Emilio Pagan (フルネーム/Emilio Enrique Pagan)Embed from Getty Images1991-05-07生|188cm94kg|リリーフ 右投左打出身地/アメリカ合衆国 サウスカロライナ州シンプソンビルドラフト/2013年SEA10巡目(全体297位)指名メジャーデビュー/2017-5-3 |
■選手紹介高い奪三振率と制球の良さに定評があるリリーフ右腕。2017年のデビュー以降重要な場面を任され続け、一時期クローザーを担ったこともある。アメリカ生まれだが父親がプエルトリコ人のため両代表の出場資格を持っていて、2017年のWBCでプエルトリコ代表として出場経験がある。ピッチャー陣の層が薄いプエルトリコには今後も欠かせない存在である。2022年終了時点でサービスタイムは5年と91日だが既に5球団でプレーしている。そしてトレードされるのはなぜか投手有利な球場のチームばかりというミステリーがある。ちなみに2006~2016年頃メジャーで活躍したエンゼル・パガンという同じプエルトリコ人の外野手がいたが、残念ながら兄弟ではない。【球歴】アメリカのサイスカロライナで生まれたパガンは、地元のJ.L.マン高校から短大、ガードナー・ウェブ大学を経てドラフト10巡目でシアトル・マリナーズに入団。同大からメジャーまでたどり着いた選手はパガン含め3人しかいない。マイナーでは毎年階級を上げ、2017年5月にメジャーに昇格。マイナーオプションがあるため何度かマイナーを行き来させられる中、防御率3.22・イニング数を超える56奪三振をマークした。2018年のシーズン前にアスレチックスにトレードされ、翌19年にレイズにトレードされた。レイズでは防御率2.31・20セーブを記録して重要なブルペンの一角を担った。また翌年にトレードがありマニュエル・マーゴとの交換でパドレスに移籍した。パドレスでは2020~21年、ツインズで22年プレーしたが、この3年間は安定した活躍とは言い難かった。レイズ時代までファストボールの平均球速は95マイルを超えていたのが、93マイルに低下した月もあれば97マイルをコンスタントに出す時期もあり好不調の波が大きかった。またフォーシームのスピンレートとカットボールの変化量が悪化しており長打を打たれる場面が多かった。22年にスプリッターを覚えたが交わすピッチングにしか使えておらず、復肩にはレイズ時代の球威を取り戻せるかがポイントになる。寄稿日:2022-12-31 最終更新日:2022-12-31 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼8回を3者三振に斬って取るエミリオ・パガン▼トレード相手だったマーゴを見逃し三振に仕留め試合を締めくくるエミリオ・パガン |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2017 SEA 34 2 3 0 3.22 50.1 39 18 7 8 1 56 0.93 7.002018 OAK 55 3 1 0 4.35 62.0 55 30 13 19 3 63 1.19 3.322019 TB 66 4 2 20 2.31 70.0 45 18 12 13 1 96 0.83 7.382020 SD 22 0 1 2 4.50 22.0 14 11 4 9 0 23 1.05 2.562021 SD 67 4 3 0 4.83 63.1 56 34 16 18 2 69 1.17 3.83 |