Jose Suarez (フルネーム/Jose Rances Suarez)Embed from Getty Images1998-01-03生|178cm102kg|先発 左投左打出身地/ベネズエラ カラボボ州ナグアナグアプロ入り/2014年7月LAA契約メジャーデビュー/2019-6-2 |
■選手紹介層の薄いエンゼルス投手陣で奮闘した先発左腕。大谷翔平と一緒にローテーションを回していたため日本人にもそこそこ知られている。178cm/100kg超の体型で愛嬌があるがプロ入り前は痩せていた。一部のファンからは太りすぎでは?と心配する声が上がっている。チームのムードメーカー的な存在でいつも笑っているため、同僚のパトリック・サンドバルから「お前はセブンイレブンみたいだな、いつも口が開いているから」と言われた。2014年7月にベネズエラから国際フリーエージェントでエンゼルスに入団。身長が180cmに満たず、渡米してしばらくは体重も70kg台で線が細く当初は期待されていなかったが、徐々に筋力を付けると2018年に頭角を現す。A+で9イニングを投げて18個の三振を奪い、初めてのAAでも29.2イニングで51奪三振。同年夏に一気にAAAまで駆け上がって残りのシーズンを降格することなく過ごし、シーズン終了後にメジャー40人枠に登録された。2019年はシーズン開幕前にMLB公式の有望株ランキング5位に選ばれると、肩の故障から復帰した6月にメジャー初登板。デビュー戦はマリナーズ相手に勝利投手となったが、この試合も含めてデビューから7試合連続でホームランを打たれた。エンゼルスでなければAAAでやり直すところだろうが、他に投げれる投手がいなかったためシーズン終盤まで投げ続け、シーズン全体で81イニングで23本ものアーチを浴びた。短縮シーズンとなった翌2020年は2試合先発してどちらも2回持たずに降板し、球団史上ワースト4位のシーズン防御率38.57を記録し、オフに40人枠を外された(ちなみに5位は同年大谷が記録した37.80)。2021年は5月にメジャー再昇格。ロングリリーフから出直すと7月に先発ローテーションに戻されてからは最後までローテの座を守り抜いた。8月22日のリトルリーグ・クラシックに登板日が回ってきたため先発登板を経験し、9月4日にはレンジャース相手に無四球1失点完投勝利を挙げた。シーズン全体で8勝8敗・防御率3.75と健闘、課題だった被本塁打グセも98回1/3で11本と成長の跡を見せた。球種は92~94マイルのフォーシームとチェンジアップ、大きな曲がりのカーブがメイン。特にチェンジアップの評価が高い。元々はストライクスロワーで、全ての球種を内外角にうまく投げ分ける上手さを評価されていた。ただ2019~20年はメジャーでは浅いカウントからストライクを取りに行ったボールをことごとく捕えられてしまい、その反省から配球を見直した結果、2021年は防御率3点台に抑えたものの与四球率(BB/9)は3.3だった。球威が無いので2.5以下に抑えないとローテーションに居続けるのは厳しいのではないか?2021年後半から取り入れたシンカーはクセや制球に改善が必要だが、野球IQは高いだけに上手く使えるようになれば一皮むけるかもしれない。寄稿日:2021-11-14 最終更新日:2021-11-14 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼シーズン8勝目を挙げるホゼ・スアレス |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2019 LAA 19 2 6 0 7.11 81.0 100 64 23 33 10 72 1.64 2.182020 LAA 2 0 2 0 38.57 2.1 10 10 1 5 1 2 6.43 0.402021 LAA 23 8 8 0 3.75 98.1 85 41 11 36 4 85 1.23 2.36 |