【確定版】WBC2026 チェコ代表メンバー一覧|選手名鑑


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最終更新日:2026/3/1

【寸評】「チェコって野球やるの?」前回大会では恐らく多くのファンはまったく知らない存在だったチェコ代表。しかし、大方の予想を覆して1勝を挙げ、自動的に2026年大会の本戦出場権を獲得した。当時、試合が始まるまでは“ミステリーチーム”として見られていたが、基本に忠実で守備力が高く、そのスタイルは意外にも日本野球に近いものがあった。

 国内には「エクストラリーガ」と呼ばれる独自のプロリーグがあり、前回大会では代表選手の多くがこのリーグの所属選手だった。2026年もエクストラリーガを中心に編成される見通しだが、さらなる上積みも期待されている。通算200本塁打超の実績を持つランダール・グリチック、カブス傘下で活躍するレット・クーバ、さらにチェコに帰化したライアン・ジョンソンら“外部の力”も加わる可能性があるからだ。

 同組には格上チームが並ぶが、前回以上に楽しみな布陣となるかもしれない。

▼目次 – チェコ代表選手一覧
【先発】
トマシュ・ドゥフェクマルティン・シュナイダーフィリップ・チャプカマレク・ミナリクヤン・ノバークオンドレイ・バンクオンドレイ・サトリアダニエル・パディサークボリス・ベチェルカトマシュ・オンドラルカシュ・エルコリ

【リリーバー】
ミハル・コバラジェフ・バルトフィリップ・コルマンルカシュ・フロウフ

【捕手】
マトウシュ・ブベニークマルティン・ゼレンカマルティン・チェルベンカ

【内野手/ユーティリティ】
テリン・バブラヤン・ポスピーシルライアン・ジョンソンマルティン・ムジークミラン・プロコップボイテフ・メンシークマルティン・チェルビンカ

【外野手】
マックス・プレイダウィリー・エスカラミハル・シンデルカマレク・フルプマレク・クレイチリク

【不参加、選考漏れ】
エリック・ソガードランダール・グリチックレット・クーバ

【監督/主なコーチ/GM】
パベル・ハジムペテル・ジーマ田久保賢植ジョン・ハッセー

◇先発
7 トマシュ・ドゥフェク
36歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投右打
1989年9月12日生/出身地:チェコ プラハ
WBC2023
 ロー・スリークォーターのアングルで投げる左腕投手。ファストボールの130km/h未満ながら複数の変化球とあわせて打ち取る。2023年WBCでは日本戦で救援登板し2回無失点と好投した。

 意識してやっているのか、リリースポイントを不規則に変えて投げるスタイル。左バッター相手に適任。

13 マルティン・シュナイダー (ドラツィ・ブルノ)
40歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、遊撃手 右投右打
1986年3月4日生/出身地:チェコ オロモウツ
WBC2023
 チェコ代表を長年支えてきたベテラン二刀流選手。先発や遊撃手として活躍した。前回大会のメンバー選定の際は真っ先に代表入りが発表された。

 20代後半の頃、ツインズとマイナー契約寸前まで進んだことがある。普段は消防士として働いており、時間が限られるなか投打にフル回転してきた。

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14 フィリップ・チャプカ (ドラツィ・ブルノ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
1998年11月4日生/出身地:チェコ ブルノ
WBC2023
 140km/h前後の速球にチェンジアップと複数のブレーキングボールを織り交ぜる。技巧派といえるスタイルで、変化球の割合が多い。前回WBCでは日本戦に登板したが、アウトを取れずに降板と苦い経験も。

 2023年にホーフトクラッセ(オランダ国内リーグ)で好成績を残したのち、2024年から母国リーグに復帰。主力としての活躍が期待される。

15 マレク・ミナリク (ソコル・フルボカー)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、リリーフ 右投右打
1993年6月28日生/出身地:チェコ ロウニー
WBC2023
 前回WBCでは中国戦の9回を締めくくり、代表の初勝利に貢献した右腕投手。2011~15年にフィリーズのマイナー下部でプレーしていた経歴を持つ。現在は不動産会社に勤務しているとされている。

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18 ヤン・ノバーク (コトラーシュカ・プラハ)
32歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投右打
1994年1月19日生/出身地:チェコ プラハ
WBC2023
 2014〜15年にかけてオリオールズ傘下のルーキーリーグで登板経験あり。エクストラリーガでの安定した実績を持ち、先発候補として代表入り。

