Magneuris Sierra (フルネーム/Magneuris Sierra)Embed from Getty Images1996-04-07生|180cm81kg|中堅手 左投左打出身地/ドミニカ共和国 サン・クリストバル州サン・クリストバルプロ入り/2012年7月STL契約メジャーデビュー/2017-5-7 |
■選手紹介メジャーでもトップレベルのスピードランナー。マイナー時代は圧倒的なスピードとヒットツールを武器に将来リードオフマンになると言われていた。カージナルス時代にシングルA+から飛び級でデビューして以来、毎年メジャーで出場機会を得ているが定着できずにいる。脚力が衰える前に小技を磨いてオンリーワンの選手を目指したい。バスケットボールが得意。2012年に国際FAにてセントルイス・カージナルスと契約し、13年にドミニカン・サマーリーグからキャリアをスタートする。脚力とコンタクト能力の評価が高く、14年にチームの最優秀マイナー選手に選ばれた。2017年に開幕をシングルA+で迎えプレーしていると、カージナルスの外野陣に故障者が続出。センターのデクスター・ファウラー、ライトのスティーブン・ピスコッティ、内外野を守れるホゼ・マルティネスが同時に故障者リスト入りし、シエラの能力を高く評価していた首脳陣は他のAAAの選手を差し置いてメジャーに引き上げた。この時21歳だったが、カージナルスでは2001年にアルバート・プーホルス以来となる21歳以下でのデビューであった。シーズン中にメジャーとマイナーを4度行き来したが最後まで打率3割をキープした。同年オフにマルセル・オズーナとの交換トレードでマーリンズにトレードが決まる。長打が少なく得点力不足に悩んだカージナルスが若手4人を差し出したトレードで、シエラのほかにサンディ・アルカンタラ、ザック・ギャレンが含まれる後々思い返すと豪華な交換要員だった(あと1人はダニエル・カスターノ)。マーリンズでは2018年の試合で本塁から一塁までのタイムが3.43秒を計時し、当時のナ・リーグ新記録を更新している。21年に初めてフルシーズンをメジャーで過ごし123試合に出場したが打率.230に終わり、シーズン終了後に40人枠から外されFAとなった。22年は1月にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結び、7月にメジャー昇格。打率は残せていないが試合の重要な場面で安打を放ち、印象に残るプレーを見せている。8月の試合であと少しでサヨナラランニングホームランになる適時三塁打を放ち(ホームでタッチアウト)、9月には延長10回にサヨナラサーフティバントを決めた。かつては足は速いが盗塁技術が無かった代表格だったが着実に上達していて、盗塁成功率は年々高くなっている。外野守備はセンターも含め3ポジションをハイレベルにこなし肩の強さも申し分ないが、AA以上では打撃で苦戦。もともと早打ちタイプのため打率を残せないと出塁率が3割を切ってしまう。現状では下位打線でしか使いずらいが、真面目な選手なのでエンゼルスにいるうちに開花する可能性も。なお、長打力については入団時から全く期待されておらず、メジャーでは600打席以上立ってまだ1本もホームランを打っていない。22年9月19日現在、デビューから500打席以上0本塁打の選手はシエラ以外おらず、8月のサヨナラRHR未遂が悔やまれる。寄稿日:2022-09-20 最終更新日:2022-09-20 |
オールスター:なし主な表彰:なしタイトル:なし▼あと少しでサヨナラランニングホームランになるところだったマグネウリス・シエラ▼サヨナラセーフティスクイズを決めるマグネウリス・シエラ |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打2017 STL 22 60 19 0 0 0 5 4 0 14 2 .317 .359 .3172018 MIA 54 147 28 3 0 0 7 6 0 39 3 .190 .222 .2112019 MIA 15 40 14 1 1 0 1 2 0 7 3 .350 .381 .4252020 MIA 19 44 11 3 1 0 7 5 1 9 4 .250 .333 .3642021 MIA 123 209 48 6 1 0 5 15 0 50 11 .230 .281 .268 |