コリン・レイ


.
Colin Rea (フルネーム/Colin D. Rea)

Embed from Getty Images

1990-07-01生|196cm107kg|先発 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 アイオワ州カスケード

ドラフト/2011年SD12巡目(全体383位)指名

メジャーデビュー/2015-8-11
■選手紹介

2021年と22年にソフトバンクホークスに所属した先発投手。"Rea"と綴って"レイ"と発音する。同じ球団に出戻ってプレーするのを何回か繰り返している。

2011年に12巡目指名でサンディエゴ・パドレスから指名を受けてプロ入りしたレイは、15年にメジャーデビュー。先発ローテーションに食い込み、メジャーに定着しつつあったが、翌16年のレギュラーシーズン中にマイアミ・マーリンズに一度トレードされた。

マーリンズ移籍後最初の試合で右ヒジを壊し、トミー・ジョン手術が必要な重症を負った。トレードの際、パドレスがメディカルレポートにレイのヒジの状態を意図的に書かなかったとしてマーリンズ側が抗議。結果、トレードは無効となり、この1試合に登板しただけでパドレスに送り返された。同年シーズンオフにトミー・ジョン手術を受けた後DFAとなったレイが、新天地のシカゴ・カブスでメジャー復帰するまでに4年の歳月を費やした。

2021年にはソフトバンクと契約を結んだが、コロナ禍で開幕から2か月遅れて合流した。そのうえ、東京五輪期間にアメリカに一時帰国したが、さなかに夫人が早産のため来日が難しくなり、6試合の先発実績を残して退団することになった。翌22年には再度ソフトバンクと1年契約を結び、23試合の先発登板で5勝6敗・防御率3.96を記録した。

2度目のソフトバンク退団の後、2023年からはブリュワーズとマイナー契約。ブリュワーズは最初のソフトバンク退団後にメジャー復帰を果たした球団で、別のチームを経て出戻るのはパドレス、SBホークスに次ぐ3球団目となった。開幕時はマイナーで迎えたものの程無くしてメジャー26人枠を勝ち取り先発ローテの一角に食い込んだ。23年シーズンの初めての登板では、ソフトバンク時代に同僚だったニック・マルティネスと投げ合っている。

球種は多彩。3種類のファストボール(カッター、ツーシーム、フォーシーム)を6割程度使い、スライダー、カーブ、スプリットを満遍なく織り交ぜるピッチングをする。スライダーは22年にドライブラインで新たに取得したスイーパータイプのもの。ただ、今のところ変化量は平均以下で通用しているとは言い難く、ほかの球種もスプリット以外は空振りが取れず痛打されている。

寄稿日:2023-04-30 最終更新日:2023-04-30
オールスター:なし

主な表彰:なし

タイトル:なし

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 勝 敗 セ 防御率 イニング 安 責 本 四 死 三振 WHIP K/BB

2015 SD  6 2 2 0  4.26 31.2 29 15  2 11 1 26 1.26 2.36

2016 SD  19 5 5 0  4.98 99.1 101 55 12 44 8 76 1.46 1.73

2016 MIA  1 0 0 0  0.00  3.1  1  0  0  0 0  4 0.30  ∞

2020 CHC  9 1 1 0  5.79 14.0 15  9  3  2 0 10 1.21 5.00

2021 MIL  1 0 0 0  7.50  6.0  7  5  2  0 0  5 1.17  ∞