【確定】WBC2026 台湾代表メンバー一覧|選手名鑑


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最終更新日:2026/3/2

【寸評】前回は全チーム2勝2敗の大混戦の末、失点率で涙をのんだ台湾代表。その後の予選でも予想外に苦しんだ末の本戦切符だったが、2024年秋のPremier12では見事優勝したように間違いなく地力をつけてきている。

 コルビン・キャロル招集は叶わなかったものの、初の外国籍選手2人を加え戦略の幅を拡大。課題だった長打力不足も、”怪力男”李灝宇(リー・ハオユー)、CPBL本塁打王経験を持つ林安可(リン・アンク…今季から西武に加入)らで補強を図る。いまや韓国、オーストラリアとの争いは互角以上との見方もあり、トーナメント進出は十分現実的だ。

▼目次 – 台湾代表選手一覧
【先発】
徐若熙古林睿煬林維恩陳柏毓林昱珉鄭浩均荘陳仲敖沙子宸

【リリーバー】
林凱威林詩翔張奕陳冠宇張峻瑋胡智為曾峻岳孫易磊

【捕手】
吉力吉撈鞏冠ライル・リン(林家正)蔣少宏

【内野手/ユーティリティ】
鄭宗哲林子偉ユー・チャン(張育成)呉念庭李灝宇江坤宇

【外野手】
スチュアート・フェアチャイルド陳傑憲林安可陳晨威宋晟睿

【不参加、選考漏れ】
コルビン・キャロルジョナサン・ロング鄧愷威林立

【監督/主なコーチ/GM】
曾豪駒高志綱王建民彭政閔高国輝林岳平

――――――――――――――――――――――――
【参考1:過去の名選手】
陳金鋒王建民郭泓志

【参考2:日本に来た助っ人外国人】
郭泰源 / 郭源治 / 大豊泰昭 / 陳偉殷(チェン・ウェイン) / 陽岱鋼

◇先発
00 徐若熙 シュー・ルオシー(福岡ソフトバンクホークス)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2000年11月1日生/出身地:台湾 桃園市
 日米球団の激しい争奪戦の末、ソフトバンクと契約した超有望株。球速表示以上に威力があるフォーシームとスプリッターを武器に、台湾ではもはや敵なしだった。いずれMLBへキャリアアップもあり得る逸材だ。

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11 古林睿煬 グーリン・ルイヤン(北海道日本ハムファイターズ)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2000年6月12日生/出身地:台湾 台中市
 いま最も優秀な台湾人投手といっても過言ではない若手豪球右腕。2023年のアジアチャンピオンシップの日本戦に登板し、6回途中までパーフェクトピッチングを披露。日本で一躍有名になり、ネット掲示板には自分の贔屓チームに勧誘するコメントで溢れた。

 昨季から日ハムでプレー。日本球界1年目は初戦こそノックアウトされるも、それ以降は実力通りのピッチングを見せた。故障リスクの高さはアマチュア時代から続く最大の弱点。

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42 林維恩 リン・ウェイエン(アスレチックス傘下AA)
20歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 左投左打
2005年11月4日生/出身地:台湾 桃園市
 ”台湾のスネルジラ”と呼ばれ、アスレチックスの有望株として注目を集めつつある左腕投手。球団フロントから「組織内の有望株トップ5に入るのは間違いない」「2026年の有望株ランキングtop100にも入る可能性がある」と高く評価されている。

 2024年にアスレチックスと契約すると、昨季は1Aで50回を69奪三振・6四球と打者を圧倒。2Aでもリリーフで好投した。

 平均球速は91~92マイル(最速は96マイル)程度だが、四隅に投げ分けるコマンドを持っている。チェンジアップやカーブ、スライダーを使い、今季はスプリッター習得にも挑戦している。

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44 陳柏毓 チェン・ポユ(パイレーツ傘下AAA)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投左打
2001年10月2日生/出身地:台湾 桃園市
 昨季初めて3Aに昇格した右腕投手。WBC予選では3回を無安打に抑え、本選進出に貢献した。

