Brandon Lowe (フルネーム/Brandon Norman Lowe)Embed from Getty Images1994-07-06生|178cm84kg|二塁手、左翼手 右投左打出身地/アメリカ合衆国 バージニア州サフォークドラフト/2015年TB3巡目(全体87位)指名メジャーデビュー/2018-8-5 |
■選手紹介Loweと書いてラウと読ませるレイズの正二塁手。メジャー2年目以降、毎シーズン.500以上の長打率を残している(2022年現在)。2021年に放った39本塁打はカルロス・ペーニャ以来レイズ歴代2位に多いホームラン数だった。ラウはバージニア州の地元の高校に通い、州を代表するプレーヤーとして名を馳せた。高校卒業後はメリーランド大学に進学。デビューするはずだった最初の公式戦の2日前、左膝の前十字靭帯を断裂するケガに見舞われ、フレッシュマン(1年生)では1試合も出場できなかった。2~3年次はカンファレンスで申し分のない成績を残したが、ドラフトのまたしても2日前に腓骨骨折の重傷を負い、3巡目と評価を落としてレイズに指名された。レイズ入団後、すっかり傷が癒えたラウは打撃で猛アピール。2017年に長打率.524・OPS.927の好成績でA+シャーロットの球団記録を更新、フロリダ・ステートリーグのMVPを獲得する活躍で早々にAAに昇格。翌2018年8月にはメジャー昇格の声がかかった。これまでキャリアではあまり守ってこなかった両翼を2018年からサブポジションにするようになった。メジャー2年目の2019年、開幕前にチームから長期契約の打診があり、2年のオプションを含む6年2400万ドルで契約延長した。現状の活躍を考えれば超格安契約となっている。レギュラーシーズンでは前半戦の活躍によりオールスターに選出されたが、その後は足の怪我により長期離脱。スラッシュライン.270/.336/.514の好成績ではあったが82試合の出場にとどまった影響で、新人王投票は3位に終わった。短縮シーズンとなった2020年はさらにラウの価値を高めた。8月第2週に4本塁打を放ち、初めての週間MVPに選出。14本塁打・37打点・出塁率.362・長打率.554の成績で、全米野球記者協会のタンパベイのメンバーからチームMVPに選ばれた。プレーオフでは、ラウはワールドシリーズの第1戦まで56打数6安打と極度の不振。しかしレイズはラウを上位打線に置き続けると、第2戦で2ホーマーを放ち、以降はスランプを脱した。2021年は5月17~23週の週間MVPに選ばれ、シーズン全体でも39本塁打、MVP投票10位の好成績をマークした。打撃で進化を続けるラウだが、強いて言えばチームワーストのDRS-10(2021年)だった守備を改善したい。妻のマディソンは学生時代、メリーランド州を代表するソフトボール選手だったが、新型コロナの自粛期間中にSNSに上げたスイーツの写真がバズり、スウィート&ラウ・ベーカリーを開店した。ブランドンはそこの"非公式の味見係"ということになっている。寄稿日:2022-05-11 最終更新日:2022-05-11 |
オールスター:1回(19)主な表彰:ALL-MLB 2nd1回(20)タイトル:なし▼3本塁打7打点の大爆発でヤンキースを粉砕するブランドン・ラウ |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打2018 TB 43 129 30 6 2 6 25 16 2 38 2 .233 .324 .4502019 TB 82 296 80 17 2 17 51 25 5 113 5 .270 .336 .5142020 TB 56 193 52 9 2 14 37 25 4 58 3 .269 .362 .5542021 TB 149 535 132 31 0 39 99 68 9 167 7 .247 .340 .523 |