23 オンドレイ・バンク (ノースイースタン短大)
20歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2005年4月25日生/出身地:チェコ プラハ
 2005年生まれのプロスペクト右腕。U-18W杯に出場したほか、エクストラリーガでも若くして頭角を現した。

 ファストボールとナックルカーブを軸に高い奪三振率を誇る一方、コントロールには課題も。今大会ではきつい場面でリリーフ起用されそう。

35 オンドレイ・サトリア (アローズ・オストラバ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1997年2月26日生/出身地:チェコ オストラバ
WBC2023
 前回WBCで格上日本相手に善戦した軟投派投手。立ち上がりにヌートバー・近藤・大谷を打ち取ったのは圧巻だった。普段はチェコ電力に勤務する電気技師で、まさにリアル二刀流であることも話題になった。

 ファストボールは130km台に届かず、チェンジアップはさらに遅い110km台。代表では長年エース格として君臨しており、エクストラリーガでは年間14勝を挙げたこともある。

42 ダニエル・パディサーク (FA)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
2000年7月2日生/出身地:チェコ プラハ
WBC2023
 チェコ投手陣ではNo.1と称される速球派で、好調時は150km/h台中盤を投げられる。前回大会の中国戦で先発し、4回無失点と好投した。

 アメリカの大学野球でも活躍し、NCAA1部で好成績を残していた。一時期は独立リーグの新潟アルビレックスに在籍。故障により期間は短かったが、回復具合は良さそうで再び代表先発陣の柱になれる。

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54 ボリス・ベチェルカ (フロシ・ブルノ)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:投手 右投右打
2003年8月22日生/出身地:チェコ ブルノ
 昨オフは沖縄で行われたウィンターリーグに参加していた本格派右腕。150km/hの速球とキレのあるチェンジアップ、スライダーを武器に複数のメジャー球団から注目され、最終的にダイヤモンドバックスを選んだ。

 兄ビクターもかつてロイヤルズと契約したことがある選手だったが、コロナ禍の影響で渡米できず断念している。弟ボリスがその夢を引き継ぐ形となった。

 Dバックスでは関係者から「100マイルも可能なダイヤの原石」と高評価を受けていたが、1Aへ配属されたものの公式戦登板は無し。2024年にトミー・ジョン手術を受けて退団した。リハビリは順調で、球威もかなり回復している。

57 トマシュ・オンドラ (ドラツィ・ブルノ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投左打
1996年3月20日生/出身地:チェコ
 優れたコントロールを持ち、エクストラリーガで防御率2点台を維持し続ける右腕投手。2023年のWBCには選ばれなかったが、その年の欧州選手権では先発の柱を担い、プラハ・ベースボール・ウィークではMVPに輝くなど実績がある。

63 ルカシュ・エルコリ (コトラーシュカ・プラハ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 左投右打
1996年4月17日生/出身地:チェコ ラウドニツェ
WBC2023
 チェコ野球協会の広報を務める傍ら、WBCでは韓国戦に先発登板。ある意味チェコらしい経歴を持っている左腕投手。

 130km/h台中頃のファストボールに多彩な変化球を持つ技巧派だが、近年は不調に悩んでいた。とはいえ、2024年夏以降に復調。再び代表選出が叶った。

 前回見ていて気になったが、彼のグラブは紐が全部ビロビロのまま使われていたこと。自分も大学時代にグラブの紐をあえて結ばずビロビロさせていて、それがカッコいいと思ってやっていた口なので、ある種の親近感を覚えた。

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◇リリーバー
3 ミハル・コバラ (ジョージア工科大学)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投左打
2003年12月28日生/出身地:チェコ オストラバ
WBC2023
 まだ大学生ながらハジム監督からの信頼が厚いリリーフ右腕。前回WBC本戦では中国相手に一時逆転を許す悔しい内容だった。

 一昨年にトミー・ジョン手術を受け、今回のWBCに間に合った。術前より球速がアップしており、本来のファストボールに頼るスタイルがより生きそう。

19 ジェフ・バルト (トシェビーチ・ニュークリアズ)
36歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 左投左打
1989年9月15日生/出身地:アメリカ合衆国 ボイジー
WBC2023
 前回WBCで韓国打線を相手に5回2/3を被安打2と大健闘したアメリカ人投手。母国でのキャリアは短く、2013年に今は亡きペコスリーグ(独立リーグ)で3イニングを投げたのみ。アメリカを離れ、チェコやクロアチアのリーグで野球を続ける選択をした。

