【確定版】WBC2026 ブラジル代表メンバー一覧|選手名鑑


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最終更新日:2026/3/7

【寸評】唯一の大物ボー・ビシェットが参加を断念。ビシェットがいても戦力面では劣っていただけに、1勝挙げるのも難しい陣容になった。若手やマイナー勢を中心に、どこまで食らいつけるかが焦点になる。

 一方で、事前予想では名前が挙がらなかった日系人選手が多くロスター入りしている。勝敗とは別軸で、彼らの人となりを知って観戦するとまた違った楽しみ方ができる。

▼目次 – ブラジル代表選手一覧
【先発】
エンゾ・サワヤマ(沢山優介)ガブリエル・バルボサペドロ・レモス

【リリーバー】
ボー・タカハシチアゴ・ダシルバダニエル・ミサキエリック・パルディーニョチアゴ・ビエイラピエトロ・アルバニェス=リエンゾヘクター・ビジャロエルムリーロ・ゴウベア仲尾次オスカル金伏ウーゴトマス・ロペスジョゼフ・コントレラス

【捕手】
ガブリエル・ド・カルモマテウス・レリスEnzo Hayashidaガブリエル・ゴームズ

【内野手/ユーティリティ】
伊藤ヴィットル興梠フェリペケンゾウレオナルド・レジナット西山チアゴルーカス・ホジョフェリペ・ミズコシダンテ・ビシェットJr.

【外野手】
ガブリエル・マシエルオスバルド・カルバーリョビクトル・マスカイ(コウチーニョ)ルーカス・ラミレス

【指名投手枠】
ジョアン・マロスティカヘイター・トカーカイオ・アラウホ / そのほかの投手

【不参加、選考漏れ】
ボー・ビシェットディラン・リーオモサコ兄弟

【監督/主なコーチ/GM】
ユウイチ松元フェリペ・ナテルパウロ・オーランドアンドレ・リエンゾレイナルド・サトウ(ツギオ佐藤)ヤン・ゴームズ

――――――――――――――――――――――――
【参考1:過去の名選手】
アンドレ・リエンゾヤン・ゴームズパウロ・オーランドルイス・ゴハラ

【参考2:日本に来た助っ人外国人】
佐藤滋孝 / アンダーソン・ゴメス / 玉木重雄 / 瀬間仲ノルベルト / ユウイチ松元、ツギオ佐藤、片山文男ほか

◇先発
18 エンゾ・サワヤマ(沢山優介) (ヤマハ(社会人野球))
22歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
2003年10月15日生/出身地:日本 静岡県浜松市
 掛川西高からヤマハに進んだ将来有望な左腕。力感あふれる投球フォームから、非公式ながら150km/hを計測した実績もある。

 高校時代からドラフト候補として名前が挙がっていたが、社会人野球でメカニクスの改良に成功。今やドラフト1位指名も期待される逸材に。

31 ガブリエル・バルボサ (フィリーズ傘下AA)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2002年1月22日生/出身地:ブラジル サンパウロ州バストス
 長らくロッキーズ傘下のRookieリーグでプレーしていたマイナーリーガー。現在はフィリーズ傘下に拾われ、MLB3球団目となるチャンスを得た。

38 ペドロ・レモス (マリナーズ傘下A+)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
2003年5月22日生/出身地:ブラジル サンパウロ州サントアンドレ
 10代の頃からブラジル代表に名を連ねているミドル・プロスペクト。ファストボールに威力はあるが、変化球の精度には課題がある。

 現在はマリナーズ傘下のマイナー下部に所属。先発とリリーフのどちらで育てるかを見極められている段階にある。

 
◇リリーバー
36 ボー・タカハシ (埼玉西武ライオンズ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
1997年1月23日生/出身地:ブラジル サンパウロ州プレジデンタル・プルデンテ
 埼玉西武ライオンズに所属する日系3世の投手。

⇒NPB外国人名鑑パ・リーグ編 参照

22 チアゴ・ダシルバ (メキシカンリーグ)
40歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
1985年3月28日生/出身地:ブラジル サンパウロ州サンパウロ
WBC2009 WBC2013
 国際大会の常連として知られ、変則フォームを駆使する右投げ投手。オーバースローからサイドスローまで多彩な腕の振りを使い分け、動く速球で打者を斬って取るスタイル。

 イタリアとブラジルの二重国籍を持ち、WBCにはイタリア代表として3大会連続(2009・13・17年)で出場。ヨーロッパ選手権などでもイタリア代表の主力として活躍している。

