Tyler Anderson (フルネーム/Tyler John Anderson)Embed from Getty Images1989-12-30生|188cm100kg|先発 左投左打出身地/アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガスドラフト/2011年COL1巡目(全体20位)指名メジャーデビュー/2016-6-12 |
■選手紹介ベガス生まれの遅咲き先発左腕。ドラフト1巡目指名でプロ入りした野球エリートだったが33歳になった2022年にようやくブレイク。オフにエンゼルスと複数年契約を結んだ。足のあげ方が独特なピッチングフォームから90~91マイル(146km/h前後)のファストボールを投げる。球は遅いが低めのボールは球威があり、制球力を活かしてゴロアウトを積み重ねる。【球歴】ラスベガスの高校からオレゴン大学へ進学し、常に同世代のトッププレイヤーとして注目を集めてきた。2011年に1巡目(全体20位)でコロラド・ロッキーズに入団し、とんとん拍子にマイナーの階級を駆け上がっていったが2014年に左ヒジを疲労骨折。このあたりから故障離脱が目立つようになった。丸1シーズンを全休して迎えた2016年、初めてのAAAも難なくクリアしメジャー初昇格を果たすと19試合すべてに先発登板して防御率3.54の好成績を収めた。ゴロ率はメジャー平均を大きく上回る50%超えを記録しており、クアーズフィールドを物ともしないロッキーズ向きの投手として期待が高まった。しかし翌年以降はヒザを痛めて平凡な成績が続き、19年オフに解雇された。20年にメジャー契約でサンフランシスコ・ジャイアンツに加入すると、翌21年には初めてコンテンダーのチーム(マリナーズ)へトレードに出される経験をした。そして22年に入団したドジャースでは開幕をブルペン要員で迎え、春先にアンドリュー・ヒーニーの故障離脱を受けて先発ローテ入り。そこから連勝街道を突き進みオールスターに選出。シーズン終盤まで好調は変わらず15勝5敗・防御率2.57と大ブレイクした。また、受賞は逃したがゴールドグラブ賞の最終候補者にもなった。昨年は出来過ぎとの声がある中、22年オフに同じロスのエンゼルスから3年3900 万ドルをゲット。先発ローテ入りが決まった状態で新シーズンを迎える。【その他】ニックネームは"ミスター・ダック"。オレゴン大学のスポーツチームがダックスで、同大史上最高の選手だったことが由来。昨年オールスターに選ばれたが、オレゴン・ダックス出身者では初の選出となった。寄稿日:2023-03-30 最終更新日:2023-03-30 |
オールスター:1回(22)主な表彰:なしタイトル:なし |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2016 COL 19 5 6 0 3.54 114.1 119 45 12 28 3 99 1.29 3.542017 COL 17 6 6 0 4.81 86.0 88 46 16 26 2 81 1.33 3.122018 COL 32 7 9 0 4.55 176.0 165 89 30 59 3 164 1.27 2.782019 COL 5 0 3 0 11.76 20.2 33 27 8 11 0 23 2.13 2.092020 SF 13 4 3 0 4.37 59.2 58 29 5 25 4 41 1.39 1.642021 PIT 18 5 8 0 4.35 103.1 99 50 16 25 1 86 1.20 3.442021 SEA 13 2 3 0 4.81 63.2 71 34 11 13 0 48 1.32 3.69 |