 チェコ・エクストラリーガでの活動が長くなるなかでチェコ国籍を取得。チェコ人の女性と結婚し、主要な帰化選手の1人となった。

26 フィリップ・コルマン (トシェビーチ・ニュークリアズ)
20歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ、先発 右投右打
2005年6月22日生/出身地:チェコ
 太い眉毛が印象的な2005年生まれの若手右腕。アンダー世代の代表経験あり。球速のわりにフォアボールが少なく、今後の成長が楽しみ。

88 ルカシュ・フロウフ (トシェビーチ・ニュークリアズ)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:リリーフ 右投右打
2000年12月12日生/出身地:チェコ トシェビーチ
WBC2023
 前回WBCでは日本戦の2番手で登板した長身投手。チェコ代表の中では速球派といえる投球スタイル。

 
◇捕手
21 マトウシュ・ブベニーク
20歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手 右投右打
2005年10月28日生/出身地:チェコ
 18歳にしてA代表に選出された経験を持つ、イケメンの若手捕手。速いスイングスピードが持ち味で、長打力に自信を持っている。

38 マルティン・ゼレンカ (ソコル・フルボカー)
25歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手、一塁手、三塁手 右投右打
2000年12月20日生/出身地:
 昨季までアメリカのカレッジベースボールで活躍していた有望選手。知名度はまだないがスカウト間の評価は高く、ドラフト指名の可能性もあると言われていた。

 打撃面はヒッティングツールに課題があるが、四球を選ぶ能力と一発のあるパワーは大きな魅力。守備はキャッチャーをやりつつ一塁や三塁もを守る、パワーヒッターによくあるタイプといえる。

55 マルティン・チェルベンカ (コトラーシュカ・プラハ)
33歳 ※WBC開幕時点 本職:捕手、内野手 右投右打
1992年8月3日生/出身地:チェコ プラハ
WBC2023
 チェコ代表の“顔”のような存在。WBC代表のハジム監督からも絶大な信頼を置かれている。

 16歳でクリーブランド・インディアンスと契約し、3Aまで到達。チェコ生まれの選手としては最もMLBに近づいた。しかも高校卒業後に単身渡米してからマイナーで10年以上プレーしながら、チェコの大学で工学の学位も取得したという文武両道の人格者でもある。

 前回WBCでは4番・捕手として日本戦でも躍動し、2024年の侍ジャパンとの強化試合でも再び4番に座った。今大会でもまだ30代前半、変わらずチームを引っ張って行く。

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◇内野手/ユーティリティ
6 テリン・バブラ (FA(前オリオールズ傘下))
28歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投左打
1997年5月12日生/出身地:アメリカ合衆国 ウィスコンシン州メノモニー
 オリオールズでメジャーデビューを果たし、2023〜24年にかけて通算67試合に出場した元メジャーリーガー。昨年、パベル・ハジム監督ら首脳陣から今大会の代表入りを打診されていることが報じられていた。

 実際に代表資格があるかどうかハッキリしていなかったが、無事に選出された。バブラ以外に招集が報じられたグリチッククーバはメンバー入りしておらず、彼にかかる期待は大きい。

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27 ヤン・ポスピーシル (ノースグリーンビル大学)
22歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投左打
2003年10月21日生/出身地:チェコ
 高い身体能力を誇る外野手のホープ。2023年にドラチ・ブルノのシーズン最多安打記録(58本)を塗り替える好成績を残すと、アメリカに渡ってNJCAA(全米大学体育協会2部)の大学で活躍した。

 ジュニア世代ではすでに代表経験があり、納得の選出といえる。

30 ライアン・ジョンソン (トシェビーチ・ニュークリアズ)
33歳 ※WBC開幕時点 本職:先発、一塁手 左投左打
1992年9月29日生/出身地:カナダ マニトバ州ウィニペグ
 2021年からエクストラリーガでプレーする、カナダ出身の二刀流選手。大柄な体格だけに頼らないプレイスタイルで、毎シーズン投打ともに好成績を残している。