 ブラジルのヤクルトアカデミーで育成された経緯がある。ノンプロ時代の影響が大きいのか、日系人でないにもかかわらず日本の野球を強くリスペクトしているという。

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19 ダニエル・ミサキ (レンジャース傘下AA)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1996年4月9日生/出身地:日本 静岡県富士宮市
WBC2013
 静岡県で生まれ、ブラジルのヤクルトアカデミーで野球を学んだ元有望株投手。16歳の若さでWBCブラジル代表に選ばれ、大会後にはマリナーズとマイナー契約を結ぶ。将来を嘱望されていたが、大きなケガに立て続けに見舞われ大成できなかった。

 2021年には読売ジャイアンツに所属したが退団。現在は再びアメリカに戻り、マイナーリーグで3Aに昇格。30歳になるシーズンを前に、まだメジャーデビューの可能性も残している。

 なお、アメリカでは名前の表記がミッサキ(Missaki)になっている。

43 エリック・パルディーニョ (メキシカンリーグ)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2001年1月5日生/出身地:ブラジル サンパウロ州ルセーリア
 メジャー昇格が近くて遠い速球派リリーフ右腕。ファストボールは150km/h後半を計時し、ブラジル代表に絶対に必要な存在だ。ただし、故障リスクの高そうな投球フォームをしているのが気掛かり。

 2015年のU-14大会で92マイル(149km/h)を記録し注目を浴び、翌年には16歳の若さでWBC予選のブラジル代表に選出。その後、国際FAとしてブルージェイズと140万ドルで契約した。

 2019年にはBaseball America とMLB公式の有望株ランキングでトップ100に入る高評価を得たが、その後トミー・ジョン手術を受けてしばらく名前を聞かない時期が続いた。ここ最近ようやく完治したのか、2025年はマイナー上位に昇格して好投していた。

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49 チアゴ・ビエイラ (メキシカンリーグ)
33歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1993年1月7日生/出身地:ブラジル サンパウロ州サンパウロ
WBC2013
 MLB通算53試合登板、読売ジャイアンツに所属していた速球派投手。2021年にNPB最速の166km/hの記録を打ち立てた。そこまで悪い成績ではなかったが、コントロール難のイメージがついてしまい、2年で契約を切られた。

 ブラジル代表に数少ないメジャー経験者かつ速球派投手であり、本戦はビエイラ抜きでは戦えない。しかし、2025年のスプリングトレーニング中にヒジを故障。WBC本戦出場が危ぶまれていたが、奇跡的に復帰。

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40 ピエトロ・アルバニェス=リエンゾ (パイレーツ傘下)
17歳 ※WBC開幕時点 本職: 右投左打
2008年3月15日生/出身地:ブラジル サンパウロ州ブラガンサ・パウリスタ
 今年1月にパイレーツとマイナー契約したばかりの17歳。

4 ヘクター・ビジャロエル
30歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1995年8月12日生/出身地:ベネズエラ エル・ティグレ
 ベネズエラ出身の長身左腕で、前回のWBC予選でもブラジル代表に名を連ねた。身長は196cm。

 若い頃にドミニカンサマーリーグでプレーし、ロッキーズ傘下のRookieリーグで3試合に登板。しかし早々にリリースされ、その後はブラジル国内でプレーを続けている。

34 ムリーロ・ゴウベア
34歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1991年3月28日生/出身地:ブラジル サンパウロ州サンパウロ
WBC2013
 ダシルバ同様、ブラジルとイタリアの二重国籍を持ち、両国の代表として出場しているベテラン投手。

 10年以上前にはホワイトソックスとアストロズ傘下のマイナーに所属し、3Aまで昇格したことも。その後は独立リーグや中南米のウィンターリーグのほか、イタリアに渡って数シーズンプレーもしている。

41 仲尾次オスカル (エナジック(社会人野球))
34歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1991年3月28日生/出身地:ブラジル サンパウロ州サンパウロ
WBC2013
 2016~18年にかけて広島東洋カープにいた日系ブラジル人投手。両親が沖縄出身。

 カープ退団後は社会人野球のかずさマジックなどを経て、オーストラリアンリーグで活躍。近年は2年連続で防御率1点台を記録し、ちょっとしたネットニュースにもなった。

⇒広島東洋カープ(2000年以降)参照

66 金伏ウーゴ
36歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1989年5月22日生/出身地:ブラジル パラナ州マリンガ
WBC2013
 ⇒東京ヤクルトスワローズ(2000年以降)参照

35 トマス・ロペス (コロンビア大学)
21歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2004年12月10日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州レドンドビーチ
 コロンビア大学でクローザーを務めている現役大学生。ブラジル人の母親を持つ、生まれはブラジルだが幼少期にカリフォルニアに移住。