45 林昱珉 リン・ユーミン(ダイヤモンドバックス傘下AAA)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投左打
2003年7月12日生/出身地:台湾 台東県
 一昨年のプレミア12の決勝で日本打線を4回無失点に抑えた有望株左腕。チームが罰金を払ってまで日本戦にスライド登板させたことが話題になったが、期待以上の結果を残したのは見事だった。

 大学卒業後に国際FAでダイヤモンドバックスに入団した後、年々期待値が上昇。2024年のメジャー公式有望株ランキングでは全体74位にランクイン。昨季は3Aで通年過ごした。

 持ち球はカーブやスライダー、シンカー、パームの握りで投げるチェンジアップと多彩。

Embed from Getty Imagesオシャレなアンダーシャツを着ているな~と思いきや…

47 鄭浩均 ジェン・ハオジュン(中信兄弟)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1997年9月17日生/出身地:台湾 台中市
 ドジャース傘下でメジャーを目指していた先発右腕。アメリカでは”Mei Mei Cheng”(鄭美美)の名前で登録されていた。

 前年トミー・ジョン手術を受けた影響で昨季は球数制限がかけられていたが、54イニングで被安打29と全然打たれなかった。パワーピッチャー。

48 荘陳仲敖 ジュアンチェン・ジョンアオ(アスレチックス傘下AA)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2000年8月25日生/出身地:台湾 台北市
 今季のスプリングトレーニングで招待選手になっている有望株右腕。昨季2Aで140イニング以上を投げた。コントロールが優れている。

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92 沙子宸 シャ・ツーチェン(アスレチックス傘下A)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
2003年10月15日生/出身地:台湾 台北市
 高校に入るまで野球をやったことがなかった、という驚きのエピソードで知られるマイナーリーガー。昨季は初昇格のA+で空振りが奪えず苦戦した。球威に頼りがちな原石タイプであり、成長を見守っていきたい。

 
◇リリーバー
0 林凱威 リン・カイウェイ(味全ドラゴンズ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
1996年3月19日生/出身地:台湾 花蓮県
 マイナーリーグでプレー後、独立リーグを経て台湾で投げているリリーフ右腕。味全ドラゴンズにクローザーとして迎え入れられ、期待に違わぬ活躍をしている。

 メジャーレベルと評されるスライダーと150km/h超の速球は威力充分。ただ、他に3つある変化球を上手く使えず実質2球種だけで組み立てる状態に陥りがち。台湾でも対左打者には苦戦している。

 昔、小学校に入学するはずの年に幼稚園に通ってしまい、1年進級が遅れたせいで小中高の卒業年の公式戦に出場できなかった。

12 林詩翔 リン・シーシャン(台鋼ホークス)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投左打
2001年7月31日生/出身地:台湾 台中市
 昨季リーグ最多の30Sを挙げて新人王に輝いた台鋼ホークスのクローザー。武器のチェンジアップはかなり打ちにくく、MLBでも通用しそう。

19 張奕 ジャン・イー(富邦ガーディアンズ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
1994年2月26日生/出身地:台湾 花蓮県万栄郷
 オリックスに長く在籍した元NPB戦士。外野手として来日したが途中で投手に転向し、森友哉の人的補償によってライオンズに移籍した。陽岱鋼の従兄弟としても知られている。

 日本時代はウエスタンの試合で最速158km/hを計測し、ブレイク間近と思われたが一軍定着は叶わなかった。帰国後のCPBLでの成績はイマイチだが、国際大会では大活躍。2024年のプレミア12では3勝を挙げ優勝に大きく貢献した。

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20 陳冠宇 チェン・グァンユウ(楽天モンキーズ)
35歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1990年10月29日生/出身地:台湾 台南市
WBC2017 WBC2023
 かつてDeNAと千葉ロッテに所属していたベテラン左腕。2021年に台湾に帰国後、1年目は先発するたびに打ち込まれていたが、リリーフに転向してからは安定するようになった。

