Orion Kerkering (フルネーム/Richard Orion Kerkering)Embed from Getty Images2001-04-04生|188cm93kg|リリーフ 右投右打出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州ハンティントンビーチドラフト/2022年PHI5巡目(全体152位)指名メジャーデビュー/2023-9-24 |
■選手紹介異例とも言える早さでメジャーに昇格した将来のクローザー候補。2022年ドラフト5巡目の入団で、翌年は開幕のシングルAからA+→AA→AAA→メジャーと4階級を一気に駆け上がった。ポストシーズン直前の9月下旬にメジャーに初昇格し、3試合投げただけで秘密兵器的な扱いを受けポストシーズンのロースターに登録された。メジャーでもトップクラスとの評価のスイーパーと時々100マイル超を計時するツーシームの2球種だけでどこまで勝負できるか注目される。カーカリングはカリフォルニア州ハンティントンビーチで生まれ、高校卒業後は南フロリダ大学へと進んで3年間を過ごした。ソフモア(2年生)からリリーフ専任となりチームのクローザーを任されるようになった。2022年にフィラデルフィア・フィリーズから5巡目を受けて入団した。入団したての頃のファストボールは93~94マイルだったものが、翌2023年には平均97マイル超と急成長。100マイルを超す球も計時するようになり、メジャートップ級のスイーパーとのコンビネーションはマイナーでは敵なしとなった。開幕時のシングルAからA+、AA、AAAを経て類を見ない速さでメジャーに到達した。特にAAAではたった1試合の出場のみでメジャーに引き上げられている。100マイルに迫るツーシームとスイーパーのツーピッチであるが、カーカリングの良さは球速や変化量といった表面的な数字のみに留まらない。パワータイプの投手には欠けがちな制球力を合わせ持ち、コーチ陣からはフィジカル・メンタル両面を認められている。マイナーでの与四球率は1.9と極めて優秀で、メジャーでもコマンドを乱さなければ球種を増やすことなくメジャーで投げ続けていけそうだ。【その他】 カーカリングの叔父に球団とコネがあったため、チケットを買ってもらい2022年のワールドシリーズを客席から見ることができた。その時本人は2、3年後にメジャーのマウンドで投げる姿を想像していたそうだ。フルネームはリチャード・オリオン・カーカリングだが、3世代続けてファーストネームがリチャードのため(祖父がリチャード・ジョン、父がリチャード・トッド)、常にミドルネームで呼ばれてきた。そのおかげ(?)で、名と姓の両方とも初めてのメジャーリーガーとなった。名前が"オリオン"の選手は過去にマイナーリーグに数名だけ存在し、"カーカリング"はマイナーも含めて1人もいない。寄稿日:2023-10-24 最終更新日:2023-10-24 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB(~2022年メジャー経験なし) |