21 ジョゼフ・コントレラス (ブレスド・トリニティ・カトリック高校)
17歳 ※WBC開幕時点 本職: 右投両打
2008年5月6日生/出身地:アメリカ合衆国 アルファレッタ
 ヤンキースやホワイトソックスで長く先発ローテーションで投げていたホセ・コントレラスの息子。

 
◇捕手
7 ガブリエル・ド・カルモ
30歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
1995年5月17日生/出身地:ブラジル サンパウロ州マリリア
 フランスでプレーしているブラジル人キャッチャー。マイナーリーグの経験は無いが、パンアメリカン大会などのブラジル代表経験は豊富にある。

13 マテウス・レリス
23歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
2002年6月12日生/出身地:ブラジル サンパウロ州バストス
 2023年までドミニカンサマーリーグでプレーしていたキャッチャー体型の捕手。守備はそこそこやれていたが、打撃が上向かずアメリカには行けなかった。

20 Enzo Hayashida
18歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
2008年1月1日生/出身地:ブラジル サンパウロ州アチバイア
 強肩がウリの日系人ティーンエイジャー。メジャー球団からのスカウトも来ており、今後長きにわたってブラジル代表での活躍が期待される。

28 ガブリエル・ゴームズ
21歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
2004年3月31日生/出身地:ブラジル サンパウロ州アチバイア
 シンシナティ・レッズ傘下のマイナー下部に所属するブラジル人捕手。ドミニカンサマーリーグでプレーし、三振を大きく上回るフォアボールを選び、選球眼の良さが際立つ成績を残している。2026年のWBC本戦では正捕手を務めると思われる。

 なお、同じキャッチャーでブラジル人初のメジャーリーガーとなったヤン・ゴームズと同姓だが、血縁関係はない。

 
◇内野手/ユーティリティ
1 伊藤ヴィットル (阪神タイガース通訳)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投左打
1995年2月16日生/出身地:ブラジル サンパウロ州マリリア
 阪神タイガースで裏方仕事をしている日系ブラジル人。WBC予選では接戦のドイツ戦でショートを守り、抜ければタイムリーになる打球を好捕。通訳が本職とは思えないファインプレーを繰り出した。

2 興梠フェリペケンゾウ (MJG島根(社会人野球))
22歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投右打
2004年1月23日生/出身地:ブラジル サンパウロ州インダイアツーバ
 身長170cmの小柄な内野手。アンダー世代のブラジル代表で国際大会経験は豊富。

5 レオナルド・レジナット (メキシカンリーグ:キンタナロー)
35歳 ※WBC開幕時点 本職:三塁手、遊撃手 右投右打
1990年4月10日生/出身地:ブラジル パラナ州クリティバ
WBC2013
 国際大会でキャプテンを務める、頼れるベテラン内野手。今回のWBC予選では全試合に出場し、13打数5安打・3二塁打・4打点とリーダーにふさわしい活躍を見せた。現在34歳であり、「これが最後のWBCになる」との思いで臨んでいたという。

 WBC第3回大会(2013年)の本選でもメンバーしており、日本戦では安打を放ち、11打数4安打を記録した。アメリカ時代にメジャー昇格は果たせなかったが、3Aまで到達した実力は今なお健在。

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12 西山チアゴ (日本体育大学)
20歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投左打
2005年11月20日生/出身地:ブラジル サンパウロ州サンパウロ
 日体大に在学中の現役大学生。2025年のWBC予選が初の代表戦出場となった。ルーカス・ラミレスに次いで若い代表メンバーだったが、中国戦ではコールド勝ちが決まる12点目のホームを西山が踏み、その瞬間ブラジルの本戦進出が決まった。

15 ルーカス・ホジョ
31歳 ※WBC開幕時点 本職:三塁手 右投右打
1994年4月5日生/出身地:ブラジル サンパウロ州イビウーナ
WBC2013
 168cm/68kgと小柄なブラジル代表常連の日系人選手。小学生の頃から野球を始め、ヤクルトのベースボールアカデミーで育成された。

 BCリーグ・栃木やKAリーグ北九州のほか、フランスに行ったりと世界のプロリーグを渡り歩いてきた。ファミリーネームのスペルはRojo。

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39 フェリペ・ミズコシ
31歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投右打
1994年11月26日生/出身地:ブラジル サンパウロ州サンパウロ
 ショートが本職の守備がうまい内野手。国際大会では同じ日系人のホジョと二遊間をよく組んでいる。