37 張峻瑋 ジャン・ジュンウェイ(福岡ソフトバンクホークス)
20歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2005年11月14日生/出身地:台湾 台東県
 アンダー世代の国際大会でよく好投していた速球派右腕。速球とカーブがメイン球種。

 昨年からソフトバンクの育成選手として在籍しており、今季は初の二軍デビューを目指す。

58 胡智為 フー・ジーウェイ(統一ライオンズ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
1993年11月4日生/出身地:台湾 台中市
WBC2023
 歴代12人目の台湾人メジャーリーガー。大学卒業後、台湾球界を経ずに直接アメリカに渡ってメジャーまで辿り着いた。かつては最速98マイルを投げ、フューチャーズゲーム(マイナーの球宴)に選ばれたこともある有望株だった。

 2021年から台湾に帰国し、今でも安定して150km/hの速球を投げている。昨季は不調だったが前回WBCでの実績が考慮されたのか、サプライズで選出された。

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60 曾峻岳 ツェン・チュンユエ(富邦ガーディアンズ)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2001年11月7日生/出身地:台湾 台中市
WBC2023
 富邦ガーディアンズのクローザーに君臨するリリーフ右腕。150km/h台中盤のファストボールと高速スライダーに絶対の自信を持つ。将来的にMLB入りを目指しているらしい。

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96 孫易磊 スン・イーレイ(北海道日本ハムファイターズ)
21歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投左打
2005年2月10日生/出身地:台湾 台北市
 昨季ファイターズの二軍で圧倒し、見事一軍デビューを果たした若手有望株。チーム最年少セーブを達成するなど爪痕を残し、これからが楽しみな投手だ。

 
◇捕手
4 吉力吉撈鞏冠 ギリギラオ・ゴングァン(味全ドラゴンズ)
31歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手、一塁手 右投右打
1994年3月13日生/出身地:台湾 台中市
WBC2023
 コロナがなければメジャーリーガーになっていたかもしれない打撃型キャッチャー。以前は台湾人っぽく朱立人(Li-Jen Chu)と名乗っていたが、2019年に自身のルーツであるパイワン族の名前”吉力吉撈鞏冠”に変更した。発音の難しさはプレミア12でも話題になったが、カナ表記もギリギラオなのかジリジラウなのか正解が分からない。

 大学在学中の2012年にインディアンスと契約。2019年に3Aまで到達すると、2020年のプレシーズンには招待選手として春季キャンプに招かれた。オープン戦でタイムリーを放つなど大いにアピールし、開幕ロースター入りもあり得るところまで迫ったが、新型コロナの影響で開幕戦の延期が決定。先行きが見えない中、台湾プロ野球がどの国よりも早くシーズン開始に漕ぎつけていたため、帰国して野球を続けることを決断した。

 味全ドラゴンズに入団すると主砲として活躍。2022~23年に2年連続ホームラン王を獲得、昨季まで3年連続で20本塁打超を放っている。

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スペルは “Giljegiljaw Kungkuan”
メジャーデビューしていれば 何と読むかわからないMLBプレイヤーとして話題になっていたことだろう

27 ライル・リン/林家正 リン・ジャージェン(FA)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
1997年6月26日生/出身地:台湾 新北市
 藤ヶ谷太輔に似ている台湾人キャッチャー。大学は強豪アリゾナ州立大に通い、MLBドラフトにかかった初の台湾人選手でもある。アメリカでは「ライル・リン」の名前でプレーしていた。

 バッティングが課題といわれ、メジャーまでたどり着けなかったが、キャッチャーの能力は高く評価されている。プレミア12では投手陣を巧みにリードし、陰のMVPと称賛された。今大会のラインナップもギリギラウが指名打者に周り、リンが正捕手になると思われる。

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63 蔣少宏 ジャン・シャオホン(味全ドラゴンズ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
1997年7月13日生/出身地:台湾 台北市
 投手陣から厚い信頼を集める守備型捕手。ガタイが良い。肩の強さと正確なスローイングで高い盗塁阻止率を誇り、ボールブロッキングなども優秀。

