟な振る舞いがチームに悪影響を及ぼしたと受け取られるシーンも少なくなかった。

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セバスチャン・ウォルコット (レンジャース傘下AA)
19歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投右打
2006年3月14日生/出身地:バハマ ナッソー
 ずば抜けたスイングスピードと強肩を兼ね備えた、レンジャース傘下屈指のトッププロスペクト。2025年はまだ10代ながら通年を2Aでプレーし、年上の選手たちに混じっても見劣りしない成績を残した。

 このまま順調に育てば、オールスター常連にもなれる逸材。WBCでは世界に向けてアピールしてほしい。

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B.J.マレー (カブス傘下AA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:三塁手、一塁手 右投両打
2000年1月5日生/出身地:バハマ ナッソー
WBC2023
 2023年にフューチャーズゲーム(マイナーの球宴)に選出された有望株。カブス傘下に所属。2025年は3A昇格こそ逃したものの、2Aで20ホーマーを放ってアピールした。

 長打力だけでなく、待ち球スタイルで出塁もしっかり稼ぐことができる。イギリス代表内野陣では攻撃の柱になるだろう。

イアン・ルイス (マーリンズ傘下A+)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、三塁手 右投両打
2003年2月4日生/出身地:バハマ ナッソー
 マーリンズのマイナー下部にいるミドルプロスペクト。2024年はケガで全休したが、25年は初めてA+に昇格して好成績を残した。

 バハマ選手らしいスイッチヒッターで、俊足とミートセンスが持ち味。隠れたブレイク候補かも。

ライアン・レックリー (ジャイアンツ傘下A)
21歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手 右投両打
2004年9月6日生/出身地:バハマ ナッソー
 バハマ出身の小柄な内野手。高い身体能力を評価されてプロ入りしたが、シングルAで打てず苦しんでいる。ちょっと厳しいかもしれない。

ウォレス・クラーク (Dバックス傘下A)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投両打
2002年6月8日生/出身地:イギリス ロンドン
 ロンドンで生まれ、幼少期にオクラホマ州へ移住。オクラホマ大とデューク大でショートとして活躍し、Dバックスから2025年ドラフト9巡目指名を受けた。

 バッティングは選球眼の良いパワーヒッター。U-23イギリス代表では、クイン=アイアンズとともに打線の中軸を担った。

ニック・ウォード (アトランティックリーグ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、三塁手 右投左打
1995年10月19日生/出身地:アメリカ合衆国 ペンシルベニア州ケネットスクエア
WBC2023
 2024年まで長らくマイナー下部で過ごした内野手。パワーヒッターではないが、2025年はアトランティックリーグ(独立リーグ)で打棒爆発。打率.329・20本塁打の好成績を残した。ここ数年オーストラリアのリーグに継続して参戦している。

ジャスティン・ワイリー (アトランティックリーグ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、左翼手 右投右打
1996年8月26日生/出身地:アメリカ合衆国 ペンシルベニア州ランカスター
WBC2023
 サンディエゴ州立大、アリゾナ大という野球名門校でプレーするもドラフト指名漏れ。その後は独立リーグを転々としている苦労人。

 2024年以降はアトランティックリーグで大活躍。2024年に34本塁打・25盗塁、2025年も打率.304・29本塁打・37盗塁と圧巻の数字を残している。

 トリニダード・トバゴ人の母親が英国籍を持っているため、WBCのイギリス代表資格が認められている。なお、現代表監督のブラッド・マルセリーノはサンディエゴ州立大在籍時、コーチとしてワイリーを指導する間柄だった。

その他の選手 ジェイ・スミス
その他の選手 ダンテ・スタウト
 
◇外野手
ガブリエル・リンコネスJr. (フィラデルフィア・フィリーズ)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
2001年3月3日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州ボイントンビーチ
 フィリーズ傘下でプレーするパワーヒッター。2025年オフにメジャー40人枠へ登録され、昇格への道が現実味を帯びてきた。

 フロリダ州出身だが移住先のスコットランドで育ち、前回WBCでイギリス代表に選ばれている。

マット・コペルニャク (セントルイス・カージナルス)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
1998年2月8日生/出身地:イギリス ロンドン
WBC2023
 カージナルス傘下に所属するロンドン生まれの外野手。ヒッティングツールに優れ、それなりに長打力も持ち合わせている。

 2022年に3Aへ到達して以降、これまで300試合以上に出場したが未だメジャー未経験。2025年オフにルール5ドラフト回避のためメジャー40人枠入りしたものの、年齢や在籍年数を考えると正念場を迎えている。

