Chris Flexen (フルネーム/Christopher John Flexen)Embed from Getty Images1994-07-01生|191cm113kg|先発 右投右打出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州ニューアークドラフト/2012年NYM14巡目(全体440位)指名メジャーデビュー/2017-7-27 |
■選手紹介韓国で1年間プレーした後、実力でメジャー復帰を勝ち取った先発右腕。復帰1年目の2021年はシーズン半分の時点で7勝3敗・防御率3.80。メジャー3年目で覚醒した菊池雄星とともに負け越しそうなチームをなんとか支えている。たまにグローブを噛むクセがあるところは直してほしい。ドラフト入団したメッツで2017年にメジャーデビュー。2019年までの3年間で残したスタッツは防御率8.07・68イニング・被安打91・被本塁打14・与四球54・奪三振49と散々な成績であった。投げては打ち込まれ、WHIPが2を下回ったシーズンが1度もなかった。2019年オフにメッツからDFAされると、フレクセン自身もメジャーに見切りをつけて韓国プロ野球リーグの斗山ベアーズと契約。KBOでは規定投球回数には届かなかったが8勝4敗・防御率3.01・116回2/3・被安打97・被本塁打6・与四球30・奪三振132。助っ人外国人として充分な活躍を見せ、チームの準優勝に貢献した。その活躍がマリナーズの目に留まり、2020年オフに2年総額475万ドル(約5億円)の複数年契約をゲット。この頃メジャー球団は新型コロナで経営に打撃を受け、FA市場が大きく停滞していた。実際にフレクセン以外にFAで複数年契約を手にした先発投手はトレバー・バウアー、タイワン・ウォーカー、マイク・マイナーで、いずれもメジャーでの実績がある投手しかいなかった。関係者からは、マリナーズはギャンブル要素が高い投資をしたとの懐疑的な見方をされた。2021年のスプリングトレーニングで先発テストをクリアして開幕ローテーション入りを決めた。シーズン開幕前にローテ当確だったマルコ・ゴンザレス、菊池雄星、ジェームズ・パクストン、ジャスタス・シェフィールドが4人全員サウスポーだったため、数少ない右投げ先発投手として責任が重くのしかかった。フタを開けてみるとエースのゴンザレスと期待のシェフィールドは不調で打ち込まれ、パクストンは登板1試合目でヒジを怪我してシーズン終了。もはや菊池雄星とともにチームに無くてはならない存在となりつつある。なお、フレクセンが年間で一番多く投げたのはA+時代の2016年で134イニング。2021年はシーズン半分の時点ですでに85イニングも投げており故障リスクが懸念される。過去にトミー・ジョン手術の経験があり(2014年)、このままローテを守り続けていればシーズン終盤に難しい判断を迫られそうだ。寄稿日:2021-07-10 最終更新日:2021-07-10 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2017 NYM 14 3 6 0 7.88 48.0 62 42 11 35 2 36 2.02 1.032018 NYM 4 0 2 0 12.79 6.1 14 9 2 6 1 3 3.16 0.502019 NYM 9 0 3 0 6.59 13.2 15 10 1 13 0 10 2.05 0.772021 SEA 31 14 6 0 3.61 179.2 185 72 19 40 4 125 1.25 3.13 |