 
◇内野手/ユーティリティ
1 鄭宗哲 チェン・ツェンチー(ボストン・レッドソックス)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手、二塁手 右投左打
2001年7月26日生/出身地:台湾 屏東県
WBC2023
 パイレーツでメジャーデビューした韋駄天遊撃手。小学校時代は陸上の中距離走の全国大会に出場したほど脚が速い。170cmの体格のせいで過小評価されていたが、マイナーでの打撃成績は優秀。選球眼に優れているうえ意外にパンチ力があり、守備範囲と肩もハイレベル。

 筒香嘉智がパイレーツと契約した際、一時期チームメイトに。スプリングトレーニング中にバットとバチグロをプレゼントされたことで話題になった。

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15 林子偉 リン・ズーウェイ(楽天モンキーズ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:ユーティリティ 右投左打
1994年2月15日生/出身地:台湾 高雄市
WBC2023
 台湾球界を経ずに直接レッドソックスと契約した元メジャーリーガー。アメリカでのあだ名はツナミだった。

 メジャー初出場は2017年。長いことレッドソックスからチャンスをもらい続けたが芽が出ず、2021年以降は複数の球団を転々とした。

 ポジションは二遊間とサードを守り、不足が出れば外野も出場可能。2020年にはチーム事情により、台湾人メジャーリーガー初となるキャッチャーをやらされたことがある。

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18 ユー・チャン/張育成 チャン・ユーチェン(富邦ガーディアンズ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投右打
1995年8月18日生/出身地:台湾 台東県東河郷
WBC2023
 わりと最近までメジャーリーガーだった強打の内野手。MLBではレギュラーを奪うことはできなかったが、打撃と内野守備両面でメジャー26人枠にしぶとく生き残ってきた。

 

 前回WBCで参加要請があった際、本人は辞退を申し入れていたが、過去に兵役免除した恩を忘れたのかと迫られ、半強制的に参加させられた。結果はプールAのMVPや大会のベストナインに選ばれる大活躍だった。

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39 呉念庭 ウー・ネンティン(台鋼ホークス)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投左打
1993年6月7日生/出身地:台湾 台北市
WBC2023
 2023年まで西武ライオンズにいた元NPB戦士。レギュラー獲得までには至らなかったが、打席での粘り強さには定評があった。

 台湾に戻り、昨季は自身初のタイトルとなる首位打者に輝いた。

55 李灝宇 リー・ハオユー(タイガース傘下AAA)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、三塁手 右投右打
2003年2月3日生/出身地:台湾 台北市
 「怪力男」の異名を持つ強打のプロスペクト。今季中のメジャー昇格待ったなしで、レギュラーも狙える位置にいる。レギュラーシーズン優先と見られていたが、代表入りが決まった。

Embed from Getty Images2024年はフューチャーズゲーム(マイナーの球宴)に選出された

90 江坤宇 ジャン・コンユ(中信兄弟)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投右打
2000年7月4日生/出身地:台湾 台北市
WBC2023
 中信兄弟が誇る若き主力選手。前回WBCでもスタメンで起用され、今や台湾を代表する正ショートになった。中信兄弟でも背番号90をつけている。

 高卒で2018年に中信兄弟に入団し、2020年にレギュラーの座を勝ち取ると昨季まで6年連続ゴールドグラブ賞を受賞。ベストテンに5年連続、オールスターも4年連続選出と完全にスター選手となった。

 
◇外野手
17 スチュアート・フェアチャイルド (ガーディアンズ傘下AAA)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
1996年3月17日生/出身地:アメリカ合衆国 ワシントン州シアトル
 コルビン・キャロルに次ぐ大物アメリカ人ハーフとして、前回大会のときから代表入りを期待されていた外野手。3Aでは無双状態で、メジャー定着には至っていないが長打力を発揮している。

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24 陳傑憲 チェン・ジェシェン(統一ライオンズ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手、遊撃手 右投左打
1994年1月7日生/出身地:台湾 高雄市
WBC2023
 台湾球界きってのイケメン外野手。台湾の俳優ニッキー・ウー(呉奇隆)激似と言われ高い人気を誇っている。プロ入り前は父親の薦めで日本に留学し、高校3年間を岡山共生高校で過ごした。

