Shane McClanahan (フルネーム/Shane McClanahan)Embed from Getty Images1997-04-28生|185cm91kg|先発 左投左打出身地/アメリカ合衆国 メリーランド州ボルチモアドラフト/2018年TB1巡目追補(全体31位)指名メジャーデビュー/2021-4-29 |
■選手紹介スターターながら100マイル超を投げられる左の若手先発投手。サウスポーの先発投手の中では最も球が速く(2022年現在)、曲がりの大きいスライダーとのコンビネーションで三振を量産する。レギュラシーズンの初登板は2021年4月だが、前年の2020年のプレーオフで先にメジャーデビューしている。また、2021年のレッドソックスとの地区シリーズでは、大量5点を取られて降板後のベンチで悔しさのあまり大暴れした姿が全米に流された。マクラナハンはボルティモアに5歳まで住んだ後、フロリダに移り住んでケープコーラル高校でプレーした。高校通算で防御率1.02・123回で187三振を奪い有望選手として知られるようになった。メッツからドラフト26巡目で指名されたがサウスフロリダ大学(USF)への進学を選んだ。USFの入学直後はトミー・ジョン手術を受けて出場できなかったが、ソフモア(2年生)からは快速左腕として主戦を務めた。ドラフト全体31位でレイズ入りすると、2020年のポストシーズンでメジャーデビュー。前年までは近代野球でポストシーズンが初出場だった選手は2人しかいなかったが、2020年はマクラナハン以外にもアレックス・キリロフ、ライアン・ウェザーズもデビューしている。プレーオフ出場枠の拡大とコロナによる短縮シーズンの影響で起きた出来事だった。2021年は4月にレギュラーシーズンデビューを果たすと、オールスターブレイク後に7勝3敗・防御率2.84と活躍。ジョシュ・フレミングと並んでチーム最多のシーズン10勝を挙げた。ピッチングの内容は、とにかく速いファストボールが魅力。マクラナハンの2021年のファストボールは平均球速96.4マイル。同年500球以上投げた投手のうち11番目の速さだが、左腕に限定するとメジャー最速を誇り、2位のカルロス・ロドンの95.4マイルより1マイルも差があった。また、16球のファストボールが100マイル超だったが、2021年ではジェイコブ・デグローム(185球!)、サンディ・アルカンタラ(58球)、ゲリット・コール(31球)に続く4番目の多さ。2015年以降記録を取り始めてから左腕では2番目に多い球数だった。(最多は2016年のジェームズ・パクストンが投げた42球)。また、ファストボールに注目が集まりすぎているがカーブに近いスライダーも強力な奪三振ツールになっている。一方で大学からシングルA時代の頃までは9イニングあたり6個フォアボールを出していて、コントロールが身につかなければリリーフに転向と言われてきた。コマンドは今ひとつだが、メジャー昇格以降の与四球率が大幅に良くなっている。リリーフに収まるにはもったいない素材なのでこのままスターターとして育ててほしい。あとは精度の低いチェンジアップが使えるようになれば、個人タイトルを狙えるレベルになれるだろう。ちなみに、フロリダで育ったがボルティモアに5歳まで住んでおり、オリオールズの試合に家族でよく観戦した。カル・リプケンJr.が一番のお気に入りである。そのため背番号62は足し算してリプケンJr.の背番号8になるように選んだ、かどうかは定かではない。寄稿日:2022-05-11 最終更新日:2022-05-11 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼ALDS第4戦で打ち込まれ、ベンチで大暴れするマクラナハン(2:17頃登板、3:40頃降板) |
. ▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2021 TB 25 10 6 0 3.43 123.1 120 47 14 37 2 141 1.27 3.81 |