Mickey Moniak (フルネーム/McKenzie Matthew Moniak)Embed from Getty Images 1998-05-13生|188cm88kg|外野手 右投左打出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州エンシニータスドラフト/2016年PHI1巡目(全体1位)指名メジャーデビュー/2020-9-16 ■選手紹介2016年ドラフト全体1位指名でプロ入りした外野手。2020年にメジャーデビューするもフィリーズではメジャー定着が叶わず、22年途中にエンゼルスにトレードされた。外野の守備力と走塁には元々定評がある一方、入団当時から打撃がメジャーで通用するか一部スカウトから疑問を持たれていた。パワー不足は解消されつつあるが、粗く不確実なヒッティングツールは弱点のままだ。モニアク家の家系では祖父(ビル)がレッドソックスのマイナーに6年所属し、父(マット)はプロ入りしていないがサンディエゴ州立大学でプレー経験がある。ミッキーはカリフォルニアで生まれ、地元のラ・コスタ・キャニオン高校でセンターのレギュラーとしてプレーした。2年生で打率.461・2本塁打・27打点を、3年生で打率.426・OPS1.062を記録。ドラフト直前の2016年には29試合の出場で打率.476・7本塁打・46打点・長打率.961・12三塁打(サンディエゴ地区新記録)の超人的な活躍をしてベースボールアメリカの年間最優秀選手、ゲータレード・カリフォルニア年間最優秀選手(野球部門)、サンディエゴ地区年間最優秀選手に選出された。2016年のドラフトで全体1位指名権を持つフィリーズがモニアクを指名。イの一番で高校生外野手が指名されるのは2003年のデルモン・ヤング以来13年ぶりだった。モックドラフト(ドラフト予想)では全体2~5位あたりの予想が多く、全体1位で選ばれたもののスロットバリューの900万ドルを大きく下回る610万ドルで契約した。友人たちが多く進学予定だったUCLA(カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校)に進む選択肢もあったが、全体1位指名の栄誉を重視してプロ入りを決めた。なお、ドラフト前に親友と"全体10位以内に指名されたら尻にモニアクの名前のタトゥーを入れる"という賭けをしていて、結果、モニアクのサイン入りボールのような絵のタトゥーを入れることになった。 スカウトなどの評価ではクリスチャン・イエリッチのような選手への成長を期待されたが、モニアク自身はイエリッチほど打率を残せないとの理由でジャコビー・エルズベリーやカルロス・ゴンザレスが目指す選手だと語っている。フィリーズ入団後は毎年マイナーの階級をひとつずつ上がったが、4年連続で3割前後の出塁率と100三振以上、マイナー通算のOPSも.650に満たず、全体1位としては残念な打撃成績が続いた。2020年にメジャーデビュー以降、上でも打撃が振るわず、22年のトレード期限前にノア・シンダーガードの交換要員としてエンゼルスに放出された。エンゼルスでは5試合で2本塁打を放ち、悪くない滑り出しと思われたのも束の間、バントをした際に左手中指を骨折。移籍後しばらくはディズニーの町にミッキーがやってきた、と歓迎されているが、愛想を尽かされる前にヒットツールを向上させたい。寄稿日:2022-08-14 最終更新日:2022-08-14 オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼オープン戦は好調だった2022年のミッキー・モニアクVIDEO . ▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打2020 PHI 8 14 3 0 0 0 0 4 0 6 0 .214 .389 .2142021 PHI 21 33 3 0 0 1 3 3 0 16 0 .091 .167 .182