 かつてはショートを守っていたが拙守が続き、外野に転向後はゴールドグラブ常連になるまでに成長。打撃面でも優れたヒッティングツールを持ち、高打率を残し続けている。選球眼も健在で、フォアボールは当たり前のように三振数を大きく上回る。

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77 林安可 リン・アンクゥ(統一ライオンズ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:右翼手 左投左打
1997年5月19日生/出身地:台湾 台南市
 今季から西武でプレーするハーフの外野手。アルゼンチン人の母親を持ち、WBC予選のアルゼンチン代表入りのオファーを受けたことがある。一時は二刀流に挑戦していたスケールのデカさがあり、長打力に乏しい台湾代表では必要不可欠な長距離ヒッター。

 ルーキーイヤーだった2020年に32本塁打を放ち、新人王とホームラン王をダブル受賞。それ以降ケガに泣かされるシーズンが続いたが、2024年から2年続けて20本塁打超。昨季は打率.318、リーグトップのOPS1.000をマークし完全復活を印象付けた。

98 陳晨威 チェン・チェンウェイ(楽天モンキーズ)
28歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手、外野手 右投左打
1997年12月12日生/出身地:台湾 高雄市
WBC2023
 盗塁王を4度獲得している台湾のスピードスター。守備でも内外野全ポジションを守れる有用性がある。

 中学校時代は身長が145cmしかなかったが、高校生の時に急激に伸びて180cmに達した。

88 宋晟睿 ソン・チェンルイ(中信兄弟)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
2002年8月14日生/出身地:台湾 花蓮県
 ジョナサン・ロングの代替メンバー入りした外野手。俊足と強肩が魅力で、かつて海外FAのプロスペクトランキングに名前が載ったことがある。

◇不参加、選考漏れ
コルビン・キャロル (アリゾナ・ダイヤモンドバックス)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 左投左打
2000年8月21日生/出身地:アメリカ合衆国 ワシントン州シアトル
新人王 オールスターx2 シルバースラッガーx1
 台湾人の母親を持つ若きスター選手。桁外れのスピードがウリにメジャー昇格したが、打撃でも活躍。ナ・リーグ新人王に輝き、今ではメジャー有数の5ツールプレイヤーとして認められるまで成長した。

 かなり前から台湾代表入りの熱烈なオファーを受けていたが、2025年シーズン中に台湾代表入り辞退が報じられた。その理由は「アメリカ代表で出たいから」そしてシーズンオフにアメリカ代表入りが内定した。

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ジョナサン・ロング (カブス傘下)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手、三塁手、左翼手 右投右打
2002年1月20日生/出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州オレンジ
 確定ロスターに入っていたが、代表合流前に一塁の守備中にランナーと交錯。腕を負傷してしまった。

 参戦していればクリーンナップに入ると予想されていた。大きな戦力ダウン。

鄧愷威 テン・カイウェイ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1998年12月1日生/出身地:台湾 台中市
WBC2023
 昨季メジャーで初勝利を挙げた先発投手。ナックルカーブやシンカー系の威力は台湾随一だが、シーズンを優先するため不参加の意向を示した。確かに今シーズンは先発ローテ定着がかかる立ち位置におり、不参加はやむを得ない。

林立 リン・リー(楽天モンキーズ)
30歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、外野手 右投右打
1996年1月1日生/出身地:台湾 花蓮県寿豊郷
WBC2023
 台湾が誇るスタープレイヤー。2019年にレギュラーを掴んで以降、MVPや首位打者など数々のアワードを獲得してきた。「台湾の山田哲人」と呼ばれた二塁手だがチーム事情にしたがって外野でも出場できる。

