Logan Webb (フルネーム/Logan T. Webb)Embed from Getty Images1996-11-18生|185cm100kg|先発 右投右打出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロッキンドラフト/2014年SF4巡目(全体118位)指名メジャーデビュー/2019-8-17 |
■選手紹介ヘビのようにクネクネするシンカーと激しく回転するスライダーが効果抜群の先発右腕。2021年のポストシーズンで好投したあたりからエースの風格が漂い始め、2023年にはサイ・ヤング賞争いでは2位の票を集める大躍進。名実ともにジャイアンツのエースと認められる投手に成長した。ウェブはオークランドやサンフランシスコと距離が近いサクラメント出身。幼少期から両球団のスタジアムによく連れられて育った。父親がアスレチックスのファンだった影響で、どちらかというとアスレチックス寄りのファンになっていった。2000年代ではティム・ハドソンとボビー・クロスビー、2010年代ではスティーブン・ボートがお気に入りの選手だった。なお、奇しくもウェブのメジャーデビュー時にマスクを被ったのがボートだった。"2番目に好きなチーム"ジャイアンツに入団後、2019年にメジャーに初昇格。先発ローテの座を争い、3年目の2021年に規定投球回不足ながら11勝3敗・防御率3.03とブレイク。ポストシーズンではドジャースとのディビジョンシリーズの第1戦と5戦に登板。いずれも7回以上を投げて1失点、17個の三振を奪いながら与えた四球はたった1個と完全に支配。ドジャースを相手に投げたウェブは自信に満ち溢れており、彼がジャイアンツのエースになった瞬間がここにあるように見えた。自身初の開幕投手を務めた2022年は192回1/3を投げて15勝9敗・防御率2.90と向上。翌23年は出だしこそ3連敗したもののすぐに立ち直り、シーズンを11勝13敗・防御率3.25。勝ち星は伸びなかったが投球回数は両リーグ最多の216イニング、与四球率もナ・リーグではNo.1の1.3個と素晴らしい数字を残し、サイ・ヤング賞選考では投球内容を評価されて2位の得票数を集め、リーグを代表する投手に成長した。ファストボールのシンカーの球速はメジャー平均より遅いが、通常のシンカーボーラーより一回余分にズレるような動きを見せ、バットの芯で捉えるのは難しい。激しい横回転がかかるスライダーとチェンジアップ、すべての球種を狙ったコースに投げ分ける高い制球力を持つ。若くして球速に頼らないピッチングを見せるウェブは、今後長きに渡ってジャイアンツのエースであり続ける。寄稿日:2024-03-31 最終更新日:2024-03-31 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼ディビジョンシリーズ第1戦を抑えたあたりからエースの風格が漂い始めたローガン・ウェブ▼左翼席に自身唯一のホームランを打ったローガン・ウェブ ※2021年のレギュラーシーズン最終戦でウェブはホーラムンを放っているが、この年限りでナ・リーグは指名打者制度が当面廃止される決定がなされていた。ウェブのこのホーラムンが、投手が記録した最後のホームランになる可能性がある。▼102球でキャリア初完封を飾るローガン・ウェブ |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2019 SF 8 2 3 0 5.22 39.2 44 23 5 14 1 37 1.46 2.642020 SF 13 3 4 0 5.47 54.1 61 33 4 24 7 46 1.56 1.922021 SF 27 11 3 0 3.03 148.1 128 50 9 36 8 158 1.11 4.39 |