77 ダンテ・ビシェットJr. (FA)
33歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
1992年9月26日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州オーランド
 メジャー通算274本塁打、オールスター4度選出の父親ダンテ・ビシェットSr.の息子であり、現役スター選手のボー・ビシェットの兄。母親がブラジル人であるため出場資格を有している。自身は2Aまで昇格し、WBC予選ではファーストを守った。金髪姿が印象的だった。

 2024年、Instagram上で父親からの深刻な虐待を告白。​少年野球時代のパフォーマンスを理由に身体的な暴力を受けた経験や、父親がコーチや審判と衝突していたエピソードを赤裸々に綴った。​また、母親からも7年前に家を追い出されたことを明かし、家族とは断絶状態にあることを述べている。

 
◇外野手
3 ガブリエル・マシエル (北米独立リーグ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投両打
1999年1月10日生/出身地:ブラジル パラナ州ロンドリナ
 走力とヒッティングツールに自信を持っているスイッチヒッター。センターがメインポジション。

6 オスバルド・カルバーリョ
24歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手、三塁手 右投左打
2001年6月8日生/出身地:ブラジル サンパウロ州マリリア
 ブラジル国内でショートを守っている若手内野手。国際大会ではミズコシと遊撃手のスタメン争いをしている。ただ、ボー・ビシェットのWBC参戦が実現すれば、彼らは内野の別ポジションで出ないといけなくなる。

17 ビクトル・マスカイ(コウチーニョ)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手 右投左打
2001年2月10日生/出身地:ブラジル サンパウロ州マリリア
 「コウチーニョ」の名前でBCリーグ・栃木に在籍した日系人内野手。アストロズ傘下のシングルAにいたことがあり、最近はイタリアでプレーしている。長打力がウリ。

24 ルーカス・ラミレス (エンゼルス傘下A+)
20歳 ※WBC開幕時点 本職:左翼手 右投左打
2006年1月16日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州ウェストン
 メジャー555本塁打にオールスター12度、通算OPS.996を誇る、マニー・ラミレスの息子。母親がブラジル人のため出場資格を持ち、ブラジル代表で早くも存在感を示している。

 2024年のドラフトでエンゼルスから17巡目に指名され、昨季Rookieリーグでプレーした。

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◇指名投手枠
ジョアン・マロスティカ (栃木ゴールデンイーグルス(BCリーグ))
21歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2004年11月8日生/出身地:ブラジル サンパウロ州ミランドポリス
 身長190cm超の日系人右腕。アンダー世代からブラジル代表で投げている。

 2024年に栃木ゴールデンブレーブス(BCリーグ)に入団。1年目は壊滅状態だったが、徐々に適応し始めている。

ヘイター・トカー
25歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
2000年10月25日生/出身地:ブラジル サンパウロ州マリリア
 身長は2m弱、体重120kg超に及ぶ若手の巨漢投手。2022年までアストロズ傘下のマイナーリーグ下部でプレーしていた。それ以降は米独立リーグやメキシカンリーグで投げている。

カイオ・アラウホ (アラバマ州立大学)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2002年2月7日生/出身地:ブラジル サンパウロ州インダイアツーバ
 アラバマ州立大学に在籍するブラジル出身の右腕。スライダーを武器にハイレベルなリーグで活躍している。昨年のWBC予選メンバーに選出されている。

その他の選手 マルセロ・ヤング、ヴィトル・タカハシ
 
◇不参加、選考漏れ
ボー・ビシェット (ニューヨーク・メッツ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投右打
1998年3月5日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州オーランド
オールスターx2
 オールスター2度選出、MVP投票でも3年連続で票を得ているメジャー屈指のショート。正遊撃手を欠くコンテンダー(例えばドジャースとか…)へのトレードの噂が絶えず取り沙汰され、今年に入ってメッツへの移籍が決定した。

 前回WBC予選前には「ブラジルが本戦に出場するなら代表入りを希望する」昨年5月のインタビューでも「改めてWBCに出たい」と発言していたものの、自身のコンディションや移籍、実兄ダンテJr.との確執…ファン目線では絶対にメンバー入りしてほしいスター選手だったが、代表入りはハードルが高すぎた。

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ディラン・リー (アトランタ・ブレーブス)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1994年8月1日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州ディニューバ
 アトランタ・ブレーブスのブルペンを支え続けているミドルリリーフ。ファストボールとスライダーのほぼツーピッチの投球割合で投げる。

 デビューイヤーの2021年はレギュラーシーズン2試合だけ登板だった。しかし10月ブレーブスはワールドシリーズで先発の駒不足になり、マイナーでも未経験の先発登板をワールドシリーズで大抜擢させるという前代未聞の起用された。結果、4人中3人を出塁させてしまい、1死満塁の状態でカイル・ライトにバトンタッチ。ライトが無事に抑え、その後のワールドチャンピオンへとつながった。