 昨季は楽天モンキーズの主将を務め、チームの優勝に貢献。しかし、これまでの古傷がよほど重症なのであろう、今大会はケガの回復に充てることを決断した。

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◇監督/主なコーチ/GM
監督 曾豪駒 ツェン・ハオジュ
通算rWAR:-
 プレミア12から台湾代表の指揮を執る。2014年から指導者になり、楽天モンキーズでも監督を務めた。元外野手。学生時代にコロッコロに太っていたため「トトロ」と呼ばれていた。

ヘッド兼捕手コーチ 高志綱 ガオ・ジーガン
通算rWAR:-
WBC2006 WBC2009 WBC2013
 前回WBCでもヘッドコーチを務めた元キャッチャー。今大会は捕手コーチも兼任する。

 現役時代は統一ライオンズの司令塔として14年ホームプレートを守った。玉木宏に似ていると言われている。

ブルペンコーチ 王建民 ワン・チェンミン
通算rWAR:12.5
最多勝x1 WBC2013
 ニューヨーク・ヤンキースで2年連続19勝を挙げた、台湾人プレイヤー最高の成功者。現役時代は高速シンカーを多投するスタイルで、ある試合では103球すべて高速シンカーを投げたことがある。

 終わったと思われた元有望選手たちをブレイクさせてきた実績があり、コーチ歴は浅いが名指導者になりつつある。一昨年に台湾野球殿堂入りを果たしている。

打撃コーチ 彭政閔 ポン・ジェンミン
通算rWAR:-
WBC2009 WBC2013
 親しみやすい見た目だが選手時代の実績がすごい。通算1090得点、954四球、出塁率.425は台湾プロ野球の歴代最高記録。デビューイヤーから16年連続で打率3割以上を打ち続け、一時期4割に挑戦し”火星人”のあだ名が付くほど異次元の活躍をしていた。

打撃コーチ 高国輝 ガオ・グオフェイ
通算rWAR:-
WBC2013 WBC2017
 2023年まで現役だった若いコーチ。かつてマリナーズ傘下でプレーする元スラッガーだった。最高で2Aまで昇格したがシーズン中に大腿骨骨折の大怪我を負ってしまい、メジャーへの道が絶たれた。

 帰国後に加入したCPBL(台湾プロ野球)では実力を発揮。2014年には52試合しか出場していないのにホームラン王を獲得する珍記録を残し、翌年はCPBL単一シーズン記録(33本)を大幅に塗り替える39本塁打を放った。

投手コーチ 林岳平 リン・イエピン
通算rWAR:-
WBC2009
 前回WBCで監督を務め、昨年予選に続いて投手コーチとして帯同する若い指導者。現役時代は最速154km/h・常時140km/h後半を計時する快速球が魅力の右腕投手で、2005~17年までCPBLの歴代最多セーブを記録した。

 2007年に心臓病が発覚して選手生命の危機に陥ったが、大手術を経て現役復帰を果たした経験を持つ。元ヤクルトの高津臣吾に似ていると専らの評判。

◇参考1:過去の名選手
 陳金鋒 チェン・ジンフォン
通算rWAR:-0.1
 2002年にドジャースでデビューし、台湾人初のメジャーリーガーとなった強打者。オリンピックで4番を任されるなど国際大会によく出ていたが、なぜかWBCには一度も代表入りしなかった。日台戦のテレビ中継ではアナウンサー泣かせの名前だと言われていた。

 王建民
通算rWAR:12.5
 ⇒監督・主なコーチ 参照

 郭泓志 クオ・ホンチー
通算rWAR:5.1
オールスターx1 WBC2006 WBC2013
 メジャー通算218試合登板。ドジャースに7年在籍し、リリーフ専任になるとセットアップマンを務めるまでに成長。2010年にはオールスター選出を果たし、防御率1.20と圧巻の成績を残した。

◇参考2:日本に来た助っ人外国人
郭泰源 (西武1985~97)
郭源治 (中日1981~96)
大豊泰昭 (中日1989~97,01~02(阪神98~20))
陳偉殷(チェン・ウェイン) (中日2004~11(ロッテ20,阪神21~22))
陽岱鋼 (日ハム2006~16(巨人17~21))