Walker Buehler (フルネーム/Walker Anthony Buehler)Embed from Getty Images1994-07-28生|188cm84kg|先発 右投右打出身地/アメリカ合衆国 ケンタッキー州レキシントンドラフト/2015年LAD1巡目(全体24位)指名メジャーデビュー/2017-9-7 |
■選手紹介小柄な体格からは想像できない豪速球が魅力のエース右腕。名門ドジャースの先発ローテーションに欠かせない存在となっている。2024年は自身2度目のトミー・ジョン手術からの復活を目指す。愛称はビューたん、または"フェリス"。【球歴】 ケンタッキー州レキシントンで生まれ育ち、高校まで過ごした。大学は超名門バンダービルト大へ進学。フレッシュマン(1年生)ながらスターターとして公式戦に出場。ソフモア(2年生)の2014年に12勝2敗・111奪三振・防御率2.64と圧倒的な成績を残し、ダンズビー・スワンソンとともにチームをカレッジワールドシリーズ制覇に導いた。この年は全米に知名度が高かったタイラー・ビーディ(2023年に巨人に在籍)が前年から成績を落としており、1学年上の先輩をフライデースターターの座から引きずり下ろしての大活躍だった。2015年にドラフト1巡目(全体24位)でドジャースに入団して間もなく右ヒジの靭帯に異常が発覚。1度目のトミー・ジョン手術を受けた。イチから出直しとなったが順調に回復し、トリプルAに到達する頃には先発1~2番手を担える逸材として各媒体に取り上げられるトッププロスペクトになっていた。2018年開幕前のメジャー公式の有望株ランキングでは全体13位に挙げられていた。2018年から常時ドジャースの先発ローテに入り、毎年防御率3.50以内に収める安定感抜群の投球を継続。絶対的エースのクレイトン・カーショウに次ぐ地位を築いた。2021年には33試合に先発して207回2/3・16勝4敗・防御率2.47・212奪三振の好成績をマーク。自身2度目のオールスター選出、サイ・ヤング賞投票でコルビン・バーンズ、ザック・ウィーラー、マックス・シャーザーに次ぐ4位にランクインした。翌年のシーズン開幕前、デーブ・ロバーツ監督はビューラーを開幕投手に指名。ドジャースでは2010年の元SBのビセンテ・パディーヤ以来、12年ぶりにカーショウがアクティブな状態でカーショウ以外の投手が開幕投手を務めることが決定(※19~20年は故障離脱中により別の投手が先発)。故障者リスト入りが目立つようになっていたカーショウから、名実ともにエースの称号が移った瞬間だった。その2022年はシーズン序盤に無四球108球でキャリア初完封勝利をマークするなど、エースの肩書にふさわしいピッチングをしていたが、シーズン中に右ヒジを故障。自身2度目のトミー・ジョン手術を受けるに至った。23年の終盤に復帰を目指していたが、マイナーでの中4日のリハビリ登板間の回復が思わしくなく、改めて24年シーズンに完全な状態で再スタートすることになった。【その他】 ビューラーの生まれ故郷レキシントンはキーンランド競馬場があり、有数のサラブレッドの生産地と知られている。数多くの牧場が存在し、全米の1/3の勝ち馬がレキシントン産というデータがあるほど盛んな町である。ビューラーも競馬ファンとして育ち、2020年には自身が小口馬主になっているオーセンティックが勝利したレースを観戦した。また、結婚相手は地元の高校時代のクラスメイトのため、レキシントンに居を構えた。寄稿日:2024-02-26 最終更新日:2024-02-26 |
オールスター:2回(19,21)主な表彰:ALL-MLB 1st1回(21), タイトル:なし▼2022年に無四球でキャリア初完封を飾るウォーカー・ビューラー |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2017 LAD 8 1 0 0 7.71 9.1 11 8 2 8 0 12 2.04 1.502018 LAD 24 8 5 0 2.62 137.1 95 40 12 37 6 151 0.96 4.082019 LAD 30 14 4 0 3.26 182.1 153 66 20 37 7 215 1.04 5.812020 LAD 8 1 0 0 3.44 36.2 24 14 7 11 1 42 0.95 3.822021 LAD 33 16 4 0 2.47 207.2 149 57 19 52 6 212 0.97 4.08 |