 チェコへの帰化申請をしていて、昨年ついにチェコ国籍を取得。WBC代表入りの希望が叶った。

49 マルティン・ムジーク (ソコル・フルボカー)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:一塁手、外野手、捕手 右投右打
1996年4月23日生/出身地:チェコ チェスケー・ブジェヨヴィツェ
WBC2023
 長打力と走力を兼ね備えた主軸打者。2022年のWBC予選でも本塁打を放ち、チェコの本戦出場に貢献した。2023年大会では主に一塁を守り、中国戦では9回に逆転スリーランを放って歴史的勝利の立役者となった。

 本職は外野だが捕手もこなす万能型。パワーだけでなく走力もあり、攻守ともに高い能力を誇る。2024年春には千葉ロッテの招待で来日。普段はユース世代の指導にも携わっている。

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56 ミラン・プロコップ (ドラツィ・ブルノ)
23歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手、三塁手 右投右打
2003年2月12日生/出身地:チェコ ブルノ
WBC2023
 BCリーグの神奈川フューチャードリームスでもプレー経験がある若きスラッガー。大柄なパワーヒッタータイプでありながら三遊間をメインに守り、機動力もある。

 2024年のスイスとの親善試合では、相手先発のトレバー・バウアーから二塁打を放ち、アピールに成功。将来のチェコ打線の中心打者になってほしい選手だ。

77 ボイテフ・メンシーク (フロシ・ブルノ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:遊撃手 右投右打
1998年5月24日生/出身地:チェコ ブルノ
WBC2023
 強豪ノースカロライナ州立大学で大活躍し、カレッジワールドシリーズにも出場した元有望株。エンゼルスにドラフト外で入団し、1年だけプレーした。

 前回WBCでは全試合1番・ショートで出場。佐々木朗希の100マイルのフォーシームにも対応できる高い打撃技術を見せた。兄のマチェイ・メンシークは外野手。

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78 マルティン・チェルビンカ (ドラツィ・ブルノ)
29歳 ※WBC開幕時点 本職:内野手 右投右打
1997年3月3日生/出身地:チェコ ブルノ
 ヒッティングツールに長けている内野手。チェコ代表の顔マルティン・チェルベンカと間違われがち。

 
◇外野手
2 マックス・プレイダ (イェール大学)
18歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投左打
2007年6月6日生/出身地:チェコ プラハ
 イェール大に在籍している現役大学生。欧州選手権など国際大会にも出場している。

5 ウィリー・エスカラ (フロシ・ブルノ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手、遊撃手 右投両打
1998年12月11日生/出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州マイアミ
WBC2023
 佐々木朗希からデッドボールを受けてお菓子をもらい、一躍有名になった内野手。二塁がメインポジションだが、前回WBCではスタメン中堅手のドゥボビーが故障離脱したため、エスカラが外野に回って穴を埋めた。

 生まれはフロリダ。チェコ人の母とキューバ人の父を持つアメリカ人だったが、WBC後にチェコ国籍を取得。今大会ではチェコ人として国を背負う。

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11 ミハル・シンデルカ (チポラ大学)
20歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
2005年11月4日生/出身地:チェコ ブルノ
 昨年はフルプがNPBで支配下登録を勝ち取ったが、次に主要プロリーグでの活躍が期待されているのがこのシンデルカ。2024年は10代ながらエクストラリーガでOPS1.000近くを記録し、プレーオフではホームランを放った。年齢を超えた打撃力で注目を集め、昨季は渡米してMLBドラフトリーグに参加した。

 WBCでは、チェコ打線の中心選手として打棒を振るうと期待。

73 マレク・フルプ (メキシカンリーグ)
27歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
1999年1月9日生/出身地:チェコ トゥルノフ
WBC2023
 2024年途中に読売ジャイアンツに育成選手として入団し、2025年夏に支配下登録を勝ち取ったパワーヒッター。俊足・強肩の持ち主でセンターも守れる外野手であり、走攻守すべてに光るものを持つ。

 6歳から野球を始め、高校卒業後はアメリカに野球留学。ノースカロライナ州立大ではメンシーク弟とルームメイトになり、チームの主力として活躍した。

 大学生にしては年齢が高かったせいでドラフトにかからず、卒業後は北米独立リーグでプレー。WBCで佐々木朗希から二塁打を放った場面が、彼のキャリアにおける大きな転機となった。

