Devin Williams (フルネーム/Devin Terran Williams)Embed from Getty Images1994-09-21生|188cm91kg|リリーフ 右投右打出身地/アメリカ合衆国 ミズーリ州セントルイスドラフト/2013年MIL2巡目(全体54位)指名メジャーデビュー/2019-8-7 |
■選手紹介2023年のWBCアメリカ代表で日本戦にも登板したリリーフ右腕。空気を切り裂く様を表した"エア・ベンダー"と呼ばれるチェンジアップの使い手で知られている。ウィリアムズのチェンジアップはサークルチェンジの握りで強烈なシュート回転をかけ、スクリューボールのような独特の軌道を描く、分かっていても打てないマネーピッチである。2021年にはチームが地区優勝した夜、興奮しすぎて利き手で壁を殴り骨折してしまいポストシーズンを棒に振ったお茶目な(?)一面も持っている。【球歴】 アメリカ・ミズーリ州で生まれ育ったウィリアムズは、高校時代から高いスポーツの才能を見せ、2013年のドラフトで高校生ながら2巡目(全体54位)で指名された。マックス・シャーザーらを輩出した超強豪ミズーリ大学に進学予定だったが、オーバースロットとなる契約金135万ドルでブリュワーズに入団した。マイナーでは先発投手として投げていたが、2017年に右ヒジの尺側側副靱帯の断裂でトミー・ジョン手術を受けた。リリーバーに転向して復帰した2019年にトリプルAでの好投をそのままにメジャーデビューを果たし、翌20年に突如ブレイク。短縮シーズンではあったが22試合に登板して防御率0.33・K/9=17.7の驚異的な数字を残してナ・リーグ新人王を獲得。サイ・ヤング賞やMVPの選定では得票もあった。翌年以降もセットアップマンとして申し分ない成績を残しているが、2022年途中に左腕クローザーのジョシュ・ヘイダーが放出されたため、以降クローザーを担っている。23年のWBCではアメリカ代表に選抜。いまやメジャーを代表するリリーバーとしての地位を築いた。ファストボールは4シームを投げている。デビュー時は95~97マイル出ていたが年々球速が低下。2022年は93.9マイルに留まっているが、球持ちが良いのとエア・ベンダーの割合を増やして打ち取っている。たまにしか使っていなかったスライダーを封印しカットボールを持ち球に加えたがスライダー以上にほぼ使わない。観戦中に見られたら相当レアである。【その他】 野球よりサッカー好き疑惑があるメジャーリーガーの1人。高校時代は類まれな運動能力でサッカーとバスケットボールもやっていたが、特にサッカーに熱を入れていた。2018年のトミー・ジョン手術のリハビリをやっていた時期には、大学に入りなおしてサッカーをやろうと考えていたこともあった。寄稿日:2023-04-30 最終更新日:2023-04-30 |
オールスター:1回(22)主な表彰:ALL-MLB 2nd1回(20), 新人王1回(20), 最優秀救援投手1回(20), タイトル:なし |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB2019 MIL 13 0 0 0 3.95 13.2 18 6 2 6 2 14 1.76 2.332020 MIL 22 4 1 0 0.33 27.0 8 1 1 9 1 53 0.63 5.892021 MIL 58 8 2 3 2.50 54.0 36 15 5 28 2 87 1.19 3.11 |