Bubba Starling (フルネーム/Derek Starling)Embed from Getty Images1992-08-03生|193cm100kg|外野手 右投右打出身地/アメリカ合衆国 カンザス州ガードナードラフト/2011年KC1巡目(全体5位)指名メジャーデビュー/2019-7-12 |
■選手紹介かつて高校生No.1として注目を浴びた元・超有望株。まだ現役だがメジャー昇格することなく消える可能性がある。プロに入る前は野球とアメフト両方で全米に名を轟かせ、バスケットボールでも州代表に選ばれるほどのアスリートだった。2011年のドラフトの前評判は凄まじかった。スピードと肩とそれを活かした守備力、パワーヒッティング…マネーボールに描かれているビリー・ビーンと同じような評価をされていた(投手としても95マイルを投げられるオマケも付いていた)。高校生の上位指名が避けられる傾向にあり、全体1位でゲリット・コールを皮切りに1~3位に大学生が指名された。全体5位の指名権を持つ地元ロイヤルズがスターリングを指名。高校生としてはMLB史上最高額の契約金750万ドルで合意した。この2年前のドラフトで話題をさらったスティーブン・ストラスバーグが750万ドルだったことから期待の高さが窺える。翌2012年にルーキーリーグからスタート。2016年に初めてAAAに昇格。決して遅いペースではなかったが、どの階級でも図抜けた成績は残せないうちに1階級ずつ昇格を繰り返してのAAA到達だった。AAAではこれまで目立たなかった打撃でのアプローチの悪さを露呈。打率.181に終わり、このあたりから明らかに将来性を疑問視されるようになっていった。それと同時に相次ぐ故障に見舞われ、2017年は80試合、2018年は20試合にしか出場できなかった。2018年シーズン終了後にFAとなってマイナー契約でロイヤルズに残留するとようやくAAAで結果が出るようになり、72試合で打率.310・7本塁打・9盗塁・OPS.806を記録。遅すぎたメジャー初昇格を果たした。昇格後の2年間に250打席以上チャンスをもらったがメジャーレベルの球に対応できず、83三振を喫し打率.204・OPS.544。振り遅れてライト線ギリギリに落ちた2ベースが1本あるだけで、他の長打はすべてレフト方向にしか打てなかった。特に最後の23打席は連続して凡退。通算WAR-1.8と残念な成績だけが残っている。打撃での選球眼とアプローチの悪さが弱点になっていったのも現役時代のビーンGMのようだった。2020年オフに再びノンテンダーとなり、ロイヤルズとマイナー契約を結び直してメジャーを目指すことになった。東京オリンピックではアメリカ代表に選ばれ、3試合に出場。オープニングラウンドの2試合で2本の左前打を放つまでは良かったが、日本とのノックアウトステージではセンターの守備で記録に残らないミスを連発。途中交代して以降、大会で出場機会が与えられなかった。打球処理の際に軽く足を痛めたのが原因かもしれないが、得意なはずの守備で心証を悪くしたのは残り少ないキャリアに悪影響を及ぼすだろう。寄稿日:2021-08-23 最終更新日:2021-08-23 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打2019 KC 56 186 40 7 0 4 12 9 1 56 2 .215 .255 .3172020 KC 35 59 10 1 0 1 5 4 0 27 0 .169 .219 .237 |