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オモサコ兄弟
 3兄弟のうち現役マイナーリーガーの先発サン(ブルージェイズ傘下)、中継ぎキン(ドジャース傘下)は国際大会経験の豊富な日系人ピッチャー。今大会はロスター外も、順調に昇格すれば3年後は2A~3Aあたりにいるはず。

◇監督/主なコーチ/GM
監督 ユウイチ松元
通算rWAR:-
WBC2013
 ⇒東京ヤクルトスワローズ(2000年以降)参照

ベンチコーチ フェリペ・ナテル
通算rWAR:-
 沢山優介と一緒にヤマハに所属していたブラジル人投手。プレイヤーとしては2024年をもって引退し、2025年からソフトバンクの四軍投手コーチをしている。

打撃コーチ パウロ・オーランド
通算rWAR:1.7
WBC2013
 2015年メジャーデビュー。史上3人目のブラジル産メジャーリーガー。打撃は活躍できなかったが、守備では好プレーが目立っていた。

 高校まで陸上の短距離走を兼任していて、メジャーでも最初の3安打すべて三塁打という、難攻不落な珍記録を打ち立てている。

投手コーチ アンドレ・リエンゾ
通算rWAR:-1.6
WBC2013
 ブラジル出身者では2人目、投手としては初のメジャーリーガー。メジャー初昇格は2013年。ネットで「リエンゾ君」と呼ばれていた。
⇒参考:過去の名選手

三塁コーチ レイナルド・サトウ (佐藤二朗)
通算rWAR:-
WBC2013
 ⇒東京ヤクルトスワローズ(2000年以降)参照

捕手コーチ ヤン・ゴームズ
通算rWAR:18.5
オールスターx1 シルバースラッガーx1
 ⇒参考:過去の名選手

◇参考1:過去の名選手
 アンドレ・リエンゾ
通算rWAR:-1.6
WBC2013
 ブラジル出身として初めてメジャーのマウンドに立った元先発投手。幼少期、母親の教育方針で日系コミュニティに馴染む中で野球と出会い、そこから才能を開花させた。

 スカウトの目に留まり、MLB入りを果たしたリエンゾは、ヤン・ゴームズがメジャーデビューした翌年にホワイトソックスでメジャー昇格。ゴームズの所属するインディアンス(当時)との対戦が実現し、史上初のブラジル人対決として注目を集めた。

 ヤン・ゴームズ
通算rWAR:18.5
オールスターx1 シルバースラッガーx1
 ブラジル人で初めてメジャーリーガーになった名捕手。守備力・リード面ともに高く評価され、現役時代はメジャー全体でもトップレベルに優れたキャッチャーと認識されていた。

 打撃面でも捕手のなかではかなり打てており、シルバースラッガー賞を受賞している。今大会では捕手コーチとしてメンバー入りしている。

Embed from Getty Images現役最終年はカブスに在籍。今永昇太とバッテリーを組んだ。

 パウロ・オーランド
通算rWAR:1.7
WBC2013
 2025年WBC予選ではコーチを務めた元メジャーリーガーの外野手。高校時代までは陸上の短距離走で活躍しており、野球でもその圧倒的な身体能力を発揮した。

 マイナーリーグ通算200盗塁を記録し、メジャー昇格後は初安打から3度続けて三塁打を放ち、メジャーでオーランドしか達成していない記録を作った。外野守備もメジャー平均以上の実力を持っていたが、選球眼が悪かったのが響き、一時期レギュラーを掴みかけたがメジャー定着には至らなかった。

 ルイス・ゴハラ
通算rWAR:-0.3
 最速102マイル(約164km/h)を誇ったブラジル出身の剛腕左腕。2017年9月にブレーブスでメジャーデビューを果たし、日系ブラジル人初のメジャーリーガーとなった。

 体重120kgを超す大柄な体格だけでなくピッチングフォームと持ち球から、C.C.サバシアのような投手へ成長することを期待された。メジャーのローテーション投手になりえる逸材だったが、肩の故障によりキャリアがストップし、気付けば表舞台から姿を消していた。

◇参考2:日本に来た助っ人外国人
佐藤滋孝 (阪急1980~82)
アンダーソン・ゴメス (SB2002~05)
玉木重雄 (広島1996~04,楽天05~06)
瀬間仲ノルベルト (中日2003~05)
ユウイチ松元、ツギオ佐藤、片山文男ほか (ヤクルト)