Robbie Ray (フルネーム/Robert Glenn Ray)Embed from Getty Images 1991-10-01生|188cm98kg|先発 左投左打出身地/アメリカ合衆国 テネシー州ブレントウッドドラフト/2010年WSH12巡目(全体356位)指名メジャーデビュー/2014-5-6 ■選手紹介MLB屈指の荒れ球投手として認識されていたが、FAイヤーにサイ・ヤング賞に輝いた大物先発左腕。2021年オフにシアトル・マリナーズと5年$115Mで契約した。サイ・ヤング賞受賞以前はDバックス時代の2017年以外は平均以下の実績しか残しておらず、リスクが大きい契約だと考えられている。雑音を撥ね退け、フェリックス・ヘルナンデス以来不在となっている"真のエース"になることを期待されている。ナッシュビル都市圏のテネシー州ブレントウッドで生まれた。ムーキー・ベッツとは少年野球で同じチームでプレーすることがあった。また、レイはブレントウッド高校に、ベッツは10km程度しか離れていないジョン・オーバートン高校に通い、良きライバルとして互いに活躍していた。ブレントウッド高校でレイは7勝1敗・防御率0.50・95奪三振・13与四球と圧倒。まだノーコン投手の片鱗を見せていなかった。トニー・ケンプ がいるセンテニアル高校相手の完全試合を含め、3回ものノーヒッターを達成している。アーカンソー大学への進学を考えていたが、ワシントン・ナショナルズから12巡目指名ではあるが4巡目相当の契約金を積まれ、ドラフトの契約期限最終日に正式契約して入団を決めた。マイナーでは高校時代からは想像できないくらい制球に苦しむようになった。トレードで移籍したデトロイト・タイガースでメジャーデビュー後、ダイヤモンドバックスで先発投手としてメジャーに定着。2017年にピッチャーライナーが頭に当たり1ヶ月近く離脱したことがあったが、無事に復帰している。同年は自身初の完封勝利を記録し、出場機会は無かったがオールスターに選ばれている。2020年シーズン途中までローテーションで投げ続けたが、2020年は7試合に先発して防御率7.84と絶不調。シーズン中にトロント・ブルージェイズに放出された。2021年は、前年の絶不調がウソのような大活躍。13勝7敗・防御率2.84・奪三振248の好成績に加え、与四球率は2.4個とメジャー平均を上回る良さだった。サイ・ヤング賞投票では30票のうち29票の1位票を集める準満票だった。ピッチングスタイルは、92~95マイルのフォーシームと80マイル中盤のスライダーで三振を量産する。試合展開ではチェンジアップとカーブも織り交ぜる。肩とヒジに大きな故障歴が無いのも強みのひとつだ。メジャーでの打撃成績は振るわないが、もしアーカンソー大に進学していたら二刀流としてプレーすることになっていた。寄稿日:2023-05-23 最終更新日:2023-05-23 オールスター:1回(17)主な表彰:ALL-MLB 1st1回(21), サイ・ヤング賞1回(21), タイトル:最優秀防御率1回(21), 最多奪三振1回(21), ▼キャリア最初で最後になりそうなホームランを放つロビー・レイVIDEO ▼サイ・ヤング賞を獲得したロビー・レイの2021年シーズンハイライト(MLB公式)VIDEO . ▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2014 DET 9 1 4 0 8.16 28.2 43 26 5 11 0 19 1.88 1.732015 ARI 23 5 12 0 3.52 127.2 121 50 9 49 8 119 1.33 2.432016 ARI 32 8 15 0 4.90 174.1 185 95 24 71 6 218 1.47 3.072017 ARI 28 15 5 0 2.89 162.0 116 52 23 71 5 218 1.15 3.072018 ARI 24 6 2 0 3.93 123.2 97 54 19 70 5 165 1.35 2.362019 ARI 33 12 8 0 4.34 174.1 150 84 30 84 5 235 1.34 2.802020 ARI 7 1 4 0 7.84 31.0 31 27 9 31 1 43 2.00 1.392020 TOR 5 1 1 0 4.79 20.2 22 11 4 14 0 25 1.74 1.792021 TOR 32 13 7 0 2.84 193.1 150 61 33 52 4 248 1.04 4.77