トレイス・トンプソン (FA(前ボストン・レッドソックス))
34歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
1991年3月15日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
WBC2023
 イギリス代表の中では最もメジャー経験が豊富な外野手。父親が独立前のバハマ生まれで、かつ英国籍のため出場資格を持っている。イギリス代表には必ず最初の方に声がかかる選手だ。

 強打がウリで、1本塁打あたりの打席数はメジャー平均を大きく上回るも、なかなかメジャー定着に至らない。2025年もオープン戦で全選手トップの本塁打数を記録しながら、開幕ロースターに残れなかった。

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クリスチャン・ロビンソン (Dバックス傘下AAA)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
2000年12月11日生/出身地:バハマ ナッソー
 2020年の警官殴打事件以降、長きに渡って野球から離れていた元・超有望株外野手。紆余曲折を経て、近年ようやく復帰した。

 荒削りだが身体能力が抜群で、スケールの大きなプレーが魅力。実戦感覚も徐々に戻ってきており、メジャー昇格が射程圏内の位置まで来た。再びプロスペクトとして期待され始めている。

ジェイミー・クイン=アイアンズ (レイズ傘下A)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
2003年6月28日生/出身地:アメリカ合衆国 ハワイ州ホノルル
 2025年にプロ入りしたばかりの大柄な体格のスラッガー。ハワイで生まれ、バージニア州で育った。ジョージ・メイソン大学時代は長打を打ちまくり、ゴールデンスパイク賞のセミファイナリストに名を連ねた。

 ドラフト5巡目で入団したレイズ1年目はシングルAに配属され、すでに球団の有望株ランキング30位以内に浮上。苦手な変化球打ちを克服できれば、一気にメジャーが視野に入る。U-23イギリス代表。

チャベス・ヤング (アメリカン・アソシエーション)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投両打
1997年7月8日生/出身地:バハマ フリーポート
WBC2023
 ブルージェイズ傘下などに在籍していた元マイナーリーガー。3Aには3シーズン昇格したが、メジャーにはあと一歩届かなかった。

 2025年は独立リーグ(アメリカン・アソシエーション)でプレーするも、まったく打てなかった。

ダショウン・ノウルズ (アトランティックリーグ)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投両打
2001年1月16日生/出身地:バハマ ニュープロビデンス
WBC2023
 エンゼルス傘下に長いこと在籍し、2020年には有望株ランキング99位になった俊足外野手。2024年にようやく3Aに昇格するも、結果を残せずオフに戦力外。その後アトランティックリーグへ移籍し、復活の兆しを見せている。

 打撃はパワーレスだが走塁と外野守備に長けている。

アダム・ホール (FA(前ブリュワーズ3A))
26歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手、二塁手 右投右打
1999年5月22日生/出身地:バミューダ諸島 ハミルトン
 2017年ドラフト2巡目でオリオールズ入りした元有望株。一度は独立リーグに転落するも、ブリュワーズに拾われて再び3Aまで昇格。オリオールズ傘下時代は主に二遊間を守っていたが、ブリュワーズ移籍後は外野にコンバートされ、スピードを活かした広い守備範囲を見せている。

 生まれはイギリス領バミューダ諸島。幼少期にカナダへ渡ったが、奇しくも移住先の都市名は(オンタリオ州の)”ロンドン”であった。

その他の選手 ジェイデン・ラッド
◇極めて実現可能性の低い選手
 …ここに挙げる選手たちは、実際にイギリス代表としてWBCに出場する可能性はほぼない面々だ。

 きっかけは、とある海外の野球系インフルエンサーが公開した「2026年WBCイギリス代表・夢のロースター」に名前が挙がったことだった。このリストはあくまで“妄想”に近い内容だったが、代表資格を検証しないまま一部メディアが引用・拡散した結果、旧宗主国(イギリス)と旧植民地の関係を過剰に結びつけた誤解が広まってしまった。

 以下では、名前が一人歩きしている選手について、整理の意味も込めて簡単に触れておく。
トリストン・マッケンジー (FA(クリーブランド・ガーディアンズ))
28歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1997年8月2日生/出身地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州ブルックリン
 30歳に近づいても体格が変わらず、鉛筆のように細い体をしている先発右腕。インディアンスの先発ローテを支え、2022年に11勝11敗・防御率2.96をマーク。しかしそれ以降はふがいないシーズンが続き、2025年オフにはFAに。

 なお、マッケンジーがイギリス代表候補に名前が挙がっているのは、ジャマイカ系だから。ジャマイカもコモンウェルスだが1962年に独立しており、英国籍が自動的に引き継がれる仕組みは存在しない。これまでに彼に代表資格があるのか正式情報がなく、実現性は高くない。

