クリスチャン・イエリッチ


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Christian Yelich (フルネーム/Christian Stephen Yelich)

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1991-12-05生|191cm88kg|左翼手 右投左打

出身地/アメリカ合衆国 カリフォルニア州サウザンドオークス

ドラフト/2010年FLO1巡目(全体23位)指名

メジャーデビュー/2013-7-23
■選手紹介

急に成績を落としてファンを困惑させている元ナ・リーグMVP。大ブレイク以前から背中や腰の痛みで故障離脱を繰り返していて、スイング時に強く踏み込めなくなったことが影響している。ただその急落っぷりは禁止薬物やサイン盗みを疑われることがあるほどで、過去にビジターでの打撃成績が極端に悪かったり、ダルビッシュ有からは打席中の視線を怪しまれてゴミ箱疑惑をかけられたりした。なお、5chでは家富豪の愛称で呼ばれることがある。

ロサンゼルスに近いサウザンドオークスで生まれたイエリッチは高校時代にオールアメリカの2ndチームに選ばれるほどの逸材だった。2010年に高校生ながらドラフト1巡目(全体23位)指名を受け、フロリダ・マーリンズに入団した。

チームがマイアミ・マーリンズに名前を変えた翌2013年、21歳の若さでメジャーデビューを果たすと、14年はレフトの定位置を確保しフルシーズンをメジャーで過ごした。マーリンズでは高い打率と出塁率が期待できる中距離打者のイメージだったが、2018年にブリュワーズに移籍すると突如スラッガーに変身。同年には打率.326・36本・110打点・OPS1.000・rWAR7.3を記録してMVPを受賞。翌19年も打率.329・44本・OPS1.100とさらに長打を増やし、rWAR7.0でMVP得票2位となった。

2年連続の大活躍にブリュワーズは2020年開幕前、原契約に延長する形で9年2億1500万ドルの大型契約を結んだ。しかし、コロナ禍の短縮シーズンとなった2020年は打率.205と不振を極め、21年は117試合でわずか9本塁打と急激にパワーが低下した。2023年現在もかつての打力が戻る気配がなく不良債権となりつつある。

2017年にWBCのアメリカ代表だったイエリッチが3年後、再びWBCの代表メンバーに選ばれるぐらいの打棒復活を期待したい。なお、イエリッチは母方の祖父が日本人である日系選手だが恐らくWBCの出場資格は無いはずで、イエリッチを日本代表に…的なニュース記事があったら気を付けてもらいたい。

寄稿日:2023-04-30 最終更新日:2023-04-30
オールスター:2回(18,19)

主な表彰:ALL-MLB 1st1回(19), MVP1回(18), ゴールドグラブ賞1回(14), シルバースラッガー賞3回(16,18,19), ハンク・アーロン賞2回(18,19),

タイトル:首位打者2回(18,19),

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2013 MIA 62 240  69 12 1  4 16 31 1 66 10 .288 .370 .396

2014 MIA 144 582 165 30 6  9 54 70 3 137 21 .284 .362 .402

2015 MIA 126 476 143 30 2  7 44 47 2 101 16 .300 .366 .416

2016 MIA 155 578 172 38 3 21 98 72 4 138  9 .298 .376 .483

2017 MIA 156 602 170 36 2 18 81 80 6 137 16 .282 .369 .439

2018 MIL 147 574 187 34 7 36 110 68 7 135 22 .326 .402 .598

2019 MIL 130 489 161 29 3 44 97 80 8 118 30 .329 .429 .671

2020 MIL 58 200  41  7 1 12 22 46 1 76  4 .205 .356 .430

2021 MIL 117 399  99 19 2  9 51 70 3 113  9 .248 .362 .373