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97 マレク・クレイチリク (フロシ・ブルノ)
24歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手、二塁手 右投左打
2001年6月27日生/出身地:チェコ ブルノ
WBC2023
 セカンドと外野をソツなくこなすユーティリティプレイヤー。俊足と守備力のほか打席での我慢強さも持ち合わせており、チェコ人らしい堅実なプレイスタイルをしている。

◇不参加、選考漏れ
エリック・ソガード
39歳 ※WBC開幕時点 本職:二塁手 右投左打
1986年5月22日生/出身地:アメリカ合衆国 アリゾナ州フェニックス
WBC2023
 アスレチックスなどでレギュラーを数シーズン務めた元メジャーリーガー。内野守備と小技がうまい小兵選手の代表格だった。トレードマークのメガネが話題を呼び、「Nerd Power(オタクの力)」という愛称で高い人気を誇った。

 母がプラハ近郊出身で、1968年の”プラハの春”後の旧ソ連の軍事侵攻から逃れ、アメリカへ移住。その後エリックが誕生した。数年前にチェコ市民権を取得。

 2023年WBCでは唯一メジャーを知る選手として存在感を示した。今大会はケガにより無念の不参加に。

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ランダール・グリチック (ニューヨーク・ヤンキース(NRI))
34歳 ※WBC開幕時点 本職:外野手 右投右打
1991年8月13日生/出身地:アメリカ合衆国 テキサス州ローゼンバーグ
 昨年3月、ハジム監督が「次回WBCで通算200本塁打のメジャーリーガーが加わる可能性がある」とコメント。個人名こそ伏せられていたが、2024年終了時点で通算203本塁打を放っていたグリチックが該当すると見られ、ファンの間では“事実上の発表”として受け止められていた。

 実際、ブルージェイズ時代の球団公式インタビューの中で、「(ウクライナ人ですか?との質問に)チェコスロバキア系とロシア系の血を引いている」と本人が答えており、出自に裏付けがあった。

 しかし、発表されたロスターに彼の名前は無かった。キャリアは終盤だが今でも準レギュラーのような立ち位置で出場しており、幻の参戦となったのは惜しまれる。

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レット・クーバ (アストロズ傘下AAA)
26歳 ※WBC開幕時点 本職:先発 右投右打
1999年9月3日生/出身地:アメリカ合衆国 オクラホマ州ウッドワード
 アストロズ傘下3Aに所属するアメリカ人右腕。2023年には2Aの最優秀投手に選出されるなど、将来性ある好投手と評価されている。武器はチェンジアップ。

 グリチックらとともにWBCチェコ代表にリクルートされているとの噂があったが、結局メンバー入りしなかった。チェコっぽい姓ではあるが、そもそも代表資格が有無さえハッキリしない。

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◇監督/主なコーチ/GM
監督 パベル・ハジム
通算rWAR:-
 チェコの名門ドラチ・ブルノで活躍した元二刀流選手(外野・リリーフ)。リーグ10連覇を支え、通算OPSは.900超の強打者としても知られる。

 代表監督としてのキャリアは2010年から始まり、年代別代表を経てWBCでチェコ代表を率いた。地元リーグと代表チーム双方をよく知る、まさにチェコ野球の顔ともいえる人物。なお、本業は神経内科医をやっている。

ベンチコーチ ペテル・ジーマ
通算rWAR:0.0
WBC2023
 2022年のWBC予選でキャプテンを務めた精神的支柱。16歳からハジム監督の下でプレーしており、一度は引退を表明するも監督の説得で復帰し、チェコ代表の躍進に貢献した。

 前回のWBCではチェコ人ではないメジャー経験者ソガードの代表入りが決まった際、長年つけてきた背番号9を譲り、自身は”99″に変える漢気をみせた。

 今回のWBCでは選ばれなかったが、コーチという形で帯同が決まり、頼もしい限り。

内野コーチ 田久保賢植
通算rWAR:0.0
 エクストラリーガ初の日本人選手として歴史を刻み、欧州で指導者経験も積んだ元外野手。アメリカ、カナダ、オーストラリア、チェコ、オーストリアなど6か国でプレーした異色の経歴を持つ。前回に引き続きWBCチェコ代表をサポートする。

投手コーチ ジョン・ハッセー
通算rWAR:0.0
 パドレス傘下で10年プレーしていたオーストラリア出身の元マイナーリーガー。昨年はコーチング研修のため千葉ロッテの二軍キャンプに参加した。ちなみに、その時は田久保氏に通訳を任せていた。