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アキル・バドゥー (FA(前デトロイト・タイガース))
27歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 左投左打
1998年8月16日生/出身地:アメリカ合衆国 メリーランド州シルバースプリング
 2021年に開幕ロースターを勝ち取ると、いきなり本塁打を量産して話題をさらったスピードスター。だがその後は打率が年々低下し、安定感に欠けるシーズンが続いている。3Aでは良く打っているのだが…。

 そして、バドゥーの両親はガーナとトリニダード・トバゴの出身。どちらも旧イギリス領ということで代表候補に挙がっている。たしかにTTはガーナより英国籍の保有割合は高いが、代表入り資格があるかはかなり怪しい。

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水谷瞬 (北海道日本ハムファイターズ)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
2001年3月9日生/出身地:日本国 愛知県津島市
 2019年ドラフト5位でソフトバンクに入団後、長くファームで下積みを続けたが、2023年の現役ドラフトで日本ハムへ移籍すると一気にブレイク。2024年は交流戦で打率.438を記録しMVPを獲得、オールスターにも選出されるなど、リーグを代表する存在へと成長した。2025年は侍ジャパンに選出されるも脇腹のケガで不調のシーズンとなった。

 本人は日本生まれ・日本育ちで、日本国籍を有する選手だが、実の父親がナイジェリア出身。最近になってイギリス代表か?と報道されているが、ナイジェリアが植民地だったのは1960年まで。父親がイギリス国籍を保有している可能性は低く、旧宗主国つながりで代表入りを煽るのは無理がある。

アドゥワ誠 (広島東洋カープ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1998年10月2日生/出身地:日本国 熊本県熊本市
 広島でプレーする長身右腕。父がナイジェリア出身で、恵まれた身体能力を持っている。

 水谷と同様、ナイジェリアもかつてイギリスの統治下にあった地域ではあるが、それだけでイギリス代表資格が生じることはない。

ブライト健太 (中日ドラゴンズ)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
1999年5月7日生/出身地:日本国 東京都足立区
 中日ドラゴンズの元ドラ1位外野手。父がガーナ出身、母が日本人のハーフ。背番号はMLB全球団で永久欠番の42番をつけ、2024年にはメジャー公式サイト上で、ジャッキー・ロビンソンを尊敬し42番を背負う選手として異例の特集記事が組まれた。

 で、彼もイギリス代表候補に挙げられたのだが、ガーナが独立したのは1957年とかなり古い。また、ガーナはほかの旧植民地より英国籍のハードルが高く、医師・研究者・専門職などエリート層に限られていた。”旧宗主国つながり”を無理やり当てはめた典型的な誤解例だ。

アルージャン・ニマラ (ブルージェイズ傘下A+)
20歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投右打
2005年10月16日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州タンパ
 2023年MLBドラフト1巡目・全体20位でブルージェイズに指名された有望株。高校時代から全米トップクラスの評価を受け、プロ入り後もショートを守り、将来の主軸候補として育成されている。両親はインドからの移民で、インド系アメリカ人選手としては歴史的な高順位指名を受けたことで話題になった。

 一方で「両親がインド人=イギリス代表資格があるのでは?」という見方は、いくらなんでも飛躍しすぎ。インドがイギリス領だったのは何世代も前の話で、ここまで広げてしまうと、もはやイギリス代表じゃなくて”大英帝国代表”になってしまう。

クマー・ロッカー (テキサス・レンジャース)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1999年11月22日生/出身地:アメリカ合衆国 ジョージア州ワトキンスビル
 バンダービルト大学時代から全米No.1投手として知られ、現在はレンジャーズ傘下で将来のローテ候補とされる大型右腕。父は元NFL選手で、エリートアスリートの血を引く。

 家系はアメリカとインド系にルーツがあることで知られている。ニマラの方は100歩譲って両親ともインド人だが、こちらはインド系とはいえ親がインド国籍ですらない。代表資格の話題に上ること自体がおかしいケースだ。

◇監督/主なコーチ/GM
監督 ブラッド・マルセリーノ
通算rWAR:-
 元イギリス代表選手で、イギリスの野球殿堂入りを果たしている若い指導者。父も元イギリス代表選手。2025年にナショナルチームの監督に指名され、欧州野球選手権やWBC2026を見据えたチームの指揮を執っている。

 イングランド生まれで11歳までを母国で過ごし、その後カリフォルニア州へ移住。1982年生まれと若いが、すでに高校・大学野球からマイナー、MLB球団スタッフまであらゆる裏方仕事をこなしている。

◇参考2:日本に来た助っ人外国人
アンディ・ロジャース (大洋ホエールズ1969)